そろそろ母のクリニック受診時期になっており、血圧の変動や残薬など施設に確認したいこともあるので、明日あたり面会に行こうかなと面会予約の電話を入れた。「何か足りないものや、あったら良いものありますか? もし何かありましたらお電話ください!」と言うと、いつも通り感じよくお返事をいただけた。「明日、お待ちしてますね〜」と。さて、明日の面会に何を差し入れしようかな、と考えていたら、久しぶりに姉からラインが...
しっかり者の母がレビー小体型認知症に?! 父が肺がんで要介護2? 突然始まったW介護の戸惑いをリアルタイムで吐き出します。
28年ぶりに地元に戻り、ゆったり平和な生活を…と思いきや、母がまさかの認知症に。誰にも言えない日常の変化、うつろいやすい母の記憶について記録していきます。
そろそろ母のクリニック受診時期になっており、血圧の変動や残薬など施設に確認したいこともあるので、明日あたり面会に行こうかなと面会予約の電話を入れた。「何か足りないものや、あったら良いものありますか? もし何かありましたらお電話ください!」と言うと、いつも通り感じよくお返事をいただけた。「明日、お待ちしてますね〜」と。さて、明日の面会に何を差し入れしようかな、と考えていたら、久しぶりに姉からラインが...
今まで施設の料金を気にして、在宅介護が一番お金がかからないということで、頑張って在宅を続けてた。母が在宅のボーダーラインを超えて、もうお金のことも言っていられない状況になって、施設にフェイドインしたけれど、やはり1箇所からまとまった額がドンと引かれるのはドキドキする。施設に入れると、介護保険枠の料金より、食費や居住費などの実費の方が大きくなることがわかった。なので、高額介護費の払い戻しも在宅時より...
夕方にワンコの散歩に行こうと、家の目の前の大通りを渡ると、見覚えのあるユニフォーム、見覚えのあるシルエット。マスクをしていたけれどわかったの。すれ違いざまに「こんにちは」とこちらから小声で挨拶して会釈した。そそっと軽く頭を下げて去っていったその人は、以前私がブチ切れて契約を突然終わらせたヘルパー事業所の責任者さん。去年の9月から一度も顔を合わせていないけど、あれだけ数年がっつりと関わっていたから、...
母がロングショートに行って2ヶ月が過ぎました。本当に早い。今までは、母のショートの予定ありきで自分のスケジュールを決めて、送り出しと出迎えに気持ちも上がったり下がったり。あと何日!って常にカウントダウンしていたけど、それももうない。介護ベッドも撤去され、冷蔵庫のコンセントも抜いた。冷蔵庫には、醤油とポン酢とごまドレッシング。タッパーに入った砂糖。期限の切れた冷凍弁当。これだけしか入っていなかった。...
日曜から一人で東京へ行ってました。美容系の大きなイベントが毎年この季節にあり、東京を離れた後も毎年参加していたのだけど、2019年を最後に行けなくなってた。2020年はコロナでイベント自体が中止になり、2021年はすでに母が認知症になっており、そこからの5年は平日に泊まりで家をあけることができなくなってた。徐々にショートステイを使ったり介護サービスを駆使して、なんとか1年に1回、1泊なら行けるかな…って状況に...
市役所の介護保険課から、封書が届いた。「介護保険負担限度額認定の更新手続きについて」長ったらしい名称のこれ、入所した今、一番大事な書類!!もし、在宅介護でもショートステイや介護保険施設を利用している非課税世帯の方は、全員手続きした方がいいやつです!!ショートステイ利用の場合、居住費と食費を実費で支払うのですが、その料金を収入に応じて軽減するという制度。1年おきに更新手続きしないといけないんだけど、...
母が施設に入所してから、未だ介護関係の書類にサインを…とか色々あるものの、本当に本当に格段に負担が減った。2年以上かけてショートステイと自宅を行ったり来たりしながら、在宅ターンの時には毎日のヘルパーに1日おきのデイサービス。荷物もあっちへ行ったりこっちへ戻ったりと慌ただしかった。行ったっきりになった今、面会時に母のクローゼットを覗くと、私が最後のあたりにまとめて買ってきた春物のカットソーが何枚もか...
母の日に、面会に行ってきました。4週間って結構あっという間で、1ヶ月に1回くらいの感じでちょうどいいのかなと思う。何も心配していないし、母も何も困っていない。どんな様子なのか聞こえてこないのは、何事もなく日常を過ごしているからだと解釈している。前日に施設に「明日面会に行きたいと思うのですが」と電話を入れると、「もちろん大丈夫です!ぜひいらしてください!」と明るい返事。電話の応対もいつ誰が取っても気...
連休明けに、登録してない番号から着信。出ようか迷って、出たところ福祉用具の会社の担当さんだった。介護ベッドをレンタルしているだけで、あまり直接連絡が来る機会がなかったから、登録してなかったんだな。やっぱ知らない番号はまだ介護関係。気が抜けないな。「ケアマネさんから連絡いただいてまして、介護ベッドの引き上げに伺うようにとのことでしたが、遅くなってしまって申し訳ありません。ご都合っていかがですか?」誰...
びっくりするくらい静かで穏やかなゴールデンウイークが終わった。思わず、去年のブログを読み返して、今までどうだったのか確認してしまった! 「ばあちゃんは?」「死んだ」「子供たちは?」「いない」「お葬式は?」「ない!」を、早朝6時半から延々と繰り返していた…。しかし、今よりちゃんと会話になってたんだなあとしみじみ。1年で全く会話はかみ合わなくなってしまった。言ってることがわかるうちは、まだ良かったのか...
母が入所してから初めて施設から電話がかかってきました。スマホの画面に施設の名前が出た瞬間、ものすごい動悸が〜!! 瞬時に、え、受診? 入院? 誤嚥? 転倒? お迎えに来いだったらどうしよう!ってあわあわ。電話に出ると、いつもの相談員さんで「こちらでケアプランを作ったのでサインをいただきたいんですが〜、ポストインしておくので郵送で返して貰ってもいいですか〜?」っていう話で。ほっ。母の状況は一切何も聞...
母を施設に送り出して、今日で1ヶ月。送り出すまでの数ヶ月は、本当にドタバタで、特養に申し込みしたもののこれでいいのか悩みに悩み、かと言って母の在宅時は一瞬も気が抜けなかった。送り出す寸前まで徘徊に洗濯に掃除に追われてた。私も倒れ込むようにゴールテープを切ったようなイメージ。たった1日遅かったとしても何か起こったかもしれないぐらいギリギリだった。あれから、本当に穏やかな日々がやってきた。施設に入って...
3月の介護関係の請求書が今届いていて、もう計算するのも怖い…。9日間しか在宅しなかったのだけど、その9日の間にデイサービスやら訪問看護やら訪問診療やら詰め込むだけ詰め込んで、さらに、ヘルパーさんも修羅場続きで持ち時間の20分を毎回オーバー。ヘルパーさんに関しては、これはもう仕方ない状況だったので、延長してでもやり切ってくれたことに感謝しかない。そして、おむつ券が使えないのに、リハパンとパッドの消費がすご...
穏やかに毎日が過ぎていきます。母の在宅や駐車場の来客を考えなくていいので、仕事が捗ります。なんか本当に、わーーーっと台風が過ぎ去ったあとみたいな、散らかったままだけどとても穏やかな日々。癖で無意識に奥歯を噛み締めてしまうのだけど、「もういいよ」と自分に言ってあげます。そんな中、姉からLINEで連絡が来ました。「面会や手続きなどで施設に行ってみましたか? 4月の通院付き添いはいつですか?様子を教えてくだ...
施設で穏やかに過ごす母に会い、自宅に戻り誰も居ない両親の家に入ってみる。日々の血圧が書き込まれたカレンダーは3月のまま。電話機の前には訪看さんの緊急連絡先が貼られ、壁にはデイサービスのスケジュール表。ドレッシングとお醤油と砂糖しか入っていない冷蔵庫。ロックされたままのキッチン。ドライバーで鍵が閉められた風呂場。「23度」と大きく書かれたエアコンのリモコン。撤去された鍋やゴミ箱。母が一人で頑張って暮ら...
母が自宅を出て行ってから約3週間。初めて、母の面会に行って来ました。母の家に残された、使いかけのリハパンやパッド、使い捨て防水シーツ、寝たきりの時に使ったテープ式のオムツ、父の時代に福祉用具で買った防水ラバーシーツ2枚、未使用のおしりふき。寒がりの母のために箱買いした洋服に貼る使い捨てカイロ、洗えるマイクロファイバーの毛布とブランケットなど、色々詰め込んだら車のトランクがいっぱいで。リハパンやパッ...
