ショートステイ帰宅後、翌日はデイサービスと決まっている。ショート翌日に、不穏になって徘徊することがあったので、間髪入れずにデイに行くようにケアマネと相談してスケジュールを組んでいる。土曜日は、私は仕事だけど夫は休みなので、少しだけ朝はゆっくりできる。いつもなら、ヘルパーさんが来て、デイの準備をして身支度を終えて、ヘルパーさんが帰った10分後くらいにデイのお迎えが来て出かけていくのだけど、朝8時半に私...
しっかり者の母がレビー小体型認知症に?! 父が肺がんで要介護2? 突然始まったW介護の戸惑いをリアルタイムで吐き出します。
28年ぶりに地元に戻り、ゆったり平和な生活を…と思いきや、母がまさかの認知症に。誰にも言えない日常の変化、うつろいやすい母の記憶について記録していきます。
「服薬や、そのほか、介護サービスでもカバーしきれなくて、ご家族でも難しいってなった時が、在宅は難しいと判断する時です」ケアマネの一言は、刺さった。居宅介護を支援する立場の人が、手を離す。長年我が家を見てきた人が言うことは重たい。服薬の処方に小細工をしたりしなければ、どうにも立ち行かなくなるくらいなら、もう施設に入居を考えたらどうですか?ってことだ。ですよね。私だってわかってる。ケアマネの中では、そ...
デイサービスが迎えに来ない事件で、ケアマネと電話で話した時に、介護認定の話になった。ケアマネ的には年内に調査資料をまとめて、年明け早々には役所に提出するそうだ。最近は介護認定の進み具合が遅く、確定するまで待たされることが多いらしく、そうなるとどうなるのかと言うと、現段階での介護度が切れた後のプランを暫定で決めなければいけなくなる。我が家の場合は、2月末まで要介護5が継続するので、3月からのプランが...
火曜日、デイサービスの日。送り出しヘルパーが7時50分にやってきて、8時20分までに朝の身支度と食事と服薬を終え、デイの荷物を用意して玄関にセッティングする。その10分後くらいにお迎えのバンがやってきて、お迎えスタッフが家の中に入り、エアコンやテレビや部屋の電気を消して、靴を履かせて家を出る。連絡帳は、ヘルパー連絡帳や訪問診療のファイルを保管している共有の場所に入れられていて、デイのスタッフがそこからピッ...
ケアマネや私や訪問の医師や、デイサービスの責任者や、家にやってくる人たちが、みんなで「介護認定」「要介護度」と言う単語をやたら使うので、母が自分の要介護度について疑問を持ち始めた(!)。ケアマネが来月のケアプランを持ってきて、母にサイン(ハンコ)をさせていて、控えを1セット置いていった。普段は、小さな字が並んでいるそんなケアプランなど熟読しない母が、拡大鏡を使って隅々まで読み始めた。もともと本を読...
こちらの地方は天候が悪くなり、雪がうっすら積もり寒い! 電気代は早くも今月は39900円。ほぼ4万円…。母のエアコンフル稼動とグラファイトヒーター1100wが効いている。これが来月になると倍の8万円になるのだ…!本当に電気代問題は深刻である。でも寒いと言われると仕方ないし、日中一人の時は私が我慢するしかない。年末年始はデイサービスが休みになるから、いつもより在宅時間が増えて、電気代もかさむ。ヘルパーさんが勝手...
クリスマスが近くなった。キリスト教の家庭にとっては一大イベントである。とはいえ、我が家で何かするわけでもなく、何も予定はない。いつも通りが一番なのだ。しかし母は11月の末ぐらいから、「明日は教会に行くのをやめようかしら」と言うようになった。あんなに熱心な人がどうしたのかと話を聞くと、「クリスマス礼拝だから、皆さんに迷惑をかけるといけないから…」と言っていた。クリスマス礼拝で、皆に迷惑をかけるとはどう...
昨日の母の混乱はひどかった。1つのブログで収まるかなと書きながら思う…。朝は普通だった。午前中にチャイムが鳴ったが、うちのポストに入れられていた町内の配り物(班長なので)を持ってきてくれた。外は大雨だったので、濡れないようにと思って持ってきてくれたのだろう。ついでに、私があまり履いていなかったスリッポンのシューズがあったので、母に試着してもらった。ちょうど良いようだったので、「今度から行く新しいデ...
昨日は訪問診療の日で、介護認定の資料を持ってケアマネも同席してくれた。認定調査自体は年明けになるのだけど、ケアマネはシミュレーションした用紙を私に見せてくれて、どこかここは違うって言う箇所ありますか?と聞いてくれた。ケアマネも、最大限チェックが入れられる箇所には入れてくれていたけど、要介護3の後半くらいになると言っていた。嘘はつけないし、これ以上のことは無理だろうと思う。「一部介助」「全介助」など...
魔の水曜日が静かだと逆に不安になる。時々1階にちゃんといるかどうか確認しながら、寝てるなら起こさないように気を使って1日を過ごした。夕方のヘルパーさんが来る時間が18時近くと、1週間の中では一番遅い水曜日。ヘルパーさんが帰った頃にはすっかり暗くなっている。母の様子を見ようと、家に行くと「あら、あなたどうして来たの?」と母が言う。どうして…も何も、「家に送って行ってくれとか言いに来ないから、どうしてる...
昨日は、朝のヘルパーさんが帰った後、デイのお迎えがくる前に母を訪問。上着を着て、マスクをして、出かける準備万端で待っていたのは大変よろしい。「私、12時間間違えてたのよ〜。夜だと思っていたら、朝だって言うからびっくりしたわ〜」と、母が言うので、夜眠れなかったのかと聞くと、「ここの家の薬局は、今は営業していないの?」と言い出した。私の家は、いや、母の家は昔々は薬局を営んでいた。店舗以外に薬の卸もやって...
朝7時、夫が出勤しようとエントランスへ降りていくと、母が外を覗いたりウロウロとしていたので「あ、お母さん、おはようございます!」と声をかけた。すると母は、「こんな時間にどこに行くの? 今から寝る時間でしょう?」と、言い出した…。確かに雨が降っていて外は暗かったが、今まで寝てなかったのだろうか? 本当の夜の時間は何をしていたのか…。「お母さん、今は朝だよ! 今日はデイサービス行くんでしょ? 朝ごはん食...
週末、久しぶりに良い天気で、土曜日の夕方に夫と釣りに出かけて大きめのアジを数匹ゲットして帰宅。18時半ごろには帰宅できたが、母はデイから戻って夕方ヘルパーも帰ったあと。すっかり就寝モードの時間だった。そーっと2階に上がって、片付けをしていると、玄関のチャイムが鳴って母が立っていた。「あなたたち、しばらく顔見てなかったから心配になって。お仕事だったの?」「お母さん、心配かけてごめんね! ちょっと釣りに...
最近になって「拒否」と言うことを覚え始めた母は、デイサービスでもリハパンの交換を拒否して汚れたまま帰ってきたようだ。連絡帳に書かれていた。しかし、その後やってきた夕方ヘルパーさんによって、あっさり交換。何が違うと言うのだ? デイサービスは人がいっぱいいるから恥ずかしい? 仕事だと思ってるから自立心が強い? なんにしても、今後デイサービスの日は夕方ヘルパーをなくそうと思っているのに、そんなことでは困...
