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昨日、一昨日にご案内したような基礎固めをしながら太極拳を学ぶ呉式太極拳教室「太極の小径」。今年10月に開校予定です。 第一弾となる今年10月期の生徒さんの募集を開始しました。募集の内容は、下記の通りです。レッスンは、3ヶ月を1タームとして行なっていきます。新規の募集は3ヶ月毎に行なっていく予定です。 ゼロから一歩一歩教えていきますので、体力のない方、経験のない方でも大丈夫です。 毎週2回レッスンを行います。週一度だと足腰の基礎をしっかり作ることができないことが最大の理由です。同じ週に行うレッスンは、基本的には同じ内容にすることで、しっかり学び、内容を覚えることができるように配慮しています。また、仕事や家庭の理由でレッスンをお休みされた方が追いつきやすくするようにします。 今回の募集は、「入門1」です。足腰の基礎をしっかりと築きながら、呉式太極拳の108式套路(とうろ)の初めの3分の1を学びます。先だって説明したスクワットもここでしっかり学ぶます。 期間は12週間ですが、最終週は予備週にします。例えば、講師の体調不良である週のレッスンが休講になった場合、12週目に補講を行います。また、レ
前回説明しました通り、呉式太極拳教室「太極の小径」では、一つ一つの動きについて、正しい動きをきちんと説明していきます。こういった太極拳の基本を学べる動きを15種類程度用意しています。これらを学ぶだけでも、しっかりとした足腰を作ることが可能です。 ただ動きを教えるだけでなく、なぜそれが必要なのかを明らかにもしてきます。理由もわからず続けることは、惰性か、苦痛のどちらかになってしまうからです。 なぜ、正しいスクワットが大切なのでしょうか? まずは体を支える下半身から考えていきます。 膝とつま先が同じ方向を向き、膝はつま先よりも前にいかない、と言うのが正しいスクワットの要件の一つです。 足の裏全体を地面につけた状態で膝を横に開いていくと、つま先の角度よりも開けないことがわかります。それよりも内側に膝がある状態だと、膝は内側にも外側にも動きます。つま先と同じ方向まで持っていくとそれ以上外側に動かすことはできないので、外向きに力をかけ続けてあげれば、膝はそこで安定します。 膝がつま先よりも前もしくは後ろにいってしまうと、膝はまた不安定になります。膝がつま先よりも前に入っている場合、腰が必要以上に
昔、豊洲一丁目1番地1号に本社のある会社に勤めたことがあります。1−1−1がつく住所ってなんか特別な感じがしませんか?何かの始まり、まず初めにやらなければならない重要なこと、こんな印象を与えます。もっともこの会社がそういった印象を与えるのに相応しかったかどうかはよくわかりませんが。 閑話休題。 太極拳の一丁目1番地1号ってなんでしょう?太極拳を全くやったことのない人だと、ゆっくりと動くこと、なんて答えが返ってくるのかもしれません。太極拳にも大切だと言われるものは数多あって、どれが一番だ、という正解はないと思います。太極拳をやっている目的によっても、学んだ深さによっても変わりうることです。 私が考える一丁目1番地1号は、スクワットです。呉式太極拳教室「太極の小径」でも、これを「いろはのい」と考えて指導していきます。様々な、姿勢に関する要請、精神的な要請を自分のものにしていくための最初のスタート地点、そして何か問題があったら戻ってくる場所、として位置付けています。 スクワットを行う前には、きちんと立たなければならないので、きちんと立つことが、動作としてはスクワットに先行します。ただ、初学者
個人レッスンを通じて教え始めて2年、レッスン数が150回を超える生徒さんがいます。一通り108式套路をやり終えて、現在より正しい動きになるような修正を行なっています。 レッスンの後の復習もしっかりするし、この間、レッスンの際に習ったことをまとめたメモを見せてもらったのですが、他の生徒さんでこれだけ詳細なメモを書いている人を見たことがないくらいのレベルでした。こういった本人の努力の結果、動きもだんだんスムーズになってきました。こちらが細かい修正をしても、全く意図が通じないということはなく、最近は全てを言わなくてもわかってくれるような気がします。 上達が感じられるので、教える立場から見ると、教えていて楽しい生徒さんになります。 私自身、この生徒さんに鍛えられているなぁ、って昔から思っています。わからないこと、できないことがあるととにかく質問します。単に、わからない、というだけの質問ではなく、こんなふうにやってみたのだけれど、ここでうまくいかない、ここが問題のような気がするのだけれど、ここはこれ以上動かせない、といった感じで、自分でトライをして、いろいろな分析をしてきます。単に「わからない」
太極拳の「経典」と呼ばれる書物は色々とあります。学び始めた当時から読み漁る必要はありませんが、套路を一通り覚えたぐらいから、少しずつ覗きみてると良いと思います。太極拳に対する理解が深まります。 このブログでは、不定期ではありますが、太極拳理論、太極拳の経典に関する情報を書いていきます。 余功保氏の「太極十三経心解」で紹介されているものはこんな感じです。そのうち、銭育才氏の「太極拳理論の要諦」に掲載されているもは太字で示します。( )内は、著者とされる人の名前です。 太極拳論(王宗岳) 十三勢行功(武禹襄) 太極拳十大要論(陳長興) 打手歌 四字秘訣(武禹襄) 五字訣(李亦畬) 十三勢歌(王宗岳) 太極拳九訣(楊班侯) 十三勢説略 太極拳経譜(陳鑫) 授秘歌 太極拳軽重浮沈解 太極拳説十要 普通、武術を学ぼうとすると、まずはどんな動きをするのか、を学ぶことから始めます。相手に打ち込むときはこうする、防御はこうする、それらができるようになるための練習は、こんなふうにする、っていう感じで学んでいくのが普通だと思います。写真付きで、太極拳の動きの解説をしている書籍は日本語でもいくつも出版されて
