朝、ベルトをつけに家に入ると、ハイネックのセーターを着てその上にフリースを羽織った母が出てきて、リビングはヒーターが1100wでついていた(!)。ギャッ! 1100wは勘弁してよ、もう室内は21度あるよ。「寒くてびっくりしたのよ〜」と、言うのだが、一体どうなってるんだ。ショートステイの間にヒーターを片付けてやろうかと思っていたのだが、なんか可哀想かなって思ってしまってそのままだった。やっぱ寒いんだよな。これか...
しっかり者の母がレビー小体型認知症に?! 父が肺がんで要介護2? 突然始まったW介護の戸惑いをリアルタイムで吐き出します。
28年ぶりに地元に戻り、ゆったり平和な生活を…と思いきや、母がまさかの認知症に。誰にも言えない日常の変化、うつろいやすい母の記憶について記録していきます。
朝、ベルトをつけに家に入ると、ハイネックのセーターを着てその上にフリースを羽織った母が出てきて、リビングはヒーターが1100wでついていた(!)。ギャッ! 1100wは勘弁してよ、もう室内は21度あるよ。「寒くてびっくりしたのよ〜」と、言うのだが、一体どうなってるんだ。ショートステイの間にヒーターを片付けてやろうかと思っていたのだが、なんか可哀想かなって思ってしまってそのままだった。やっぱ寒いんだよな。これか...
昨日の夕方、思っていたよりちょっと早く、母は帰宅した。午後のお客さんに入っている間にお弁当屋さんがやってきて、ああ、いつもの毎日が再開したんだなって思った。母が乗ってきたバンが我が家の車庫に入り、スタッフが荷物を下ろして家に入れ、最後に母が車から降ろされた。安全対策がしっかりしている。子供でもよくあるよね、荷物より先に子供が降りて、車に轢かれたりとか行方不明になったりとか。車には、穏やかそうなおじ...
あ〜あ、今日帰ってきちゃう。ショートステイ、本当にショートだったな。5泊6日なんてあっという間よ。そもそも最初の1日は送り出しでアタフタするし、今日はこれから母帰宅に向けて、食材を買い直したり、家を整えたりやることがたくさんある。そうこうしていたら、夕方になって母が戻る。実質、何もしない開放感に包まれていられるのなんて、間の3日くらいだ。そして戻ってきたら戻ってきたで、覚醒して徘徊しないかいつも以...
一泊二日の現実逃避の旅から戻ってきてしまった!天気にも恵まれ、あちこちでは桜が舞い散っており、むしろちょっと暑いぐらいの気持ちの良い2日間でした。犬連れの宿は、犬を連れていない人は泊まれない。わんわんパラダイスなのだ! 日曜月曜という日程だったので、夫婦+ワンコという組み合わせの家族が多く、とても居心地が良かった。部屋はもちろん、レストランにもワンコ同伴で行けるようになっており、お利口でいてくれる...
土曜日の昼に、母が行っているショートステイの施設から着信(!)。やばい、なんか電話かかってきちゃったよ〜〜! と、夫に嘆きながらスピーカーにして電話に出る。まさかまたリュックがないとか家に帰るとか夜中に徘徊してるとかじゃない…? と、ドキドキしていたら、話は全然違って、介護保険の処遇改善の単位が変更になってどうしたこうしたっていう、4月になって何か変更になったことがあって契約書にサインが欲しいとの...
やっと、やっと、母をショートステイに送り出せた…。朝8時15分にお迎えが来るというので、7時半にはベルトをつけに母の家へと急いだ。連日のゴタゴタで私も疲れ果てている。でも、これが終われば自由になって、そして温泉旅行が待っていると思うと、それだけが心の支えで頑張れる。不機嫌にならずに、気持ちよく母を送り出すんだ!そうだ!あと少し頑張れ!…という気持ちで、母の家のドアを開けると、母はすでに起きていて、前日...
昨日はもう本当にマラソンのような1日だった…。朝3時半、夫出勤(!)。朝7時半私が1階へ行き鎖骨ベルトを装着。これからヘルパーさんが来て、その後先生が来るんだよと言い聞かせる。さらにその後デイサービスで、おやつの時間に喫茶店に行くイベントがあるので、洋服をお出かけ仕様にと思い、母とコーディネイトを考えて、ふわっとした薄手のレース柄のカットソーの上に、ブラックにスパンコールがあしらわれた上品なカーデ...
昨日の魔の水曜日は、大きな事件もなく過ぎた…。訪問看護師さんは、私からの伝言を読んで、摘便だけの処置でノー浣腸で様子を見てくれた。ノートには「喫茶店、楽しんで来てくださいね🎶」と書かれていた。ああ、癒される。この看護師さんは、ずっと変わらず私たち家族を思いやってくれて、ちょっとした一言をノートに添えてくれる。「明日はデイサービスで喫茶店に行くんだよ!」と、私はもう10回は言ったと思う。その度に新鮮に驚...
魔の水曜日がやってきた。看護師さんが来るのが9時なので、いつもより遅く、8時前に鎖骨ベルトを持って母の家に行くと、すでにお気に入りのキラキラとしたカーディガンに着替えていた。そして、電話帳をめくりながら、叔母の電話番号を探していた。「どうしたの?」と聞くと、「今日、ともちゃんの結婚式だったと思って」と、言い出した。そういえば、テーブルの上には綺麗なバラのブローチが置いてあり、黒いひらひらしたワンピ...
朝、鎖骨ベルトを付けに行くと、リビングはテレビも暖房もフルでついており、母は寝室からノロノロと出てきた。昨日の夜の服装と全く同じに見えるが、一度はパジャマに着替えたのだろうか? 私だって2日くらい続けて同じ服を着てることはあるし、まあ2日に一度のデイで下着は着替えているのだから、セーターやパンツが同じでも許容範囲だろうか。ただ、タートルネックのセーターを着て熟睡できるのか? とは思う。「娘たちはま...
今週は、ワンオペである。夫が早朝出勤当番の週で、朝3時半に家を出る。鎖骨ベルト装着もだいぶ慣れてきたが、やはり1人でつけるのは難しい。母の背中が曲がっているせいもあるし、下着にシャツ2枚、さらに薄手のタートルネックのセーターなどを着込んだ上につけるのが、ギリギリ過ぎるのだ。2人なら左右から同時に引っ張って締め付けることができるけど、一人で左右から引っ張るのが、爪の長い私には難しい。本当は、この夫の...
昨日は、デイサービスで「お花見ドライブ」をしてきたようで、母も楽しみにしていたのか、朝のヘルパーさんが入った時には、お迎えスタッフだと思ったのか、すぐにデイのバッグを持って出かけようとしたそうだ。しかし、デイのバッグにはパジャマの上下などいらないものもたっぷり詰め込まれていて、やや惜しい! 桜は3部咲きから5部咲きといったところだけれど、やっと春めいてきて気分も明るくなるのかな。どんよりと曇ってい...
やっと週末がやってきた、と言う気持ちになれない鎖骨ベルトマラソン折り返し地点(たぶん)。最初の頃は、下着の長袖カットソーの上に付けていたけれど、だんだんと母も私も面倒くさくなってきて、すでに着ているセーターの上などから付けている。母もそれで良いと言っている。知らない人が正面から見たら、いつも白いリュックサックを背負っている人だな、って思うような感じ(笑)。病院では、「認知症の人は、自分でスルッと外...
昨日は母が1日デイサービスの日だったので、午前中の仕事が終わってから、美容院へ行った。自分の美容院は実に5ヶ月ぶりだった。なんかバタバタしていたら、自分のことは後回しになってた。改めて日々のドタバタを思い返す。ずっと髪はそこそこ長かった。仕事で邪魔になるので、後ろで結べるくらいの長さをキープしていたのだけど、去年1年間ずっと左肩が痛く、つまり五十肩だった。整形外科でブロック注射をしたり、いろんなこ...
「ゴロゴロごろごろ〜」雷ではない。我が家の玄関の扉が開けられた音だ。ソファーに座って一息ついていたが、スマホを放り投げて立ち上がり玄関に向かうと、母が立っていた。「あの、あの、あの〜」あ、ダメなモードに入ってるわ。「お父さん、来てる?」「来てないよ、死んだよ」「そうよね。こっちには全然来ないわよね?」「来ないよ。逆にそっちに来てるの?」怖い会話である。「さっき、あの人、ヘルパーさんが来たんだけど、...
いろんなことが立て続けに起こりすぎて、書きたいことが渋滞している! ムカムカしていることが渋滞している。ムカムカ渋滞だ!!日曜日、母は体調がすぐれないと言うことで教会を休んだ。教会はイースターの日だった。キリストの復活祭と言うことで、教会ではデコレーションされたイースター卵が配られる。母は、イースターだと言うことも知っていて、休んだ。寝ていれば良くなると言うので、私たちもそっとしておこうと思い、夕...