年末年始の何がしんどいって、デイサービスが休みになることよ。母の認知症も進行する中で、在宅の日は毎日どこかへ行こうとしたり家はどこかと探してみたり、付き合う方としてはもう日課といえどもきつい。どうしてあげられるのが正解なのかもわからない。とりあえず、デイサービスに行けば、朝8時半から16時半まで安全に留守にしててくれるし、日中体を動かしているおかげで夜も比較的眠れるようだ。一人暮らしになってからは、...
木曜デイサービスの日。私は1日中仕事。母が出かけた後に家に入ると、エアコンが運転中…。リモコンを見ると、「タイマー切」のボタンを押したようで、5時間で切れるモードになっていた。惜しい! 「切」じゃなくて「停止」のボタンを押して欲しかったのだけど、紛らわしいボタンがあるのだ。しかし、母のエアコン切らなければって言う気持ちは伝わった。私は昼休みにスーパーへ行き、母の家の食材を買い足して設置。夕方のお客...
夕方17時半。スマホが鳴った。母からだった。「もしもし、あなた今どこにいるの? ○○苑(←デイサービス、ケアマネがいる施設)から連絡なかった?」私はずっと家にいた。ケアマネからは連絡は特になかったが…。「私、今、○○苑にいるの。朝からずっといるんだけどね、帰りどうしたらいいのかと思って」ええっ! 天気が良い日だったので、まさかまた一人で歩いて行ってしまったのか? と一瞬思ったものの、ちょっと待て。スマホの...
デイサービスに出かけていった母の家に入ると、私宛の置き手紙があった。「ルミコ様 ほうじ茶ティーバッグ40個入り フジッコごま昆布1つ お願いします」しっかりした字で、実にしっかりした伝言が書かれていた。自分では買い物に行けないことを理解してくれたようで、時々、こうして欲しいものを書いておいてくれる。午前中のうちにスーパーに行き、任務完了!午後からは仕事だった。90代になったご両親が遠方で2人暮らしして...
夫が仕事に復帰して、通常モードに戻った我が家。母が在宅する月曜日。夫の隔離で寝室を占領されている間、リビングのソファー寝生活をしていた私は、寒さで体調がいまいち優れず(検査は陰性)、ちょっと横になっていると、昼過ぎにケアマネから電話がかかってきた。「10分ほど前にお母さんから私のところにお電話がありまして、『デイサービスにはどうやって行けばいいかしら?』っておっしゃるんですよ。なので、今日はデイサー...
「治ったから、お母さんに報告に行かないと」と、夫が言うので、マスク装着で母を訪問。もう元気になったよー!でもまだ何があるかわからないからマスクでね、と言うと、「本当に良かったわ〜」と母も喜んでくれた。そして、2階へのバリケードが外されたので、早速朝からチャイムを鳴らしにくるのである。「テレビのリモコンが、おかしくなっちゃったのよ〜」これは最近の母あるあるで、ヘルパーさんのノートにも度々書かれている...
なんだか怒涛の2週間だった…。2泊3日の東京行きで、あんなに右往左往したのに、家の中に私が存在さえしていれば5日間顔を見せなくても普通に何事もなく時は過ぎた。不思議なものだ。夫は、3日目、5日目と2度の検査でコロナ陰性が確認できたので、私はやっと寝室に戻ることができた。昨日と一昨日の夜には、母の妹が母を訪問してくれていた。特に、私たちが間に入ることなく、直接母に電話をしてからちょっと顔を出しているよう...
なんだかんだで、土曜日になった。私は、リビングソファー寝の疲れと、普通に風邪気味になったのか喉がちょっと痛いものの、念のための検査薬では陰性。夫も陰性。移らずに逃げ切ったようだ。夫の隔離期間も今日までになる。こうなってみて、ヘルパーさんが変わらず朝夕来てくれると言う安心感をしみじみと感じた。定期的に様子を見てくれて、声がけしてくれて、食事と服薬と着替えの確認をしてくれる。私がいなくても大丈夫じゃな...
体が痛いが熱はない。狭いソファーで寝る生活が3日続いたせいだと思う。背もたれ付きの3人がけソファーなので、布団もズルズルと落ちて、寝返りもコロコロその場で回転するだけで動けない! しんどいぞ!そして窓が多くカーテンがないリビングは、夜が寒い! これ、普通に隔離生活で風邪ひいちゃう!昨日にはすっかり熱が下がって回復してきた夫は、手持ちの検査薬を試したところ陽性ラインは出ず、すでに陰性になったようだ。...
夫のコロナ感染が判明してから丸2日。前回は、診断されてから中1日で私もサクッと発熱して陽性になったのだが、今朝の私は熱もなく、喉が少し痛い気もするけど、それはこの乾燥している季節のせいかなと思える程度。これは、もしかして免れたか? 2回目コロナは感染力も弱いのかもしれない。どちらにしても、夫の隔離生活が終わるまでは全然安心できない。昨日は魔の水曜日だったけれど、訪問看護師さんによると、母も状況はなん...
夫が…2度目のコロナ感染した。デジャヴだ。鼻水が出る、喉がちょっとイガイガすると言っていた。最悪なことに、その日の夕ご飯はキムチ鍋で。今は、コロナでもインフルでもない風邪が流行っていると聞いていたし、コロナの話題があまり入ってこなかったこともあって、私も夫が風邪をひいたんだと軽く考えて、黄色いベンザを飲ませて就寝。そして、翌朝には発熱。37度台後半で、チーーーンというわけだ。ここまでは、前回(2022年7...
在宅日の月曜日は静かに過ぎた。弁当屋が復帰したかどうか気になって、夕方ヘルパーさんが帰った後に顔を出すと、「来たわよ〜。足をちょっと引きずってたけど元気だったわ!」と、言っていた。正月休みより長い4日間の夕食休み、他のご家庭も対応が大変だったことだろうと思う。弁当屋さんのお兄さんも気の毒だけど、介護の中でもそこそこ重要なポジションを担っていると言うことで、万一の時の対応はちゃんとルールにしておいて...
年内に予定していた楽しげな予定が全て終了して、あとは仕事の繁忙期に入り、母のデイサービスが休みになる憂鬱しかない年末年始の対応に追われるのみ。あっという間にもうすぐ12月だ。母が退院して一人暮らしになってから1年が過ぎた。「要介護5」のおかげで、母の見守りは強化できてデイサービスにも頻繁に通えるようになり、着実に進んでいる認知症だがなんとか暮らせている。会話はだんだんと成り立たなくなっていき、毎日母...
弁当パニックを経て、改めて色々と学ぶこともあり反省することもあり。土曜日はデイサービスだったので、朝早くヘルパーさんが来て、そのあとお迎えスタッフが来て母は出かけていった。いつも通りだ。私は午前午後と仕事をしたあと、夕方から夜遅くまで参加しなければいけないイベントがあって、夫とともに家を空けることになっていた。なので、この土日に母の夕食がないというのはとても困る出来事だった。最近のコンビニ弁当は、...
祝日と土曜日の間の金曜日で、私は超忙しかった! お客様も立て込んで、その合間にネイルイベントで買ってきた商材のサンプルを作ったり、ほぼ1日サロンで作業。唯一、お昼ご飯を食べに家に戻ってきた時に、固定電話の着信履歴ボタンが点灯しているのに気づいた。履歴を見ると、ケアマネからだった。でも、留守電は入ってないし、午後のお客さんが来るので出なければいけなかったのでコールバックはしなかった。きっと「昨日、お...
祝日の第4木曜日。訪問診療はお休みだ。次週の第5木曜日に振替になったので、代わりにデイサービスを入れた。今週は母は週4でデイサービスという忙しい週になった。私にとっては母が日中家を空けるのが4日もあるのはありがたい。水曜日に訪問してくれた美容師さんが、お土産にとパン屋さんで買ったパンをたくさん持ってきてくれた。甘いパンから食パン系までいろんなものをたくさん選んでくれたのだけど、パン屋さんのパンには...