さて、様々な経典があることを前回のブログで紹介しました。その中から、まず手始めに紹介するのは、「十三勢行功」にします。 一番有名なのは、王宗岳の「太極拳論」なのですが、これは、日本語で書かれた、銭育才氏の「太極拳理論の要諦」でそれなりに詳細に紹介されているため、後回しにすることにしました。 蘇峰珍氏の「行功心解詳解」という本が「十三勢行功」を200ページに渡って詳細に説明を加えています。これを読み解きながらいろいろな概念を紹介していきます。 「十三勢行功」は、行功心解、十三勢行功要解、王宗岳先生行功論、打手要言とも呼ばれます。このブログでは、蘇峰珍氏にならって、「行功心解(ぎょうこうしんかい)」と呼ぶことにします。 武禹襄の書いたものだとされることが多いのですが、王宗岳や李仲が書いたと考える人もいます。ネットで「行功心解」と検索しても、誰の著作かをはっきり書いた記載は見つかりませんでした。蘇峰珍氏もこの点については「行功心解詳解」で明確に示してはいません。 誰が書いたかは、興味はありますが、内容の理解に大きな影響を及ぼすものではありません。この「行功心解」は、王宗岳の「太極拳論」に並ぶ
「行功心解(ぎょうこうしんかい)」の全文を紹介する前に、このブログで使う漢字について少し説明します。 中国語で使われる漢字には、簡体字と繁体字の二つがあります。どちらも日本語の漢字とは似てはいますが、異なります(同じ文字もあります)。 繁体字は、今から1800年以上前の2世紀、漢王朝時代に作られたものだとされています。現在では、台湾、香港などで使われいます。 簡体字は、1950年代に中国で制定された比較的新しいものです。繁体字を簡略化したものです。中国本土の他、シンガポール、マレーシアなどで使われています。 書店に行って中国語の本を眺めていると、どちらの字体で書いた本も売っています。 簡体字の一例です。これぐらいだと中国語を学んだことがなくても認識できるのではないでしょうか。そう、「愛」です。以前読んだ雑誌で、中国の「愛」は心がない、なんて揶揄していました。 個人的には、日本人にとっては、繁体字の方が認識しやすいのではないかと感じますが、私は簡体字で中国語を学んでしまったため、繁体字で書かれている文書を読むときは読むスピードが落ちます。 日本語の漢字、簡体字、繁体字が全て異なる例です。
太極拳とは直接関係のない話ですが、このブログでは、太極拳関係の中国語で書かれた書物を紹介することもあるので、中国語に関する雑感を書いてみます。私の中国語は大したレベルではないので、あくまでも今まで学んできて感じている個人的な感想とお考えください。 いろいろな外国語を学んできた経験から、中国語は日本人にとって最も学びやすい言語だと思います。多少字体は違いますが、日本人は漢字に馴染みがあることが最大の理由です。中国語の漢字は、基本的には一つの字に一つの音が割り当てられているので、日本人が知っている漢字にもう一つ中国語の音を当てはめて覚えれば良いだけです。日本人以外の多くの方々は、中国語を学ぶために2000近くの文字を覚える必要があります。ゾッとしませんか? 逆に中国語を話す人が日本語を学ぶ時には、漢字は認識できても、一つの字に複数の音が存在するため、どんな時にどの音を使ったら良いかを学ぶのに結構苦労するようです。 中国語の文法、特に語順は英語に近くて、日本語と全く違うという人もいますが、私は、中国語を書いたり話したりするときに、頭の中で日本語をある程度そのままの順序で置き換えることができる
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シンガポールでの修行生活もあと10ヶ月。ふと思いました。やらなければいけないことをきちんとやっているかと。 最近、本を読んで新しい知識が入ってくることが楽しくて、そちらに時間を使いすぎていた気がしてきました。本を読むのは楽しいです。新しい知識が増えるのはもっと楽しい。それによって新しい見方ができるからです。 楽しいことに時間を使っていると、苦しいことに時間を割かなくなってきます。そんな状態になってきたのではないかと危惧し始めました。 昔、自転車に真剣に乗っていた頃、週末は読売ランドの周りの決まったコースでチームの人達と練習をしていました。読売ランドの周りは、丘陵地帯で、坂が結構多いのです。結構長い坂もあり、短くて急な坂もありました。まだコースを覚えきれていない頃、先輩に言われたことがあります。道に迷って分岐に来たら、苦しそうに見える方に進めばとんでもない方向に迷い込むことはないと。苦しい、イコール、上り方向です。読売ランドのあたりは山が続いているわけではなく、平地にポコっとできている丘陵地なので、上り続けている分には、この地域から大きく離れることはありません。そのうち他のメンバーと合流
気がついたらホームページを立ち上げて、頻繁にブログを書くようになってから3ヶ月。早いですね。ブログはそれ以前から書いていたので生活が大きく変わったわけではないです。 当初は結構不安でした。自分のホームページを見てくれる人なんているのだろうかと。以前使っていたのはアメブロだったので、なんとなくコミュニティみたいなのがあって、積極的に宣伝をしなくても、それなりに読みにきてくれる人がいました https://ameblo.jp/msato17 自分個人のホームページということになると、ページに来てもらうためにいろいろなことをしなければいけないと感じました。できるだけ毎日ブログを更新する、それをSNSで紹介する、定期的にニュースレターを書く等々、色々と試みてきました。 努力が功を奏したのか、1日の平均ページ閲覧数が30を超えました。定期的に読んでいただいている皆さん、本当にありがとうございます。 少しずつ、書いた内容に反応をいただけるようになったのも嬉しいです。 この間、アレクサンダー・テクニークの本を紹介したときには、3人の方から、あの本は面白そうだ、という感想をいただきました。 昨日描いた