この週末に、私の地域では桜が満開になりました。去年は2匹のワンコとお花見散歩していたのに、今年は1匹。桜とワンコの写真を撮らねば!と思ってしまうのは、どちらも儚いからなのかな。桜がどんなに綺麗でも散るのを止めることはできません。ワンコとの暮らしがどんなに幸せでも、その時間を止めることはできません。認知症も進んでいくのを止めることができません。何があっても何もなくても、時はサラサラと流れていきます。...
4月ですね。ちゃんと桜も咲いて、春が来ました。今年は、本当に長い長い冬だった。2021年の3月からブログを書き始めました。その年の初めに母の異変に気付き、レビー小体型認知症が確定してからの戸惑いと母に起こっていることを書き残し、自分の恐怖を分散させたいと思って始めたブログでした。認知症はいろんなタイプがありますが、レビーは一言で表すと「怖い」。怖かった。見えないものが見えていて、どんどん妄想の世界に入...
早いもので、母を施設に見送って1週間が過ぎた。今までも2週間連続ステイもあったし、入院で3ヶ月いなかったこともあった。だから、いないことにさほど違和感はないものの、格段に連絡事項が減った。減ったというより、皆無! 未来のスケジュール帳にも母の予定がない!サロンのお客様が先の予約を入れていく時に、母の在宅の曜日を避けなくてもいい。いつでも二つ返事できる! すごい気持ちが楽。3月中にと、1階のNHKの契約...
事件事故になりかねないギリギリセーフで施設にフェイドインできた母。これでいいのかと自問自答を繰り返していたけど、最後の最後にきちんと徘徊して私たちを納得させてくれた。どうしても在宅介護をしたかったわけじゃない。手は離したかった。けど、あまりに駆け足で坂道を駆け下りていく母の後ろ姿を見ていると切なく、この家で暮らした思い出なんてほとんどないじゃない? 桜の季節になり、まだ蕾の桜並木の遊歩道を、我が家...
母と夫と私の3人でハーゲンダッツを食べながら話をして、ちょっとしんみりして、でもこれでもう言い忘れたことはない、やれることはやった!と感じながら、その日を終えた。…はずだった。私と夫は、エントランスを施錠して電気を消し、2階に上がって一息ついて、自分たちの夕ご飯に取り掛かった。母の食事を作るためにキッチンはてんやわんやになっていて、「ごめん、鍋でいい?」と、電気鍋に具材を突っ込んで、とりあえず風呂...
母を送り出した前日の夜の話。夕方にヘルパーさんが来て、私と2人でドタバタと荷物をまとめているうちに、姉夫婦が帰って行った。母はオムライスを食べている手を止めて玄関先まで見送りに来たものの、外まで追いかけるようなことはなかった。私は気がつかなかったけど、母がずっと姉の名前が出てこなかったことをヘルパーさんが気づいていた。もちろん義兄のことも、誰だろう?と思っていたようだ。ヘルパーさんが「また明日来る...
母在宅最後の1日の午前中には、最後の訪問診療が組み込まれていた。ケアマネもやってきて、4月の計画書と先生に渡す書類を持ってきてくれて、私はまたいくつかの書類にサインをした。たくさんの介護サービスを利用していたが、4月からはショートステイの施設1本になる。今後は、すっきりとしたその計画書を持ってケアマネは毎月母の様子をモニタリングしに行くとのこと。ショートの施設なので、施設ケアマネはおらず、居宅ケアマ...
今朝は燃えるゴミの日で、玄関前に積まれた最後のオムツゴミを捨ててきた。今までショートステイに送り出したあとは、大声で叫びたいくらいの開放感があったのに、なぜだろう、そんな気持ちにならない。新たな場所で過ごす母の笑顔を見るまでは、この持たなくていい罪悪感は消えないのかなと思う。母が去る前日の話。夫は朝早く出勤し、私は早朝から在宅3日で溜まったゴミを出すのにゴミ置場を3往復。昼は姉が「肉汁つけ素麺」な...
昨日の今頃は、ドタバタと朝の準備と片付けに追われていた家にはもう誰もいない。今日は不燃ゴミの日だったので、介護ベッドの上に設置されていた使い込まれた電気敷布と尿被害にあってビニール袋に入れられていたお皿を2枚、いつか捨てたいと思っていた、父が使っていたたくさんの古い傘など両手に抱えて捨ててきた。父のものは、母がいなくなったら捨てようと決めていたから、これから少しずつ家の中もリセットしていこう。今は...
「行ってらっしゃい!元気でいてね!また来るからね!」と、バンに乗り込む母に、ヘルパーさんが優しい嘘をつき、私と夫と3人が並んで、「またね」と手を振った。少しぼーっとしながらも、母は笑顔で手を振り返して、いつものようにいつもの車で83年間生活したこの家を去って行った。もう帰らない、もう戻らない母を見送った。さよなら、お母さん。母と娘の、5年3ヶ月。私の在宅介護が今、終わりました。↓応援ありがとうござい...
朝はちゃんといつも通り修羅場になっていて、土曜日の朝も洗面所が尿汚染まみれ。お皿も1枚被害にあってまた1枚ゴミに出された。ヘルパーさんの20分入室予定が倍の時間の40分になっている。要介護5だからね! 時間増えて大丈夫!母が最後のデイサービスに出かけて行った後、いつものように洗濯物を干そうと取り出すと、長袖シャツ2枚、長袖カットソー1枚、裏ボアのスエット1枚、ニットのセーター1枚、ズボン下1枚、ズボン...
8日ぶりで帰宅した母が、とてもニコニコと明るく元気で、私の目をまっすぐに見てしっかり話すので、胸の奥がキュッと痛む。「お父さんから連絡あった?」「ばあちゃんは元気?」っていう定番の問いかけに続き、「お姉ちゃんは病気で死んだの?」っていう新しいタイプの問いが加わって、吹いた(笑)。「明日、来るよ」と言ったら、驚いていた。母の夕食に新鮮なお刺身の四種盛りを買ってお皿に盛り付け、なめこと豆腐の味噌汁を作...
今日の夕方、母がショートステイから帰ってくる。母に言える最後の「おかえり」だ。昨日スーパーに行き、イチゴとバナナを買ってきた。お刺身は今日の午後買おう。そして、ショートステイ先の相談員さんに電話をかけて、これからのことで気になることを色々聞いた。まず、次に送り出す時は季節の変わり目なので、荷物が多くなってしまう件。施設は個室で、クローゼットのようなものがあり、それぞれ洋服を収納しているとのこと。こ...
「日曜日はお母さんを教会に連れて行こうと思います!(キリッ)」みたいに言ってた姉。今年に入ってから母は一度も教会へ行っていない。昨年のクリスマス礼拝が最後だ。そのクリスマス礼拝の日の朝に、最初の修羅場が起こった。家の至る所に排泄の跡があり、母が在宅のボーダーラインを超えた日だった。私はヘルパーさんから報告を受けてとてもショックを受けたけれど、ずっとずっと母が心待ちにしていたクリスマス礼拝だったので...
来週の今頃は、母を見送っている。私はやりきったって思えるかな。昨日、スーパーに買い物に行き、次にスーパーに来る時には母のための最後の買い物をする。もう菓子パンの消費期限をチェックすることもなくなるんだな。ショートステイ中で在宅していない気楽さで、ちょっと寂しい気持ちになる余裕があるけど、実際母が帰ってきて対面すると、そのコミュニケーションの取れなさに気持ちが沈み、うん、これはもう無理だね、と自分の...
電話してきた姉の話の続き。母の排泄失敗情報だけを過剰にインプットし、心配だ心配だと、よくわからん対策を考えている姉。聞きたいことは他にない、と言った。スピーカーフォンで会話していた私は、隣にいた夫と一緒に思わず笑った。「トイレの失敗で自分が掃除しなきゃいけないかもってことだけ異常に心配して、お母さんがこれからどこの施設に入ってどう過ごすことになったのかとか、全然気にならないの、ウケるね。あと1週間...
あー、腹が立つ!イライラする! この時期、私をイラつかせるのは、もちろんあの人。次に母が帰ってくるのは20日で、21、22、23日の3日間を自宅で過ごしたあと、24日の朝に施設へ。その最後の週末である3日間に姉夫婦がやってくる。いつものように2泊3日。私が、母を施設に入れますと宣言したあと、慌てて予定を組んできた。大事な最後の在宅に、姉の帰省が被る。そこまでギリギリに来るなら1日伸ばして準備を手伝ったり旅立つ日...
母の一時帰宅まで1週間。この1週間の間に、旅立ちの準備をしておかねばならない。ヘルパーさんとショートの準備をしながら、足りないものはないか確認。やはり、排泄の問題が出て来てからは洗濯の回数が多く、洋服の痛みが激しい。首元もヨレヨレになるし、縮みもある。これからは、こうやって洋服を見てあげることもできないのだから、できるだけ新しい服を持たせてあげようと思うと、買い物が結構大変で。「結構お金、かかるで...
