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ヘルパーステーションの自費サービス、ワンケアプラスという15分延長のオプション(770円)を契約してからまだ半月くらいなのに、すでに2回も使ってしまった。1回目は、母がお薬ポケットを急に意識し始めて、何日分も飲んでしまった時に、お薬ポケットの中の薬をまとめて収納に隠すという作業をやってもらって770円。私がやれば良かったのだろうけど、あの時はとにかく体調が悪く咳き込んでいたので、あまり母の家には立ち入りた...
母の薬が増量となって数日。そんなすぐに効き目が出るとも思えないけれど、比較的落ち着いた週末を過ごすことができた。土曜日の夕方ヘルパーさんが入った時には、すでに自分でお弁当を食べた後で、食べ残したものを皿に移して冷蔵庫に入れ、弁当の容器は洗って玄関の定位置に入れられていたそうだ。デイサービスでお風呂に入ってきたことを、ヘルパーさんに話していたとのこと。先週の日曜は、日曜だと言うことが理解できず、教会...
1日半ほど母が静かにしていると、しばらく穏やかで静かだなあと思うようになってしまった。そりゃそうだ、昨日は待ちに待ったデイサービスの日だったのだから。私は仕事をしていて、夫はその間に河川敷に借りている畑まで行き畑仕事。どちらも終わり次第、母の家の買い出しのためスーパーへ行って食材を補充した。昼のヘルパーが入らなくなって、冷凍食品やレトルト系のミートボールや卵焼きなどのおかずを買っておいても減らなく...
長い在宅3デイズの真ん中に、訪問診療があった。医師の車が入ってきたのを察知して、私も後から合流すると、母が医師に向かって「こちら、娘です」と、私を紹介した。あ、私のことわかってるんだな、ってことと、毎回診察に立ち会っていることを忘れたんだなってことを同時に思う。先生はちょっと戸惑いながらも、にこやかに、「はい、娘さん、いつもお世話になっております」と言ってくれた。いつもどおり母を診察して血圧を測っ...
カランカランガシャーン! という、お皿が落ちた音が玄関の外で聞こえて飛び出すと、我が家の玄関から3階へ続く階段に、ひっくり返ったお皿と食べかけのおかずのようなものが散らばっていた。朝の7時50分だ。片手にお茶が入ったコーヒーカップを持った母は、そのお茶を斜めにしてこぼしながら、せっかく食べさせようと持ってきたのに3階に行く階段に障害物があって落としてしまったというようなことを、不満げにブツブツと言っ...
数日前のブログに「続く」と書いたのに、全然続きを書く暇を与えない混乱続きの毎日。水木金と、三日間も在宅日が続くので、まったく気が抜けないでいる。昨日は訪問看護師の日だったのだけど、看護師が入室すると、コートを着てデイサービスに行こうと準備していたそうだ。行くべき日は準備していないのに、行かなくて良い日は準備する。夕方のヘルパーが入った時には、鍋にお湯を沸かしていたと言う。未だIHヒーターの使い方が分...
大混乱の在宅日を経て、安らぎの火曜デイサービスの日がやってきた!デイサービスは本当に素晴らしい。お迎えは8時半と早いので、寝ていようとも8時にはヘルパーが来て叩き起こし身支度をさせて、ヘルパーが帰るのと入れ違いにお迎えがやってきて、強制的に母を連れて行く。自分の家がわからなかろうとも、今日が何曜日かわからなかろうとも、全く関係なく「ハイハイ、行きますよー」と連れ去ってくれるのだ。私はいつもその姿を2...
母の在宅の日は気が重い。夫が出勤してからは、ずっと家に鍵をかけていた。午後からの仕事に向けて、家事を済ませたり慌ただしく過ごし、さて1階のサロンに移動しようかなと立ち上がった時に、家のチャイムが鳴った。玄関に向かうと、母が閉まっているドアをこじ開けようとしながら、鍵のあたりをガチャガチャしている。ドアを開けると、母は手に鍵を持っていて、「これで開けようとしているのに、開かないのよ!」と言った。「こ...