この間のブログで書いた通り、あれこれと考えを巡らす似非哲学者になって、色々とメモを取っていたら、字をもっと綺麗に描きたくなりました。 元々字を丁寧に書けない性格なので、今まで何度かペン習字なんかに挑戦したことはありました。ペン習字の通信講座を受けていた頃は、奥さんに文字が綺麗になったと褒められたこともありました。 海外にいて面倒なのと、お金をあまりかけたくないのとで、今回は通信講座ではなく、以前買った本を引っ張り出してきて、毎朝練習することにしました。 太極拳をやるようになって、肩の力が抜けるようになってきたので、今回はちょっと期待しています。元々右の中指に大きなペンダコができるほど筆圧が高く、ちょっと文書を書いただけで手や肩がすごく疲れる書き方をしていました。力が入っていると、当然のことながら微妙な動きができません。それが直線的な文字、小さく書く癖を産んでいたと思っています。 焦らず、急がず、少しずつ、一本一本の線に気を配って、練習していきたいと思います。太極拳の一挙手一投足のように。そう考えると、文字を書くことも太極拳の練習に繋がりそうですね。どちらもそんな思いでやり続けていたら、
先日の夜、蚊に何箇所か刺されて、夜中に目が覚めてしまいました。ふと、教室を始めてから必要な教科書のようなものを用意しなければいけないなと思い立ち、痒みも手伝って、夜中に作業を始めました。 全くのゼロから書くのではなく、108式套路に関しては既に習いながら自分で溜めてきたメモがあるので、それを整理すれば良いのですが、今までは習うたびに書き足してきたので、形式が揃っていません。まずは形式を揃えるために、説明の前提や、どの部分に何を書くのかの説明を最初に書くことにしました。 前々から考えていたことなのですが、108式套路の個々の技の名前の表記をどうするか、をまとめてみました。 個人的には、せっかく中国の文化を学ぶのだから、中国語の発音を学びましょう、といいたいですが、私自身の発音もかなりいい加減なので、教え切る自信がありません。日本語の音を当てはめるルールがないため、何を参考にして決めれば良いのかよくわからないので、現実的な解決方法として、ピンインのカタカナ表記しかないのかな、という感じです。ピンインとカタカナの対照表も提示しし、そもそもピンインも併記しているので、生徒さん自身で本来の中国語
昨日はとても幸せな気分になれたお休みでした。 疲れ気味ではあったので、読みかけの中島義道氏の「哲学の教科書」を最後までのんびりと読むことにしました。 哲学って不思議な言葉だと思いませんか?その内容はなんだかよくわからないけど、「哲学」っていうとなんだか賢そうな気がする。博学になった気分。例えば、「太極拳の哲学」なんて題のついたブログを見るとすごいことが書いてありそうな気分になります。 でも「哲学」ってなんだろう、って改めて考えるときちんと定義ができない自分を見つけました。哲学と思想って何が違うのだろう、哲学と宗教は?人生論との線引きはどこにあるんだろう?特に思想とか人生論と置き換えられる意味で「哲学」を使っている例ってかなりありそうです。 私自身は、哲学に大いに興味があってこの本を読み始めたわけではありません。池田知久著「老子」の中に「老子の哲学」という章がありました。ここで使われている哲学という言葉に引っかかって、「そもそも哲学ってなんだっけ?」という疑問を持つに至り、この本を読み始めるに至りました。 哲学に興味を感じたことは今までも何度かありました。大学の頃、友人が一般教養で哲学の
最近、毎朝やっているストレッチのご紹介です。画像をクリックしていただければご覧いただけます。たった5分の運動なので手軽にできて良いですよ。 ストレートネックを改善することを目的にしていますが、ストレートネックは肩こりの原因とも言われているので、肩こりの解消にも十分につながります。 小田伸午著「一流選手の動きはなぜ美しいか」という本に肩こりの原因の話が書いてありました。 肩こりの原因になっているのは、自分でも気がつかないうちに肩を吊り上げて作業をしていることだそうです。確かにパソコンを使っている時、携帯をいじっている時、本を読んでいる時でさえ、肩が上方向に動いています。その結果、肩甲骨の周りにある僧帽筋という筋肉が固くなって肩こりを感じます。 では、僧帽筋が硬くなる原因は肩にあるのか、というとそうではありません。痛い部分があると、その部分に痛みを起こす原因がある、と考えるのが常ですが、そうとは限りません。マッサージや針に行ったときに、自分が主張している痛みのポイントと治療を施すポイントが大きくずれていることを感じたことはないでしょうか。痛みや凝りは結果であって、原因ではありません。 肩が
高校にいた頃、記憶は曖昧になってきていますが、土曜日は半日授業がありました。高校2年か3年になった時、水曜日も半ドンになり、休みが多くなったことを喜んだ記憶があります。 社会人になった時には、完全週休二日で全ての土曜日がお休みでした。自分より上の年次の人は土曜日がお休みでなかったことを経験してきた人がまだたくさんいました。ちなみに銀行が完全週休二日に移行したのは1989年だそうです。 今の太極拳教室は、勤務というほどしっかり勤怠管理があるわけではありませんが、逆に勤怠がない分、適当に休んでしまうことがしづらい感じです。今まで私の場合だと、完全にお休みなのは土曜日だけでした。 結構体に負担がかかっていた感じで、毎週木曜日あたりになるとかなりへばってきた感じがしました。先週、木曜日に体調不良で夜の最後のレッスンを早退きさせてもらった翌日、師匠などの話をして、全てのコーチが週2日休みを取ることになりました。私は、本日木曜日と土曜日になりました。ということで、本日はお休みでのんびりと過ごすことができます。 木曜日が休みで嬉しいのは、金曜日も夕方まで何もないことです。今までは、金曜日が夜9時まで