昨日の朝、母は最後のショートステイに出かけて行きました。夫は、しばらく忙しく帰りが遅かったので母に声をかけられなかったから、と言って、時間休をとって一緒に母を見送った。ヘルパーさんが母に「この人、だあれ? 私知らないから教えて!」と聞くと、「この人は、ルミちゃんのダンナさんで、私の長男なの!」と嬉しそうに答えていた。ちょっと違うけど、夫のこともちゃんとわかってるんだな。で、言うんだったら「次男」な...
水曜日は9時から訪問看護さんの日だったのに、朝8時20分に扉がバタンと開いた気配がした。モニターで見ると、おばちゃんヘルパーの車が停まっていたので、1階へと駆け下りる。「○○さーん! 今日、訪看さんの日ですよ〜」手袋をはめて、やる気満々で母に「奥様〜!起きましょうか〜!」と明るく声がけしていたヘルパーさんが、キョトンとした顔でこちらを見て、ハッとした。「なんかおかしいと思ったのよ〜! 間違えちゃった〜...
明日から母はショートステイ。それが終われば、3日の在宅を挟んで、ずっとのショートステイに行く。母の在宅も今日を含めてあと4日となった。何も知らずに、何もわからずに、ただ自宅での時間を過ごしている母を思うと「ごめん」という思いがどうしても湧いてきてしまう。家をリノベーションして生まれ変わり、新しくスッキリ快適になった家に両親が引っ越してきた頃のことを思い出す。そんな昔じゃなかったはずだ。寝室を、大好き...
昨日の朝は、笑顔で「いらっしゃい!」とヘルパーさんを迎えたそうだ。寝具や洋服に汚れがあって全部洗濯というのは毎日同じだけど、母の不穏が少なく穏やかでいてくれると嬉しい気持ちになる。ずっとこうなら、家にいられたのにな、と未練がましく思ってしまうが、違う違うと打ち消している。本当に、いっそ毎日狂っていて手に負えなければすんなり何も思わずに送り出せるのにと思う。いろいろ決めると、母の状態が落ち着いてくる...
最後の長丁場の在宅、真ん中の日月在宅が鬼門。日曜は、もう教会に連れて行くことも最初から諦めて、誘うこともしなかった。母も行ったり来たりの生活で疲れているだろう。あと少ししかこの家にはいられないし、無理に出かけなくてもゆっくり好きに過ごせればいい。在宅の母は、良くも悪くもいつも通り。朝はベッドを汚し、シーツから着ているものから全てを洗濯。家中が汚れると言う修羅場にはなっていない。収納から電気ストーブ...
夕方母が帰ってくる時間に合わせて、朝早くから買い物に出かけた。うちの街で人気の和菓子屋がこの季節に作る、なかなか買えないいちご大福。朝イチで2つゲット。衣料品売り場では、セールになっている秋冬物のパンツを3本買った。母は腰も曲がっておらず、痩せているけどスタイルは良く、高齢者用の丈が短いパンツだと足首が見えて寒いので、私にあててみてちょうど良いものを選ぶことにしている。同じようなゴムのパンツばかり...
担当者会議の席で、進行役を務めていたケアマネは、最後にポツリと言った。「寂しくなりますね」こんなに大騒ぎしてしんどい日々だった在宅介護も、チームが解散することはほんのり寂しい。それが私だけの感覚じゃなかったことが、ちょっと嬉しかった。デイサービスさん。5年間ありがとう。あと、残り3回です。母が初めて体験デイに行った日に、目を輝かせて「楽しかったわ〜!お風呂も素晴らしいのよ」と笑っていたことを私は忘...
担当者会議のお話。続きます。ショートステイの相談員によると、これまで母を1年以上見てきて、「家に帰りたい」と言ったことが一度もないとのこと。帰宅願望がない! それだけ、このショートでの暮らしが充実していて心地よいと言うことなのだろう。仕事を主軸に生きてきた母は、ショートステイ先のスタッフとして患者さんのケアをしながら過ごすことに生きがいを感じているのではないか? もちろんスタッフでもなく、どの利用...
先週末の担当者会議。母は臨時でデイサービスに行ってもらい、本人不在の中、ケアマネ、訪問看護ステーションの責任者、デイサービス担当、ヘルパー責任者、ショートステイ相談員、家族(私)の6人が集まった。この時点では、介護認定の結果は出ておらず、要介護4の暫定で話は進んだ。本人の状態が変化したので、今後についての確認という趣旨。担当者会議は、介護認定更新時の義務なのだ。いつもはそれぞれの担当者から、状態報...
ひとまず母が4泊5日のショートステイに出かけた。バンの窓から、私とヘルパーさんに手を振っていた。こうやって見送るのもあと2回。最後の1回は、もう家には戻らない自宅との永遠の別れだ。施設に入る日は、家族が車で施設まで送り届けるのかなとイメージしていたけど、いつものようにいつものバンに乗って去っていくことになる。そのくらいの方がいいのかな。そしてポストには、今年の初めに申請していた介護保険の要介護認定...
先ほど母をショートステイに送り出し、大量の洗濯物を干して、しばし母の家は消灯。たった3日しか在宅していないのに、毎日45リットルのゴミ袋いっぱいにゴミが出て、大量の洗濯物に追われた。モノはあっちこっちに移動し、収納の奥深くに片付けたはずの洗濯が難しいニットのセーターがいつの間にか出されて着用され、しかも汚れ…。洗濯しすぎて縮んでひどい。母がいなくなったら速攻捨ててやる!というものがいっぱいある。ゴール...
母が帰ってきた翌朝は、やっぱり修羅場で。2週間以上も家を空けたのだから、そりゃあ混乱もするよね。「寒いと言われるのでエアコンを見ると、冷房になっていました。デイサービスのバッグがなく、一緒に探しました。尿汚染あり、更衣、パッド交換しました。ベッドシーツ汚染あり、交換して洗濯機回して来ました。タッパーなど使用されておあられ、破棄しました。時間がかかりました」ヘルパーさんの報告に心が沈む。母がデイサー...
母が昨日の夕方に帰宅した。17日ぶりだった。私は、昼のうちに母の家のエアコンをつけて、湯沸かしポットをセッティング。スーパーでパンやフルーツを買ってきた。この買い物もいつまで続くのかと考えていたけれど、あと数回だと思う。なんだかんだで母はパンが好きだったから助かった。ヤマザキ春のパン祭りの白いお皿を何枚も集めるくらい、元気な時からパンが好きな人だった。施設に入ったらもう食べられないんだろうな。規則正...
昨日、訪問診療のチームが、母のショートステイ先に往診に行ってくれて、その報告がメールで届いた。訪問時、レクリエーション中で、広間から歩いて来た母は表情も穏やかで足取りもスムーズ。「楽しいですね。お兄さん、お姉さんたちと一緒にね。ふふふ」と笑っていたそうだ。施設内を歩き回ったり、ものを手に取ったりと言うことはあっても、イライラして怒ったりなどもなく穏やかに過ごしているとのこと。食事はほぼ全量摂取、排...
明日、母が一旦帰ってくる。毎月やってくる叔母には、会うなら28日か1日の夜18時にしてくださいとメールを入れたけど、返事はなし。これまでは、叔母のタイミングで母を訪問していて、家の固定電話に電話をかけて「夜、顔出すね」と予告していたけれど、母はもはや電話が鳴ってもどうやって出るのかわからなくなった。少し前に姉から電話がかかってきたときに、どうやって電話に出たらいいかわからないと言って、テレビのリモコン...
休日に出かけてちょっと楽しかったり、美味しいものを食べたり、現実逃避しようとすると、同時に罪悪感が襲ってくるのはどうにかならないものかしら。母がショートステイに行って2週間が過ぎた。過去一長いショートステイ。誰も来ない毎日はとても快適で、快適だなと感じると同時にまた、母に申し訳ない気持ちが湧いてくる。きっとこれが当たり前になっていき、次第に慣れていくのだろう。今は、また母が戻ってくることを思うと、...
月曜日に母が帰ってくる予定だったのだけど、ケアマネと相談して3日間ショートをのばしてもらったので、宅配弁当屋さんに電話連絡を入れた。「お弁当がお休みになる日が変更になったので、お伝えしたくて電話しました」だんだんとお弁当お休みの日が増えていき、もはや休みの日の方が長い。基本的に毎日配達の契約をしている弁当屋。随分ショートステイが多くなったなって思ってるかな。26日に帰宅して、3日在宅してまたショートス...