魔の水曜日は、朝8時台からチャイムが何度も鳴りまくる。「美容師さんは何時に来るのかしら?」美容師さんが来ることを覚えているのは素晴らしいが、何時に来るのかは昨日何度もやったくだりよ。大きな字で大きな付箋に書いて貼った意味はなく、朝からまた本日のスケジュールをゼロから説明することが始まる。「今から訪問看護師さんが来るから、それが終わったらお昼ご飯を食べて、午後の14時半から15時までの間に来るから待って...
母は2日連続のデイサービスにしっかり出かけて行き、少しだけ疲れた様子で帰宅。訪問の美容師さんから連絡があって、今日の午後に来てくれることになったので、「明日(22日水曜日)、14時半〜15時くらいに美容師さんが来てくれます。起きて待っていてね!」と書いた、大きめの付箋をテーブルに貼っておいたのだけど、やはりすんなり理解はしてくれないもので、「22日っていつ? 明日なの? 私はあっちに行かなきゃいけないのに...
現実逃避の旅から戻ってきました。前日の夜にはヘルパーさんからメールが入り、私が不在の間、母に体調不良があったら直接訪問看護ステーションの緊急ダイヤルに電話してもらうことや、そのほかの連絡は夫の携帯電話にかけてもらうことなど、最終確認があった。母をデイサービスに送り出して私は4年ぶりの新幹線に乗った。旅行に行く人たちで行きも帰りも満員だった。私が家に縛られてアタフタしている間に、世の中はすっかりアフ...
書き残しておきたいことを忘れないように、予約投稿しています。リアルの私は逃避中であると信じたいです(笑)。最近の母は、ヘルパーさんの名前を覚えようと頑張っている。予定表を毎日何度も眺めながら、この日のこの時間は○○さんが来る、などと言ったりする。「この人は30歳の息子さんがいるんですって」などと付加情報も仕入れている。認知症は忘れていくばかりでもなく、こだわりが強くなるような気がする。同じものを延々と...
私の旅立ち前日の話の続き。…続きがあった。私が出かけることに一度は納得して家に帰った母だったけれど、家に戻ってメモ帳と鉛筆を持って再び2階へ上がって来ようとしていた。ちょうどヘルパーさんがやってきて、母に声をかけたので母は家に戻っていった。ゆっくり階段を下りながら、「どうしても聞いておかなきゃいけないことがあるのよ!」と言っていたので、ヘルパーさんが帰ったタイミングで私が家を訪問した。「一体、いつ...
旅立ち前日。母在宅日。夫の実家から大きなリンゴがたくさん届き、母におすそ分けする。「包丁で自分でリンゴ剥ける? 大丈夫?」と聞くと、「できるわよ、当たり前じゃない!」と返ってくるが心配だ。主婦、なめんなよ!ってところだと思いたいのだが、母は血液をサラサラにする薬を服用しているので、怪我すると血がなかなか止まらない。なので、できるだけ包丁を使って欲しくなくて簡単な調理もしなくて良いように、買い物には...
昨日、母がデイサービスに出かけて行った直後に、キャリーバッグを車に乗せてコンビニへ。東京の宿泊先のホテルに発送してやった! 荷物だけは先に旅立ったぞ! まだ本体は旅立てていないけれど、一つやり遂げた気分だ。ついに、私の2泊3日の現実逃避の旅が明日に迫った。誰も体調を崩すことなくとりあえず前日までたどり着いた…。あとは、家を片付けて、洗濯物もやっつけて、極力夫に負担のないように。夕方、私の仕事中に母が...
魔の水曜日…。デイの間の訪問看護師の日なのだが、毎週トラブルが多い。私は仕事が休みだったので、荷造りをしたり家で忙しく過ごしていたのだけど、1日に3回チャイムが鳴った…。1回目は朝8時半過ぎ。「誰も迎えに来ないんだけど、どうなっているのかしら?」「デイは休みで、今日は訪問看護師の日だから、ヘルパーさんは来ないよ。看護師さんはいつもヘルパーさんが来る時間より1時間遅いから、9時ごろに来てくれるから、家...
まだ母には、私が週末不在になることは言っていない。早くても遅くても混乱しそうなので、調子が良さそうな時を見計らっている。でも、今日には荷物をまとめて、明日の早朝には宿泊先にキャリーバッグを送ろうと思っている。荷物だけは何があっても先に旅立つと言うわけだ。夫は夫で、私が留守の間に、友達の家に遊びに行こうと段取りをつけていたり、おいおい、何のための在宅よ! 夜に家を空けないでってば! 普段通りの週末で...
朝のヘルパーさん連絡帳に、「電気ストーブを出しました」と書かれていた…。まだだ…まだ早い…と見ないふりをしていた電気ストーブことグラファイトヒーターがついに母の家に出された。我が家の電気代の元凶である。寒さで体調を崩されるよりはマシだ。ああ、どうか暖冬でお願いします!母の在宅日である月曜日は、とても静かに過ぎたので、夕方のヘルパーさんが帰った頃に様子を見に行ってみる。「あら、お久しぶりね」と、母は普...
急に寒くなりました。ついに、私の東京行きが今週末になって、ソワソワ。いろいろ万全にして出かけようと思って、随分前から根回しをしていた予定なので、何も起こらなければいいなと緊張感が漂う。土日月の2泊3日で、土曜の朝は母のデイサービスの見送りをしてから出かけられるスケジュール。本当は、ショートステイに入れて夫の日頃の負担を減らしてあげたかったけれど、デイサービスで利用している施設のショートステイは、徘...
母がデイサービスに出て行くのを見送って、ひと段落。はあ、今週も魔の3連続在宅日が無事に終わった。デイサービスってありがたい! 誰もいなくなった家に入り、食材を確認するとフルーツやパンが減っていたので、これは買い出しに行かねばならない。財布の中もチェックすると2千円しか入っていなかったので、これも補充案件。午前中の仕事が終わってから、諸々片付けるべくスーパーに行き、現金をATMで降ろして1000円札に両替...
訪問診療が入る週は、在宅時間が長くなってしまい、想定外のことが起こりがち。幸い天気がとても悪く、ちょっと外に出てみようと言う感じではなかったので、母は家にこもっていたようだ。しかし朝のヘルパーさんは「鍋にスープが作ってあったので、朝ごはんに一緒に食べていただきました」と書いていた。スープ…? 鍋に? 家にあるのはレトルトのものばかり。味噌と具を別々に入れてお湯をかけるだけの味噌汁や、粉のポタージュ...
魔の3連続在宅の日だ。朝のヘルパーによると、コートを着てデイのお迎えを待っていたので「今日は往診日ですよ」と伝えてくれたらしい。今日もナイスディフェンス!そして朝から私の家はチャイムが鳴りまくる。母は手にメモ帳を握っていた。「ルミさんへ紙オムツの件、在庫が少なくなりました。調べて注文してください。ずれない安心パット20cm×42cm」と、書かれていた。え、オムツの在庫ないの? ヘルパーさん注文してくれてな...
ピンポーンピンポーン。最近は昼も夜もしっかり玄関の鍵をかけているので、母はチャイムを鳴らすことを思い出した。「ちょっといい? 私、帰りはどうしたらいいかと思って」どこに帰るの? ここが家だよ。「ここじゃなくて、○○町の家に帰るの」ここだよ! ここしか帰るところないんだよ! 毎日繰り返される同じ会話である。もうびっくりもしない。どうやって帰ったらいいのかと聞かれ、「今出てきたドアを開けてまた入ればいい...