最近、英文の太極拳の資料を読んでいるとよく出てくる単語。"Mindfulness"。別に難しい単語ではないし、「体の隅々まで気を配る」ぐらいの意味なんだろうなぁ、と思って読み過ごしてました。ふと、日本語に直したらどんな単語になるんだろうと思った時、困ってしまいました。色々と調べてみるとどうもカタカナ表記の「マインドフルネス」でいいらしいです。 カタカナ表記って便利です。日本に元々ない概念を音だけを日本語の文字化して新しい単語として取り込むことができるわけです。でも、おかげで十分に中身を考えないで取り込まれ、使っている単語がたくさんあります。ちょっとした弊害です。明治時代、大量の西洋からの文書(例えば、法律)を日本語化した先人たちは、カタカナ表記を使わず、一つ一つ漢字を当てはめていきました。そのプロセスを通じて日本語に取り込まれた単語は、もっと我々の生活に根付いている気がします。 シンガポールに移住して都合12年、現地の人との付き合いが主流であまり日本人との付き合いはないし、最近は面倒なので日本の新聞も読んでいません(ウェブでニュースを確認はするけど)。なので、話題になっている単語とか、
バレエのことはよくわかりません。石井久美子さんという方がどのくらいすごいかもわかっていません。ロシアで活躍をされていたということは聞きましたが。でも、足の裏の使い方については以前からYouTubeで色々と拝見して、参考にさせていただいております。 生徒さんを観察していて、体重が爪先にかかっている人、足の裏の外側にかかっている人って本当に多いです。その結果膝が痛いと言っている人も多いし、いろいろな動きをやってもらっても安定感がありません。足がぐらぐらする感じです。 足の裏は全身の体重を支えています。身体を真っ直ぐに立てた場合、足の裏が重さを支える中心は下の絵のウナというところだそうです。ふくらはぎにある2本の骨のうち内側に位置する脛骨の真下です。 親指の付け根である母指球に体重をかけると良い、という話を聞くことがありますが、母指球に最も体重をかけてしまうと前のめりの姿勢になります。 物理的に足の裏が地面に触れていて身体を支えているのは、踵、母指球、小指の付け根の3点です。しっかりとは地面に触れていないウナが体重を支える中心になると、踵と母指球で比べると、ウナからの距離が近い分、踵により体
この間、弟子の種類について書きました。弟子になるためには、ティー・セレモニーが行われます。今日は、これがどんなふうに行われるのかを書いてみます。 弟子になるための明確な基準があるわけではありませんが、呉式太極拳をしっかり学び、後世に伝えることが最も重要視されています。名前だけの弟子は取りたくない、とうちの師匠はよく言っています。中国では、生徒は自分に箔を付けるため、師匠はお金を稼ぐために徒弟制度が使われていることもあるらしいです。ある師匠が亡くなられた途端に、駆け込みの弟子が殺到したなんていう話を聞いたことがあります。 ティー・セレモニーって言っても、ただ単にお茶を飲むだけではありません。弟子になるためのセレモニーはこんな感じで行われます。 1. 師匠と参加者全員が呉式太極拳の先代に敬意を示して挨拶をする 2. 先輩弟子が弟子になることの意味と決まりを説明する 3. 弟子になる生徒が師匠に向かってひざまづいて弟子になる意思を表明する (跪献拜师帖) 4. 師匠がそれを聞き入れ、受け入れを表明する 5. 生徒が師匠にお茶を差し出し、同時に贈り物を渡す (敬茶献礼) 6. 新しい弟子がティ
これを書いているのは土曜日の朝、太極拳の練習を2時間程度やった後です。実は2日ぶりの練習になります。 水曜日の夜ぐらいからなんとなく倦怠感があって、木曜日の朝、練習を初めはしましたが、途中で中断。木曜日の夜のクラスは前半だけ参加して、後半は早退き。金曜日の自分の個人レッスンは師匠にお願いして延期。金曜日の夜クラスは参加しましたが、たいして動きませんでした。 風邪を引いたわけではなさそうです。寒気もしないし、頭痛もありません。喉が痛いわけでも、咳が出るわけでもない。木曜日の夜に感じたのは、身体が冷たい感じ。続々する寒気ではなくて、身体が動きたくない、動けないっていう感じでした。 昔自転車競技に出ていた頃、ハンガーノックっていう言葉をよく耳にしました。今回、これが原因だったというわけではありませんが。 「激しく長時間に渡るスポーツの最中、極度の低血糖状態に陥ること。日常生活中に発生することは稀である。自動車に例えるならば走行中のガス欠(燃料切れ)であり、肉体がエネルギーを失った状態を意味する。この時、自らの意志とは関係なく、体は動きを停止する。脳へのエネルギー供給量も減少するため、意識の低
今読んでいる「現在坐禅講座」と言う本、非常に気に入っています。「坐禅」という言葉を「太極拳」と置き換えるとそのまま太極拳の教科書になるのではないか、って感じるぐらいです。この本は、もう少しで読み終わるので、そうしたら改めてご紹介します。 この本の中で、アレクサンダー・テクニークっていうのが紹介されていました。面白そうなのでもう少し深掘りしてみることにしました。昨日、買った本が届いたので、早速読み始めます。 真理を求めて旅をしていると、いろいろなものが向こうからやってくるものですね。「現在坐禅講座」からの引用です。 「F.M.アレクサンダーは日常行為における間違ったからだの使い方(誤用)が身体的、心理的な諸問題と密接に関連していることを見出し、この「誤用」をやめるようにと指導する技術を開発しました。多くの場合、このからだの「誤用」はもはやその人の習慣になっていて意識されなくなっていますから、自分だけでは簡単に変えることができません。たとえ誤用に気がついたとしてもそれを変えようとするその努力自体が誤用に基づいているからです。「努力」とは自分がすでに知っていることを強化することでしかありませ