3月24日から、とりあえずショートステイの施設に行ったっきりになる母。その先にどこへ行くのかは決まっていないけれど、もう自宅では暮らせないので最短で予定を組んだらそうなった。そのスケジュールを姉に伝えたところ、最後の週末に姉夫婦が帰省してくることになった。夜間の不穏がすごいことを伝えていたけど、もちろん家に宿泊して母の世話をするつもりはなく、駅前のビジネスホテルを予約したと連絡があった。ヘルパーさん...
なんとも重苦しい毎日が続いている。しかし、現在、母のショートステイ史上一番長い滞在中。帰ってきても3日在宅してまたショートへ行くことになる。たった3日なのだけど、長く家を空けたことでの不穏が怖い。2月末に介護認定の更新があり、1月の頭にケアマネが書類を提出してくれた。要介護4になって2年が過ぎた。一人暮らしになってからは3年。ここが限界点だったんだな。介護認定の更新に伴って、担当者会議を開くのがルール...
第二希望の特養から電話がかかってきた! 入居者の順位を決める入居検討会に上がる対象者を決める、選定会議で名前が上がったので、今月中に母の様子を見にショートステイの施設へ訪問します、とのこと。このあたりのシステムが難しいのだけど、特養に申し込むと申し込んだ人が全員待機して部屋が空いたら入居すると思っていたら、そうじゃなかった。申し込みをすると、入居申し込み評価表という自治体で決められた基準に沿って点...
Amazonで防水シーツを買った。あと自宅で過ごすのは11日。1日2枚使ったとして、30枚入りでも足りるかな。届いただけで憂鬱な気持ちになる。なんかもう、母の家に入ること自体がストレス。1週間前にドタバタの中で家から出て行き、その時のまま洗濯物があちこちに干されている家。本当は留守の間に少しは家を片付けてやればいいのだろうけど、そんな気力がない。防水シーツを開封すると、大きめのペットシーツのような感じ。ワン...
土曜日の午前中に、第二希望の特養へ申込書を提出しに行った。ケアマネはとても迅速に意見書を用意して届けてくれて、最終局面に入ってもうちのケアマネは淡々といつでも職務をこなしてくれる。第一希望だった特養の相談員は、ケアマネには「お断りします」とは言わず、「特定の部屋に入ってもらうことになるので、そこが空くのを待つとなると、相当の時間がかかると思います」と言ったそうだ。遠回しのお断りだが、希望を残して、...
昨日の記事にたくさんのご意見ありがとうございました。確かに、1軒断られたぐらいで凹んでんじゃねーよ、です。どなたもそんなこと言ってませんけど(笑)。ただ、実際に施設探しに着手してみて、自力で見学や面談、申し込みの段取りをこなすことを考えると、10軒、20軒と手当たり次第にと言うのは現実的ではないと思いました。介護の世界はアナログで、電話やファックスが当たり前、なんなら直接足を運ばなければ話が進まない。...
第一希望の特養、断られました。結構、即断でした。14時20分から面接で、16時過ぎには電話がかかってきたのは、せめてもの優しさでしょうか。面接自体は特にやらかした訳でもなく、ショートでいつも通り過ごしているところを見てもらったようです。「ショートの施設の方からもたくさんお話伺って、落ち着いて過ごしておられることはわかったのですが、ほとんどスタッフの方がマンツーマンで見ておられて、夜も19人の入所者に対して...
昨日は不燃ゴミの日で、玄関先に置かれた尿被害にあったお皿数枚と電気敷布を捨てた。そして今日はやっと可燃ゴミの日で、私のサロンのお手洗いの前に置かれた汚物が詰まったずっしり重たいゴミ袋をやっと出せた。。。火曜日の朝に母はショートステイに出かけて行ったのだけど、ゴミだけが残されてそれが目に入るたびに憂鬱な気持ちになっていた。もう慣れていて感じないだけで、この家も臭ってるのかなと思うと、本当に嫌で。毎日...
ショートに行く日の朝は、特にバタバタでおばちゃんヘルパーも疲れ切っていた。母の薬は本人に見つからないように、缶に入れてさらにそれを靴箱に入れて二重に隠していて、ヘルパーさんが入室するときにそこから取り出して手に持って部屋に入る。のだが、部屋が、というか家中が尿と便に汚染されてひどい状態で、おばちゃんは片付けに追われているうちに無意識で薬も一緒にゴミに捨ててしまった(!)。ヘルパーステーションから連...
果てしなく長い時間に感じた5日間の在宅ターンが、やっと終わる…。昨日も悲惨だった。洗濯物は、敷きパッドとラバーシーツ、ズボン2枚、ズボン下、長袖シャツ、カーディガン2枚、ハイネック長袖シャツ…とにかく大量。どんだけ着てたんだ? そして全部汚れたってどんだけよ?さらにショックだったのは、外に電気敷布が捨てられていたこと。この期間で二度目よ? 新しい電気敷布の上に防水ラバーシーツ掛けて、さらにその上に敷...
昨日も朝から洗濯物がぎっしり。前日の夕方にヘルパーさんと一緒に、新しい電気毛布をセッティングして、その上に防水ラバーシーツを敷いて、さらに敷きパッド。これで寒いなんて言わせないという感じにしたものの、そんなことは関係なく。「尿汚染あり。トイレわからなく玄関のところで排泄したと言われてました。全身更衣しました。ラバーシーツまで汚染あり、ベッドメイキングして洗濯機回してあります。ゴミ玄関前に置きました...
昨日は、朝イチで睡眠外来に再診の予約を入れていて、出かける準備をしていたら、ヘルパーさんが来た気配。いつもより遅いな…9時過ぎてるな…と思いながら、入れ違いで家を出た。すると、私のスマホにヘルパーステーションから着信が! 嫌な予感しかない!「電気毛布が尿汚染で濡れてしまったんですが、替えはありますか?」で、電気毛布の替えなんてそんな簡単にあるわけもなく…、敷きパッドの交換なら収納にあるはずですと返答...
ケアマネから電話がかかってきた。第一希望で申し込みしている特養の相談員さんから、面接の日程の件で電話ありましたよーと言う報告。相談員さんは、「グループホームの方があってるんじゃないかと思いますが」とケアマネにポロリと言っていたそうだ。私も見学の時に真っ先にそう言われた。誰の介助もなくスタスタと歩けると言うことが大きいみたい。グループホームの方がいいのは、私も重々承知で、何度もシミュレーションしてみ...
母がショートから帰ってきた。グラファイトヒーターを片付けたので、寒くないように昼からエアコンをマックスで入れておいた。室内温度4度から一気に20度まで上げた!帰ってくる2時間前くらいに、ショートの施設から着信が! 入所した時に確認した洋服の枚数と、帰る時の枚数が合わないとのこと。施設で洗濯乾燥してくれるのだけど、他の入所者さんのものも一緒に洗うし、わかんなくなりそうよね。戻ってきたら何が足りないか確...
今日、母が帰ってくるからか、昨日も眠れなかった! 1時間起きに目が覚める。薬が合わないのかな〜。3ヶ月分処方されててもったいないけど…。薬価高かったからほんともったいないけど〜! また診察行くかな…。昨日、第一希望で申し込みしている特養から連絡が来た!母の面接の日が決定したとのことで、来週の木曜日に。ケアマネに連絡を入れてくださったようで、直接ショートステイの施設に訪問されるとのこと。私にも丁寧なメ...
そしてそうこうしていたら、明日には母が帰ってきてしまう! 今日のうちにスーパーに行って、また食材買い足さないと! 今回は在宅が5日。次の入所は2週間と、今年最長になる。毎日届けてもらっている弁当屋さんに、いつも月初めにお弁当お休みになる日を伝えているんだけど、休みの日の方が多いやないかーい!って思われそ。3月の最後の週末は、姉が帰省してくることになった。呑気に3月の終わりか4月に〜と思っていたらしいが...
去年の1月に迎えたワンコが、1歳2ヶ月なんだけど、いろんなことを覚えていきます。教えるとどんどんできるようになって、お座り、お手、おかわり、待て、伏せ、タッチでくるっと回ったり、おいでで膝に飛び乗ったり。どんどん覚えて成長していく姿と、この1年でさらにどんどん忘れていく母の姿の対比に悲しさが増します。母の家に設置していたグラファイトヒーターを片付けました。ヘルパーさんがいるときに、母が濡れたタオル...
睡眠外来でもらっていた薬で眠れないことが多く、薬を変えてもらったのだけど、新しい薬を飲み始めて2日目、全然眠れない!! 1時間おきぐらいに目が覚めて、最終的には6時にワンコに起こされる。これはもう薬の問題なのか、私のメンタルの問題なのか? 今は、母が特養に入れるかどうかわからない中途半端な状況で、決まって欲しいような、話が進むことに罪悪感があるような。このまま母に何も言わず、施設にフェイドインして...
