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先ほど発表された3月ifo景況指数は、市場予想を大きく上回る改善を示していました(上図)。https://tradingeconomics.com/germany/business-confidence 期待指数(下図青線)だけでなく、現況指数(黒線)も上昇しており、今年第1四半期のGDPが前期比プラスで着地する可能性を高めています。 景気サイクル的にはまだまだリセッション領域内ですが、今後3ヶ月以内には回復局面(第2象限)に入れそうな感じになってきました。 業種別にみると、製造業(左上)とサービス業(右上)が好調です。特に、自動車、電機、化学、機械といったドイツ製造業のエースたちの景況感が大…
20230327 ベラルーシ戦術核配備に関するドイツメディアの報道ぶり
今回のプーチンの核の脅しに対するドイツメディアの論調は以下の通りです。 核の恐怖を時折ちらつかせるのはプーチンの常套手段(ひょっとすると現時点で最大の武器)で、戦況を左右することはない。西側諸国としては、この恐喝に屈したり、神経質なところを見せたりすることなく、冷静に対応すべき。 脅威の見せ方を目新しくすることにより、内部を引き締め、外部に恐怖を与えようとするのも、プーチンの常套手段。 実際ベラルーシに核兵器が配備されたからといって、脅威の全体像が変わるわけではない(但し、西側諸国の脅威の感覚は変わるかもしれない)。 ウクライナ戦争における核兵器使用を中国はレッドラインと明確に定義しており、こ…
まずコロナの方ですが、ドイツの「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の累計新規感染者数)は36人と大分低下してきました。概ね日本と同じくらいの落ち着き具合です(上図)。 再生産数も直近0.89で、約一か月間1.0割れが続いています。 但し、高齢者の感染率は比較的高く、 死者数はあまり減っていません。 病院や介護施設のお年寄りに移さないためには、マスクを着用した方が良い状況が続いています。 最近は変異種のXBBが感染のメインになってきていますが、症状は軽いものなので心配されていません。 インフルエンザの方は、昨年末大流行したのち、今冬のサイクルとしては終息宣言が出されており、足元は週あたり…
ドイツの【kartoffelbrot】じゃがいもパンのおススメ
ドイツにはたくさんの種類のパンがありますが、今週は「kartoffelbrot」を買いました。 【kartoffelbrot】とは? kartoffelbrotとは、小麦の一部をジャガイモ粉やジャガイモを使って調理されるパンです。中がふんわり柔らなくて美味しいです。 形はこれだけではないです。丸い物もあります。 こういった、日本の食パンのような形のパンを【kapselbrot】と呼びます。 面白いですよね。日々、学ぶことばかりです。 最後までありがとうございました。 ドイツランキング にほんブログ村 送料無料 本格ドイツパンお試し6種セット イベント 歓迎会 イベント 景品 3000円 会…
下記参加しています。ポチッチ応援お願いします。 にほんブログ村 私の夢はパリに住むことだった。 でも、現実はドイツ。>< はじめて、ドイツに来たとき、全てが美しくて素敵に思えた。 夫が連れて行ってくれた街、観光、食べ物、夫の家の匂いまでも全部が気に入った。 ドイツに住みたい!ドイツに住む!そう決心したときのことを鮮明に思い出した。 結婚することに決めて、ドイツにやってきた私。 でも上手くいかないことばかりだった。 ドイツに住めることが、はじめはすごく嬉しかった。 憧れのヨーロッパでの生活がスタートです。 ドイツに来てからすぐに引っ越しをして、はじめて住んだ地域が今でも私はドイツの中で一番好き。…
<Japanese> 先週、日独政府間協議が初めて開催され、両国で大きく報道されました。平和で繁栄した世界の実現に向けて、日独間で具体的協力を推し進めるためのプラットフォームとなります。長年、ドイツにとってのアジアといえば日本ではなく中国でした。メルケル前首相は、中国を12回訪問したのに対して、日本はわずか6回でした。しかしショルツ首相は、最初のアジア訪問先に日本を選び、日本重視を鮮明にしました。コロナとウクライナ戦争をきっかけに、対中依存への危機感を強めた日独両国は、特に経済安全保障面での協力を深めるため、このショルツ首相訪日時に政府間協議開始で合意したのでした。 基本的価値観(民主主義、普…