月曜は母が1日在宅の日だった。それは、朝の鎖骨ベルト装着の時も話したし、午後に顔を合わせた時にも話していた。夕方になって、鎖骨ベルトを外そうと1階へ急ぐ途中で、夕方ヘルパーの連絡ノートを読んだ。「本当に秒の差で外出されるところでした。町内で夜桜を見に行くとおっしゃったので、そんな話は聞いていないし、またデイサービスでお昼にお花見行くからその時にしようねと言って家に入ってもらいました」と、書かれてい...
週末に入ったヘルパーさんが言っていた。「そういえば、お姉さんって来られたんですか? 美容師さんが来られたことはお母様がなんどもお話してくださったんですけど、娘さんが来られたことは一度も聞いてないんですよねー」と。「ああ…、来ましたよ」私も、姉の話になると表情が曇る。「すぐに帰られたんですか?」「はい、土曜日に来て月曜夕方に帰ったんです。この家にも泊まったわけでもなくビジネスホテルに滞在していて」と...
2週間ぶりの訪問診療があって、鎖骨ベルトは折り返し地点だと言われた…。がーん。長い…。私がショックを受けていると、看護師さんが先生に、「具体的なゴールを一応設定した方が、娘さんも気が楽になりませんか?」と提案し、4月の末ぐらいにもう一度クリニックでレントゲンを撮影して、骨の状態を確認してみましょうと言われる。「ですが、娘さんがクリニックにお母様をお連れするのが大変でしたら、どうしても必要な受診という...
母は、買ってきた野菜を使って、朝からせっせと何かを鍋で作っていた。もう鍋は使わないで欲しいし、IHヒーターとはいえ調理もやめて欲しい。作ったものをどのタイミングで処分したらいいのか、ヘルパーさんの手間が増えるだけだ。自分一人では食べきれない量を作って、妄想の中の「お客さん」に振舞いたいのだ。「何作ってるの?」と聞くと、「お雑煮よ」と母は言った。餅が好きなのだ。また厄介なものを好む老人である。調味料も...
あんなに口酸っぱくひとりで出かけてはいけないと言っていたにも関わらず、勝手に外出してしまった母は、私たちにとっては「徘徊」だったが、母にとっては「買い物」だった。ちょっとスーパーに買い物に出ただけなのに、なんでこんなに大騒ぎになってしまったの? と、言う感じだろう。ただ、ヘルパーさんや私が走って迎えに来たのを見て、いけないことをしてしまったのだと言うことを感じ取ったのか、「ごめんなさいね、迷惑をか...
魔の水曜日。ショートステイから戻ってきても、何事も起こらず母はおとなしかったので、私も完全に油断してたよね…。午前中は訪問看護師の日で、特に電話がかかってくることなくいつも通り処置を終えて帰っていった。私は朝は町内会の会合がどうしたとかって、役員の人が訪ねてきたりドタバタしており、午後からは仕事だった。本当は町内会の会合が夜18時からで参加してくださいと言われていたのだけど、そんなど平日の夜なんて、...
前日の夜に鎖骨ベルトを外したとき、ついでにパジャマの上下に着替えさせた。翌朝の6時半にまた装着しに行くと、家は静かで母はまだ寝ているようだった。起こすのは可哀想だけど、夫が会社に遅刻してしまう! 「おはよう〜!」と声をかけて家に入り、寝室を覗くと、母がゆっくり起き上がろうとしていた。ん? パジャマはどうした? 夜に着替えさせたはずのパジャマ姿ではなく、黒いハイネックのセーターの上にスエットを重ね着...
訪問美容師さんが来てくれる日だった。ショートステイに行く前から、髪の毛を切りたいとずっと母は言っていて、骨折でそれどころじゃないのに、身だしなみが気になるなんて、そのアンバランスさが面白い。お泊まりから帰ってきてからにしようね、と言い聞かせて、ショートの期間中に美容師さんに連絡を取った。在宅日の月曜日。16時から。朝、鎖骨ベルトをつけに行った時に、「今日は美容師さんが16時に来るからね。お弁当屋さんが...
眠い! 少し早起きして夫の弁当を作って、急いで母のところへ行き、出勤前の夫と2人がかりでベルトを装着! ゆっくりした母のペースと、ちょいちょい噛み合わないトークに落ち着いて付き合う暇がない。今日はゴミの日なので、朝からそわそわしている母は、まだ7時半なのに「ヘルパーさん来ないわね、大丈夫なのかしら?」などと言っていた。ショートステイから戻ってきて、初の在宅日なのでおとなしくしててくれるか心配な1日...
早速朝イチの鎖骨ベルト装着が始まった。土日も関係なく、目覚ましをかけてパジャマのジャージのまま母のところへ行き、こっちも寝ぼけているし、母もボケている。ベルトを付けに来たと言うと、「ああ、そうだったわね、それ付けないとね」と母は思い出す。付けてなくても痛みはないのだろうか。そしてベルトを付け終えて、スルスルと上手に着替える母を見守って、「今日はデイサービスの日だからね。今からヘルパーさんが来るから...
昨日の夕方、母が帰ってきました。いつも通っているデイサービスとは違い、家から離れた場所にあるので、移動にもそこそこ時間がかかり、夕方のヘルパーさんが来る15分ほど前に滑り込みで帰宅。私はその1時間ほど前から、母の部屋の洗濯物を整理したり、湯沸かしポットのお湯を抜いて入れ直し電源を入れてお湯を沸かしておいたり、簡単に掃除をしながらそわそわ過ごしていた。大きなバンに1人だけ乗せられて帰ってきた母は元気に...
ゆっくり目覚められる朝は今日が最後だったけど、ちょっと夜更かししたのに7時には自然と目が覚めた。これなら明日からも大丈夫かな。今日の夕方、母が1週間のショートステイを終えて家に戻ってくる。私は昨日のうちに、置き去りになっていたパン類を処分して、新しいものを買い揃えた。あとは、洗濯しまくったものが室内干しのラックに干しっぱなしになってるので、取りまとめて整えなければ。1週間もらった介護休みだったけど...
朝一番で、見知らぬ番号からの着信。あ〜、これはショートステイの施設よね〜、嫌な話じゃなければいいな〜と思いながら電話に出る。やはり電話は母のいるショートステイの施設からで。明るい感じの女性からだった。「お母様の浣腸の件でお電話したんですけど」朝から浣腸の件か…。「毎週水曜日にされてるとのことだったんですが、こちらに来てから月曜も昨日も普通に出ているようなのですが、必要でしょうか?」毎週水曜日に訪問...
母の骨折から2週間が過ぎたが、鎖骨ベルトは2ヶ月以上続くと聞かされ、絶望しているので、まだ2週間か…と思う。私の幸せな時間も残り数日となってしまった。昨日はヘルパーから連絡があり、母が戻った後のサービスについて話があった。週に一度木曜日に1時間のサービスを入れて、デイサービスの準備を1週間分作ってダンボールに隠しているのだが、今週はショートステイのため木曜日のサービスがない! どうしましょう? っ...
胸にずっとつっかえていたものがスッとなくなったような日々は、折り返しを迎えた。何も考えなくていいわけじゃなく、いない間にできることはないか考えてしまう。冷蔵庫の中を見ていなかったけど、ゴミの日に色々処分しなければ。姉からは「お母さんが入っているショートステイの施設はなんていうところですか?」とラインが来た。聞いてどうする? あなたに関係ないし! なんでも私に聞いたことを右から左にまるで自分が世話し...
ショートステイに入れるにも、何をするにも、最低でも1週間前には予定を出さねばならない。予約も契約も必要だし、1ヶ月の介護サービス計画書を変更しなければいけない。ショートステイを入れると、どのくらい介護保険の範囲をはみ出すのか不安だったが、とにかくイレギュラーな骨折で私たちも慌ててしまい、夫の早朝出勤当番に合わせてまるっと1週間ショートを決めてしまった。金曜から金曜。途中に祝日や週末があるのでこうな...
ショートステイに入れるまでは、本当に大変だった!母への説明と理解を求めるのはもちろんのことだが、それにまつわる準備が大変すぎた。まず、新たな施設でのショートステイになるのでまた契約作業があったのだが、施設の責任者の話が長い!! 1聞いたら10以上になって返ってきて話が進まない!! 16時に約束をしていて、17時10分からヘルパーさんが来ることになっていた日だったのだが、本来なら余裕で間に合うはずが、全然間...
第2、第4木曜日は訪問診療の日と決まっているのだけど、9時台に診察が終わって、それからの時間を持て余してしまう。水曜は訪問看護師の日で、金曜は在宅。3日連続在宅がつらいので(私が)、訪問診療の後、10時から15時というショートコースのデイを申し込んだ。火曜日に書道をやっているデイと同じ施設だ。木曜の朝、6時台に母の鎖骨ベルトを付けに行き、着替えさせて、「今日は忙しいよ!今からヘルパーさんが来て、その後、...