伝統中国武術の弟子には二つタイプがあります。入門弟子と入室弟子。カンフーの映画で武術の練習を屋敷の庭でやっているのをご覧になられたこと、あるのではないでしょうか。庭に入って教えてもらうためには門を入らなければならないので「入門」、さらに師匠の家族同様となってて伝統を全て引き継ぐために家まで入ってより多くの時間を一緒に過ごすので「入室」。入室弟子になると技を引き継ぐ責任が重くなる一方、一般の人や入門弟子には教えないことを教えてもらうことができるようになります。その責任とたの弟子とのつながりはさながら家族同様で、一度入室弟子になったら、基本的には途中で投げ出すことはできません。師匠にとっても引き受けた入室弟子は我が子同様に育てます。 うちの師匠の弟子は、こんな感じです。 入室弟子が7人、入門弟子の数はたくさん。私は2020年の6月に他の二人と一緒に入室弟子になりました。師匠や先輩入室弟子は中華系でない私が本当にその文化を深淵まで学べるのか、本当に家族の一員としてやっていけるのかと心配をしていましたが、最後は引き受けてくれました。ちなみにそれは、自分が入門してから3年目のことでした。 うちの
前回のブログにも書いた通り、以前読んだ時に、この本には太極拳の動きを理解するヒントがたくさんあると感じていました。 今回も途中まではそれを期待して読み進めていたのですが、何か違和感を感じ始めました。 読み進めながら、太極拳を上手くなるためにはこうしたら良い、といったことをブログで紹介できるような内容を探していました。自分としては参考になることでも、他の人に説明をしようとするとなかなか難しい感じがしてきました。 著者が説明をしている「究極の身体」は身体がリラックスしていることが前提となっています。そのため、身体をリラックスできていない人に中身を共有しても、なかなか実感をしてもらい、役に立ててもらうことができないように感じました。 股関節に関する説明で、「股関節なら。。。フォームやポジションによって一番体重がかかる一点が、物理学的に決まっている。一番効率よく立つためにはその一点をきちんと身体が知っていて、そこに体重がかかるように筋肉をコントロールしなければならない。」と書かれています。 最近、套路の最中に片足をあげるとき、腰をどの角度にしたら股関節に一番体重がかけられて安定するかを探りなが
今日、1年半以上、毎週2回個人レッスンを続けている生徒さんを教えました。最近、彼女の動きを治すための修正に力を入れていて、それなりの成果が出てると感じました。こちらの説明もわかってくれるようになったし、個別ステップの動きは太極拳らしくなってきて、良くなってきました。 套路の流れの中でどの程度できるようになっているのかを見たくて、今回は、ビデオを撮りながら、初めから套路をやってみてもらいました。 この生徒さん、元々中国語を教えていた経験もあり、教える人の気持ちも学ぶ人の気持ちもわかる人です。それが大きな理由の一つだと思うのですが、教えられたことをしっかり身につけようと努力をされているのをいつも感じます。宿題を出すときちんとやってきます。 ビデオで撮った套路を見ていても、ここでこう言うことを教えたな、と私が感じることができるぐらい、学んだことをしっかりと見せてくれます。誤解のないように言うと、教えられた内容を理解しているよと言うことをアピールするような変な動きになっていないのもこの生徒さんの良いところです(できること、覚えていることを先生にアピールしたがる生徒さんがたくさんいるものです)。
最後までって言っても、本当に学びきった生徒を出したわけではなく、108式套路を一通り最後まで教えたってことです。 日曜日の夕方のクラスを担当し始めてから2年、ようやく108ステップ全てを教えることができました。 師匠の助けを借りずに単独で教え切るのはこれが二度目。ちなみに前回の感想は下のブログからご覧ください。 https://ameblo.jp/msato17/entry-12710434207.html 前回教えきった時は、週2回レッスンを行うグループでした。今回は、毎週1回のみのグループ。習い事なんて週1回でいいのでは、っていう声が聞こえてきそうですが、週1回と2回では雲泥の差があります。 まずは動きを記憶する程度に大きな差が現れます。人間って、覚えた側から忘れていくそうです。復習をしないで1週間放っておいたら、かなりのことを忘れてしまういます。初めて習う人たちには、覚えなくても良い、インストラクターの動きについてこられるようになれば大丈夫、と言いますが、それすら怪しくなってきます。 週に1回でも継続できれば良いのですが、どうしても用事ができて休まなければいけないこともあります。