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Release/PressReleases グローバルベースで景気先行指標として重宝されているPMI速報が本日発表されました。 ドイツ総合(製造業+サービス業)PMIは大きく回復し、今年第1四半期のドイツGDPがスモールプラスで着地する可能性を示唆しています(冒頭のグラフ)。 但し、この改善はほとんどサービス業によるもので、製造業の景況感は下図の通りまだ下向き(特に受注が軟調)が続いています。 なお、ドイツQ1GDP速報は4月28日に発表予定で(まだ市場予測は出そろっていませんが)前期比ゼロをはさんでプラスマイナスどちらに…
ドイツBietigheim-Bissingenにある日本庭園の紹介
今回はバーデンヴュルテンベルクのBietigheim-Bissingenにある日本庭園です。 以前に一度だけ立ち寄ったことがあるのですが、写真を見た限りだとドイツとわからないのではないでしょうか? 掲載日2020-12-09 修正2023-03-24 地図 Am Japangarten? 思いっきり書いてますよね。 散歩するにはなかなか良かったです。故郷が懐かしくなりました。 ぜひ近くに行くことがあれば、立ち寄ってみてください。 // リンク にほんブログ村 ドイツランキング ランキング参加中海外旅行 ランキング参加中旅行
20230323 「帝国市民」一斉摘発に関するドイツメディアの報道ぶり
前回(昨年12月)ほどの規模/話題性はないようですが、昨日ドイツ過激派組織「帝国市民」に対する一斉摘発が実施され、その際、特殊部隊員1名が銃撃で負傷したため、ドイツでも準トップニュース扱いとなっています。報道ぶりは以下の通りです。 「帝国市民(Reichsbürger)」とは、連邦共和国とその民主的構造を認めない人々。2022年の憲法保護局監視対象は約 23,000 人(前年比+2千人)。 昨年12月の大規模一斉摘発では、「ハインリヒ13世」など幹部25名をクーデター容疑で逮捕。 ドイツ検察当局は3月22日、ドイツの8つの州とスイスの計20か所で家宅捜索を実施。5人の容疑者を狙い撃ちしたもの。…
20230322 コロナ関連不正受給摘発/回収に本腰を入れ始めたドイツ
ドイツにおけるコロナ関連の不正・詐欺で5億ユーロ以上(7兆円)の損失がでているという報道がとトップニュースとなり、注目されています。 www.n-tv.de www.oldenburger-onlinezeitung.de 各種報道のポイントは以下の通りです。 コロナ関連の各種支援措置や検査における不正・詐欺で、政府は推計5億ユーロだまし取られた模様。 オンライン経由での自営業/中小企業向け緊急支援プログラムや各種コロナ検査業務委託での不正な請求(架空、水増し、充足条件改ざんなど)に対する調査が進行中。 特にベルリン州がひどく、2億1100万ユーロ(以上)と他州より圧倒的に多い。 2位のNRW…
先ほどドイツ政府経済諮問委員会(通称5賢人委員会)よりドイツ経済予測の発表がありましたので、興味深いポイントを中心にご紹介します。●最近の内外他機関と比較すると、来年のGDPに弱気なのが最も目立つ。 ①インフレに伴う購買力低下、②資金調達状況の悪化、③外需の回復の鈍さ、 を懸念している模様。 今年のインフレ(6.6%)やや強めで、賃上げ(+5.9%)とPPIが強いと見ている。 ●第1四半期GDPは前期比▲0.4%を予想(左)。 当面アウトプットギャップマイナス(右) ●インフレ軌道~今年高めも、ほぼコンセンサス並み ●賃金は今年+5.9%、来年+4.5%を見込む(協約ベースでは+4.6%/+4…
イースター(Ostern)がやってきます。 今年、2023年は4月9日です。 イースターについては過去にいくつか、記事を書いていました。 germanylove.hatenablog.com germanylove.hatenablog.com germanylove.hatenablog.com お部屋はなんとなく、イースターの雰囲気にしましたが、まだあまり春を感じられないドイツです。 最後までありがとうございます。 にほんブログ村 ドイツランキング ランキング参加中旅行 ランキング参加中海外旅行