母が6泊7日のショートステイに行き、いつもなら解き放たれた気持ちで過ごせるのに、なんか少し時間ができると色々考えてしまい、今更ながらに未練がましくグループホームの方が良かったのかな…とか思って施設の情報を見てみたりして、いやー、やっぱ高いな!無理!ってなってる。たぶん、ちゃんと行き先が決まるまでああでもないこうでもないと調べるのかもね。もしかして見落としてた別の選択肢なかったかな、とか。特養は、みん...
母は、ニコニコと笑顔で手を振りながら、ショートステイのバンに乗って行った。いつか、近いいつか、これを何回か繰り返したら、もう二度と戻らないステイに出かけていく。きっとこうやっていつもと同じように母を見送り、手を振るのだろう。ごめんね、もうここには帰らないよ、と心で思いながら、それを知らない母の笑顔が刺さるだろう。我が家を担当してくれているヘルパーさんがとにかく素晴らしい。これだけ修羅場が連続してい...
水曜日は朝は訪看さんの日で、ここ数日の母の様子はバイタルリンクというシステムに共有している。担当医と看護師、訪看、ケアマネ、薬剤師が見ることができる。訪看さんが入室して40分ほど過ぎて、私に電話がかかってきた! 「お母さんだけど、今日はそんなに酷いことになってなくて、ただ古いタッパーに尿しておられて、これってどうします?」タッパー1個くらいは、酷くない範囲なのだ! 昨日の汚物をまとめたゴミ袋に入れて...
ショートステイから戻って、2日ほどは大したトラブルもなく穏やかに過ごしていた母だったが、3日目、4日目の朝はひどかった。3日目のヘルパーさんメール↓「大変ですと言われておられました。見ると、トイレがわからなく、紙パンツ、パッドの中、レジ袋の中に排尿しておられました。トイレの入り口と台所、洗面所のところに置いてありました。朝食提供して服薬していただきました。片付けして洗濯機回しました」ちょっと状況がわか...
早速姉から的外れなラインが届いた。「お母さんに電話したら、○○(ショートステイの施設)辞めることになったのよね、って言ってたから、ルミコたちが○○苑(特養)の話をしてくれたんだなって思いました。お母さんは、どんな様子でしたか? 今日の訪問診療はどうでしたか?」はあ? まだ申し込みしただけで、何も決まってないのに話すわけないじゃん! 余計なこと言ってないでしょーね? 母は、ショートの施設に仕事をしに行っ...
土日、2回朝を迎えたが、前回の在宅時ほどひどいことにはならず、母は穏やかに過ごしている。寒い寒いと言って、家の中でコートを着てマフラーを巻いていたり、出かけそうな様子にドキッとさせられるが、まあそのくらいはなんてことはない。日曜は大雪だったので、教会に誘うこともしなかった。「ごはん、食べた?」「食べたわよ〜」とか、普通の会話が成り立って、特にヘルパーさんを困らせることがないと、これで良かったのかと...
夕方16時半ごろ、ショートステイのバンが来た気配がして、ソファーから立ち上がる。送りの運転手さんが「娘さんはおられますか〜?」と呼んでいる。降りていって、運転手さんから大きなバッグを受け取った。母は「本当にありがとうございました。お気をつけておかえりくださいね」と丁寧に頭を下げて見送っている。うん、いつも光景。「今日は大変だったのよ〜」と、特に何も大変じゃなかったはずの母が、妄想の話を繰り広げる。最...
さよならお母さんモードに入っていたけど、今日の夕方帰ってくるんだった! 昨日はスーパーに行き、母の食べる菓子パンやサラダやみかんを手に取る。そうだ、ショートに行く前日にお母さん、スーパーでみかんをカゴに入れてたな…あの時買ってあげたら良かったのかな、とか思いながら、いつもの買い物を済ませた。結局、今回のショートステイ中は、母の特養申し込みのために動き続けて、休む間もなくでもやり遂げた。あとは待つだ...
昨日は雪予報だったはずが、結果雪はゼロ。ほぼ予定通りに3箇所の特養の見学と面談を終えられた。そして今日は真っ白!大雪です。あ〜、昨日で良かった。天気は味方してくれた。第一希望にしていた書道クラブがある施設。このブログのコメント欄で実際に入所されている方のご家族と巡り会い、オススメだと言ってもらい、とても心強くここが勝負と思って訪問した。大通りから1本入ったところのわかりやすい立地、建物が大きく新し...
ユニット型特養に一斉問い合わせメールをしてから1週間以上が過ぎて、ぽろっと新たに返信が届いた。担当者の名前はあるものの、施設名が書かれていないので、どこからの返信なのかがわからない…。普通、施設名と担当者と連絡先の電話番号くらい署名で入れるよね? 返信内容にあった隣接している病院の名前から、我が家から一番近い施設だとわかった。う〜ん、返信内容があまりにそっけなく、ピンと来なかったので、ここはナシか...
特養を希望すると、入所申込書を記入しなければいけない。HPを巡っていると、書類がダウンロードできる施設が結構ある。あらかじめ書いて持っていけば、面談時間も短縮できるというわけだ。私も、家でゆっくり書く方がいいので、ダウンロードしてせっせと記入してるんだけど…。特養の申込書って、どこの施設も内容がほとんど同じ。特養の入所は介護保険制度に基づいていて、施設ごとの判断基準のばらつきを防ぐために申込書の標準...
昨日は、初めての特養見学に行ってきた。日曜なのに対応していただけて、とてもありがたい。他の施設も、申し込みするには見学と施設の説明を聞く必要があって、一度は必ず足を運ばねばならない。メールで問い合わせ→施設から返信→電話でアポ取り→面談という流れ。面談をして、その場で入居申し込み書を書くこともできるけれど、ケアマネが書く書類もあるのでそれは持ち帰ってその後郵送となる。入居申し込み書を持ち帰った場合、...
眠れない! いつもに増して眠れない! もー考えたくないのに、ぐるぐるぐるぐる。夜中の1時半に薬を追加。ああ、よく夜中にチャイム連打されて起こされたなあ。鍵をかけ忘れて、寝室まで入ってきて電気つけて意味不明なことブツブツ呟かれて怖かったな。あれから家の鍵がちゃんとかかってるか、逆に何度も確認するのに起きたりして、ほんとトラウマだよね。もう仕方ない仕方ない。これでいい。こうするしかない。これを繰り返し...
昨日は、仕事の合間に2つの特養にアポを入れて、見学と面談の日程を決めた。1日に3箇所一気に行く予定。今週頭の連休中に8つの特養に問い合わせメールを送り、今週中に返事が来たのは結局4つ。すでに2分の1にふるい落とされた。メールの返信を3日以内にできないなんて、相談員の質が悪いと判断する。返信が来たところは、どこも丁寧に答えてくれていたので、ちゃんとした施設なんだろうなと言う印象。家から比較的行きやすい...
昨日は、午前中の仕事を終わらせた後に、自分の高血圧の通院で病院へ。待合室で順番を待っている間も、母のことが頭から離れない。そんな中、問い合わせた特養からまた1軒返事が届いた。8軒に一斉に送信して、返事は4軒。半分か。昨日届いた1軒は「連絡が大変遅くなり申し訳ございませんでした」と書かれており、質問の返事はびっしり丁寧に答えてくださっていて印象が良い。歩ける方は、68人中の12人と具体的な数字もイメージ...
仕事中に、私の電話が鳴り響く。訪問診療の病院からだった。接客中で出られないので放置すると、その後、ショートステイの施設からも電話がかかってきた。出られん! 私は、接客中は母関連の電話には一切出ないと決めている。でも、施設と病院。なんか嫌な予感がする。何かあったんだろうな、呼び出しだったら嫌だな、とずっと気になりながら、いつもよりも手早く施術を終えて、お客さんが帰ってすぐに電話を折り返す。ショートに...
認知症は本当に怖い。進むときは急に転がり落ちるように進む。昨日まで持ちこたえて、そこそこ普通に過ごしていたはずなのに、一夜明けたらもうわけがわからない不穏状態になっていたりする。今までも、そんな母の変化に動揺してきたけれど、今回が一番ひどい。底の底まで転がり落ちたなという感じがする。食事をするとか、着替えるとか、ベッドで寝るとか、まだそんな生活機能が残っているだけに、なおのこと排泄面での不穏が痛い...
もう、酷い。ひどすぎる。薬を増やして、さらに酷くなったんじゃないかと思えると、今朝おばちゃんヘルパーが言っていた。「もう限界だね。トイレがわからなくなったら限界だわ。もう少しやっていけるんじゃないかと思ってたけど、これはもう無理だね」おばちゃんヘルパーが、寝室の床に広がった便汚れをゴシゴシしながらそう言った。自分の家から強力なオレンジクリーナーを持ってきて、私も床の汚れに吹き付けて、2人で掃除をし...
