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松田青子「英子の森」(河出書房新社・河出文庫) 「スタッキング可能」(河出文庫)で登場したのが10年前です。当時、若い本読みの方からすすめられて読みました。その後「あばちゃんたちのいるところ」(中公
今年も春がやってきやがった土筆発見少し嬉しかった人生は苦悩と退屈の間を行ったり来たりする振り子のようなものbyショーペンハウアー■鈴井貴之/ダメ人間ミスターこと鈴井貴之の20代はなかなかヘビーだったんだなwやることなすこと すべて裏面裏面でため息が出る日々を繰り返す大学受験を2度失敗してやっとの思いで合格するも5年通って中退・・・。常に💰はない!しかし常に彼女は隣にいた♪彼女いない歴というのがない人イエス...
「さよならの儀式」宮部みゆき著、河出文庫、2022年10月さよならの儀式(河出文庫み33-1)宮部みゆき河出書房新社帯に「宮部みゆき、初のSF作品集」とありますが、解説にあるとおり、「龍は眠る」「クロスファイア」など初期の作品はSF長編で、SF短編は本作が初、ということのようです。8つの短編が収められていますが、最初の方の作品が分かりやすく、最後の方は分かりづらかったです。解説に「聖痕」という作品は「チヨ子」(光文社文庫)にも収録されていると書いてあり、「チヨ子」を引っ張り出してみると、たしかにありました。短編のタイトルと備忘的なコメントは以下。■母の法律児童虐待の話。「マザー法」など、ありえなくもないと思いました。■戦闘員防犯カメラと闘う老人。■わたしとワタシタイムスリップもの。■さよならの儀式タイトル...さよならの儀式
奥泉光「夏目漱石 読んじゃえば?」(河出文庫) いとうせいこうさんと奥泉光さんが掛け合いで、文芸漫談をやっていらっしゃる「漱石漫談」(河出書房新社)を、以前「案内」しました。案内しながら棚を見る
平出隆「猫の客」(河出文庫) 平出隆という人は野球の話を書く詩人だと思っていましたが、ネコの話も書いていらっしゃるそうで、その上、フランスあたりで評判をとっていらっしゃるということを、どこで
「東京プリズン」(河出文庫)で高く評価された作家の新作。赤坂真理「箱の中の天皇」(河出書房新社) 出版当初、天皇退位という出来事もあって、とても話題になったように思うのですが、その後がどうなっ
昨年のことだが、映画館で「寝ても覚めても」という作品の予告編を観て、まず原作を読み直そうと思って、読みなおした。柴崎友香「寝ても覚めても」(河出文庫) 《この場所の全体が雲の影に入っていた。厚い
柴崎友香「ショートカット」(河出文庫) 「今この時」が「今この時」に書かれている小説、そういうことがありうるのだろうか。やっぱりそれはあり得ないというものなのだが、そうはいっても、そう書こ
以前、佐藤泰志の「海炭市叙景」(小学館文庫)について、この小説がとてもいい小説だと、上手に伝えられたらうれしいと思って案内を書いたことがある。 その佐藤泰志のデビュー作が「きみの鳥はうたえる