20230321 日独政府間協議についてのドイツメディアの報道ぶり
先週18日に開催された日独首脳会談と、防衛・経済・金融・運輸・外務の主要閣僚による2国間協議を含めた初の日独政府間協議についてのドイツでの報道ぶりをご紹介します。(日本での報道ぶりとあまりズレてはいないと思いますが、念のため) 長年、ドイツにとってアジアといえば日本ではなく中国だった。(メルケル前首相の中国訪問12回に対して、日本訪問は6回) しかし、コロナとウクライナ戦争をきっかけに、対中依存への危機感を強めた日独両国は、経済安全保障を中心に協力を深めるため、前回ショルツ訪問訪日時(2022年4月)に政府間協議開始で合意した。 ショルツ首相は就任最初のアジア訪問先を日本に選び、日本重視を鮮明…
https://www.bundesbank.de/resource/blob/906502/a043fddc9d1c198d1e9f96e7ee139d84/mL/2023-03-ertragslage-und-finanzierungsverhaeltnisse-data.pdf ドイツ連銀3月月報に、2021年のドイツ企業財務状況についてのマクロ分析が掲載されていましたので、そのエッセンスをご紹介します(ドイツ語との対比など細かい説明は割愛しますのでご了承ください)。 2021年は、ウクライナ戦争/エネルギー問題勃発前のコロナ後回復局面 売上高利益率は大きく上昇(但し2022年は若干低下…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_118_45213.html 先ほどドイツ連邦統計局から今年1月のホテル・レストラン業界の売上高速報値(上図は実質ベースの水準:2015年=100)が発表されました。 前年同月比実質+19.4%、名目+31.8%と大きく回復しているだけでなく、 10%強の値上げ(名目と実質の差)に成功している姿が確認できました。 ただし、2019年1月との対比では、宿泊▲12.7%(青)、飲食▲12.0%(赤)とまだコロナ前の水準を下回っています。 ちなみにドイツのGastgew…
現在訪露中の習近平が提示した和平提案に対して、プーチンがこれからどのように反応するかが注目されているところですが、現時点(3月21日ドイツ時間朝)でのドイツメディアの報道ぶりを以下ご紹介します。 ハーグ国際刑事裁判所から、ウクライナでの戦争犯罪に対する逮捕状が発行されたばかりのプーチンを、中国最高指導者が直ちに訪問し、世界に特別な関係をアピールしている。 プーチンとしては、当会談を西側に対する強さのしるしとしてアピールしているが、自分がどれだけ習近平に迎合させられているかを認識できていないようだ。 両国共通の目標は、米国支配のない世界秩序の追求。そのために両国間の「協力の包括的な戦略的パートナ…
https://www.bundesbank.de/resource/blob/906392/cfee7ae26ec263ab2b8d2b99b4dfc2f7/mL/2023-03-monatsbericht-data.pdf 本日ドイツ連銀月報(3月号)が公表されたので、その経済分析部分のポイントをざっと抽出しておきます。 3 月のドイツのCPI(3/30発表)はベース効果により大きく低下する可能性高いが、コアは高止まる見込み。 HICPの年次改定で、パッケージ旅行(1.2⇒3.5%)、レストラン(2.8⇒4.9%)、宿泊(0.8⇒1.8%)などでウェート上昇、家賃(11.3⇒7.3%)、エ…
20230320 ドイツ連銀Q1GDPナウキャスト、前期比フラットまで低下
https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex 先週までは前期比+0.5%ペースだったので、ここ1週間で大幅に低下したことになります。 dateno.hatenablog.com この間、何かニュースがあったかというと、やはり金融システム不安(シリコンバレー銀行、クレディスイスなど)くらいしか見当たりませんので、金融システム不安でドイツ経済の手かいったん止まっている、ということかと思います。来週のWAIとまもなく出てくるはずの経済省ナウキャスト(現時点で…
20230320 UBSによるクレディスイス買収についてのドイツメディアの報道ぶり