介護のことでいろいろ検索したり、ニュース記事を読んだりしていたら、何を見ていても「認知症介護保険」とか「介護に備える」みたいな広告が出まくるようになってしまった。「介護はお金がかかる」と保険会社が煽っているけれど、介護認定を受けて介護保険が利用できるようになれば、実は在宅ならそんなにかからない。軽度ならね…。1割負担なので、ヘルパーを30分頼んでも数100円、デイサービスへ1日行っても数100円、初めて介護...
朝の送り出しヘルパーさんが来て、入れ替わりに先ほどデイのお迎えスタッフがやってきた。「今日は山には行かないのよね? 山に行くんだとばっかり思ってたんだけど」と、母はしっかりした口調でおかしなことを言っていたけど、「山は行きませんよ〜。さあ行きましょう!」と、ささっと流されて手を引かれて出て行った。直後に家に入ると、暖房がつけっぱなし。送り出しヘルパーさん、もう暖房とか切っちゃっていいのに。お迎えス...
世間的な3連休の最終日の日曜。母は自動的に教会へと出かけて行った。お迎えの方、様様である。出かけた気配を察知して、電気の消し忘れやそのほか、変化がないか家に入ってチェックする。日曜もヘルパーさんが入るので、これと言っておかしなところはなく……と、思ったら、あったーーー!テーブルの上に、マグカップが2つ、その上に白いメモ帳…?電気を点けて、その紙を手に取ると、こんなことが書かれていた。お父さんへ ど...
連休が穏やかに過ぎていきます。ありがたいことだ。ヘルパー連絡帳にも「眠れない」や「汗をびっしょりかいて夜中に起きる」などの文言がない。こんな何事もない日々は、そんなに長く続かないことは今までの例でよくわかっているけど、それでも母が穏やかでニコニコと笑っていてくれたら、ホッとする。土曜日は仕事がびっしり入っていて忙しかったので、夫とは別行動。私は合間にスーパーへと走って、母の食材を買い足した。認知症...
祝日の金曜日。母在宅の日だ。夫の旧友とランチをする予定になっていたけど、母が気になる。天気も良いし勝手にふらふらと出かけてしまわないか、急な呼び出しがあるんじゃないか。楽しい予定であればあるほど急にさっと日陰になるかのように、母のことが気にかかる。そんな時のための「見守りカメラ」なんだろうけど、いや、やっぱり設置したくない! それこそ見てしまったら気になってずっと心の中から母のことが離れない。たま...
母の誕生日の当日は、デイサービスだった。朝早くからヘルパーさんがいつものようにやってきて、その後、お迎えのスタッフさんに連れられて母は出かけていった。私は1日中仕事だったのだけど、昼過ぎにエントランスのドアが開き、そして母の家の扉がガラガラと開いた音がした。誰かが来たのか? オムツの配達か? 仕事が終わった後に母の家に入ると、玄関先に紙袋が置いてあり、母宛のカードが付いていた。「お誕生日おめでとう...
昨日、訪問看護師の日だったのだけど、電話がかかってきて「お母さんが、ベッドの電気敷布が全然暖かくならなくて足にカイロを貼っているとおっしゃってるんです。また見てあげてください」と言われる。夜中に暑くてびっしょり汗をかくと言ってみたり、寒いと言ってみたり、一体どっちなんだ! 自律神経が狂ってるのかしら? 電気敷布は比較的新しいもので、両親が要介護状態になってから買ってきたものだ。壊れてないと思うんだ...
朝、エントランスのドアがバタンと閉まった音がしたので見に行くと、母がヘルパーさんを見送っているところだった。火曜日は、ヘルパーさんが帰ると入れ違いにデイのお迎えがやってくる。お迎えのルート的に、母は最後にピックアップされるようで、いつもバンは満員の人が乗っている状態で母が来るのを待っている。「もうすぐお迎え来るから、すぐ出られるように用意したら?」と声をかけると、玄関先に置いてあるデイのバッグを見...
血圧が高い…。朝と夕、ヘルパーさんが欠かさず測っているのだけど、この間は、200超えが連発して最後は血圧計がエラーになった。ヘルパーさんが焦っていて、母もイライラしたようで、ヘルパーさんが帰った後に血圧計を抱えて私のサロンのドアをトントンと叩いた。私が落ち着いて測りなおしたけれど、180を超えてきており、薬をじゃんじゃん飲んでいてこれは高い。本人は何の異常もないと言うけど、これはやはり高すぎると言うこと...
日曜日。土曜日が営業日の私にとっては週に一度の休みの日で、いつもよりゆっくり目に起きて1日の予定を決める。ヘルパーさんは平日と変わらず訪問してくれるし、教会へのお迎えの人もちゃんと電話をかけてから母をピックアップしてくれる。私は、母が出かけたあとに、連絡帳をチェックして、部屋の中に入って食材などの補充がないか、冷蔵庫の中は大丈夫か、エアコンは消されているかを確認する。最近はヘルパーさんたちも曜日ご...
昨日のショートステイが断られると言う件について、たくさんのためになるコメントをいただきました(後ほど落ち着いてお返事させていただきたいです)。そうだよな、そうだよな、と、どれも深く納得。徘徊は大きかろうと小さかろうと、大問題なのだな。母が今通っているデイの施設には、系列の施設がいくつもあり、比較的大きなグループとして機能している。今通っているところは、入門編なのだろう。次に進むことになるであろう特...
私の来月の東京行きは、まだ母には話しておらず、きっと間近になるまで話すか迷いながら黙っているだろう。ケアマネと先日電話で話した時に、母が自宅がわからなくなって「私、今日ここに泊まるって伝えて欲しいのよ」と言って私のことを探していた話をして、何気なく「来月私が家を空けて大丈夫ですかねえ〜」と口にした。すると、「でも、ショートの方も一応聞いてみたけど、やっぱりちょっともう預かれないって言われちゃったか...
昨日は、ややこしい日だった。訪問診療の日だったのだけど、午前から午後に時間が変わると言うイレギュラー。最近はこのイレギュラーが母の混乱をもれなく引き起こす。朝のヘルパーさんはいつも通りで、「汗をかいていた跡はありませんでした」と書かれていた。今日は在宅日だよと声がけしてくれただろうか? 私は午前中から仕事でお客さんが来ていたのだけど、ちょうど昼になろうとしている頃、一番大事な工程をやっている途中で...
昨日は訪問看護師の日で、いつも私のお客様が来る時間に入れ違いで帰っていくので、母が駐車場に見送りに出ないようにと見張っていたら、ぞろぞろと玄関から全員が出てきた。看護師さんとちょっと立ち話したところ、やはり母が夜眠れないとか、今日は先生が来る日か?とか、デイサービスに行かなくては!とか言っているとのこと。ところどころ惜しい。今日は先生が来る日なのだが、いつもと違って夕方に時間が変更になったので、薬...
母はいつものようにデイサービスに出かけていった。夜の混乱はなんとかおさまったようで、朝のヘルパーさんには「そこそこ眠れた」と言っていたらしい。母の言う「眠れた」と言う状態は、夢を見ずに意識がなくなる時間が長かったってことなのかな。レビー小体型認知症の場合、レム睡眠時も筋肉がうまく緩まないため、夢に合わせて動いたり喋ったりするらしく、起きてからも夢の続きの話をしたりする。まさに母はそんな感じだと思わ...