土曜日は完全休養日です。かなり疲れも溜まっているので、本来は練習もお休みにしたいのですが、他の日がかなり時間に縛られているため、時間を気にしなくて済む練習を土曜日にやることにしています。 今回は、朝起きて、まずストレッチをして体を緩めた後、時間を決めないで立禅を行うことにしました。 立禅、ってとどのつまりは、立っているだけです。できるだけ身体も心もリラックスをさせて。 普段は、20分を目安にやっています。携帯のアプリを使って、水の音とお寺の鐘の音をかけて行います。このアプリ、20分たつと音で教えてくれるのではなく、水と鐘の音が消えます。元々瞑想用に作られたアプリなので、静かに瞑想を終えることを目指しているのだと理解しています。半分寝ているような状態になっている時には、終わったのに気がつかないこともあります。 静かに終わるとはいえ、時間を区切っているので、いつもは頭のどこかで「あと何分ぐらいだろう」って考えてしまいます。そう言う思いが出てくると身体を調整することに意識が回らなくなります。 ちょうどこの間読んだ本に、立禅は1時間でも2時間でも行う、という話が書いてあったので、自分ももっと長
少しはまともに套路ができるようになってきたとついこの間までは思っていて、それで結構いい気分でした。成長を感じました。動きが安定してきた感じがあったし、スピンも軸がそれほどずれませんでした。 それが。。。。今は、慢心だったのかと感じています。このところ、なんだかうまくいかない日が続いています。足を上げるとバランスを崩すし、きちんと股関節に体重を乗せきれていないことを結構あります。以前、同じように感じた時には、嫌なことが重なって心がかなり乱れていました。今回はそんなわけでもなく、理由がよくわかっていません。 他の人がやっている套路の問題を指摘することが容易になってきたのは感じます。人のアラが見えると言うことは自分のアラも見えると言うことでしょう。鏡に写した自分の套路の姿勢を見て、がっかりしたりします。こんなに悪かったの?って。 なんだかもう一回ゼロから見直さないといけない気分です。一つ一つのステップを過去のノートを紐解いて、しっかり見直す作業をしないといけない。結構大変な作業ですが、やらないと前に進めない気がします。 それともう一度基礎の見直し。足回り、腰回りの動きと基礎体力をもう一度きち
私の視点から、太極拳はどんなふうに役に立つのか、っていう話を書いてきました。今日は、私が教えている生徒さんの視点から、どんなふうに見えるのかをご紹介します。 少し前に、事業計画を作りました。その際に、何人かの生徒さんに、アンケートをお願いしました。そのうちの一つです。 Eさんは、米国出身の女性で、現在はシンガポールにお住まいです。台湾に長い間滞在されていたため、中国語及び中国文化に対する理解は非常に深いです。私が初めて受け持った個人レッスンの生徒さんで、基本トレーニング及び108式套路のレッスンを1年半ほど(アンケート実施当時)行いました。さらに套路の精度を上げ、内面の要領を理解するために個人レッスンを継続することになっています。 1. 太極拳を学び始めてからどのくらいになりますか? 15ヶ月になります。このような太極拳を学んだことはありませんでした。 2. 学び始めてから、身体的もしくは精神的に何か変わったことはありますか? 最も明らかな身体的な変化は姿勢と脚力が著しく強くなったことです。初めて太極拳のレッスンに参加した時、姿勢に関していくつか問題を抱えていました。その中には、コ
個人レッスンをやっていて気づいたことです。 太極拳の動きってゆっくりです。でも、適当にやれば早くやることもできるわけです。特に体力に自信のある人で、他の人の動きを真似るのに長けた方だと、動きが速くなる傾向にあると感じています。 通常レッスンの時は、1、2、3と一つ一つの動きに合わせて1から3までを繰り返して数えます。教える時にも、1の時は、こういう動き、2の時にはこういう動き、という感じで教えます。それぞれの動きで注意すべきことを合わせて教えるようにしています。 個人レッスンをおこなっている時に、速く動く傾向のある生徒さんがいました。ご本人はいい加減にやっているつもりはないのですが、やはり注意すべきところに注意が入っていない感じを受けました。「もう少しゆっくりやってみましょう」と声をかけてみましたが、速度はそれほど変わりません。 そこでその方の動きをじっくりと観察して、問題のありそうなところ、意識がいっていないところを探しました。そして、一つ一つの動作の時にどこに注意をするかを説明しました。元々運動能力のある方なので、すぐに説明内容を飲み込んでくださって、じっくりとやり始めると、動きの
教室の帰りにちょうど生徒さんとバスに乗り合わせて色々と話をしました。最近はYouTubeで色々な人が太極拳理論の話を上げているのでよく見ているといっていました。太極拳は本当は朝やった方が良いとか、站椿功は気を練り上げるのに良いとか。色々と情報を仕入れて、うちの流派ではどうなの?って師匠に聞けるのは良いなぁ、って思いました。ただYouTubeを眺めて過信しているだけだと、問題は起きそうですけど。 朝練をやっているかっていう話も出てきました。套路をやるときに音楽を使うのかって聞かれたので、使いますよ、とお答えしました。どうやらどこかで音楽を使わない方が良いという話を仕入れてきたみたいです。「音楽がないと動きが速くなりますよね」って言われたので、あれ?と思いました。 昨日のブログでも書きましたが、自分の動きに十分に意識を配ることができないと速度が速くなるっていうのがこんなところにも出るんですね。 うちの教室では、套路をやるとき、音楽と先代の師匠のインストラクションに従ってやります。教室では何もなしでやるとみんなバラバラになりすぎて練習にならないのでこうしています。ある程度できるようになったら