UBSによるクレディスイス(CS)買収についてのドイツ主要メディアの報道ぶりは以下の通りです。 大手行が行き詰まった場合、他の大手行との合併、国による不良資産の買い取り、国有化などの選択肢があるが、今回のケースでは国有化の方が安全だったのではないか。 強力な大手行が小規模銀行を買収するケースであれば、再編や問題部分の清算は簡単だが、大手行同士の場合はリスクが非常に高くなる。特にCSはスキャンダル、訴訟、ミスマネジメントまみれの大手行だ。 実際週明けのアジア市場ではあまり不安の払拭感がなかった。 特にCSの株式や債券(AT1債を含む)の保有者は大きな追加損失を被っている。「銀行はもうこれで大丈夫…
20230320 ドイツ製造業受注残、月商の7.4か月分と高水準維持
今朝のドイツ連邦統計局発表によると、今年1月の製造業受注残(実質/インフレ勘案後)は 前月比▲0.5%、前年同月比+1.2%(赤:総合、黒:国内、青:海外) 月商(直近12ケ月平均)の7.4ヶ月分(投資財10.7、中間財3.8、消費財3.4ヶ月分) と引き続き高水準が維持されていました。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_111_421.html 製造業受注(青)は下図の通り最近非常に冴えない状況が続いているのですが、生産(赤)がほとんど落ちないのは、受注残がこのように積み上がっているためです。 …
この頃、散歩を頑張っています。 ドイツの春は毎年違います。 暖かくなったり、冬がまた戻って来たりを繰り返します。 花が咲き始めていました。 ここ数日は暖かい。 数日前に凍っていた湖も溶け始めてきました。 週末はゆっくりできました。 にほんブログ村 ドイツランキング ランキング参加中旅行 ランキング参加中海外旅行
20230319 ドイツ政治状況アップデート(極右台頭の兆し)
★本日発表されたINSAの政党別支持率では、極右のAfD(青色、17%)が与党Green(緑色、16%)を初めて抜いて話題になっています。 Greenがカーボンニュートラル実現のために推し進めようとしている住宅省エネ対策(下記)が、やや強引過ぎると、批判されていることが響いている模様です。 【法案】2024年以降新設する暖房システムに、再エネ65%以上を義務付け(石油・ガス暖房を事実上禁止)。2045年以降は既存の石油・ガス暖房も運用禁止⇒対応が難しそうな不動産は価格低下の恐れ大。 但し、主要な世論調査12社の平均値ベースではまだGreenはAfDを2%ほどリードしています。 https://…
www.oecd.org 本日OECDの世界経済予測が出たので、そのドイツ関連部分を中心にざっとチェックしておきました。 <グローバル全体感> ●エネルギー(左)もその他商品(右)も価格は落ち着いてきた ●企業も家計もセンチメントが少し上向いてきた ●中国依存~左:観光では韓国、ベトナム、日本、タイ、台湾への影響大 右:資源ではアルミ、銅、ニッケル、石炭の半分以上を中国が消費 ●GDP~ドイツの今年+0.3%/来年+1.7%はほぼコンセンサス並み予想 ●インフレ~今年のドイツインフレは高め予想/特にコア大幅上方修正 <ドイツ関連> ●ドイツの雇用の堅調さ(失業者一人当たり求人数:1.4)がピッ…
先ほどドイツ連邦統計局から、倒産件数(青線:企業倒産+個人破産の合計)の発表があり、 2022年通年での企業倒産件数は、前年比+4.3%(特に建設、商業で増加) 個人破産件数は、前年比▲16.6% とのことでした。 月次推移は下図の通り概ね低位横ばいではあるものの、先行指標(赤線)が2月にやや増えていることがちょっと気になります。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_109_52411.html (青:公式統計~昨年12月まで、赤:受付ベースの先行指標~今年2月まで) 企業(青線)と個人(茶色線)の…
昨日ドイツ経済省から出た月次経済報告をざっとチェックしました。以下そのポイントを整理しておきます(特段新規悪材料なく、イメージ通りです)。 www.bmwk.de 昨年第4四半期のGDPは前期比▲0.4%と急速に縮小した(速報値から0.2%ポイントの下方修正)。 ①高インフレによる購買力低下と消費抑制、②金利上昇による設備投資・建設投減少、③まだ残っている供給ボトルネック(特に化学)がその主因。 今年第1四半期のGDPが前期比マイナスとなり「テクニカルリセッション」となる可能性は否定しきれないが、各種指標は結構好転しており、景気後退に陥ったとしても短期かつ浅いものとなる可能性が高い。 世界経済…