夕方のヘルパーさんが帰った頃、母と顔を合わせたけれど、いつもと変わりない様子に見えた。「お弁当屋さんにも、お寿司が美味しかったのよ〜って自慢したのよ!」と笑っていた。しかしヘルパーさんの連絡ノートには怪しい文言が綴られていた…。「ヘルパー事業所から薬局の受付を頼まれたけれど断りたいと仰っていました。ケアマネさんから電話がありその件を報告しておられました」なんの話だ? ケアマネがヘルパーさんが来てる...
なんでもない月曜日。父の命日。あれから1年が過ぎた。あの日。夜中の3時、電話を取った夫が「ルミコ、起きろ! お父さん急変したって!」と言った瞬間、飛び起きた私は、クローゼットからできるだけ明るいピンクの服を手に取った。色のない病院の中で、私が来たとわかってもらえるように。真夜中の河川敷を車で走り、川辺にある病院に到着した私たちは、防護服を着せられ、父の病室へと急いだのでした。急ぐ意味も結果、何もな...
仲良くしているネイリストの友達から、「ルミコ、もう少しでお父様の一周忌かな?」とラインのメッセージが届いた。「23日の月曜日が命日だから、日曜日に墓参りに行って教会に挨拶に行くよー。キリスト教だし、こんな状況だから特に法事みたいなイベントらしきものもやらないんだけどね」と答えると、「確か23日だったなと思って。月曜日だからこの週末に何かするのかな?って。一年早いね。ルミコもいろいろいつも頑張ってて偉い...
昨日は、ひとまず母が出歩くことはなかった。午前中11時半ごろ、私の家のチャイムが鳴り、母が立っていた。「食堂にはどうやって行ったらいいのかしら?」と聞かれた。デイの食堂のことなんだろう。ショートステイから戻った後も、何度か「食堂」への行き方を聞かれたな。「今日は、デイサービスに行く日じゃないから、食堂には行かないんだよ」と、答えると、「あらそうなの? お昼でお腹空いてきたし、食堂にどうやっていくのか...
ついにややこしい日が来た。東京の友達が来ると言っていた日だ。予定はキャンセルになったが、母の記憶が混乱してどこかに出かけたりしないか注意しなければいけない。ヘルパーさんも水面下で情報共有してピリピリだ!昨日、母がデイサービスに行っている間にポストに母宛のハガキが届いていた。母は東京の友達に、電話で新幹線の時間を聞いただけだと忘れてしまうから、ハガキに書いて送って欲しいと言っていたらしく、その友達は...
もう使える介護サービスは一通り使い倒したかなと思っていたけど、まだあった!紙オムツの専門業者と契約をした! ルミコはまたひとつ自分の仕事を丸投げしたのである!大人用のオムツ専門店で、自治体が発行しているオムツ券も利用できて、宅配してくれる。今までは、ヘルパーさんからリハパンが残り何枚になりました、とか、2回用の紙パットが少ないですとか、連絡帳に書かれたのを見て、私が週末にドラッグストアに買いに行っ...
デイサービスに出かけていく母を見送ったあと、私のスマホにヘルパーステーションから電話が入った。「いつも入っているヘルパーから聞いたのですが、20日金曜日にお母様のお友達が東京から来られるそうで、その話は娘さんはお聞きになっているか心配になりまして」あ。2日前のブログに書いた、母の東京の友人が訪ねて来ようとした事件! 母はどうもヘルパーさんにも話していたそうだ。よく見たら、カレンダーにも友人の名前が書...
2週間ほど前に母が急にカレンダーを見ながら、「今日、あなたの誕生日じゃない?」と言い出した。まだ先だよ〜、誕生日はこの日だよ〜と、カレンダーを指差したところ、次に見た時には、カレンダーに鉛筆で丸印がつけられていて、「ルミコ」と書かれていた。母は元気な頃は、離れていても毎年誕生日プレゼントを用意してくれる人だった。アクセサリー類が多かった。キラキラしたものが好きな母だったので、娘たちにもたくさんプレ...
夕方、母に頼まれていた、おにぎりに入れる昆布の佃煮を買ってきたので家に届けると、母は姉と電話で話しているところだった。私は届け物をしたかっただけなので、そのままそっと自分の家に戻ったところ、しばらくすると玄関のチャイムが鳴った。何かびっしり書き込まれたメモ帳を握った母が現れた。東京に住んでいる母の大学時代の友人から電話がかかってきて、母に会いに今週の金曜日に来ると言う話になっているのだとか(!)。...
私の誕生日と結婚記念日が被っているので、ちょっとフライングで週末を狙って夫とフレンチレストランへ。母のデイサービスの日だったので、程よく疲れて早く寝てくれそうだと踏んで、夕方のヘルパーさんが帰った後にそっと私たちは家を出る。去年も同じ店で同じフレンチコースを食べた。偶然にも同じ席に案内された。1年前は、ちょうど父を転院させた直後で、父の介護は一区切りついたねと話していた。二人ともが入院して不在にな...
最後に父に会ってから1年が過ぎた。父が急性期病院から療養型に転院した日だ。あの日も今日のような眩しい青空の良い天気だった。「しばらく会えなくなるけど元気でな! みんなによろしくな!」酸素マスク越しに父はそう言って、最後まで苦しそうな姿を見せることなく、全てを受け入れたような様子で静かにベッドの上で目を閉じていた。それから10日もたたずに父は天国へと旅立った。とてもとても静かな旅立ちで、私たちにとって...
訪問診療の日だった。燃えるゴミの日で外に出てきた母に、今日はこれから先生が来る日だからね! と声をかけた。今日は診察のある日だから、デイサービスはお休みで、家にいる日なんだと丁寧に説明をした。「寒いのよ〜」と言う母は、もうタートルネックのセーターを着込んでいた。時間になって看護師と一緒にやってきた医師に、母は「先生、どうぞお入りください!」と明るく声をかけていた。よし、今日は調子が良いぞ!私は、午...
水曜日の訪問看護師の日は、実は要注意日だ。普段は遅くても朝8時半にはヘルパーが来るのだけど、看護師は9時。いつもよりやや遅めで、朝の時間を持て余す。看護師が到着した時には、コートを着込んで「あら、今日は来る日だった?」と言っていたらしい。どうも、迎えが来ないと待っていたらしい。看護師はヘルパーより長く1時間ほど滞在してくれるのはありがたいのだけど、ヘルパーのシフト的に水曜日は夕方が17時45分からと遅...
デイサービスの日、母はくすみピンクの可愛らしいショートコートを着て出かけて行った。コートの下には、ブラウンのハイネックのカットソー。ピンクと茶色の組み合わせが秋らしくて可愛いなと思いながら見送っていた。仕事をしていたらあっという間に夕方になって、母が帰宅の時間になってしまう。急いで出迎えに行くと、母が「なかなか帰してくれないのよ〜。もう時間だから帰るって言ってるのに!」とブツブツ言っていた。デイサ...
連休だったが、母にはそんなことは関係なく、ジャージの上下でゴミ当番の仕事をしている夫に「これからお仕事?」と声をかけていた。どう見ても仕事に行く服装じゃないのだが、もうそんなふうに関連づけて考えることができない。朝から眠い眠いと言っている母に、「ヘルパーさんが来たらもう誰も来ないからゆっくり寝てたら?」と声をかけると、「誰か迎えに来るかもしれないじゃない?」と言っている。デイの日がいつなのかもわか...