いろんなことがありすぎて、この1ページに書ききれない。と、書く前から思う(笑)。夫が今朝から2時半起きで3時出勤の週に入ったため、鎖骨ベルト休暇を私たちがいただくため、急遽今日から1週間、母をショートステイに入れることにした。訪問診療も書道もない週なので、タイミング的にここしかない。骨折したてなのに、母はウロウロと動き回る。母の起きる時間に合わせて私たちが家に入ってベルトをつけて、寝るときに外すと言...
今日も朝6時半から鎖骨バンドを持って母の家へ。夫と2人がかりで締めるのだけど、どうして私1人でできないのかわかった…。爪が長いからなのだ…。爪ぐらい切ればいいじゃないか、非常時だ!と思われるかもだけど、これはオシャレだけではない。商売道具だ。私が誰よりも綺麗にしていなければいけない。母の鎖骨バンドのためにショートネイルに…か。「爪切るのはダメだろ! 商売道具なんだから!」と、夫が真っ先に理解を示してく...
姉が帰って、平常運転に戻った…。朝6時半に夫と2人がかりで鎖骨バンドを装着しに行き、夕方ヘルパーさんが帰ってから頃合いを見計らって、私がベルトを外しに行く。そして着替えをさせる。姉がいて、あーだこーだと指示をするより、自分たちでやった方がストレスがたまらない。母は昨日はデイサービスに行った。デイの施設からは、「入浴は先生から指示出ていますか? 少しだけなら湯船に浸かることもできますが」と問い合わせの...
姉は、たった2日の鎖骨ベルト付け業務からも解放され、予定通り月曜の夕方に帰って行った。引き止める気も起こらない。3日間、私の車をホテルとの往復や教会の往復などに使っていたが、特にガソリンを満タンにして返すなどという気の利いたことも一切なく、想定内である。。。別にガソリンは減ってないが、むしろ半分まで減っていた状態で貸し出していたが、大して使ってないのに満タン返しなんてしてくれたら、少し見直してしま...
姉たちは、予定通り朝母を教会に連れて行き、その帰り道にファミレスに寄りお昼を食べて帰ってきていた。出かける様子をモニターで見ていたが、母を車に乗せるのも姉は回り込んでサポートするでもなく、義兄に「こっち側からじゃないとダメだろ」と注意されていた。気が利かないのは通常運転なんだなとしみじみ思う。姉との話し合いに向けて、夫とミーティングをしていた。まずは、1日半母に付き合って、現状を少しでも知ったとこ...
来た。姉が来た。姉が来る時はいつも天気が悪い。3月なのに雪が降っている。納骨の時はあの日だけピンポイントで大雨だった。私の心に雲がかかるからだろうか…。前日の金曜日にクール宅急便で姉から私が大好きなキルフェボンの冷凍ホールケーキが届いた。お土産を手持ちせず送ってきたようだ。一応お礼を言ったが、「このぐらいしかできないので…」と返ってきたのが若干気になる。まさか「このぐらい」で済ませようと思ってないよ...
朝6時半にダッシュで母の家に行き、鎖骨バンド装着から始まる朝である…。着ているパジャマを脱がせて、バンドをつけて、カーディガンなど羽織ものに着替えさせて、急いで家に戻って私は弁当作り、夫は出勤準備。これが土日祝も休みなくずっとなのかと思うと、本当に気が遠くなる。夜は、ヘルパーさんが来ている時間だと早すぎるかと思い、19時半ごろに訪問すると、「待っていたのよ〜」と母が出てきた。右手がパンパンに腫れていた...
あ〜〜〜〜もう、朝早くから大変! 母の鎖骨骨折後、問題になったのは、肩を固定しているコルセットである。見た目は、前から見ると、リュックサックの肩当てみたいな感じで、それを脇の下に通して背中でクロスするような感じでぎゅーっとマジックテープで固定する。母の背中が曲がっているので、これがなかなか難しい。その作業を、ヘルパーがやることは規則上できない。医療行為に関わることに含まれるため、ヘルパーに頼むこと...
とんでもない事件が起きた…。はあ…。もう、思い出すのもしんどいわ。昨日、母が自宅で転倒して骨折しました…。リビングの椅子(肘掛ナシ)に座って、いつものようにテレビを見ていて、うつらうつらしていて、そのまま横にバタンと倒れたようだ。骨折箇所は、右肩の鎖骨あたりで、もし手をついていたら手を骨折しただろうし、立ち上がっていて膝から転んだら足を骨折しただろう。どっちにしてもどこかしらやっただろうと思う。発見...
介護認定は望む結果を得ることができたのだけど、いろいろモヤモヤすることが続く。ケアマネからヘルパーステーションに連絡が行き、3月から朝夕のサービスを30分から20分に変更となり、予定表が私のポストに入っていた。ケアマネからは電話がかかってきてこんなことを言った。「ヘルパーステーションの責任者の方と電話で話したんですけど、夕方の血圧って測らないことにしてもいいですかね? デイでも測ってるし、そんなに朝夕...
届いたーーー! 介護認定の結果がやっと届いた!昨日は朝から3回もポストを行ったり来たりして、3回目にポストを開くといつものグレーの封筒を発見…!「ついに来た…!」と、あんなに待ってたのにザワザワするのであります。「認定結果 要介護4」やった…(涙)。ありがとう。ケアマネさんと、訪問医師と、私の3人がここに向かってコツコツと母の現状をまとめて伝えようと頑張った結果だよ。身体に不自由がなく、認知機能のみ...
はあ〜、今日の郵便で届くかなあ、介護認定の結果。今日は午前は仕事が入ってないので、母より先にポストチェックしなければ! もうなんでもいいから早くして欲しい!昨日は、母が教会に行ってから、午前中のうちにスーパーに行って、パンやその他の食材を買い足した。洗剤がもうすぐなくなりそうで、そろそろヘルパーから書かれる頃だ。ドラッグストアにも近々行って来なければ。スーパーには、ひな祭りだからか、ちらし鮨がたく...
昨日は、午前と午後、仕事が終わったあと、倒れ込む暇もなく、母がデイから帰宅する前にと、夫と2人で急いで墓地まで様子を見に行った。一目で、さほど被害がないことがわかった。一番手前にある祖母の墓に行き、その後、父の墓を目指した。あまり整備されていない古くからの墓地で、暮石の大きさも向きもバラバラなのだけど、どこも大きな被害もなくしっかり立っていた。うちの墓も変化がなかったが、誰かが線香を供えてくれたあ...
市役所の仕事は遅かった…。ニュー介護保険証は届かず今週が終わった…。あ〜モヤモヤするわ〜! 週明けまでこのモヤモヤが続くなんて!昨日は午前中から仕事で、母は在宅日。しかも新規のお客様。卒業式や卒園式の季節なので、ご新規が増える時期なのだ。あと5分で予約時間っていう時に、母の家の玄関がガラガラ〜と開いた〜! 今、外に出るのはやめてくれ〜!サロンから飛び出すと、母が私に何か言いたげな様子で立っていた。「...
母の介護認定審査会は28日(水)だった。もしも市役所が仕事がめちゃ早くて、めちゃ気が利いていたら、3月1日金曜日に新しい介護保険証が届いても良い。だって、介護認定は2月末で切れるのだから。つまり、今日かもよ? 1年不安に思い続けた介護認定の結果がやっと出るのだ。夫は「届いたらすぐ電話して!」と言っていた(笑)。気になって仕方がないらしい。私も気になって仕方がない。母に郵便物を奪われないか、午前のお客...
火曜のデイサービスで入浴してきた母だったけれど、連絡帳にはこんなことが書かれていた。「背中に8センチほどの傷があります。すでに乾いていますが要経過観察」と、イラスト付きで。背中? いつ? 昨日、訪問看護師さんが入った時にその話をしたところ、電話がかかってきた!「お風呂場に水が張ってあって、数日前に1人で入浴されたようなんです。お湯をためることはできたけど、抜くのがわからなくてそのままにしてあるとお...
昨日は、デイサービスのイベントの日だった。どんな日であろうとも、お迎えが来たらトコトコと付いて行くだけの母にはあまり関係ないのだろうけど、家族としてはいつもと違ったイベントはありがたい。昨日は、ボランティアグループによるギターコンサートだったのだ! 音楽も歌もバンドも好きな母。音楽の趣味はとっても若々しい。ピアノ弾きだった父が死んで、家からピアノの音が消えた。毎日、生の音楽に触れていた母にとっては...