「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)でみると、ドイツ、日本ともかなり低下しています(青:ドイツ47人、黄:日本15人)。 地域別に見ても全土でほぼおさまっている感じです(左:先週、右:今週)。 変異種XBB(茶色)が最近急増していますが、毒性は低く、心配ないとのことです。 インフルエンザ(沈静化宣言済)も再拡大の兆しはありません。 年齢別(上ほど高齢、横軸は週)にみると、14歳以下の子供はほぼ感染しなくなっています(青色)。 死者数(ほとんどが60歳以上の高齢者)も着実に減少に向かっています。 実効再生産数(橙線)はやや最近上昇気味ながら、引き続き1.0を下回っており、…
20230317 ECB利上げに対するドイツメディアの報道ぶり
昨日ECBは前回予告通りの50bp利上げを断行しましたが、それに対するドイツ主要メディアの報道ぶりをご紹介します。 利上げ決定直前まで、CSがガダガタしていたのでどうするかが注目されていたが、ECBは以下の二つのメッセージを明確に示した。①予告通り、まずしっかりインフレ退治に取り組む方針であること(インフレはまだあまりにも高く、その放置による弊害~特に貧困層への打撃 ~の方がよほど心配)②万一の銀行危機の際には断固として対応できること(ユーロ圏の銀行には特段預金流出などは発生していない) 市場は「ほっとした」という反応で、株価は反発。但し欧銀株の反応はMIX。(CSと似たスキャンダル多きインベ…
久しぶりにぶらっと散歩してきました。 日々忙しいとただ、イライラするだけなのですが、散歩はリラックスできます。 まだ、私の住む南ドイツの田舎町は真冬です。 でも、今日は日差しが出て暖かくて、週末はもっと暖かくなるようです。 数日前にまた雪が降ったので、日陰はまだ雪が残っています。 少し奥まで歩いてみましたが、氷が張っています。 鴨が1羽は水の中で、1羽は氷の上を歩いていました。 長閑です。 あと1日頑張れば、週末ですね。 最後までありがとうございます。 にほんブログ村 ドイツランキング (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b…
20230315 キール研は今年Q1前期比+0.2%予想(通年+0.5%)
https://www.ifw-kiel.de/de/publikationen/medieninformationen/2023/deutsche-konjunktur-stabilisiert-sich/ 先ほどキール研(IfW)から春季経済予測が発表され、ヘッドラインは以下の通りとなっていました。 実質GDP:今年+0.5%/来年+1.4% 四半期の走りは(冒頭グラフ)、今年Q1⇒Q4:+0.2%/+0.3%/+0.3%/+0.3% インフレ:今年+5.4%/来年+2.1%(他機関比低め) 失業率 :今年5.4%/来年+5.2%(他機関同様悪化は見ていない) 今年+5%、来年+6%の賃金…
20230315 ドイツ個人消費、昨年堅調も今年はマイナス見込み
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_106_811.html 今朝の連邦統計局発表によると、昨年の個人消費は、名目+10.7%、実質でも+3.4%となかなかの堅調ぶりでした。 +6.9%とインフレ率が大幅に上昇したにもかかわらず、コロナ制限の解除の好影響が大きかった。 旅行や外食などのサービス支出が実質ベースで+8.3%と大きく増加。 ただし、2019年(コロナ危機前)比ではまだ▲1.3%。 一般家庭における電気代は前年比+19.3%、ガス代は+13.9%と急騰したが、節約に徹したため、実質ベースで…
www.ifo.de たった今ifo研の春季経済予測が発表され、2023年実質GDPは▲0.1%のマイナス成長予想となっていました(2024年は+1.7%)。 以下のドイツ政府公式予測+0.2%や昨日発表のハレ研+0.4%よりやや弱気です。 インフレと高金利のせいで、個人消費と建設がかなり弱めになると考えている模様です。 インフレについては、来年かなり2%に近づくという楽観的予想になっています(他機関は3%超を予測)。 総合:今年+6.2%/来年+2.2% コア:今年+6.3%/来年+2.8%
