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1カ月半ぶりに、ブログを開いた。 書くことが思い浮かばない 夏の終わりから今日まで、何をしていたのだろう。別に何をしていたわけでもない。 朝、家族を送り出して家事をし、仕事の調べものや原稿を書いたりして、その合間にピアノを弾き、1週間に一度
佐藤正午「鳩の撃退法(上・下)小学館文庫 今年も冬の・芥川賞・直木賞の発表がありました。。芥川賞が古川 真人「背高泡立草」、直木賞が川越 宗一「熱源」でしたね。芥川賞は、今読んでいるとこ
【本】「月の満ち欠け」(佐藤正午 著)~ 生まれ変わっても会いたい
「あたしは、月のように死んで、生まれ変わる」 今日は、佐藤正午さんの直木賞受賞作「月の満ち欠け」を紹介します。 Maruko は観ていませんが、先月映画公開もされましたので、ネタバレすぎにならないように。 月の満ち欠け 作者:佐藤 正午 岩波書店 Amazon 小山内の娘、瑠璃は7歳で家出を試みた。高田馬場のレンタルビデオ屋を目指して。なぜ、そんなところに…? その後穏やかに時は過ぎるも11年後、妻と瑠璃は交通事故で亡くなる。 時代は遡って、高田馬場のレンタルビデオ屋でバイトしている大学生の三角は、瑠璃という女性と知り合い、恋に落ちる。 「月の満ち欠けのように、生と死を繰り返す。」 生まれ変わ…
悔いの残る亡くなり方をした女性が、生まれ変わって同じ男性を愛する話。原作は読んでいません。基本的にはシンプルに、逢いたい人に巡りあえてよかったという気持ちで鑑賞しました。大泉洋と目黒蓮の2人がテレビで宣伝しているのをよく見ましたが、作品自体は女性陣が重要な役割を果たしています。有村架純と目黒連のラブシーンと、柴咲コウが出会いを回想するシーンがよかったです。2代目?瑠璃役の菊池日菜子も気になり、ブログ内検索したところ、私はいったい、何と闘っているのかにも出演しており、その時も美人と書いてました。大泉洋と目黒蓮は悪くはなかったですが、27年経っているはずなのに外見があまり変わらず、どの年のシーンだっけ?と思うところがありました。田中圭は近年ちょっと間抜けでいい人の役が多かった印象ですが、本作では怖い人。他にも...月の満ち欠け
【読書】競輪を題材にした人間臭い短篇集/佐藤正午『きみは誤解している』の迫力が凄い!って話
全て競輪を題材にした短篇集『きみは誤解している』を読んだ。競輪に取り憑かれた人を描いてるんだけど、重い雰囲気のもの、青春小説のようなもの、拍手を送りたくなるようなもの、いろいろ収録されていて満足度の高い一冊だった。さすが佐藤正午の文章だな。
【読書】何とも言えない読後感/佐藤正午『身の上話』の持つ磁力が強烈!って話
佐藤正午の小説を初めて読んだ。寡作だけど傑作ぞろいと評されてる作品群の中から選んだのは『身の上話』。純文学のような文体は不思議な磁力でページをめくる手を止めさせなかった。こんな面白い小説を書く佐藤正午、「追いかけたい作家」リストに入れたぞ。