パンの減りがやけに早いと思って、慌てて買い物に行っていたのだけど、冷蔵庫の冷蔵室の引き出しを開けたら、たっぷり収納されていた…。しかも全部期限が切れている。ダメよ、もう引き出しとかの中に入っちゃって目につかなかったら終わり。二度と思い出されることはない。細かい出費だけどさ、出費より買いに行かなきゃ!って焦るのがイヤ。先日からコツコツまとめている介護費の話の続きだけど、これまでを振り返ると、最初は父...
日曜は、朝ヘルパーさんが来た時には外出準備万端で、お迎えの人の車に乗って母は教会へと出かけて行った。電気の確認のために家に行ってみると、全て消えていてそれは良かったが、流し台には湯のみが9個も洗って置いてあった。私には見えない誰かとパーティーでもしたのだろうか…。夕方、買い出しに出かけて車から飲み物などを下ろして運んでいると、母が家から出てきた。「お父さんやお母さんはもうお帰りになったの?」と、夫...
土曜の朝は不機嫌ヘルパーからだった。この不機嫌ヘルパーは、車の駐車も雑である。横並びに2台入れるようになっている車庫のど真ん中に曲がって入れて行ったりする。心の乱れは駐車の乱れである。要注意。私は月に一度の土曜休みの日だったけれど、夫は2ヶ月に一度の土曜出勤の日。誰もいない、誰も来ない、何もしない1日はウキウキするほど嬉しい。これぞ本当にささやかな喜びよ。母がデイに行った後、食材チェックをすると、...
ちょっと前までは、リハパンと尿取りパッドを毎月ドラッグストアに買いに行っていた。ヘルパーさんから、「夜用が4枚しかありません」とか「リハパンが残り1列です」とか、結局何日持つの?っていう感じの報告を受けて、急いで車を走らせるという日々だったけど、大人のオムツの専門業者と契約をして、私が買いに行かなくても良くなった。ドラッグストアだと選択肢があまりないけど、専門業者なので種類も豊富で、オムツ券も使え...
昨日はゴミの日で慌ててゴミを2軒分出していたら、7時50分にヘルパーさんの車が入ってきた。いつも朝早くから申し訳ないな。ありがたいな。この人は何時に起きて準備してるんだろ?そんなことを思いながら、私は家に戻って自分の身支度をしていると、8時半過ぎに、バタン!と外のドアが開く音がした。ヘルパーさんが帰った音なのかなと思ったけど、いや、時間的には遅すぎる。嫌な予感がして、1階に降りていくと、母が出かける準...
姉から電話がかかってきた。「最近どうですか?」って、毎回聞くんだけど、どうもこうもない。ノープランで電話をかけてきて、一方的に私からの情報を得ようとする。興味を持つだけマシだと思うが、何しろ行動と言動が伴わないのでイライラさせられる。3月の2週目あたりに、義兄が月曜休みを取ったから帰省しようと思っているが、北陸応援割の情報がいつまでたっても出ないと文句を言っていた。政府が発表している北陸地方への旅...
担当者会議にやってきたデイサービス施設2の機能訓練士が私に言った。「デイサービスで、個別の機能訓練をやっていくのですが、ご自宅の生活状況を確認させていただいて、段差など計測したりお写真撮らせていただいていいですか?」ああ、以前、母が誤嚥性肺炎でリハビリ入院していた時にも、やはり作業療法士の人が自宅訪問して障害物の有無や家の中の危険な箇所を確認して、自宅復帰に向けてそれに合わせたリハビリを行っていく...
もう何度目かになる担当者会議は、予定より人数が多かった。ケアマネ、デイサービス1から責任者1名、デイサービス2から責任者1名と機能訓練担当者1名、訪問看護師、ヘルパーステーション責任者、福祉用具担当者、私、母。9名!! よく全員入ったな。母は椅子に座り、ほか全員がリビングに輪になって床に座ってぎゅうぎゅうよ。ケアマネの仕切りで会は始まって、全員が自己紹介。私自身も初めてお会いする方が何名もいた。ケ...
いよいよ、というか、やっと担当者会議の日が来た…。木曜からの混乱が長かった…。顔を合わせるたびに会議のことを聞かれ、同じ説明をちょっとずつバージョンアップしながら話し、もう疲れたよ…。あと、書道教室が2週間に1回っていうのも、なかなか理解できなくて「書道の先生とタイミングが合わないのよね〜」などと言う。訪問診療の2週間に1回も、カレンダーに書かれているが理解できない。「最近、先生全然来ないわね」と言...
土曜日デイサービスの日。仕事前に母の家を点検すると、パンは豊富にあるけどどれも消費期限ギリギリ。これらをどのタイミングで入れ替えるかも悩みどころだ。菓子パンは消費期限がまあまあ長いけれど、それも2日過ぎくらいは大丈夫か?とか、毎回悩みながら大量に破棄して新しいものと入れ替えたりしている。デイサービスが1日おきにある週は、パンが余りがちなのだ。在宅が多い週は、大量にストックしておかないと、昼ごはんが...
金曜日。在宅の1日だが、朝のヘルパーさんが入ったときにはエアコンも消されて母は出かける準備をして待っていたそうだ。「今日は在宅の日ですよ」とヘルパーさんが声をかけると、「行きたかったのに〜!」と言っていたとヘルパーノートに書かれていた。デイサービスに行きたがるのは、行かないと言われるよりいい。でも、明日は出かけない日だよと声がけしていても、すっかり忘れて出かける気満々で待っているのは困る。いっそ毎...
母を傷つけて、母を追い込んでしまうような言葉の連打を浴びせてしまった。後悔…と言うより、溜まっていた自分の心の中のモヤモヤや痛みや不満が、実際に言葉になって出てきて止められない。そんなに私も我慢していたんだなって思うと、自分も可哀想だったし母も可哀想で、ひとりになって涙が止まらなかった。どうしてこんなことになっちゃったんだろうって、考えても仕方のないことをグルグルと思い巡らせて、どうしてどうして…と...
今月の電気代が5万だった…。これがピークであってくれ。デイの日以外は24時間付けっ放しのエアコンと電灯。1100wになるヒーターは、ヘルパーさんや私が気づいた時に400wに戻しているが、これも常についている。もうしんど。もっと寒い地域だったら、灯油代とかもかかるし、うちなんてまだわかりやすくて良い方だと思わなければ。ああ、春が待ち遠しい。ケアマネから電話があった。土曜日のデイサービスの日に、朝8時過ぎにデイの...
待ちに待っていた書道教室のあるデイの日で、見送ろうと思ったけれど、昨晩母が18時に消灯してくれたのを良いことに、遅くまで起きてバタバタしていたら起きられず、ヘルパーさんとお迎えスタッフに任せてしまった。本来はそれで良いんだけどね。毎回私が出て行くと、「なんだ、娘がいるんじゃないか。ちゃんとお母さんの面倒見たら良いのに」って思われてそうで、なんかちょっと躊躇する。朝も夕方も家にいるなんて、娘働いてる?...
結構前からヘルパーノートに、ペットボトルのお茶が2本しかないと書かれていたのだけど、コストコでラベルレスのをまとめ買いしているのでなかなか買いに行けず、祝日になったので慌てて買いに行った。母は漢方薬の「抑肝散」が1日2回になったので、眠気があるのか午前中から家は静まり返っていて、玄関をそっと覗いて靴があることを確認してから外出した。出来るだけ寝てるところを起こさないように、必要以上に声をかけないよ...
前日にあまり眠れなかったと、椅子に座ってうつらうつらしていた母だったけれど、教会への準備も自分でやって、元気にお迎えの人の車に乗り込んで行った。暖房も電気も消され、玄関も閉めて、完璧なお出かけが完了。しっかりしてるときはしっかりしてるんだよなあ……。食材をチェックするとパンが少なくなっていたので、頑張って午前中のうちにスーパーへと急いだ。この家は、パンばっかり大量に買う家だなーってレジの人とかに思わ...
認知症のスイッチが入り、不穏になっている時のサインは、半開きの目の動きだなと思う。しっかり会話が成り立つときの母は、パッチリと目を開けて、表情も豊かでニコニコしているけれど、おかしなことを言いに来る時は、必ずちょっとアゴが上がり瞼は重たそうで、目も三日月のように半分くらいのサイズになっている。その顔を見ると、「ああ、また変なモードに入ったんだな」と、心が重たくなる。夜にチャイムを鳴らしてくるときは...
在宅日はホント憂鬱だ。午前のヘルパーのノートを確認しようと降りて行くと、外から(!)母が出てきた!「どこ行ってたの!」と、聞くと、「ちょっと外を見てただけよ。あなた、私に車を動かして欲しいって言わなかった?」言うわけがない。私が地元に戻ってきた8年前は、確かにまだ母には免許があったが、運転している場面はほとんど見ることがなかった。車は父の車が一台と夫の通勤用の車が一台あるだけで、母が動かすようなも...