20230314 ハレ研、ドイツQ1GDP前期比+0.1%予想
https://www.iwh-halle.de/themen/konjunktur/ 本日、ライプニッツ経済研究所 (IWH、@ハレ⇒通称「ハレ研」) が春期経済予測を発表しました。 私が注目している四半期毎のGDP予測(上表)は、2023年Q1前期比+0.1%、Q2+0.2%、Q3+0.5,Q4+0.6%となっていました。 暦年ベースでは今年+0.4%、来年+1.9%となっています。 本年第1四半期GDPについては、市場は前期比マイナス(▲0.1~▲0.5%)を予想していますが、ハレ研は、公共投資と純輸出(輸入↓)が強いおかげで前期比プラス0.1%の着地予想としています。但し在庫増減は(読…
20230314 SVBドイツ支店に関するドイツでの報道ぶり
フランクフルトにSVBのドイツ支店があるものの、ドイツに預金取引はなく「ドイツに影響なし」とされていますが、念のため、当地で報道されている内容等について記録しておきます。 ●連邦金融監督庁 (BaFin)プレスリリース https://www.bafin.de/SharedDocs/Veroeffentlichungen/EN/Pressemitteilung/2023/pm_2023_03_13_Moratorium_Silicon_Valley_en.html;jsessionid=6E5FCB2F376A19960FF3295305A5C8D4.2_cid503 3月13日付けで、米シリ…
①スシロー株が急落した際は、「奇異な日本の事件」として2月3日にドイツ公共第一放送(ARD)で軽く採り上げられました。 www.tagesschau.de 若者による回転寿司での非衛生ないたずら(醤油ボトル、スプーン、湯呑などをなめてから戻すなど)により、日本のレストランチェーンの株価が大きく下落。 「sushi terror」動画は、過去数日間で数百万回再生されている。一部はかなり前に作成されたものの模様。 衛生基準が高いことで知られる東アジアの国で多くの注目を集め、「こんなところにはもう行きたくない」という反応が急拡大。 被害に遭った会社は、謝罪があっても「断固とした」法的措置を取る方針。…
昨日(月曜日)は銀行への信用不安で欧州株安がきつくなりましたが、昨日明らかになったこちらの百貨店リストラ計画の方が従業員にとってまさに「ブラックマンデー」になったとされています。 ガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(本社エッセン)は現存するドイツ最後の大型百貨店なのですが、もうずっと前から経営危機が続いており、リストラを繰り返しています。今回も大規模リストラ計画が発表されました。 ●リストラ計画プレスリリース(独語)~極力前向きな書きぶりがかえって哀しい https://www.galeria.de/unternehmen/presse/presseinfo-08 ①ガレリアはより安全な…
20230313 ドイツ連銀、①GDPナウキャスト堅調、②理事担当割変更
①毎週月曜夕刻にアップデートされるドイツ連銀の週次経済活動指数(WAI~GDPナウキャスト的なもの)が先ほど更新され、3m/3mベースでのGDP成長モメンタム(厳密には昨年末比3月末ではない)が+0.5%(先週の+0.6%からは低下)となっていました。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex 月一回更新(毎月下旬)ドイツ経済省のGDPナウキャストがQ1前期比+0.4%となっていましたので、引き続き整合的内容です。 https://www.bmwk…
20230313 ドイツのレストラン店員数、コロナ前の9割まで回復
今朝のドイツ連邦統計局からの発表によると、 2022年のレストラン店員数は2019年比▲11.8%まで回復 店員数が最も減少したのは、2020年末から翌春にかけて(下図) 特にパブやバーがしんどかった 人員削減は主に、短期労働者や低賃金所得者が対象になった https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_N016_45.html とのことでした。 下図は2015年を100としたレストラン店員数の推移(薄青:全体、紺:ケータリング)を示していますが、ケータリングはコロナ後の落ち込みも小さく、昨年後半にはコロナ前の…