急に寒くなってきて、一気に季節が進んだ感じがする。暑くて半袖素足だったのに、急すぎて身体がついていけない。まるで母の認知症の進行具合みたいだな。ゆっくり進んでいると思っていたのに、急に話が通じなくなり、意味不明なことをしでかすことになり、もう誰かの見守り無しには生活が立ち行かなくなった。えっ!急に?って感じだった。よく、親が介護サービスを受け入れないので困ると言う話を聞くけれど、それは認知症があま...
世間は3連休なのである。あまり気にしないように、ルーティーンをこなす我が家。母がデイサービスのスタッフに手を引かれて家を出ていくのを見送り、夫の趣味の畑仕事を手伝いに河川敷へ。向いてない作業をやらされて、めちゃくちゃ疲れた! ヘルパー連絡帳には、洗濯用の洗剤が少なくなったので買ってきて欲しいと書かれていたが、買いに行く元気が無くて、明日にしてもらおう…。今、母の家はコツコツと衣替えしていて、夏物を...
昨日は、銀行にお金を入れたり出したり細かい用事をこなして、近所の小さなショッピングセンターへ。帰りに、季節限定のマロンクリームの大判焼きを見つけて、母に一つお土産にする。父もここの大判焼きが好きだった。銀行の帰りによく立ち寄って差し入れてあげると、二人はとても嬉しそうにしていたことを思い出す。家に帰ると、ヘルパー連絡帳に11月の「利用計画カレンダー」が挟まっていて、ケアマネが来たようだった。母に聞く...
昨日は2週に一度の木曜デイサービスの日だったので、8時にヘルパーがやってきて、8時40分には母はお迎えの人と一緒に家を出て行った。階段の上から見送って、ヘルパー連絡帳に目を通す。「今日はお客さんが来るからと、パンとおかずを3セット用意しておられました」と書かれていた…。もちろん誰も来る予定はない。部屋に入ると、ヘルパーさんが片付けてくれたようで、冷蔵庫の中には、ラップがかけられた小さな小皿が3つ(お...
昨日は訪問看護師の日で、特に電話がかかってくることもなく、いつも通りにケアを終えて帰って行ったようだった。ヘルパーの連絡帳は看護師や医師、薬剤師も書き込むもので、私の家へ通じる階段のすみに設置された箱の中に入っている。医師の訪問ファイルや、ヘルパーの書類など共有で使うものは全てそこに置いてある。私が連絡帳を見に行くと、連絡帳はデイサービスの連絡帳が入っているファイルケースに無理やり押し込まれており...
ヘルパー連絡帳に「血圧計の電池がなくなりそうです。単3を4本ご用意ください」と、書かれていた。血圧計は自前だ。以前私が買ったものを母にあげた。簡単なことも自分ではできないんだなあと、ノートを見て改めて思う。電池を買いに行くこともできない、交換することもわからない。もちろん、自分で血圧を測ることもうまくできない。なんとなくできたとしても、結果を記録することもできない。大したことではないのだが、電池の...
その後、丸1日の既読スルーを経て、姉から返信が届いた。「見当ちがいのことしか言えなくて、本当にごめんなさい。11月の帰省は止めにします」ですって!!止めるんかい!! 11月で帰省を止めると言うことは、今年はもう来ない。寒い時期に来たことがないので、おそらく春になるまで来る気がないだろう。計画を見直すでもなく、じゃあ止めるってね。想像だけど、私から言われたことを義兄に伝えて、「そんなんだったら行くの止め...
久々登場の姉問題であります。先週、姉からラインが届いた。11月の土日にこちらに来ようと思っているが、都合はどうか? というお伺いラインで、「6月に果たせなかったリベンジをしたいと思っています」と書かれていた。6月…。前回姉たちが帰省したのは6月の頭くらいのことで、その日の朝にお薬ポケットの薬を一気に2袋飲んでしまい、翌日には3袋飲んでしまったという事件が起きた。すぐにお薬ポケットを撤去しなかった私の判断...
今日から10月。去年の10月のことを思うと、なんと時が過ぎ去るのは早いのだろうか。昨日、デイサービスに行く母を階段の上から見送り、帰ってきたタイミングで「おかえり」と声をかけに行った。この一手間が結構大事なのだと学んだ。「何か変わったことなかった? 今、帰りが大変だったのよ〜。100歳のおばあちゃんが一緒だったんだけど、家に送りに行ったら鍵がかかってて入れなくて、あっちこっちに電話してやっとおうちに入れ...
8月のお盆明けくらいに市役所に申請を出していた、「重度心身障害者等介護手当受給資格」に付いて、承認されたと言う通知が届いた。日常生活の中で、一定程度以上介護が必要な方を在宅で介護している人に支給される手当だ。申請書には、介護認定の時のような本人の状態確認などを記入する欄もあり、承認されるかどうかは確実なものではなかった。承認されて、改めて、「重度心身障害者」なんだなあと実感する矛盾よ。支給額は月額5...
訪問診療の日だった。医師が女医から今の男性医師に変わってから、私は極力立ち会うようにしている。時間帯が早まって、9時15分からなので、私の午前中の仕事が始まる前に終わるので都合が良いこともある。何より先生がとても良い。以前の女医さんの何が悪かったというわけじゃないけれど、今の先生はとにかく母への接し方や話し方に好感が持てる。基本的には、私がいれば普段の様子や変わったことがなかったかなど、聞き取りが主...
昨日は訪問看護の日だった。看護師は、ヘルパーとは違って1時間くらい時間をとってゆっくりと様子を見てくれるので、任せておける時間だ。帰られた後、私のスマホに看護師さんからショートメールが入った。「おはようございます。本日ですが、お母様夜間眠れないためか、妄想あり。本人も夢なのかわからないと言ってました。先週デイに一人で行ったこと、娘さんに怒られたことも覚えてました。湿度が高く、エアコンつけてあります...
母の友人からショートメールが届いた。「ショートステイ、無事終わりよかったですね。さて、今年も聖句書道展の時期になりました。去年はお母様をお連れしましたが、今年は無理っぽいですか? お身体はお元気そうですね」はあ。「聖句書道展」というのは、教会関連の書道展で、近所のショッピングセンターの一角に聖句の書が展示されるイベントだ。毎年開催される。「去年は」と書かれていたけれど、去年は入院中でさらに父が死去...
ショートステイ問題に、たくさんコメントありがとうございます。後ほどお返事させていただきますね。ショートステイに断られることは想定外だったけれど、どっちにしてもショートに入れるとその前後が不穏で気が抜けず、せっかく息抜きしたはずが、帰ってきてから余計に息が詰まるという状況になってしまう。だんだんと認知症が進行している状態なのだから、だんだん酷くなるのも当然なのだろう。行く前に母がそわそわして、何度も...
私が東京へ行ったのは、3年と10ヶ月ぶりだった。地元に戻ってきてからのほぼ半分を、この街に軟禁状態で過ごしたことになる。会いたい人に会えなかったり、行きたいところに行けなかったりと言うのは、コロナ禍を経て皆同じだったかもしれない。それでも、皆がコロナを日常として受け入れ始めた頃、ポツポツと旅行や出張で動くようになった。私はずっと羨ましくそれを見ていた。この3年10ヶ月の間に、両親が病気になり、要介護度は...
何も知らない東京の姉から、「東京旅、楽しそうで何よりでしたね!」とラインが届いた。私がほぼリアルタイムで綴っていたSNSを見ていたようだ。「お母さんに電話をしたところ、ショートステイは楽しかったと言っていたのでよかったです」とも書かれていたので、ロング徘徊の顛末を返信した。すると、「お母さんに電話をした時、ばあちゃんのお見舞いに病院に行ったら、ルミコが迎えに来て怒られた、と言っていて、それは夢なのか...