訪問診療の日だった。2週間、早いような長かったような。とにかく魔の3連続在宅の真ん中の日。午前中の仕事の準備をして、9時半からの訪問診療に立ち会った。お客さんには、予約時間を30分後ろにずらしてもらっている。本来は10時からなのだけど、ギリギリでサロンに飛び込むわけにも行かず、駐車場でゴタゴタするのも気を使うからだ。同じように水曜の訪問看護師の日も、予約時間を動かしてもらっている。私が水面下でこんな風...
昨日は訪問看護師が来る水曜日。いつもヘルパーさんは、早い人は7時50分、ゆっくり目の人でも8時半にはやってくる。看護師は9時。朝の訪問の中では一番遅いスケジュールなのだが、それがいかん…。8時半にドタンバタンとエントランスのドアが開く音がしたので、ダッシュで見に行くと、母の家の玄関は全開で、玄関先にはデイサービスのバッグと書道の道具が置かれていた。母はいない。外ーー! と出ると、上着を着てニットキャップ...
久しぶりに母が徘徊した日。母は、夕方に来たヘルパー責任者にも、外を歩き回って迷子になって家に戻ってきたということは言わなかったそうだ。私がすぐにケアマネに連絡し、朝のヘルパーさんたちに、在宅日とデイの日の声がけを何か工夫してもらえないだろうかと相談した。なんて声かけしたら良いのか、私にはすぐには思いつかなかった。もちろん私も目を光らせているし、声もかけている。しかし、家族と違ってヘルパーさんの方が...
寒い朝で、私は午前中にそっと家を出て整体へ。ヘルパーノートを見ると、朝は変わらぬ様子で楽しそうに朝ドラを見ていたと書かれていた。どこにも寄り道せずまっすぐ帰宅して約1時間の外出。午後からの仕事に備えて、お昼ごはんを食べて、仕事の荷物が届いたので1階へ降りていくと、母の家の玄関が全開になっていた。中を覗くと電気は全部ついていて、トイレの前にスリッパがあったので、トイレに入っているのかなと思ってドアを...
1週間が早い! 1ヶ月も早い! 2月に入ってしまい、毎日ハラハラしながらポストを覗いているものの、新しい介護保険証はまだ届かない。噂では先に介護認定の結果だけ届くという話もあるが、どっちにしても合格発表を待つような気持ちだ。最近、母が私の家のポストから郵便物を持っていってしまうので、母より先にポストを開けねばならない。何度注意しても無駄だ。父がやっていたことは、もれなく母にも受け継がれている。父も...
火木土の週3回デイサービスの週は穏やかに過ぎて、しかも木金土と3連続で夜に叔母が母を訪問してくれた。叔母は滞在している間、毎日顔を出してくれる。時には来ても母は寝ていて起こすことになってしまったりする。それでもめげずに顔を見に来て、何かしらおしゃべりをして帰っていく。叔母が滞在している実家の隣は小さな酒屋で、いつもお酒を貰うそうで、私たちにもお土産と言ってビールをケースで持ってきてくれたりする。叔...
金曜在宅日。母は、出かける用意をしてヘルパーさんを待っていた。もちろん、前の晩に「明日はどこにも出かけない日だよ」と声がけしたが、叔母が2ヶ月ぶりで訪問してくれたこともあって、すっかりその前の話は忘れてしまったようだ。叔母はいつも月の頭の1日や2日に帰省してくるので、私もそれを予想して買い物に行っていた。妹が訪ねてきたらきっと何かおもてなしをしたいだろうけど、最小限のものしか家にはない。なので、母...
デイに出かける母を見送り、部屋の中をチェック。とても片付いている。母が一人暮らしになって1年ちょっと。父の気配は部屋の隅っこに少しだけ残っているものの、シンプルで過ごしやすい居住空間になった。ヘルパーさんたちの連携プレーのおかげだ。部屋の掃除やトイレ掃除など曜日を決めて、それぞれが30分の間にいろんな場所を整えてくれる。冷蔵庫の中もいたってシンプルで、あんなにも総菜や弁当がぎゅうぎゅうに押し込まれて...
午前中のお客さんが、急に電話をかけてきて、「子供を病院に連れて行かなきゃいけないんですけど、大人しくしているので一緒に連れて行って待たせてもいいですか?」と、聞いてきた。うちのサロンは、お子様の同伴はご遠慮いただいている。公式HPにも記載している。ネイルサロンに子供がいて良いことなんて一つもない。狭い空間に刃物や液体など危険物も多く、キラキラピカピカしたサンプルも触りたくなる。サロンは道路に面してい...
昨日は母のデイの日。火曜日だが、書道教室は第二と第四なのでお休みだ。しかし、母は書道の道具をせっせと用意して持って行こうとしていたので、出かける直前に呼び止めて、「今日は書道はお休みだから、それは置いて行って!」と言った。前日にも言ったんだけどね〜。「なんだ、お休みなのね〜」とガッカリして、荷物を一つ玄関先に残して母はお迎えの人に手を引かれて出て行った。火曜日は通常だと仕事が忙しいのだけど、急に休...
眠い…眠れなかった。いや、やっと寝たかと思ったら目覚ましよ。午前中に整体の予約を入れていたので、着替えて出かける。去年の今頃から、左肩の五十肩に苦しんでいたのだけど、昨年末に左肩がやっと良くなってきたかなと思ったら、右肩が痛くなった…。何よ、そのリレー。利き腕なので、仕事にも影響が出ている。熟睡できなかったり、常に気が張っていたり、いろんなストレスが身体のあちこちに出ている。もう1年以上も肩が痛くて...
昨日は午前中に母が教会へ出かけた間に、スーパーに行って食材を買い足して、母の好きなごま昆布や昼ごはんの寿司やおはぎなどを買い足した。パンも万全。そして、ヘルパーノートに書かれていた、「洗面所の扉が開きにくい」と言う問題を解消するために、夫が登場。重たい扉を外して、レールのゴミを取って、歪んだレールをハンマーで叩き戸車をドライバーで調整して完成。こんなの、私一人でできないよね。なんでもノートに書いて...
私が今、モヤモヤしているのは政府が打ち出した「北陸応援割」である。能登半島地震で大きな打撃を受けている北陸4県の早期観光復興のため、旅行代金の最大半額を補助すると言う政策で、私の住む県もこれに該当している。別に観光業ではないので、実際住んでいる人にはあまり恩恵も関係もない。期間が3月からゴールデンウイーク前っていうことで、ちょうど雪の季節が終わって、そろそろ春かな…っていう、つらい時期を乗り切った後...
朝のヘルパーさんが来ると、母は出かける準備をして待っていたそうだ。「今日は行く日でしょう? 待ってたのよ!」とニコニコしていたらしいが、ヘルパーさんが「今日はおうちにいる日なんですよ。出かけてはいけませんよ」と声がけして、「そうなのね」と納得して大人しく朝ドラを見ていたとのこと。母在宅の日は、私はできるだけ音を立てないようにそーっとそーっとコソコソ行動する。物音がすると、母が家からすり足の急ぎ足で...
訪問診療の日だった。前回、在宅日の不穏を減らす目的で、「抑肝散」という漢方を在宅日だけ1日2回に増量した。それから2週間というわけだが、特に変わった様子はない。良くもなければ悪くもない、という感じか。ただ「家に帰るから送っていって」「お昼ゴハンを食べに食堂に行かなくては」と言いだす頻度は減った気がする。ケアマネのところにも電話するブームも去ったようだ。母はにこやかに先生と看護師を迎え入れて、一生懸...
魔の水曜日に大雪。いつもと違ったことがあると、母がソワソワする。午前中に、私が外で駐車場の入り口を雪かきして、さらにサロンの入り口までの動線を作っていると、ダウンコートを着込んで長靴を履いてニットキャップをかぶった母が家から出てきた(!)。「大変ね!変わろうか?」変わって!って言えるわけもなく(笑)。母にしてみれば、長年ここで生まれ育ったわけで、雪が積もるのは当たり前のことだった。昔はもっともっと...
朝の6時45分に家のチャイムが鳴った(!)。外は大雪警報が出ており、夫は渋滞を見越してすでに出勤。起きてたからいいけど、なんだどうしたこんな早くに! 「今日、ゴミの日じゃないの? ネット出さなくていいの?」と母が言いにきた。「ゴミの日は明日だよ」「他の家のところは、ゴミネットが出てるんだけど」「今日は不燃ゴミの日だからだよ。可燃ゴミは明日だからネットは触らないでいいの」「そうなの? ゴミの場所だけ雪...
昨日の朝、日曜日の教会でいつも母によくしてくれる方からメールが入った。「教会の方に頼まれたのですが、その方が昨日、お母さんが帰られる際に小さなおやつを2つ手渡してしまい、上着のポケットに入れられたのですが、ご病気のことに後で気づき、一人で食べられて喉に詰まらせたりされないかと心配されています。お忙しいところ申し訳ありませんが、濃いめのピンクのジャケットの左ポケットを見ていただけませんでしょうか? ...