昨日は日曜日、教会の日だった。先週は姉たちが来ていて、混乱して薬を3回分も立て続けに飲んでしまい、血圧低下などの体調不安から教会も強制的に休みになり1日家に閉じ込めた。1週空いたので行くだろうと思っていた。直前にはヘルパーが入っていて、「今日は日曜日ですね、教会の日ですよね」の声がけをお願いしているはずなのだが、10時のお迎えの人が来た時に、母は反応が薄かった。私は気にして1階を覗きに行くと、お迎えの...
いろんな理由で、親の介護をきょうだいに丸投げしている人が、たまに顔を出した時に必ずやらねばならないことは、話を「聞く」ことだと思う。現実を「知る」こと。状況はいつまでも同じではなくて、日々変わるわけで、前回顔を出した時と同じと思って来ないで欲しい。案の定、薬を大量に飲んでしまって姉たちが考えた計画は丸つぶれ。休もうと思っていた私たちも休まることはなかった。親の介護の実情は、誰にでも全てを話せるわけ...
姉夫婦が帰省した日から1週間が過ぎてしまった。あまりに事件が立て続けに起こったため、姉のことをすっかりスルーして話を進めたけれど、2人は相変わらずであった。姉が来る前日にも、一人でスーパーまで出かけていった母は、700円もする鰻の巻き寿司と500円ほどの握りのセット、3パックセットの絹どうふ、ポテトを揚げたようなお惣菜などを買ってきていた。ちょうど1週間前の今日、母がデイサービスに出かけて行ってから、財...
6月から我が家の介護サービスは若干変化した。デイサービスが週2回から、隔週3回に増えて、その分を調整するため昼の12時から入っていたヘルパーが削られた。毎日朝夕30分ずつのヘルパーは変化なし。昼のヘルパーはデイサービスがない曜日に入っていたので週4だった。今のところ昼を削ったことで困ったことはないように思う。昼ごはんがほぼパン食になったことぐらいか。ヘルパーが来ている30分より、デイサービスで1日留守にし...
昨日は、訪問看護の日で、朝9時からサロンにいた私は看護師と顔を合わせた。「最近お母さんの様子どう?」と聞かれ、短期記憶がかなり怪しくなってきたこと、夜中に2階に何度も来てしまうこと、寝たり起きたりを繰り返しているような様子を伝えた。「うんうん、だんだんとね落ちていく感じになるんだと思うけど、いい時と悪い時と波がある病気だからね、また様子見てみるね」と、声をかけてもらい、薬箱から今朝の薬をとって、元...
夫が早朝出勤の当番だったので、夜中の2時半に起きて3時に家を出た。22時に母を寝室へ送った時に、全ての電気を消したはずだったのに、あらゆる電気がついていて、さらに外につながるエントランスのドアの鍵が開いていたと言う。まさか外に出てないよな?と思い、夫はそーっと母の家に入り、寝室を覗いて母が寝ていることを確認してから出勤したのだとか。私のラインには「鍵が開いていたので、外に出ていないか心配で寝室を見たけ...
午後の利用者さんお帰りのデイサービスで、雨がもの凄く降っていました。利用者さんは、自分のことより私達(デイサービス職員とヘルパー)のことを気にされ、「濡れたよね。大丈夫。」なんて声をかけられると、嬉しいのと同時に、利用者さんに気を遣わせてしまった申し訳ない気持ちと複雑になる。 安全に家にお送りして、食事を食べられるようにセッテングして退室しました。訪問介護は、雨の移動も大変ですが、利用者さんとの…
薬を朝夕朝と3回分も飲んでしまったため、その分、薬が丸1日中止になっている母は朝から不穏。とにかく薬を隠さなければいけないと、私と夫でジップロックに分けて黒いスニーカーの空箱に入れて収納に置いたのだけど、ヘルパー責任者が心配して朝様子を見にきてくれた。朝からぼんやり表情もなく虚ろな母は、自分は東京に行かなければいけないと何度も言っていたらしい。ま、姉が来て帰ったことが影響しているのは間違いない。何...
先週の水曜あたりから、咳が出たりなんとなく体調がよろしくなかった私。疲れが蓄積されているのか、土曜までしっかり仕事を頑張ったら、日曜朝にはもう声がカスカスで喋れなくなっていた…。咳き込んで夜もよく眠れていない。夫に、日曜でもやっている病院に行くようにと言われ、姉たちが午前中に母を教会に連れて行っている間に行こうかなと検索をしていると、私のスマホが鳴った。朝8時すぎ。ヘルパーステーションからだ…。「毎...