その後の母は落ち着いていた。ヘルパーさんにもこんなことがあった、とノートに報告を書き、状態を注視してもらうようにお願いしたけれど、特に不穏状態にはなかったそうだ。私は、4日間休んだことで仕事が立て込んでいて、サロンにいながらも、ガラガラと母の家の玄関が開くたびにドキドキしていた。結果、特に問題はなく、ヘルパーノートには、「相撲を見て、朝乃山が勝って喜んでおられました」や「テレビで相棒を見ておられま...
昨日の続き。母の過去イチ遠い徘徊を経て、私は出かけないように目を光らせ、ヘルパーノートにも不穏状態にあるため、体調変化があれば教えて欲しいと書き込んだ。暑い中、遠くまで歩いた母は疲れたようで、寝たり起きたりを繰り返していたようだった。夫の帰宅時間になり、電話がかかってきたので事の顛末を話した。「無事で良かったけど、困ったな。朝もあんなに外はダメって言ったのになあ」と言って電話を切った。帰ってきた夫...
早朝、夫が出勤しようと階段を降りていると、母が手にポーチを一つ持ってウロウロしていた。夫が「どうしたの?」と声をかけると、「食堂に行かないと…」と言って外に出ようとしていたので、私が駆け下りて、「ここは家だから、朝ごはんは家で食べるんだよ、パン買ってあるからね。外に出たらダメだよ!」と声をかけた。夫が一生懸命母の話を聞こうとしていたのだけど、遅刻寸前だったので「遅刻しちゃうから行かせてあげて! お...
昨日の夕方には、疲れた身体を奮い立たせて、母の家に入って窓を開けて換気をして、余っていたパン類を処分。机の上に放置されていてカビが生えたお茶のカップを洗い、スーパーに行って母が食べられるパン類を追加補充して設置。母は施設で夜ご飯を食べて、夜の服薬を終えて、リハパンの確認も終えて、あとは寝るだけの状態にしてもらい、夕方のヘルパーを1回削った。19時に私たちが施設まで車で迎えに行くことになっており、施錠...
昨晩、無事に帰宅しました。ずっとずっと楽しみに生きてきたのに、帰り道はとても寂しかったです。この先、何を楽しみに過ごせばいいのかなって。久しぶりの東京帰省、地方移住してきた時には年に5往復くらい通っていた慣れ親しんだ東京の街も、両親の認知症介護が始まってからの3年間はコロナ禍も手伝って完全なブランクとなりました。これまで夫婦で東京へ行く時は、1階の母にワンコのご飯をお願いしていたけれど、もうそんな...
ショートステイは、デイサービスの延長線上のようで、施設入所へのリハーサルのようにも思える。昨年、コロナで10日間入院し、その後、誤嚥性肺炎で急性期病院に1ヶ月、さらに転院してリハビリ病院に2ヶ月と、入院生活を続けた母。転々と場所を移動したものの、案外順応性があることに驚いた。認知症でぼんやりしていることが功を奏しているのか、どのくらい滞在しているとか時間の感覚が薄いからなのか、母はとてもおとなしく、...
※書きたいことを書いておこうと、予約投稿しています。両親が揃っていた時よりも、母一人になってからの方が、ショートステイへのハードルが下がったと思っていたけど、母の不穏を和らげていたのは父という存在だったんだなと改めて感じている。以前の方が圧倒的に薬を飲めておらず、混乱も激しかったけれど、父か一切動じることなくそこに居たことによって、母も不安定になって私のところに駆け込む回数も少なかった。あれがわか...
ひとまず無事に母をショートステイに送り出しました。母には、ショートステイ先でもコロナにかかった人がいたり、スタッフさんも休んでいたり大変そうで不安になるかもしれないけど、元気に帰ってきてね、と声をかけた。実に自分勝手だとは思う。毎回思うけれど、ショートのお迎えの車に乗っていく母を見送るとき、なんだか泣きそうになってしまう。私の都合で申し訳ないなっていう気持ちや、預けなければ出かけられなくなったんだ...
母が入るショートステイの施設で、コロナ陽性者が複数発生してしまった…。恐れていたことが…。「明日のショートステイのお迎えは何時になりますか〜?」と、のんきにケアマネに電話したところ、私の声を聞くなり、「ショートステイの担当者から電話ありました?」とケアマネが。嫌な予感しかしなかった。「ないですけど、何か起きました?」と、恐る恐る聞いたところ、ショートステイのフロアで入所者のコロナ陽性者が複数出たので...
本当に珍しく連休をとって家を空けるので、お客さんにも予約日程の変更をお願いしたりしていて、今週はバタバタ。いつもは、ヘルパーさんが出入りする時間帯とお客さんが来る時間が被らないように調整しているのだけど、忙しいとそんなわけにもいかず、駐車場は混み合うし、仕事中もヘルパーさんが入退室する声が聞こえる。お客さんも同年代の方が多くなり、皆それぞれに親の介護になんらか関わっていて、マンツーマンの空間でお互...
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ショートステイ帰宅後、翌日はデイサービスと決まっている。ショート翌日に、不穏になって徘徊することがあったので、間髪入れずにデイに行くようにケアマネと相談してスケジュールを組んでいる。土曜日は、私は仕事だけど夫は休みなので、少しだけ朝はゆっくりできる。いつもなら、ヘルパーさんが来て、デイの準備をして身支度を終えて、ヘルパーさんが帰った10分後くらいにデイのお迎えが来て出かけていくのだけど、朝8時半に私...
いつも通り仕事をして、母が帰ってくるであろう時間の30分くらい前に、母の家のエアコンをつけた。長く家を空けているので、家が冷え切っていて、室内でも5度だった。これは帰ってきて寒いだろう。ついでに湯沸しポットの水を入れ替えて、スイッチを入れてお湯を沸かしておいた。母が帰ってきてから沸かすと、蒸気でまたヤケドをする可能性があるからね。母が帰宅したらすぐわかるように、とテレビも消していたら、ドタンバタンと...
あっという間に、1週間が過ぎた。昨日のうちにスーパーに行き、消費期限を気にしながら、母の家用の菓子パンを大量に買う。こんなもの、身体にいいわけがないし、カロリー高すぎだし、毎日食べさせていいなんて思ってないけど、でも仕方がない。母が自分でできることが極端に減った今、冷凍も冷蔵もしなくてよくて、お湯を使ったりレンジを使ったり包丁を使ったり何もしなくていいものと言えば、消費期限が比較的長めのパンと言う...
はあ、あっという間だったな。明日の夕方、母は帰ってくる。帰ってきて、どんな不穏が待っているのか考えると沈む。それにしても寒くて天気が悪いのが続いて、夫ともケンカ(?)が増える。会社での仕事の体制が変わって、やりたくない現場仕事もさせられイライラしているようだ。たぶん、このどんよりした気候のせいもあると思う。わからないわけではない。でも「ずっと会社に行ってる俺の気持ちがわかるか?」と言われると、じゃ...
あと2日。母のショートステイ終了までのカウントダウン。1週間よそに泊まるって、どんな気持ちなのかなあと、ふと考える。自分で希望したわけでもなく、私が決めたスケジュールに合わせて、母はあっちへ行ったりこっちへ行ったり、日々のスケジュールが決められている。行きたいか、行きたくないか、をあえて聞くことはない。でも母は以前、ショートから戻ってきて「私だけがこんな良い思いをして、みんなに悪いわ」と言っていた...