先週、夫が仕事帰りに母を訪問した時に、いつもつけていた腕時計が止まってしまったと相談を受けたらしい。「俺が週末に直しに行ってきてあげるよ!」と言って、腕時計を持ってきた。母は「もし修理代が高かったらそのままでいいのよ。そんなに高いものじゃないんだから」と言っていたらしい。そう言う気遣いが母らしい。しかし、田舎なので時計の電池交換ってどこでやってくれるのかわからない! 郊外のショッピングモールの中の...
昨日書いた、母を突然訪問してきた無神経なおばさんから、早速私のところにショートメールが届いた。いきなり電話じゃないだけまだ良い。話はちゃんと通じたんだろう。「昨日は突然伺いましてすみません。デイサービスやヘルパーさんご利用されていること、全然知りませんでした。どれくらい理解力おありなのでしょうか? 今後ともよろしくお願いします」はあ? なんかイラっとくる文面だな。デイサービスやヘルパーさんを利用す...
「朝来た人に、今日はお休みですからお家でゆっくり過ごしてくださいって言われたんだけど、私今日は行かなくていいのかしら?」と、午前中の仕事で1階に降りた私を捕まえて母が聞いてくる。「そうよ。今日はどこにも行かなくていいから、ここにいる日だからね」「行かなくていいのかしら?」「昨日行ったでしょ? 明日も行かなきゃいけないから、今日は休みなんだよ」「そうなのね。やっとわかったわ! あなたに聞かないとわか...
火曜日だけ新しい施設、木曜と土曜日は今までの施設でデイサービス、という体制変更が母にはなかなか理解が難しい。難しいのはわかっていたが、周囲がしっかりさえしていればきっとなんとかなると判断した。ヘルパーさんがしっかり施設に合わせた準備をしてくれて、正しい声がけをして、お迎えスタッフも間違いなくちゃんと来てくれればそれに従うだけだ。12月上旬から1月上旬までの電気代が、1年のうちで一番高い傾向にある我が...
ヘルパーさんが使うニトリル手袋の在庫が少なくなったと言われ、アスクルで2箱注文。ついでに流せるお尻拭きも追加で購入した。未だに、ヘルパーさんが使う手袋を私が買わなきゃいけないシステムがいまいち納得いかない。それは事業所の経費じゃないのか? との疑問が消えないが、手袋もだいぶお手頃な価格になってきたので文句は封印して買っておいた。宅配が届いたので、1階に取りに行くと母が飛び出してきた。「あなたに言い...
火曜日デイサービスの日で、今月から正式に火曜日は新しい施設のデイに行くことになった。当分はイレギュラーにワタワタするだろうと思い、迎えの時間が迫ってきて1階を気にして覗くと、玄関にデイのバッグと見慣れないトートバッグが置いてあった。トートバッグの中を見ると、書道の道具が入っていた(!)。昨日も言ったんだけどなあ〜、「書道教室は2週間に1回だから、明日はカルタ大会だよ。次の書道教室は23日だよ!」って...
月曜日は皆仕事でバタバタするからか、私の仕事はあまり予約が入らないことが多く、実質日曜と月曜が連休になることが多い。夫は仕事なので、唯一ひとりでゆっくり自分のことをできる日なのだが、母も特に何も予定がない曜日で、朝夕のヘルパーさんが来る以外は、ずっとひとりで在宅している。何も起こらなければいいな、静かにしててくれたらいいな、と思いながら、サロンで掃除をしたり家でワンコとまったりしたり。ああ、今日は...
昨日は教会の日だったのだけど、とても寒い日で外は凍っていてツルツル! 朝のヘルパーさんが8時45分から9時15分まで入り、教会へのお迎えの方が家を出る前に電話をかけてくれることになっている。母が教会に行くことを忘れていることがあるからだ。朝のヘルパーに声がけしてもらっても、その30分後に忘れてしまう。なので、電話連絡が必要というわけだ。教会へ乗せて行ってくれる方は、仕事でもなんでもなく、ただの教会員の方で...
魔の3連続在宅日が終わり、土曜日はデイサービスに出かけて行った。規則正しく朝ヘルパーさんが来て、デイの準備をして、そして帰った10分後にドタンバタンと音がして、お迎えのスタッフがやってくる。このタイミングで私が見送りに出ることが多いが、昨日は疲れていて見送りスルーした。私が関わらなくても、ことが進んでいくのは大変助かるけれど、これに甘んじてスルーを続けていると、「あなたは最近顔を見ないけど、どこにい...
そうそう、訪問診療が終わってすぐ私は仕事に入ってしまったのだけど、午前のお客さんが終わって家に戻ろうとすると、母の家から話し声が。そーっと覗くとケアマネが来ていた。どうも、書道の話をしているようで、ケアマネ自ら母にデイサービスがどうだったのかを聞きに来てくれていた!電話して報告しなきゃと思ってたけど、一足早く直接話に来ているとは、さすがです。ケアマネが帰る時に、私も顔を合わせて、「お母さん、書道良...
訪問診療の日でした。母は先生が来る日だとわかっていたのか、「ようこそいらっしゃいました。どうぞお入りください」と出迎えていた。さらに、自分がいつも座っている椅子から座布団を外して、床に置いて「先生、こちら使ってください」と差し出していた!確実にこの先生に心を開いている。何しろ抜群に好感度が高い。先生はいつものように、「診察させてくださいね。まずは胸の音から聞かせていただきますね」と言って、椅子に座...
昨日は訪問看護師の日で、馴染みの看護師さんにも書道が楽しかったと話していたようだ。これはケアマネに報告してすぐに次回も行けるように手配しなければいけない! しかし仕事が忙しくて暇がない〜!ケアマネとの電話は用件だけ…と思っていても長くなる。最低でも15分はかかる。うちのケアマネは、よく話を聞いてくれるし、以前言ったこともちゃんと問い合わせてくれていたり、計画書を先回りして作ってくれていたり仕事ができ...
昨日は、デイサービスの朝のお迎えの時にまだヘルパーさんがいて、しっかり送り出してくれたので安心だった。電気やエアコンも確実に切って、さあさあ!と送り出してくれたのだけど、母は「聞いてないわ!お風呂も入るのかしら?入りたくないわ!」と、若干不機嫌な様子で渋々と出かけていった。デイサービスは、なんだったら「風呂」がメインだ。高齢者の家の不快な臭いの原因は、ほとんどは本体の洗浄不足。これは間違いない。あ...
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朝、ベルトをつけに家に入ると、ハイネックのセーターを着てその上にフリースを羽織った母が出てきて、リビングはヒーターが1100wでついていた(!)。ギャッ! 1100wは勘弁してよ、もう室内は21度あるよ。「寒くてびっくりしたのよ〜」と、言うのだが、一体どうなってるんだ。ショートステイの間にヒーターを片付けてやろうかと思っていたのだが、なんか可哀想かなって思ってしまってそのままだった。やっぱ寒いんだよな。これか...
昨日の夕方、思っていたよりちょっと早く、母は帰宅した。午後のお客さんに入っている間にお弁当屋さんがやってきて、ああ、いつもの毎日が再開したんだなって思った。母が乗ってきたバンが我が家の車庫に入り、スタッフが荷物を下ろして家に入れ、最後に母が車から降ろされた。安全対策がしっかりしている。子供でもよくあるよね、荷物より先に子供が降りて、車に轢かれたりとか行方不明になったりとか。車には、穏やかそうなおじ...
あ〜あ、今日帰ってきちゃう。ショートステイ、本当にショートだったな。5泊6日なんてあっという間よ。そもそも最初の1日は送り出しでアタフタするし、今日はこれから母帰宅に向けて、食材を買い直したり、家を整えたりやることがたくさんある。そうこうしていたら、夕方になって母が戻る。実質、何もしない開放感に包まれていられるのなんて、間の3日くらいだ。そして戻ってきたら戻ってきたで、覚醒して徘徊しないかいつも以...
一泊二日の現実逃避の旅から戻ってきてしまった!天気にも恵まれ、あちこちでは桜が舞い散っており、むしろちょっと暑いぐらいの気持ちの良い2日間でした。犬連れの宿は、犬を連れていない人は泊まれない。わんわんパラダイスなのだ! 日曜月曜という日程だったので、夫婦+ワンコという組み合わせの家族が多く、とても居心地が良かった。部屋はもちろん、レストランにもワンコ同伴で行けるようになっており、お利口でいてくれる...
土曜日の昼に、母が行っているショートステイの施設から着信(!)。やばい、なんか電話かかってきちゃったよ〜〜! と、夫に嘆きながらスピーカーにして電話に出る。まさかまたリュックがないとか家に帰るとか夜中に徘徊してるとかじゃない…? と、ドキドキしていたら、話は全然違って、介護保険の処遇改善の単位が変更になってどうしたこうしたっていう、4月になって何か変更になったことがあって契約書にサインが欲しいとの...