土曜日朝からデイサービスだった。最後の砦として、認知症の薬メマンチンが20mgに増量になった初日の朝。もうこれ以上増やせない。どんどんどんどん水が満ちていくように、症状が追い上げてくる。少し器を大きくしたり、変形させたりしながらやり過ごしてきたけれど、もうどうにもならず症状が進んで溢れ出している…。デイでは、入浴後にも自席でウトウトしており、職員がベッドで休みますか?と声をかけたそうだが、本人は大丈夫...
ちょうど1年前のこのブログを読み返して、絶望。その内容はこちらをクリック。母が年末年始の混乱で、私が一番大変な時に姉は、「月に2万仕送りするだけでも大変で」と愚痴を言っていた。今後施設に入所するようになっても、もうお金は出せん、という話だ。のらりくらり言い訳ばかりで開き直る姉と、すでに1年前に話は決裂していた。あれから1年が過ぎて、状況は一気に変わり、もう「仮に」という話ではなくなった。昨日は、訪...
朝から不穏気味の母が、ヘルパーさんに「食べるものがないからスーパーに買いに行かないと」と何度も訴えている。ヘルパーさん退室時にも同じことをブツブツ言っていたらしい。今日は在宅日。今度は徘徊か。午後から訪問診療の立会いがあるので、お客さんは断っていて、見張りも兼ねてサロンで作業をする予定だが、ピリピリ。私は昨日、スーパーに行き、母用のパンを山盛り、サラダにジュースにご飯用のお漬物、みかんなど買い込ん...
水曜日、母の在宅日。朝は訪問看護師さんが1時間入る。いつもヘルパーさんは8時だが、看護師さんは9時。1時間遅れでどうなることかとハラハラしていたものの、自分で脱いだ紙パンツがリビングにあった程度で、便汚染もなく、無事故で穏やかに過ぎ去った。なぜか1時間入室する訪看さんの日は何事もないんだなあ。午後には母がチャイムを押してきた。最近は、全く話が通じないので、チャイムが鳴っても不毛な会話が始まるだけか...
ショートから帰ってきて、翌朝。昨日の朝もそれはそれは修羅場で。「訪問時、便臭ありました。洗濯機回しておられ、廊下、台所、寝室、リビングに便の跡ありました。掃除しましたが、時間がなく拭きましたが取れませんでした。便のパットなどあり片付け、紙パンツ履いておられなく更衣しました。朝食提供して服薬していただきました」ショートから帰った翌朝、すでに便汚染まみれ。デイに行く日だったので、本体は連れ出されて不在...
母が10日ぶりに帰ってきました。私は仕事を終えてから、15時ごろに母の家に入り暖房のエアコンを入れ、湯沸かしポットのお湯を入れ替え、引っ張り出してある昔の生命保険の証書をまとめて見えないところへ片付け、大量の干しっぱなしの洗濯物を畳んだ。家が息をし始めた。今回は1週間頑張れば、また長めのショートステイに入ることになっている。ケアマネの提案で、1月と2月は寒さのピークなので長めに設定されている。何もかも電...
あけました。あっという間の1週間でした。私は昨日の日曜日から仕事始めだったので、5日間のお正月休み。いつも2世帯分の御節を作っていたのが今年は自分たちの分だけ。とても気楽だった。母も一人の家でわけがわからず右往左往しているくらいなら、ショートの施設で安全安心にわいわい過ごしている方がよっぽどいい。そうに違いない。と、思っているのに、何時まででも寝たいだけ寝たらいいのに、全然眠れないのですよ。いつも...
母をショートに送り出し、私も仕事納め。夫は今日が仕事納めになるので、やっと今年が終わるな、という感じです。ひとまず、母の施設問題は来年に持ち越し。ショートに行く朝のヘルパーさん訪問記録は、予想通りひどかった。「訪問時物置が開いていました。汚染した紙パンツとズボン下あり、寝室から出てこられて、ズボン汚染した紙パンツありました。洗濯物を干し、新たに回してきました。更衣介助して、パン食べていただき服薬し...
やっと、行った…。母のショートステイのお迎えは、朝8時20分。ゆっくり寝てもいられない。ヘルパーさんが来て20分で身支度を終えて、退室したあと数分後にお迎えバンが来た。ショートのお迎えは、ドライバーの人が一人でやっていて、男性なのでただの運転手なのか介護の有資格者なのかはわからない。母を送り出したあと、食べ残しているパンを全部破棄。そこらへんに散らばっているゴミをまとめて冷蔵庫チェック。冷蔵庫には、雑...
ちょっと1日日帰りで現実逃避の旅に出ていました。母在宅日でしたが、夫が介護休暇を取りました。友達に会って、楽しい時間を過ごしていても、テーブルに置いたスマホの画面にヘルパーからの報告メールが届く。うう、見なきゃいいのかもだけど、逆に気になってね。とりあえず見るよねー。毎日のことだから。「寝室から出てこられました。ピアノの前に汚染した紙パンツとパッドがあり、キッチンの流しのところにズボンなど脱いでお...
タッパーの次は、ゴミ箱…。「訪問時、不安そうな顔をされておられました。リビングのゴミバケツの中で尿汚染あり、ダンボールの中に汚染パンツ、洗濯機の前に紙パンツパッドありました。朝食提供して服薬していただきました。リビング掃除して更衣したものを洗濯機回してきました。汚染したゴミバケツを玄関前に出してきました」私のサロンのお手洗いの前が、母の尿汚染で破棄するもので溢れている…。気持ち悪いのですぐ捨てたいけ...
1年中、クリスマス礼拝を待っていた母。単に曜日季節感覚がないだけでもあるのだけど、母の中でクリスマスは特別なものなのだろう。「クリスマス献金」と自分で書いた封筒を何枚も何枚も用意して、私が財布に入れておいた全財産を入れていた。見つけるたびに財布に戻す、ということを1年中やっていた。なので、21日日曜日は、ショートを外して欲しいとケアマネにお願いして、ようやく迎えたその日だった。夜なのか朝なのか、トイ...
ついに、恐れていたことが起きていた。それは、母が楽しみにしていたはずのクリスマス礼拝である日曜の朝。8時に入室したヘルパーさんからの報告メールがこれだ。「朝は大変でした。洗面所で尿されておられました。タッパーに尿取りパッドを入れ尿されて、奥からサラダ皿に尿を入れて持って来られました。皿、タッパーは袋に入れて玄関前に置きました。洗面所は拭いておきました。紙パンツ更衣交換して朝食提供して服薬していただ...
そろそろ母のクリニック受診時期になっており、血圧の変動や残薬など施設に確認したいこともあるので、明日あたり面会に行こうかなと面会予約の電話を入れた。「何か足りないものや、あったら良いものありますか? もし何かありましたらお電話ください!」と言うと、いつも通り感じよくお返事をいただけた。「明日、お待ちしてますね〜」と。さて、明日の面会に何を差し入れしようかな、と考えていたら、久しぶりに姉からラインが...
今まで施設の料金を気にして、在宅介護が一番お金がかからないということで、頑張って在宅を続けてた。母が在宅のボーダーラインを超えて、もうお金のことも言っていられない状況になって、施設にフェイドインしたけれど、やはり1箇所からまとまった額がドンと引かれるのはドキドキする。施設に入れると、介護保険枠の料金より、食費や居住費などの実費の方が大きくなることがわかった。なので、高額介護費の払い戻しも在宅時より...
夕方にワンコの散歩に行こうと、家の目の前の大通りを渡ると、見覚えのあるユニフォーム、見覚えのあるシルエット。マスクをしていたけれどわかったの。すれ違いざまに「こんにちは」とこちらから小声で挨拶して会釈した。そそっと軽く頭を下げて去っていったその人は、以前私がブチ切れて契約を突然終わらせたヘルパー事業所の責任者さん。去年の9月から一度も顔を合わせていないけど、あれだけ数年がっつりと関わっていたから、...
母がロングショートに行って2ヶ月が過ぎました。本当に早い。今までは、母のショートの予定ありきで自分のスケジュールを決めて、送り出しと出迎えに気持ちも上がったり下がったり。あと何日!って常にカウントダウンしていたけど、それももうない。介護ベッドも撤去され、冷蔵庫のコンセントも抜いた。冷蔵庫には、醤油とポン酢とごまドレッシング。タッパーに入った砂糖。期限の切れた冷凍弁当。これだけしか入っていなかった。...
日曜から一人で東京へ行ってました。美容系の大きなイベントが毎年この季節にあり、東京を離れた後も毎年参加していたのだけど、2019年を最後に行けなくなってた。2020年はコロナでイベント自体が中止になり、2021年はすでに母が認知症になっており、そこからの5年は平日に泊まりで家をあけることができなくなってた。徐々にショートステイを使ったり介護サービスを駆使して、なんとか1年に1回、1泊なら行けるかな…って状況に...