母がデイサービスに行く土曜日の早朝、8時に私のスマホが鳴る…。ヘルパーステーションからだ。嫌な予感しかしない。「今、お邪魔しているヘルパーからの報告なんですが、入室したところ今日の朝の薬と夕方の薬、両方飲まれていて、空の袋がケースに入っていたそうなんです」なんと・・・。本人は多少ぼーっとしているけれど、体調変化はないようなのだけど、これは緊急事態と思って電話したと言われる。はあ、またなんで急に自分で...
7割が年収150万円以下、還暦でも“若手”、国を訴えた「現役介護ヘルパー」が明かす深刻現場
「今日は勝負服で来ました」 黄色いミモザの花があしらわれたエプロンを身に着け、藤原るかさん(67)はそう言った。向かった先は東京高等裁判所。原告となった裁判の口頭弁論に臨むためだ。 https://news.yahoo.co.jp/articles/f344f34cfeba51be21212d07dd3c030ee9fe9bb0?fbclid=IwAR0ysr2_nBqeoRuHctzJkr6sofF8ROxCjUh2IrhdnQFLaieMQZ-PtfTJIko
朝に入ったヘルパーさんが連絡帳にこんなことを書いていた。「入室時におはようございますと挨拶すると、『おはようございますってなんで?』と言われました。お昼頃だと思っておられたようです。お薬は服薬済みで空の袋がクリップで留めてありました」しっかりしてるのか、してないのか? どっちなんだ!と、一人で突っ込みながら、午前の仕事に向かうと、ガラガラガラと母の家の玄関が開いた音がして、サロンから飛び出すと、何...
2週間に一度の訪問診療の日だった。私は、午前中から仕事だったのでサロンで準備を整えて、診療にちらっと顔を出した。先生からは「最近の様子はどうですか?」と聞かれ、2週間前のぼーっとした感じはなくなったと思います。と答えた。前回の訪問時は椅子に座って言葉も発しないで俯いていた母が、先生に話しかけられるたびに椅子から起立。まっすぐ先生の目を見てにこやかに会話している。「抑肝散が効いたのかもしれませんね。...
昨日は自分の体調が優れなかったので、母とは接触しないように気をつけて、1日休んだ。なんとなく免疫が落ちているような気がする。食事も、昼におにぎり1つ食べただけで、お腹も空かない。今週は仕事が忙しいので気が張っているし、母の昼ヘルパーがいなくなったことで外に出て行ってしまいそうで仕事中もピリピリしている。玄関が開く音が聞こえるとドキッとする。小さなストレスが日々蓄積されて、夜も薬を飲んでもよく眠れな...
両親の生活が2人だけでは成り立たなくなってから、地域包括センターへの相談→介護認定→ケアマネ決定→介護サービスの利用という具合に、なし崩しに進んできた。今まで、ありとあらゆる契約に立ち会って書類に署名してきた。両親が入院したときは、本1冊分か?っていうぐらいたくさんの提出物に記入してサインして、を繰り返した。ふと、これ、私がいなかったらどうなるの? と、思う。先日のヘルパーステーションとの新たなサービ...
朝、午後と仕事がびっしり入っていて、夕方からはヘルパーステーションの責任者と打ち合わせ。そのまま簡単にサロンを片付けて、打ち合わせ室として使っている。母がいないところでしっかり話ができるので、とても便利だ。介護サービスを使い始めると、とにかく契約関係の作業が多い。デイに行くにもショートステイに行くにも、ヘルパーを頼むのも、追加サービスを申し込むのも、紙の契約書に署名が必須だ。親が介護になると、圧倒...
日曜の午後、いきなり母の友人が訪ねてきた。母の病気のことは知っているものの、知り合いの葬儀に母を連れて行こうとしたり(介助なしで出歩けません。喪服も着られない)、父のお参りをしたいという人を家に連れて来ようとしたり(来客対応できません)、手土産に大きな瓶のジュースを持ってきたり(持てないし、割れ物は危険です)、何かと空気が読めない人だったりする。でも、母のことは気にかけてしょっちゅう電話をかけてく...