やっと、やっと、母をショートステイに送り出せた…。朝8時15分にお迎えが来るというので、7時半にはベルトをつけに母の家へと急いだ。連日のゴタゴタで私も疲れ果てている。でも、これが終われば自由になって、そして温泉旅行が待っていると思うと、それだけが心の支えで頑張れる。不機嫌にならずに、気持ちよく母を送り出すんだ!そうだ!あと少し頑張れ!…という気持ちで、母の家のドアを開けると、母はすでに起きていて、前日...
昨日はもう本当にマラソンのような1日だった…。朝3時半、夫出勤(!)。朝7時半私が1階へ行き鎖骨ベルトを装着。これからヘルパーさんが来て、その後先生が来るんだよと言い聞かせる。さらにその後デイサービスで、おやつの時間に喫茶店に行くイベントがあるので、洋服をお出かけ仕様にと思い、母とコーディネイトを考えて、ふわっとした薄手のレース柄のカットソーの上に、ブラックにスパンコールがあしらわれた上品なカーデ...
昨日の魔の水曜日は、大きな事件もなく過ぎた…。訪問看護師さんは、私からの伝言を読んで、摘便だけの処置でノー浣腸で様子を見てくれた。ノートには「喫茶店、楽しんで来てくださいね🎶」と書かれていた。ああ、癒される。この看護師さんは、ずっと変わらず私たち家族を思いやってくれて、ちょっとした一言をノートに添えてくれる。「明日はデイサービスで喫茶店に行くんだよ!」と、私はもう10回は言ったと思う。その度に新鮮に驚...
魔の水曜日がやってきた。看護師さんが来るのが9時なので、いつもより遅く、8時前に鎖骨ベルトを持って母の家に行くと、すでにお気に入りのキラキラとしたカーディガンに着替えていた。そして、電話帳をめくりながら、叔母の電話番号を探していた。「どうしたの?」と聞くと、「今日、ともちゃんの結婚式だったと思って」と、言い出した。そういえば、テーブルの上には綺麗なバラのブローチが置いてあり、黒いひらひらしたワンピ...
朝、鎖骨ベルトを付けに行くと、リビングはテレビも暖房もフルでついており、母は寝室からノロノロと出てきた。昨日の夜の服装と全く同じに見えるが、一度はパジャマに着替えたのだろうか? 私だって2日くらい続けて同じ服を着てることはあるし、まあ2日に一度のデイで下着は着替えているのだから、セーターやパンツが同じでも許容範囲だろうか。ただ、タートルネックのセーターを着て熟睡できるのか? とは思う。「娘たちはま...
今週は、ワンオペである。夫が早朝出勤当番の週で、朝3時半に家を出る。鎖骨ベルト装着もだいぶ慣れてきたが、やはり1人でつけるのは難しい。母の背中が曲がっているせいもあるし、下着にシャツ2枚、さらに薄手のタートルネックのセーターなどを着込んだ上につけるのが、ギリギリ過ぎるのだ。2人なら左右から同時に引っ張って締め付けることができるけど、一人で左右から引っ張るのが、爪の長い私には難しい。本当は、この夫の...
昨日は、デイサービスで「お花見ドライブ」をしてきたようで、母も楽しみにしていたのか、朝のヘルパーさんが入った時には、お迎えスタッフだと思ったのか、すぐにデイのバッグを持って出かけようとしたそうだ。しかし、デイのバッグにはパジャマの上下などいらないものもたっぷり詰め込まれていて、やや惜しい! 桜は3部咲きから5部咲きといったところだけれど、やっと春めいてきて気分も明るくなるのかな。どんよりと曇ってい...
やっと週末がやってきた、と言う気持ちになれない鎖骨ベルトマラソン折り返し地点(たぶん)。最初の頃は、下着の長袖カットソーの上に付けていたけれど、だんだんと母も私も面倒くさくなってきて、すでに着ているセーターの上などから付けている。母もそれで良いと言っている。知らない人が正面から見たら、いつも白いリュックサックを背負っている人だな、って思うような感じ(笑)。病院では、「認知症の人は、自分でスルッと外...
昨日は母が1日デイサービスの日だったので、午前中の仕事が終わってから、美容院へ行った。自分の美容院は実に5ヶ月ぶりだった。なんかバタバタしていたら、自分のことは後回しになってた。改めて日々のドタバタを思い返す。ずっと髪はそこそこ長かった。仕事で邪魔になるので、後ろで結べるくらいの長さをキープしていたのだけど、去年1年間ずっと左肩が痛く、つまり五十肩だった。整形外科でブロック注射をしたり、いろんなこ...
「ゴロゴロごろごろ〜」雷ではない。我が家の玄関の扉が開けられた音だ。ソファーに座って一息ついていたが、スマホを放り投げて立ち上がり玄関に向かうと、母が立っていた。「あの、あの、あの〜」あ、ダメなモードに入ってるわ。「お父さん、来てる?」「来てないよ、死んだよ」「そうよね。こっちには全然来ないわよね?」「来ないよ。逆にそっちに来てるの?」怖い会話である。「さっき、あの人、ヘルパーさんが来たんだけど、...
いろんなことが立て続けに起こりすぎて、書きたいことが渋滞している! ムカムカしていることが渋滞している。ムカムカ渋滞だ!!日曜日、母は体調がすぐれないと言うことで教会を休んだ。教会はイースターの日だった。キリストの復活祭と言うことで、教会ではデコレーションされたイースター卵が配られる。母は、イースターだと言うことも知っていて、休んだ。寝ていれば良くなると言うので、私たちもそっとしておこうと思い、夕...
月曜は母が1日在宅の日だった。それは、朝の鎖骨ベルト装着の時も話したし、午後に顔を合わせた時にも話していた。夕方になって、鎖骨ベルトを外そうと1階へ急ぐ途中で、夕方ヘルパーの連絡ノートを読んだ。「本当に秒の差で外出されるところでした。町内で夜桜を見に行くとおっしゃったので、そんな話は聞いていないし、またデイサービスでお昼にお花見行くからその時にしようねと言って家に入ってもらいました」と、書かれてい...
週末に入ったヘルパーさんが言っていた。「そういえば、お姉さんって来られたんですか? 美容師さんが来られたことはお母様がなんどもお話してくださったんですけど、娘さんが来られたことは一度も聞いてないんですよねー」と。「ああ…、来ましたよ」私も、姉の話になると表情が曇る。「すぐに帰られたんですか?」「はい、土曜日に来て月曜夕方に帰ったんです。この家にも泊まったわけでもなくビジネスホテルに滞在していて」と...
2週間ぶりの訪問診療があって、鎖骨ベルトは折り返し地点だと言われた…。がーん。長い…。私がショックを受けていると、看護師さんが先生に、「具体的なゴールを一応設定した方が、娘さんも気が楽になりませんか?」と提案し、4月の末ぐらいにもう一度クリニックでレントゲンを撮影して、骨の状態を確認してみましょうと言われる。「ですが、娘さんがクリニックにお母様をお連れするのが大変でしたら、どうしても必要な受診という...
母は、買ってきた野菜を使って、朝からせっせと何かを鍋で作っていた。もう鍋は使わないで欲しいし、IHヒーターとはいえ調理もやめて欲しい。作ったものをどのタイミングで処分したらいいのか、ヘルパーさんの手間が増えるだけだ。自分一人では食べきれない量を作って、妄想の中の「お客さん」に振舞いたいのだ。「何作ってるの?」と聞くと、「お雑煮よ」と母は言った。餅が好きなのだ。また厄介なものを好む老人である。調味料も...
「朝、入室すると、お薬の空袋を入れておく箱が見当たらず、探したところバッグの中に入っていました。ご本人は『大事なものだから持っていかないとと思って』とおっしゃっておりました」と、ヘルパーノートに書かれていた。。。薬をお薬ポケットから取って、封を切って飲んで、飲んだ空袋を箱に入れる。ただそれだけのことだが、難しい。空袋を箱に入れるのは、ちゃんと今日の日付の正しい薬を飲んだかどうか、後でヘルパーさんが...
我が家の愛犬が虹の橋を渡って1年が過ぎ、昨日は命日だった。1年はあっという間に過ぎたような気もするけれど、実にいろんなことが起きた1年だった。コロナに翻弄されて、家族全滅。父は2ヶ月半の入院ののちに還らぬ人となり、母は3ヶ月入院しているうちに夏が過ぎて冬になっていた。文字にすると2行で片付いたが、本当に大変な1年間だった。その間、姉は3回帰ってきただけだと言うことも、改めて文字にするとひどい話だ。...