20230312 世界各都市の生計費比較サイト Expatistan
こちら↓のサイトで、世界各国の主要都市の生計費レベルを分析できます。グローバル企業での賃金設定などにおける参考データとして非常に有益と思います。 www.expatistan.com こちらは東京とニューヨークを比較したものです。今や東京が(米インフレと円安で)かなり割安になっていることが判ります。 日本とドイツの都市で具体的に活用してみた動画がこちらです。計4分ですので、もしよろしければ是非ご覧ください。 youtu.be
https://www.verdi.de/themen/geld-tarif/++co++ad671ba4-5929-11ed-b1f5-001a4a16012a 先ほどドイツ郵便(対象16万人)の労使交渉が妥結しました。現在の賃金水準を今後2年間にわたって10%強引き上げるという内容(筆者試算、詳細下表黄色網掛け部分ご参照)でした(要求は1年+15%)。 警告ストだけでは経営側から十分なオファーを引き出せなかったと考えた労組(verdi)が、無期限ストへの移行の賛否を投票で問うたところ、85.9%が賛成となっただけでなく、ドイツ郵便の昨年決算が実は好調で、増配や自社株買いを計画している、とい…
expatsguide.jp <Japanese> 私がまだ若かった(日本のバブル期の)頃、東京は世界の中でも生活費が極めて高い国として大変有名でした。しかし最近の国連職員用赴任地別生計費指数(ニューヨーク=100、2022年6月時点、下表1列目)で見ると、東京はもはや国際都市としてごく普通のレベルにあるようです。英エコノミスト誌の直近ビッグマック指数(2023年1月)に使われているビッグマック価格(3列目)を、国連のと同じ為替レートを使って比較すると、東京(日本)はむしろ破格の安さを誇っています(2列目)。 国連職員 ビッグマック価格 赴任地別生計費指数 NYC=100 現地通貨建ニューヨー…
20230310 ドイツ観光宿泊件数、コロナ前の9割まで回復
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_096_45412.html 先ほどドイツ連邦統計局から観光関連宿泊件数統計が発表され、2023 年1月:24百万件、前年同月比+48.3%、2020年1月(コロナ直前)比▲10.5%となっていました。 先月発表された2022年通年の数字が:450.8百万件、2021年比+45.3%、2019年(コロナ前)比▲9.1%となっていましたので、ほぼ同じペースでの回復が続いている状況ということでしょう。 上図は2011年以降の月別宿泊件数推移をビジュアル表示(青色が濃い…
「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)でみると、ドイツは日本とほぼ同水準(青:ドイツ52人、黄:日本55人)まで下がってきています。 最近は14歳以下の子供は殆ど感染せず、15歳以上が多めになっているようです。 2月20日のバラの月曜日(カーニバル)ではこのような感じで大勢の人々が集まってバカ騒ぎしましたので、その後はさすがにコロナ患者が急増しましたが、 www.youtube.com その後実効再生産数(橙線)は大きく1.0を下回ってきており、今後の気温上昇と共にいよいよ沈静化が期待できそうになってきました。 毎週木曜夕刻発表のコロナ週次レポートが今週から非常に軽くなっ…
20230309 新ユーロ圏におけるGDPとHICPの各国シェア
ユーロ圏メンバーが変わる(今年からクロアチア加盟で20カ国に)度に必要になる基礎作業を片付けました。お手元ご参考用です。 日米英中などと違って、ユーロ圏は複数の国の集合体なので、ユーロ圏各国のインフレ関連ニュースはHICPのウエートで、経済関連ニュースはGDPウェートで消化する、というのが基本動作です。 ちなみに余談ですが、HICPは消費支出のウェートに基づいているので、GDPとは少しずれています(イタリアは消費支出のシェアが大きく、アイルランドは小さい)。 実務上、イタリアのインフレはユーロ圏全体へのインパクトが気持ち大きいということだけ覚えておきましょう。