隔週で週3回のデイサービスになり、2日に1回母が出かける。と、なると、木曜デイがない訪問診療の週が憂鬱になってくる。贅沢なことだ。土曜日デイに行っている間に、家の中をチェックすると、キッチンに空のほうれん草の袋を発見! まさか!と思ってIHヒーターの上に置いてある圧力鍋の蓋を開けると、切ったジャガイモが水に浸って入っていた…。ほうれん草はどこへ? そしてジャガイモの立場は? 昼のヘルパーがいなくなって...
ケアマネから電話がかかって来た。いつも私の午前と午後の仕事の合間の、昼休みの時間めがけてかかってくる。ケアマネからの電話は、5分や10分では終わらない。なんだかんだ30分はかかる。それだけ相談事が多いということだ。電話の内容は、ヘルパーからの報告をまとめたもので、もちろん良い知らせなどではない。先日の、トイレの床が便汚染でひどいことになっていた話の続きがあって、その汚れはリビングまで続いていたとのこと…...
認知症のおばあちゃんに連れられて、雪国からやってきた「ピピ」…東京暮らしの哀しい結末
ヨミドクター読者の皆さん、こんにちは。介護福祉士の藤原るかです。介護保険制度が始まる前から訪問介護に携わってきた、この道30年のホームヘルパーです。 動物好きの家庭に生まれ、物心つく前からいつも犬や猫が身近にいました。猫たちは、あまり子どもの相手はしてくれませんでしたが、秋田犬(の雑種)の大きな背中に乗って遊んだり、小学校からの帰り道、迎えに来てくれた犬と並んで歩いたり。犬の放し飼いが当たり前…
今日から昼のヘルパーが来ない。母が一人で過ごす時間が増える。不安だ。私は自分勝手な人間なので、私の不安とは母が私のところに何度も来てしまわないかと言うこと。要するに、自分の生活が乱れることを心配している。母は基本的に電話をかけられないので、私に電話するという発想はもはやない。要介護1だった頃は、スマホも扱えたのだけどいつの間にか使い方を忘れ、スマホそのものの存在を忘れ、固定電話は出ることはできても...
6月になった。6月から介護サービスのプランが変わる。言い出したのは私。コロナ禍の特例で、要介護度の更新をせずに今の介護度を1年間維持するというプランを選んだのだが、時はあっという間に過ぎていく。要介護5の介護サービス枠すらはみ出している今。寝たきりから歩けるようになった母は確実に介護度が下がるので、次の更新時に向けてサービス内容を減らしていかねばならない。一気に減らすのも大変なので、ヘルパーさんたち...
昨日は安らぎの火曜日。母がデイサービスに出かけて行く平日。お迎えの時間が早いので、階段から距離をとって見送りをする。表情のない母がマスクをつけて、スタッフに手を引かれながら出て行った。ヘルパーノートを確認すると、朝のヘルパーさんが入ってきた音で目が覚めたらしい。送り出しヘルパーがいなかったらデイサービスにも間に合わないな。さらにノートには「排水溝のネットがなくなりました。購入をお願いします」と書か...
今週の日曜は、母は無事に教会へと出かけて行った。前日の夜に「明日は教会だから用意して早く寝てね」と声をかけて、当日の朝はヘルパーさんが帰った後に、夫が「俺、ちょっとお母さんの様子見てくる!」と言い出して母に声をかけに行った。こんなとき、私が動く前に夫が自発的に母に接してくれる。お願いしなくても共有してくれる人がいることが、今の私の支えだ。正直、姉よりもずっとずっと気が利くし、母のことを想ってくれて...
昨日は、私たち夫婦の移住記念日だった。丸8年が過ぎた。2人とも東京生活の方が長いので、あえてUターンでもIターンでもなく、移住と言っている。8年のうちの3年間はコロナ禍でなんだか何もできないうちに時が過ぎた感じがする。そのうちの2年半は、両親の介護に翻弄されて、自分の生活を楽しむ余裕など何もないまま、ただ季節が巡った。8年前、私たちが長年暮らした東京を引き払って私の地元に引っ越して来た日、夕方の18時...