母のお薬トレーニングが始まった。自分でお薬ポケットから今日飲むべき薬を取って、食後に飲んで、飲み終わった薬袋を所定の箱に入れる。この一連の動きができるように、ヘルパーさん見守りのもと、練習が始まったのだ。お薬ポケット自体は、1年ほど前から同じ場所の壁に設置されていて、母も見慣れているだろう。これまではヘルパーさんが取って、袋を切って中身を母に渡して飲ませていた。これが自分でできるようになれば、朝の...
土曜日デイサービスの朝。6時過ぎに、「ガラガラガラ〜」と、また私の家の玄関が開いた音がした(!)。たまたま夫が土曜出勤の日で、6時に目覚ましをかけていたので、ちょうど起きてリビングに移動したところだった。ビクっとして、「玄関のドア開いた!」と叫んで、廊下に飛び出すと、またもやパジャマ姿の母が立っていた…。「バッグがないのよ」あ。デイサービスのバッグのことだと瞬時にわかる。デイのバッグは前日昼のヘルパ...
現在週に2回通っているデイサービスを3回に増やすとどうなるか。ケアマネに計算してもらったら、なんとプラス5万円以上かかることが判明! 介護保険の範囲をオーバーしているので、100パーセント自費負担になり、週に1回増やすと月に4回。介護保険の点数で言えば5000点以上となり、つまりその10割で5万円。なかなかの金額が出てきて、これは無理だと悟る。そんな気はしていたが、思っているよりも介護は高額なのだ。介護保...
訪問診療の日だったけれど、仕事が入っていて立ち会えなかった。そうそういつも平日の午前中に時間を空けられるわけもないのだ。医師からは、「午後に電話をします」とメモが書かれていた。昼頃にクリニックから着信があり、医師からだった。先生が直接電話をかけてくれると言うのは、訪問診療のなせる技。月に2回の診察で、高額医療費の対象になる程の料金を払っているだけある。非課税世帯なので窓口負担は8000円が上限なのだけ...
訪問看護師の日だったので、前日の夜に最後のヘルパーが帰った後、ヘルパー連絡帳を持ってきて看護師宛に伝言を書いた。連絡帳を遡ると、ここ数週間は毎日のようにいろんな人が「眠れないとおっしゃっておりました」「眠たいとおっしゃっています」「夜中に2回ほどトイレに起きて、それからその後眠れなくなったそうです」などと書いている。「夜中にトイレに起きないように薬を調整してもらうか、または、夜眠れるような薬を処方...
母がデイサービスに出かけていったあと、部屋を確認するとエアコンが26度で作動したままになっている。お迎えの人は、エアコンも消したか確認してほしい。これが二世帯住宅じゃなかったら、帰宅するまでエアコンは作動しっぱなしということだ。食材のチェックを終えて、自分の家に戻ると、ケアマネから電話がかかってきた。「ヘルパーステーションから提案があったんですが、お母さんのデイサービスの荷物を準備したあとバッグを階...
母のデイサービスの連絡帳をチェックして、入っていた書類にサインをして戻す。ピンクの表紙の連絡帳をチェックする時、ああ、私が母の保護者なんだなあと寂しい気持ちになる。もはや親ではなく、私の方が親なのだと思う。週末に夫が友達と山菜を採りに行き、天ぷらにすることにした。夫は真っ先に「お母さんに食べさせなきゃいけないから、1人分を先に揚げよう。お母さんは何時にご飯食べるかなあ?」と言った。天ぷらを1人前だけ...
最近のヘルパー連絡帳には、「夜あまり眠れなかったとのことです」という一文が並んでいる。夜中にトイレに2回くらい起きて、それから眠れないらしい。しかし、朝のヘルパーさんには眠れなかったと言ったのに、夜のヘルパーさんには「昨日はよく眠れた」と言ってみたり、何が真実なのかは不明。不穏続きのこの頃、こんな時に限って訪問診療は3週間空いている。訪問は第二、第四木曜日なので、そうなってしまうわけだ。そろそろ処...
母がデイサービスに出かけていくのを見送り、母の家に入ると、パン類がほとんどなくなっていた。帰ってくるまでの間に買いに行かないと…と、仕事の合間にスーパーへと急いで、ダッシュで買い物をすませる。もうかれこれ1年以上、同じような買い物を続けてきているが、父がいた頃と違うのは、昼にもヘルパーさんが来るので、昼ご飯になるようなものも買い出ししておかなければいけないということ。少量盛りのパックご飯や、チンす...
「4月7日 8時半〜 入室すると、帽子をかぶってジャケットを着て、リュックを背負っておられました。『子供達を連れて行かなきゃいけなかったんだったかな。おにぎりを持っていかないと』と、おっしゃっておられました。リュックに入っていたおにぎりを温めて、味噌汁と一緒にお出ししました」朝イチのヘルパーさんの、クールな対応が痺れる。外は大雨だったのに、母は一人で出かけるつもりだったのだろうか? いや、時空を超え...
「4回用の夜用尿取りパットがなくなりそうです。購入お願いします」「味噌汁がなくなりました」「お尻ふきの購入お願いします」相変わらず、ランダムに気づいた人が消耗品を書いていく。全部ドラッグストア1軒で片付いた案件なのに、次々と時間差で教えてくれるよね。統一したいけれど、20人近くが朝昼晩と入れ替わり立ち替わりやってくるので、実際はなかなか難しい。父がいた頃もたくさんの人が入っていたけれど、私が把握でき...
ここのところの母の不穏続きに、私の心は沈み、頭痛薬の減りが早い。仕事をしていても、母の家のドアが開いた気配がすると、サロンに入って来るのではないかと気になって、お客様の話にも集中できない。夜は、夫が帰宅したら玄関の鍵をかけることにした。もともと、外とつながるエントランスを施錠するので、玄関の鍵は簡素なものであまり使っていなかった。鍵をかけていても、夫が力を入れたらそのまま開いてしまう程度の作りだが...
昨日はデイの日で、いつの間にか迎えが来て母は出かけていった。誰もいない家に入ると、「今日はデイサービスに行っています! クッキーをいただいたので、どうぞ召し上がれ!よろしくね。ルミコ様」と、書かれたメモがあった。叔母さんが持ってきたクッキーやチョコレートが置いてある。誰かに何かを振る舞いたいのだけど、家にあるのは私が買ってくるものだけの母の日常。私は、別に欲しかったわけじゃなかったけれど、クッキー...
朝の母の様子が気になってはいたけれど、私はいろんなことにうんざりしてしまって、少し距離をとり自分の部屋に閉じこもる。ケアマネに相談しようかとも思ったけれど、気力が湧いてこないのだった。朝の4時まで起きていたと思われる母は、「明日はゴミの日よ!」と自分で言っていたにも関わらず全く出てくることもなく、夫が出勤時に母の分も集積所に出していた。朝のヘルパー連絡帳には「入室すると、今日はデイの日と思っておら...
眠い…。朝…と、言うか、夜明け前、私にとっては真夜中の4時半に、ガラガラガラと私の家の玄関が開いた。私の家の玄関は全面強化ガラスの重たい引き戸になっていて、扉が開くと遠くで雷がゴロゴロ鳴っているかのような音がするのだ。玄関が開けられた音がして、反射的に目覚めて起き上がり、慌てて廊下に出ていくと、母が立っていた。もはやホラーだ。「何? 朝の4時半なんだけど!」と、さすがに私もイラっとする。母はパジャマで...
昨日は、朝7時になる前から、私の家のチャイムが鳴らされる…。「今日、デイサービスに行かなきゃいけないのよね? 教会はどうしたらいいのかしら?」デイサービスと教会が同じ日になることはない。今までもないし、これからもない。でもわからなくなって聞きにくる。あ、ショートステイに入ったら話は別なのだけど。先週、父の納骨で姉が来ており、イレギュラーに私たちが送迎したので、ルーティーンが狂ってしまって曜日がわから...
ついに恐れていたことが起こった…。午前中の仕事を終えて、昼ご飯に家に戻り、夕方からの仕事に備えて早めにスーパーに行っておこうと思い、15時くらいに買い物から戻った。母が寝ていたら起こしてしまうと思い、極力静かにエントランスのドアを閉めて、階段を上がっていると、「ルミちゃん!ルミちゃん!」と、私を呼ぶ声が聞こえた。買い物かごを階段に置いて、母の家へと向かい、ドアを開けると母が立っていた。「よかったわ〜...
はあ。今日もため息が止まらない。朝、夫を見送って一人になると、「はあ、今日は何も起こらないといいな」と思う。いっそ私もどこかに出勤して1日家から離れていたい。昨日は、午前中のうちに再び市役所に向かい、母のマイナンバーカードの暗証番号再設定へ。照会書が届いたのですぐに記入して持って行ったのだ。母はマイナンバーカードを自分で取得していて、すでに3年が過ぎている。認知症を発症する1年前に誰に聞くこともな...