これってなんだかわかる人、いるでしょうか?太極拳をやるようになって、肩の力が抜けることになってできるようになった副産物です。 太極拳をやる前の私は、肩にいつも力が入っていました。何をやるにしても肩に力が入る。むしろ力任せに色々なことを強引にやるって感じでした。 最近は肩の力がいい感じに抜けていて、色々なことを楽にできるようになりました。この間一時帰国した時に、台所でキャベツの千切りだったか、きゅうりだったか忘れましたが、包丁で切っていたら、奥さんに驚かれました。うまくなったと。いつの間にできるようになったのか、って聞かれました。 昔は、肩の力で包丁を押し下げる感じだったので、細かく切ることはできていませんでした。やっている自分も疲れましたし。 写真は、鉛筆の削りかすです。肩の力が抜けるようになったおかげで、カッターを使って綺麗に削れるようになりました。カッターで削ると、必要な分だけ削ることができるので、ゴミもそれほど出ません。昔やってみた時には、ざっくりと気を削ってしまい、とてつもなく歪になってしまい、諦めていました。今は、結構いい感じに削れます。 カッターを使い始める前は、鉛筆削りで
太極拳の効果は様々なものがあります。効果を語り始めるときりはないのですが、今日はとりあえず比較的わかりやすいものにとどめて紹介したいと思います。 私の教室では、太極拳を初めてまず初めに感じられる効果として目指しているものは、足腰の強化です。長く歩いても疲れない、階段を登っても息切れがしない、そのための筋力をつけることが初期の目的になります。これは、数週間で比較的簡単に感じることのできる効果です。 ただ、注意していただきたいのは数週間で感じられるようになったものは、トレーニングを辞めてしまうと驚くほどのスピードで失われます。シンガポールでは旧正月の時期に2週間程度学校がお休みになるのですが、ほとんどの生徒さんはこの期間にトレーニングをお休みしてしまうため、再開した際に改めて足腰のトレーニングを行う必要があります。 継続は力なり、という言葉の通りです。当教室がミッションとしている「100歳まで自分の足で歩く」ことは、この延長にあります。 比較的感じやすい効果として、肩こりの解消も挙げられます。太極拳のゆっくりとした動きは、身体の余分な力を抜くことを目的の一つとしています。肩こりは、首や肩周
しっかり毎日日記をつけているわけではありませんが、日々のあれこれを書くために昔からノートを使っています。営業の仕事をしていた頃は、毎日のやることリスト、打ち合わせの際のメモ、定期的に設定した目標(例えば、今月の目標)などなど、いろいろなことを書いていました。今は、その日にやる予定のことと、読書記録がメインです。 昔使っていたノートはこれ。かれこれ10年ぐらい同じノートを使っていました。日本に一時帰国した際にまとめて何冊か買っていたため、切らしたことはありませんでした。 縦横に線が引いてあるので、綺麗に整理して書くことができました。表紙が結構頑丈だったので、常に持ち運んでいても、あまり汚くなりませんでした。罫線の色が真っ黒ではなかったので、それほど気にならなかったです。半年から9ヶ月で一冊使いました。 コロナの影響で、この2年間、一時帰国ができませんでした。このノートを使い切ってしまって、シンガポールで買えないかを探してみました。シンガポールにも東急ハンズがあって、そこであったのですが、一冊1000円近くするのをみて、諦めました。元々安いノートではないのですが、流石にこの値段は払う気にな
毎週土曜日は完全休養日です。太極拳の学校に行きません。1日家にいることができます。先週までは、疲れた身体をとにかく休めるための1日と決めていましたが、今回はちょっと趣を変えてみました。 土曜日以外の日は、基本的には朝は結構忙しいです。月曜日、水曜日、金曜日は、8時半から師匠にトレーニングをつけていただくので、7時半過ぎには家を出ます。火曜日は、9時から個人レッスンで教えなければいけないので、8時過ぎには家を出ます。 朝、4時ぐらいには起床して、その日にやらなければいけないことを整理した後、老子を一説読んで、ブログをあげる。その後、太極拳の練習を6時半ぐらいまでするのが日課です。出かける前に朝ごはんを作って食べます。 さて、今回の土曜日ですが、朝は、ちょっと睡眠時間が短めでしたが、4時過ぎに起きました。今までだと、身体を休める、ということを口実に7時過ぎまで寝ていることが通常でした。 起きて、平日と同じ日課をこなし、太極拳の練習を始めました。そこで、ふと幸せに感じました。なんの練習をしようかな、と考える必要がない、やりたい練習ができる。なぜかというと、時間に縛られていないから。 普段だと
先日のブログで、呉式太極拳の套路ができるようになるまででも10年近くかかると書きました。何にそんなに時間がかかるのか、と思われる方もいると思います。今まで教えてきた経験から一つの例を示せたらと思います。 https://mitchsato17.wixsite.com/home/post/%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%A4%AA%E6%A5%B5%E6%8B%B3-%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%AA%E6%B5%81%E6%B4%BE%E3%80%81%E5%A5%97%E8%B7%AF%E3%82%92%E5%90%8C%E6%99%82%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%EF%BC%9F うちの套路は108ステップあります。同じ動きの繰り返しも結構あるのですが、学ぶステップ数は結構あ
太極拳ができるようになるまで② - 「なぜ正しくできないか」