2週間後に姉が来る。私たちは、極力関わらない姿勢で、その日を迎えることにした。よくよく姉の帰省予定を見返したら、15時に到着して翌15時に帰って行くって、なんでそんなに急ぎ足で帰って行くんだ? 年に数回の帰省なのに、まるで逃げるように帰って行く。その24時間の予定が決まったら一応教えて欲しいと言っていた。母の現状も何もリサーチされることもなく、放っておいたところ、昨日予定のラインが届いた。1日目は、駅に...
無反応の傾眠状態から始まって、自分の家を忘れたり、2階と1階をウロウロしたり、果ては私に散々会ったことも忘れて、立てこもり犯の人質になっていないか心配してみたり、大変お忙しかった母だったが、一転。翌日は大変静かで穏やかな1日だった。夕方の薬が1つ変わったのだが、それがとんでもなく効いたのか? 朝のヘルパー連絡帳にも、「本日は眠気もなく笑顔もたくさんみられました」と書かれていた。たまたま2日連続同じヘ...
外国人を受け入れない機関や会社 / よその家での料理は難しい
こんばんは。引っ越してきて 色々就職活動をしましたが、時々ぶつかるのが 外国人お断り という会社や機関。雇ってほしい側としては腹立たしいのだが逆の立場に立つと それは正しいことだと思える。意思疎通の問題があるから雇わない、というのもあるだろうけれど国を外国人に乗っ取られないようにするための策でもあるような。日本はどんどん外国人を入れているようですが先行きがちょっと恐ろしい。(-_-)どういう基準があるのか...
朝9時15分からの医師の訪問診療に合わせて、私も母の家へ入る。直前にはヘルパーが来ていて、ほぼ入れ替わりのような状態で診察が始まっていた。母はリビングの椅子に座って俯いている。私が入っていっても顔を上げることもなく、言葉も発しない。看護師が話しかけてもあまり反応がなく、医師の問いかけにも無言で、魂が抜けてただそこにいる、と言う感じ。おかしい。ここのところずっとどの時間帯のヘルパーからも、入室時にベッ...
昨日、訪問看護師が入室すると、母はベッドで休んでいて表情も乏しく、夜あまり眠れないのかと尋ねると、「孫が来るから起きて待っていなきゃいけない」というようなことを言っていたらしい。何度でも繰り返すが、孫はいない。看護師が帰る時に母が外に出てきていて、私はお客様の到着を待っていた時だったので、車の出入りがあって危ないため私も駐車場に出たところ、看護師がそんなことを話してくれた。「孫なんていないでしょ。...
姉が母の日に贈ったゴディバの缶入りクッキーは、ゴディバの紙袋に入れられたまま床に置かれ、おすそ分けどころか忘れ去られている。私と夫が贈ったカーディガンとカットソーとパンツのセットも、渡した時に入れた紙袋のまま、ピアノの下に置かれている。開けて広げてみると言うこともなく、ただそこで忘れられている。時間を割いてあれこれ考え、何かしてあげても、悪気なく忘れられると言うのは、わかっていても寂しいものだ。母...
父の納骨から2ヶ月半。音沙汰のなかった姉から連絡があり、6月中旬の土日に母の顔を見に来ると言う。ゴールデンウイークもスルーして、土日の1泊2日。家に泊まるわけでもなくあいかわらずのホテル滞在。義兄の休みの予定に合わせたのだろうけど、土曜の15時過ぎに駅に到着し、日曜の15時過ぎの新幹線で帰っていく。24時間も滞在しない。本当に文字通り「顔を見に」来るらしい。数ヶ月に一度しか顔を出さないのに、その短時間で私...