市役所の介護保険課から、封書が届いた。「介護保険負担限度額認定の更新手続きについて」長ったらしい名称のこれ、入所した今、一番大事な書類!!もし、在宅介護でもショートステイや介護保険施設を利用している非課税世帯の方は、全員手続きした方がいいやつです!!ショートステイ利用の場合、居住費と食費を実費で支払うのですが、その料金を収入に応じて軽減するという制度。1年おきに更新手続きしないといけないんだけど、...
母が施設に入所してから、未だ介護関係の書類にサインを…とか色々あるものの、本当に本当に格段に負担が減った。2年以上かけてショートステイと自宅を行ったり来たりしながら、在宅ターンの時には毎日のヘルパーに1日おきのデイサービス。荷物もあっちへ行ったりこっちへ戻ったりと慌ただしかった。行ったっきりになった今、面会時に母のクローゼットを覗くと、私が最後のあたりにまとめて買ってきた春物のカットソーが何枚もか...
母の日に、面会に行ってきました。4週間って結構あっという間で、1ヶ月に1回くらいの感じでちょうどいいのかなと思う。何も心配していないし、母も何も困っていない。どんな様子なのか聞こえてこないのは、何事もなく日常を過ごしているからだと解釈している。前日に施設に「明日面会に行きたいと思うのですが」と電話を入れると、「もちろん大丈夫です!ぜひいらしてください!」と明るい返事。電話の応対もいつ誰が取っても気...
連休明けに、登録してない番号から着信。出ようか迷って、出たところ福祉用具の会社の担当さんだった。介護ベッドをレンタルしているだけで、あまり直接連絡が来る機会がなかったから、登録してなかったんだな。やっぱ知らない番号はまだ介護関係。気が抜けないな。「ケアマネさんから連絡いただいてまして、介護ベッドの引き上げに伺うようにとのことでしたが、遅くなってしまって申し訳ありません。ご都合っていかがですか?」誰...
びっくりするくらい静かで穏やかなゴールデンウイークが終わった。思わず、去年のブログを読み返して、今までどうだったのか確認してしまった! 「ばあちゃんは?」「死んだ」「子供たちは?」「いない」「お葬式は?」「ない!」を、早朝6時半から延々と繰り返していた…。しかし、今よりちゃんと会話になってたんだなあとしみじみ。1年で全く会話はかみ合わなくなってしまった。言ってることがわかるうちは、まだ良かったのか...
母が入所してから初めて施設から電話がかかってきました。スマホの画面に施設の名前が出た瞬間、ものすごい動悸が〜!! 瞬時に、え、受診? 入院? 誤嚥? 転倒? お迎えに来いだったらどうしよう!ってあわあわ。電話に出ると、いつもの相談員さんで「こちらでケアプランを作ったのでサインをいただきたいんですが〜、ポストインしておくので郵送で返して貰ってもいいですか〜?」っていう話で。ほっ。母の状況は一切何も聞...
母を施設に送り出して、今日で1ヶ月。送り出すまでの数ヶ月は、本当にドタバタで、特養に申し込みしたもののこれでいいのか悩みに悩み、かと言って母の在宅時は一瞬も気が抜けなかった。送り出す寸前まで徘徊に洗濯に掃除に追われてた。私も倒れ込むようにゴールテープを切ったようなイメージ。たった1日遅かったとしても何か起こったかもしれないぐらいギリギリだった。あれから、本当に穏やかな日々がやってきた。施設に入って...
3月の介護関係の請求書が今届いていて、もう計算するのも怖い…。9日間しか在宅しなかったのだけど、その9日の間にデイサービスやら訪問看護やら訪問診療やら詰め込むだけ詰め込んで、さらに、ヘルパーさんも修羅場続きで持ち時間の20分を毎回オーバー。ヘルパーさんに関しては、これはもう仕方ない状況だったので、延長してでもやり切ってくれたことに感謝しかない。そして、おむつ券が使えないのに、リハパンとパッドの消費がすご...
穏やかに毎日が過ぎていきます。母の在宅や駐車場の来客を考えなくていいので、仕事が捗ります。なんか本当に、わーーーっと台風が過ぎ去ったあとみたいな、散らかったままだけどとても穏やかな日々。癖で無意識に奥歯を噛み締めてしまうのだけど、「もういいよ」と自分に言ってあげます。そんな中、姉からLINEで連絡が来ました。「面会や手続きなどで施設に行ってみましたか? 4月の通院付き添いはいつですか?様子を教えてくだ...
施設で穏やかに過ごす母に会い、自宅に戻り誰も居ない両親の家に入ってみる。日々の血圧が書き込まれたカレンダーは3月のまま。電話機の前には訪看さんの緊急連絡先が貼られ、壁にはデイサービスのスケジュール表。ドレッシングとお醤油と砂糖しか入っていない冷蔵庫。ロックされたままのキッチン。ドライバーで鍵が閉められた風呂場。「23度」と大きく書かれたエアコンのリモコン。撤去された鍋やゴミ箱。母が一人で頑張って暮ら...
母が自宅を出て行ってから約3週間。初めて、母の面会に行って来ました。母の家に残された、使いかけのリハパンやパッド、使い捨て防水シーツ、寝たきりの時に使ったテープ式のオムツ、父の時代に福祉用具で買った防水ラバーシーツ2枚、未使用のおしりふき。寒がりの母のために箱買いした洋服に貼る使い捨てカイロ、洗えるマイクロファイバーの毛布とブランケットなど、色々詰め込んだら車のトランクがいっぱいで。リハパンやパッ...
この週末に、私の地域では桜が満開になりました。去年は2匹のワンコとお花見散歩していたのに、今年は1匹。桜とワンコの写真を撮らねば!と思ってしまうのは、どちらも儚いからなのかな。桜がどんなに綺麗でも散るのを止めることはできません。ワンコとの暮らしがどんなに幸せでも、その時間を止めることはできません。認知症も進んでいくのを止めることができません。何があっても何もなくても、時はサラサラと流れていきます。...
4月ですね。ちゃんと桜も咲いて、春が来ました。今年は、本当に長い長い冬だった。2021年の3月からブログを書き始めました。その年の初めに母の異変に気付き、レビー小体型認知症が確定してからの戸惑いと母に起こっていることを書き残し、自分の恐怖を分散させたいと思って始めたブログでした。認知症はいろんなタイプがありますが、レビーは一言で表すと「怖い」。怖かった。見えないものが見えていて、どんどん妄想の世界に入...
早いもので、母を施設に見送って1週間が過ぎた。今までも2週間連続ステイもあったし、入院で3ヶ月いなかったこともあった。だから、いないことにさほど違和感はないものの、格段に連絡事項が減った。減ったというより、皆無! 未来のスケジュール帳にも母の予定がない!サロンのお客様が先の予約を入れていく時に、母の在宅の曜日を避けなくてもいい。いつでも二つ返事できる! すごい気持ちが楽。3月中にと、1階のNHKの契約...
事件事故になりかねないギリギリセーフで施設にフェイドインできた母。これでいいのかと自問自答を繰り返していたけど、最後の最後にきちんと徘徊して私たちを納得させてくれた。どうしても在宅介護をしたかったわけじゃない。手は離したかった。けど、あまりに駆け足で坂道を駆け下りていく母の後ろ姿を見ていると切なく、この家で暮らした思い出なんてほとんどないじゃない? 桜の季節になり、まだ蕾の桜並木の遊歩道を、我が家...
夜の9時半を過ぎた頃、ドラマを見ていたら、めっちゃ途中のいいところで鳴るチャイム…。はあ〜。と、ため息と同時にチッっと舌打ち。真っ暗な玄関の外には、上下違う柄のパジャマを着た母が立っている。上目遣いで口が半開きの認知症フェイスである。まともな用事であるわけがないことは、顔を見ればわかる。ま、このチャイムがまともな用事だった試しがない。「お父さん、来てる?」またか…。「死んだ!」「何も言わずに死んだの...
昨日の母は比較的静かだった。逆に怖い! いないんじゃないかと何度もGPSを確認。7個全部自宅にあり。初めての外鍵は、鍵をかけるガチャって言う音で、耳の良い母が出てくるんじゃないかとドキドキした。この罪悪感にも徐々に慣れねばならない。私も。母がショートから戻る前日の夜、叔母が私を訪ねてきてくれた。いつも月頭の3日前後に祖母の月命日に合わせて4時間かけて愛知から来ている叔母。母の少し年の離れた妹だが、も...