昨日のブログで動画を紹介した際に、套路の「修正」っていう単語を使いました。今日は、「修正」って何か、なぜ必要なのかを書いていきます。 なぜ、習った通りに正しくできないのでしょうか。 自分への反省も含めて、教え方が悪い、というのはありますね。生徒さんがきちんと理解できるように説明できていない。できるようになるコツをしっかり伝えられていない。等々。ある動きを教えた次のレッスンで、きちんとできていない生徒さんがたくさんいると反省しきりです。 習う側の話で言うと、まずは覚え違い、勘違い。伝言ゲームってありますよね。前の人に言われた単語を後ろの人に伝えるだけの単純なゲームです。一列に並んで、先頭の人が果物の名前を三つ、後ろの人に伝える。伝えられた人は、自分の後ろの人に聞いた内容を伝える。それを繰り返していきます。最後尾の人に伝えられた時には、全く異なるもの、場合によっては果物ですらなくなっていることがあります。単純な単語の伝達ですらこんなことが起きるわけで、複雑な動きを説明すれば、当然覚え違い、勘違いは起きます。 でも、これは比較的対処しやすい間違いです。間違いを指摘して、理解できるまで繰り返し
8月、9月、10月の練習日程!!太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室
太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室の指導員です。8月、9月、10月の練習日程をご連絡いたします。 (8月) 8月1日(月) 仲宿地域センター、第一洋室 19:30~21:00 8月8日(月) 仲宿地域センター、第一洋室 19:30~21:00 8月22日(月) 仲宿地域センター、第一洋室 19:30~21:00 8月29日(月) 仲宿地域センター、第一洋室 19:30~21:00 (9月) 9月5日(月) 仲宿地域センター、第一洋室 19:30~21:00 9月12日(月) 仲宿地域センター、第一洋室 19:30~21:00 9月19日(月) 仲宿地域センター、第一洋室 19:30~…
自分が未熟者であるため、一つのことを純粋に極めることができず、何かあると道草をしてしまいます。「隣の芝生は青く見える」という通りで、太極拳以外のことに太極拳のヒントをもとめてしまう、この癖はなかなか治りません。 極めるためには何をしなければいけないか、何のために極めるのか、に関するヒントにはなったと思います。 いつか自分の言葉で純粋に「太極拳とは」、と語れる日が来ることを目指して、修行を進めます。 これからもいろいろな話題を紹介していきます。最新のブログをご覧いただくために登録をお願いします
ブログのカテゴリーの中に、「太極拳あれこれ」というカテゴリーを作りました。このホームページを始めてから、太極拳に関して一部の経験者を除いてほとんど知らない人が圧倒的に多いという印象を受けました。このカテゴリーでは、太極拳に対して少しでも興味を持った方が、その内容を少しでも理解していただくために、自分の経験をもとにコラムを書いていきます。 私が太極拳を始めた10年ぐらい前のこと。どうやったらより正しい動きになるのかもわからなかったし、使われている言葉もよくわかりませんでした。入門者が非定期にしか入らないため、入門者向けの説明ってほとんどありませんでした。見よう見まねで動きを追いかけていたというのが実際でした。 第1回目の今回は、「太極拳って何だろう」というテーマを考えてみたいと思います。 銭育才著の「太極拳理論の要諦」によると、「中国武術の一種で、”太極”という根本理念を全ての指導原則とする拳法」ということです。この説明を理解するためには”太極”っていう言葉の意味がわからないとどうしようもないです。 ”太極”を理解するためには、老子の道徳経や易経を読む必要があります。元々中国では古くから
「易の話」をご紹介する第三回目です。 「易の話」(1)ー 二つの側面 (mitchsato17.wixsite.com) 「易の話」(2) ー 全体の構成 (mitchsato17.wixsite.com) ここまでの章で、「易」の占いの本としての性格がどのようなものであるのかという説明をしてきました。誤解を恐れずざっくりとまとめると、昔の伝説的に偉い人が書いた文書で、ありがたいものであるから、それに基づいて自分の将来を占うと、進むべき道を教えてもらうことができる、といった感じだと思います。信仰に近いものですね、信じる者は救われる。 さて、この占いの本である「易」がどんなふうに思想の書という性格を得るようになったか、が今回のお話です。三つの段階があったとされています。 一つ目は、紀元前200年ごろ、前漢の時代のお話です。漢が中国を統一すると、儒教を国教化しました。それによって、儒教で尊重される5冊の本(五経)の一つであった「易」も、思想的に解釈を加えられるようになりました。その結果、単なる神秘的な占いの本ではなく、「易」のことばを尊重して、引用し、自分の主張の助けとする人が出てきました
呉式太極拳12式の参加者を募集中日本人倶楽部からの御案内です 【呉式太極拳入門』 4回コース 入門クラスでは本来の119個の動きから12個を選んだ簡易12式を…
香港で太極拳を教えていますクラスレッスン、プライベートなど詳細はお問い合わせくださいネ政府の防疫措置のためご希望に添えない場合もございますお問い合わせフォー…
香港で太極拳を教えています詳細はお問い合わせくださいネお問い合わせフォームLINEでお問い合わせ@LINEにほんブログ村弊会で使用している太極総会の教科書に…
『健康は財なり』太極拳を練習するメリット~練習太極拳的好處~
香港で太極拳を教えていますクラスレッスン、プライベートなど詳細はお問い合わせくださいネ政府の防疫措置のためご希望に添えない場合もございますお問い合わせフォー…
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香港で太極拳を教えています詳細はお問い合わせくださいネお問い合わせフォームLINEでお問い合わせ@LINEにほんブログ村いつも利用している九龍公園の広場でバ…