ヘルパーさんからの電話 ヘルパーさんから電話がある。 「利用者さんから、ホワイトアスパラガスの缶詰めを買って来てほしいと言われたが、瓶詰めしかなくて、日本産は、990円・外国産は、490円どうしたら良いか?」とのこと。 私から利用者さんに電話をして確認する。 利用者さんが高いけど日本産を食べてみるとのことで、ヘルパーさんに伝える。 利用者さんに確認することが大事なことだと思います。
先日は池田市五月山体育館にて、「西部日本BDF主催級別ダンス競技大会前期」が盛大に開催されました! やっぱり何と言っても財団の競技会が盛り上がってくると、選手たちの目の色も変わって来ますし、練習にレッスンにと日ごろの成果を十二分に発揮されたのではないでしょうか?各々のダンスのレベルがコロナ禍の頃と比較してレベルアップしてきたような感じがします。 声出し応援も解禁され、多数の選手が大声での番号コールや名前の連呼で、私も今朝は喉が痛いくらいで、楽しいcompetition!だったと思います(*^-^*) さて、結果の方ですが・・・・・・・・・・・ 何とか5位を頂きまして安堵しておりまする('◇')ゞ(やばかったっす今回は) エントリーは40数組と、ここ最近では比較的多い印象。ジュニア?か若手が数組に元A級ペアが4.5組と何気に厳しい戦いが予想されまして、予想通りジャッジペーパーを後で確認しますと、準決勝なんかはギリ通過という冷や冷や物の決勝進出でした。 まずは、結果オーライで捉えて、次回の大阪インターでA級を決めたいところですが(*´з`) 今年度のラテン成績 ★西部日本(五月山)・・・・
日曜は、いつも10時にお迎えの車が来て、母は日曜礼拝に出かけていく。教会員の方々の協力で成り立っている母の週に一度のお出かけだ。母は曜日の感覚があるようでないので、迎えに来られる15分前ほどに電話がかかってくることになっている。「今からお迎えに行きますね」と、電話がかかってきたら、忘れていても準備ができるというシステム。本当にお世話をかけていると思う。父がいた頃から同じ方がお迎えを担当してくださってい...
元気な頃の親は大抵子供にこんなことを言う。「あなたに介護なんてさせないわよ〜」と。子供の世話にはならないと根拠のない自信を持って言うのが親だったりする。うちも、そうだった。私たちがこちらに引っ越してきた頃は、まさか自分が要介護になって娘に助けられる日が来るとは思いもしなかったのだろう。それが、本人も気がつかないくらいの速度であっという間に衰えて、訳がわからないうちに子供の世話になっている。振り返る...
風呂に入っていても、「ガラガラガラ」と玄関が開いた音がしたような気がしてビクっとしてしまう。仕事をしていて、お客さんが大きな声で笑っただけで、母がその声に反応して入ってくるのではないかとドキッとしたり、すっかり情緒不安定な私。デイサービスで留守になる時間が本当に待ち遠しい。昨日は仕事中に訪問診療の病院から着信があった。ずっと鳴り続けている私のスマホに気づいたお客様が、「大事な電話かもよ? 出ていい...
先日の担当者会議の時に、母が使っているデイサービス用のバッグが大きすぎるので、もう少し小さいバッグはないか?という話になった。確かにショートステイの時にも使える巨大なトートバッグで、大は小を兼ねるということでなんとなく使っていたが、暑い季節になって着替えもコンパクトになることから、もう少し持ち歩きしやすいバッグを探すこととなった。100円ショップで買えるような簡易的なファスナー付きの袋はあるものの、...
今朝はまだ7時台だと言うのに、すでに3回も母がガラガラガラと私の家の玄関を開けてきた。ゴミの日だったので、ゴミ出しで駐車場まで出た時に顔を合わせたのだけど、その前後で3回だ。1度目はただ玄関に立っていた。「2階はどうなっているのかと思って」と、言うが、どうもなっていない。今日はゴミの日だから出しに行かないと!などと適当なことを言いながら追い返した。2度目は、ゴミ出しの時に母が来ていたカットソーが後...
今週の月曜からの3日間は、私が行きたかった東京の美容イベントの開催日だった。今日が3日目、最終日。10年以上前から、毎年楽しみに通っていたイベントだったが、コロナ禍で中止になり昨年やっと規模縮小で開催されるようになった。今年は、賑わっていた以前と同様の規模で開催されている。日程が発表されてから、密かにホテルを検索したりどうにか行けないものか検討してきた。3月頭に母をショートステイに預けて夫の実家に帰省...
担当者会議の日だった。半年以上ぶりになる。たくさんの人が一度に集まるので、駐車場の車を移動させようと思い、1階に降りていくと母の家の玄関ドアが全開になっていたので、ちょっと覗いてみる。無表情の母が虚ろな感じで出てきて、「あなたのところに同窓会のお知らせがパソコンに届いていない? 会合があるはずなんだけど」と、意味不明なことを聞いてきた。確かに今から会合があるのだが、そのことではないらしい。何度聞き...