ショートの翌日はデイサービスと決まっている。ケアマネと私で考えた徘徊対策である。間髪入れずに在宅での日常に戻ってもらうため、疲れていようがどうしようが、いつものスタッフさんが迎えに来て連れて行く。本当にデイサービスはありがたい。今日は1日在宅日。しかも私は仕事が入っている。例の外鍵を使う日が来た。ドアが開かなくてパニックになってドンドン叩いたりされるのが最悪である。どうか大人しく諦めてくれますよう...
朝9時に、エントランスがドタンバタンと開いた気がした。ん? 水曜日だよね? もしかして?と、思って外に出たら、訪問看護師さんが間違えて来ていた(笑)。「今日、ショートステイだったんでしたっけ? 私、予定を聞いていたのにまた間違えてしまったみたい〜!」と、いつも可愛らしい看護師さん。間違えました、ではまた! じゃなくて「最近、お母さんどう?」と私のことを気遣って色々話を聞いてくれる。我が家に一番最初...
ああ、いよいよ今日母が帰ってくる。ここ数日はずっとそのことばかり頭から離れなかった。自由な時間があると、その反動でなおさらつらい。でも誰にも気を使わなくていい誰も来ない自由な時間がないと、もう無理だと思う。母がいない間に、色々やったことがある。2階の中庭の軒下に、小さなアシナガバチの巣ができていて、夫が市販のスプレーで除去してくれた。業者に頼もうかと思ったけれど、中庭には1階からしか出入りできず、...
昨日来たお客様と、引っ越してきて10年過ぎた話をしていたら、「私がここに来るようになった頃には、よくお父さんのピアノの音が聞こえてきてましたよね」と言われた。そう、午前中のお客様の時間に、父がピアノを弾いていることがよくあった。そんな穏やかな時が確かにあったなとしみじみする。突然に弱っていってしまうこともある。そして徐々に弱っていく人を家で看取ることの難しさを、父から学んだ。自分はどうなるんだろうな...
6月になった。今年も半分に差し掛かっているかと思うと、本当に時間が過ぎるのが早過ぎる。私自身も、大きな節目を迎えた。夫と2人でこちらに移住してから10年になった。東京の家の契約期間が5月末までで、それに合わせて引っ越してきた。自宅は大規模なリノベーションをしている途中で、今は駐車場になっているところに、木造の古い母屋がまだ建っていた。私たちは、親の衰えを考えて戻ってきたわけじゃなかった。自分たちが住...
昨日は、重い腰を上げて、母の家の衣替えをやった。ニット類を選択しようかと思ったのだけど、ヘルパーさんがきっちり畳んで整理しておいてくれたので、そのまま片付けることにした。大きな衣装ケースがまるっと1つ空いた。空いたスペースに入れるものがあるのかと思ったけど、何もなかった。母の衣類は、ほとんどが冬物で成り立っているのだな。改めて洋服を片付けながらよく見ると、どれもこれも毛玉がすごい。新しく買う服は、...
ネガティブ記事を暖かく受け止めていただけて感謝です。私が毒を吐くことによって、読んでくださっている方の中にある黒いものも一緒に出てってくれるといいのですが。そして今日もまたネガティブシリーズ。友人のお母様が、脳出血で突然亡くなられたと聞いた。まだ76歳だった。前日の夜まで家族でお寿司を食べたりして、楽しく幸せに過ごしていたとのことで、喪主をつとめたという友人はショックでなかなか立ち直れず、1ヶ月後に...
あー、はいはい。またですか? すごいですね! いいですね! もうわかったよ! もうお腹いっぱいなんだよ〜! ここだけで毒づかせて貰います。何度か書いていますが、知り合いのSNSによく登場するのが、私の母と同い年のお母さん。お母さんは関東で一人暮らし。娘さんは近距離他県に住んでいる。度々、お母さんが顔出しで出てくる。毎回同じようににっこり笑ってピースサイン。時々娘とツーショット。お綺麗で、身なりもき...
お迎えは9時40分になると言っておきながら、「困ります〜!」と言ったら、なんと8時10分に来た!!早すぎてびっくりよ。ダッシュで1階に降りていくと、若そうな送迎スタッフ君が、玄関でウロウロとしていた。「あ、荷物これです!」と、階段に置いてあるバッグを渡して、中の様子を伺うと、ヘルパーさんがバタバタ。8時〜8時20分のサービス時間。幸い母は着替えも済んでいて、朝ドラを見ていた。「ご飯も終わって、お薬も終わっ...
ショートステイの朝が来ました。母が脱走していないか、ピリピリで悪夢を見ました。昨日はデイの書道教室の日で、母が送ってもらったバンが到着したときに、ちょうど私がワンコの散歩から戻ってきたところで、エントランスで鉢合わせ。送りのドライバーさんに向かって母は、「こちら、次女のルミコです」と私を紹介した。私のことはまだまだ忘れない母である。ドライバーさんとも、かれこれ2年以上のお付き合いなので、もちろん私...
朝っぱらからチャイムが鳴り、憂鬱な月曜在宅日の始まり。「あら、起きてた〜? 良かったわ〜。みなさんは元気?」みなさん。私しかいない。「学校のほうはうまく行ってるの?」学校ね…。実際学校に行ってた時代は気にもしていなかったくせに、どこの脳の引き出し開けたらこんなセリフが出てくるんだろうなあ。「子供たちはみんな学校に行ったの?」子供たちは、いません。「そんなわけないわよ、小学生くらいの子供たち、いるじ...
日曜日は朝のヘルパーさんが来るのが遅い。8時45分だが、エントランスの鍵を開けに1階に降りると母が起きた気配がなかった。なんか嫌な予感はしたものの、夫が母を教会に送っていくと言いだしたので、様子を見に行くと、どこから出してきたのか、古びた埃だらけの旅行鞄が寝室の前の扉に置いてあった。「これ、何?」と、聞くと、「教会に行くのに持っていかないと…」と言うものの、中身はぎっしりとオムツが詰め込まれていた。...
数日前に母がデイに行っている間に家に入ると、衣装ケースの上に見慣れない洋服が畳んで置いてあった。黒を基調としたいろんな色が入った細かいストライプの柄で、首はハイネックでクシュっとしていて短めのワンピースくらいの丈感。広げてみて、こんな服あったっけ? と考える。着ているのをみたことがない。どこから出て来たの?まず、左脇の洗濯タグを見る。名前が書いてないか確認。名前はなかった。ブランドタグもみたが、記...
ケアマネから8月のショートステイが取れたと電話がかかってきたので、そのついでに一つ弱音を吐いた。来週からのショートステイ、6月2日に戻ってくるように予定されているのだけど、「2日間伸ばせませんか?」と。計算すると、6月は合わせて13日間。まだあと2日増やせる余裕があった。本当は、叔母がいつも月頭の3日や4日に訪問してくれるので、会えないのはかわいそうかと思っていたのだけど、もうそんなことを言っている...
ああ、やっと金曜日になった…。疲労感でいっぱいだが、まだ母が戻ってきて1週間しか経ってない。しばらく1週間帰ってきて、1週間ショートに行ってを繰り返していたから、次のショートまでが長く感じる。しかも今日は在宅日。なにも起こりませんように。ケアマネから連絡があって、7月のショートを予約した。冬の電気代地獄が終わったかと思ったら、次は脱水危機である。極力長めに取れるように、訪問診療と書道教室を避けなが...
朝6時半、夫の弁当を作っていて、フライパンで豚肉の西京焼きを焼いていたら、チャイムが鳴った…。え、なによ、この忙しい時に! と、声に出る。途中でやめられないやつよ! 焦げる!夫が「俺が行くよ」と言って、玄関を開けると、真っ黒のハイネックのセーターに黒いスエットを履いた母がぼーっと立っていて、「ねえ、葬儀はどうなったの?」と言った…。怖っ! 朝からホラーだ。夫も答えに困って、「お父さんの葬式なら3年前...
菓子パンバイキングで、買い置きがなくなったので、昨日はスーパーでこれでもか!と、買いまくった。無駄になっても、無くなるよりマシだ。「食べるものが何もない」と言われるのがすごく嫌! 介護が苦しくて、親を殺してしまったと言うニュースのコメント欄を見ていたら、「親を怒鳴りつけるだけでも逮捕される場合がある」と書かれていた(!)。マジか。毎日逮捕されてしまう。本当にそんなことあるの? と、あいつに聞いてみ...
母在宅の月曜日。朝のヘルパーさん(20分)から、夕方のヘルパーさん(16時15分)までの時間が果てしなく長い。午後のお昼ごはん前後が、母の徘徊タイムとなることが多い。案の定、午後になりチャイムが鳴らされ、ため息をつきながら玄関を開けると、トートバッグを持った母が立っていた。トートバッグの中には筆箱が一つ入っていた。「お姉ちゃんの友達が来てるでしょ?」はあ。深いため息が出る。お姉ちゃんの友達どころか、お姉...