20230308 昨秋のガスパイプライン爆破に関するドイツでの報道ぶり
掲題パイプライン爆破事件についてのドイツ主要メディアの報道ぶりのポイントをまとめると以下の通りです。 2022年9月26日夜、バルト海の海底で、パイプライン「ノルド・ストリーム1」と「ノルド・ストリーム2」の4本のストリングのうち3本が爆発により破壊された。 米欧治安当局(ドイツ、デンマーク、スウェーデン、オランダ、米国)の調査によると、この爆破事件の背後に親ウクライナ派がいる可能性がある。 親ウクライナ派が関与している可能性を示唆する情報提供は、事件後かなり早い時期から複数あった。 但し、実行犯達に爆破を依頼した人物の特定には成功しておらず、現時点では、ゼレンスキー大統領周辺のウクライナ指導…
●普通に寒い日が続いているので、ドイツのガスは相応に使われていますが、備蓄(紫線)はベストシナリオ(一番上の点線)に近いくらいの高水準を維持しています。 https://www.zeit.de/wirtschaft/energiemonitor-deutschland-gaspreis-spritpreis-energieversorgung ●今後の気温については、暖冬でこそないものの、ちょうど平年並みの日が4月9日まで続く模様です。 https://www.dwd.de/DE/leistungen/kvhs_de/1_basic_de/week_de/weekly_node.html ●家…
気候変動(異常気象)により2050年までにドイツで発生する経済損失(最悪シナリオ) 建物・インフラ4700億EUR、貿易1900億EUR、農業1600億EUR、林業1000億EUR https://papers.gws-os.com/gws-researchreport22-2.pdf ドイツ経済省から、生態経済研究所(IÖW)、Gesellschaft für Wirtschaftliche Strukturforschung(GWS)、Prognos AGへの委託により実施された気候変動/異常気象によるドイツの経済的損失の見積もりに関する研究結果が発表されました。ポイントは以下の通りです。…
20230307 ドイツ2大GDPナウキャストは引き続きQ1マイナス成長回避を示唆
毎週月曜夕刻にドイツ連銀から発表される週次経済活動指数(WAI~GDPナウキャストの一種)は今週更に上昇し(上図右)、3m/3mモメンタムが+0.6%に上昇していました(先週+0.4%)。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex 別途毎月下旬に発表されている経済省のGDPナウキャストも、直近分が今年第1四半期のGDP前期比+0.4%予想となっています(上図左)。 ユーロ圏コアインフレ率(下図)になかなかブレーキがかからない中で、ユーロ圏経済の牽引…
https://dawum.de/Bundestag/ 最近の政党別支持率(主要世論調査平均値推移、上図)を見ると、野党第一党のCDU/CSU(黒)と極右政党AfD(青)の支持率上昇と、連立与党3党であるSPD(赤)、Green(緑)、FDP(黄)の支持率低下が鮮明になっています。 ドイツのメディアでは根拠なきいい加減な解説はされない(回答者に支持理由までは聞いてない)ので、こうなっている理由について直接解説されることはほぼないのですが、現在の政局を私なりに解釈すると以下のような感じなのではないかと思っています。 SPD(赤):しばらくGreenの後塵を拝していたが、今年1月に国防相をピストリ…
<月あたり労働時間:女性(青)/男性(黒)> 第一子出産以降差が開く https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_084_621.html 先ほどドイツ連邦統計局から以下のような興味深い発表がありましたので、ご報告させていただきます。 一言でまとめると「女性の賃金が男性より低いのは、就業率低い×労働時間短い×低賃金ポストに就業×同じ仕事/ポストでも時給が7%低いため」ということのようです。 2022年時点のドイツで、女性は男性より18 %時給が少ない(調整「前」男女賃金格差)。 このうち、11%ポイントは、…