あー、もう折り返しかあ…。今年のショートステイもあと数日。誰も来ない家、何も気にしなくていい時間は、あっという間に過ぎていきます。冬になると、東京に帰りたいなあと思います。もともと地元が好きだったわけでもなく、姉じゃないけど、年に一度くらい旅行気分で帰省するのがちょうど良かった。孫もいないから、親に見せるものも特にないし、18歳で家を出ていたら、親は親の生活があって、私たちは私たちの世界があって、別...
ヘルパーさんの責任者の方から、「トイレットペーパーは、色付きや柄付きじゃなくて、白にしてください」と注意された。私としては、オムツや尿取りパッドが全部白で柄もないし、流していいものの区別と、あと単純に可愛い方がいいかなーと思って選び、ドラッグストアで安いものをまとめ買いしていた。いつも唐突に「補充お願いします」と言われ、買いに行くのが大変なので、2袋ずつ買って、1袋は倉庫で保管。補充を言われたら、...
母がいない、年内最後の週末だったけど、いつものように「自由だー!」って叫ぶような気持ちになれない。多分、怒涛の年末年始在宅を考えると憂鬱だからだ…。私と夫の休みは休みであって休みではない。母がいない週末に、私は朝イチで自分の健康診断とガン検診に行った。12月末までだったのでギリギリの滑り込み。自分のことって後回しになりがち。ってか、どうでもよくなる。そんなに長生きしなくていいかーみたいな気持ちになる...
なんだかんだありながら、母がショートステイに行った。お迎えはデイと同じくらいで8時半前後。ショートの荷物をいじられないように、大きなバッグと内ばきは私が2階で預かっていた。時間になり荷物を持って降りていくと、玄関にはショートのお迎えの運転手さんが立っていた。「ちょっと待っててと言われたので、待ってるんですが」と、言われ、先に荷物を渡す。母はリビングで、ウロウロウロウロと、何をしていいのかわからず焦...
訪問診療の日だった。私が1階に降りていくと、先生が母に「何かお困りのことや、お身体で都合の悪いところはありませんか?」と聞いているところだった。「夜、眠れないんです。何度も起きてしまって。ごはんはどうしようかしらとか、いろんなことが気になって、なかなか眠れないんです」ごはんはどうしようも何も、弁当が届くので、それを食べれば良い。実際は。妄想の中では大家族の忙しく働く主婦。無駄な心配事で眠れない母へ...
親にかつてプレゼントしたスニーカーを捨てられ、中からGPSとふわふわ中敷だけを救出し、結局スニーカーはゴミ袋の中に入れて、放置。同じ経験している方がたくさんいて、そうだよなー、認知症なんだもの、貰ったとか忘れちゃうよね。それが普通よね。でも、そーゆうのって地味に傷つくしやる気なくす。昨日は訪問看護師の日だったので、ノートに「母が右足が痛くて、これまで2年間履いていたスニーカーを痛くて履けないと言って...
昨日の朝、ヘルパーが帰ってからデイのお迎えが来るまで30分ほど時間が空いた。やっとお迎えの人が来たようだったので、様子を見に1階に降りていくと、玄関先でお迎えの人が「いつもの靴(外履き)がないね」と言っていた。見ると、ヘルパーさんがデイのバッグに入れてくれた内ばきが、ご丁寧にもバッグから出され、靴袋からも出され、「外履き」として玄関に揃えて置かれていた!! 内ばきを外履きにしてしまうのを防ぐために、...
ショートステイが近づいてくるこの時期、疲れがじりじりと溜まって、身も心も息切れし始める。もう少しで一旦休憩所が見えてくると思うと、無事に行って貰うまでピリピリである。昨日はケアマネが母を訪問してきていた。私を通すことなく、母が1日在宅の日を狙って日中に様子を見にきてくれる。とても助かる。私宛には、1月の介護計画書がドンと置かれていた。1月は2日の訪問看護が休みになる代わりにヘルパーさんが入り、デイ...
昨日、夕方にデイから戻った母に声かけをしていたところ、新しい弁当屋さんが配達にやってきた。元気な女性だった。容器はずっと使い捨てのものになるそうだ。以前の逃げた弁当屋の時は、小鉢に見えるワンプレートの返却容器だった。母は洗い物くらいはできるので、日課としてせっせと洗って容器を所定のところに戻すと言うことをしていたのだけど、ひとつやれることが減った。そこが少し残念。たかが容器だけどされど容器。ヘルパ...
市の「食の自立支援」の申請が通ったと言う知らせが届いた。65歳以上の一人暮らしの高齢者の食を支援する事業で、登録された業者からの配食弁当代が通常より100円ほど安くなる。注文する業者が変わると、またイチから申請のやり直しになり、通るまでは通常の料金650円を払わねばならない。実に小ぶりの身体に優しそうな高齢者用のお弁当。650円は高いなあと思うけど、配達料と安否確認が含まれていると思えば、そんなものなのかも...
「自分ファーストの介護」って、結局なんだろうね、って昨日の「めざまし8」の認知症介護特集を見ていて思う。にしおかすみこさんがゲストで出ていて、ご自身の体験とお考えを話されていた。お一人で、家族の中に飛び込むと言うその決断と、4年続けていると言う事実。離れてた家族と一緒に暮らすだけでも大変なのに、孤軍奮闘ってこう言うことよね。そもそも家族愛とか、思い入れがさほどない私には無理! 介護の状況は人それぞ...
母が昔から仲良くしている従姉妹のキミ子おばちゃんから、母宛に喪中ハガキが届いていた。なんと、3月に息子のサトシさんが62歳で亡くなったと書かれていた。父の葬儀のときには、足が悪いキミ子おばちゃんに付き添って、サトシさんも来てくれていた。あれから2年ちょっと。我が家もあの時は母が入院していたり、はたまた退院してきて一人暮らしになったりで、究極にドタバタしていたので少し疎遠になっていた。向こうも、母が病...
デイで使う内ばきシューズを、外履きと入れ替えてしまう問題が、延々と続いていてイライラするので、内ばきは連絡帳などを保管している場所に置いた空いた靴箱に隠すことにした。デイの時はどこからヘルパーさんが出してバッグに入れ、帰宅後にまたその箱に戻す。ただそれだけのことだが、連絡帳には書かずに直接ヘルパーにメールして、全員のヘルパーさんと共有してもらった。「母が連絡帳を読むので、ノートには書かずメールしま...
昨日も順調に母はボケていた。ゴミの日だったが、自分で出すことはなく、夫が出勤時に母の家のゴミも一緒に持って行ってくれた。私はゴミ当番だったので、回収に来てすぐにゴミネットを片付けた。それからしばらくして、母がチャイムを鳴らしてくる。「今日、ゴミの日でしょう? 何か置いてあるけど…。ゴミ持っていかなくていいのかしら?」ゴミ当番には、ほうきとチリトリのセットが回ってくるので玄関先に置いてある。ゴミゴミ...
母がショートステイから帰ってきて、まだ1週間も経っていないのに、もう次のショートが待ち遠しい…。ふと思うが、もしもショートステイ中に弁当屋が逃げていたらどうなってたんだろう? なんの予告もなくフェイドアウトされて、きっとさらにパニックだっただろうな。介護サービスは完璧だと思っていたけど、そうでもない。何かひとつ狂うと母の一人暮らしは成り立たなくなってしまうのだと言うことを実感した。ちなみに、先週の...
「服薬や、そのほか、介護サービスでもカバーしきれなくて、ご家族でも難しいってなった時が、在宅は難しいと判断する時です」ケアマネの一言は、刺さった。居宅介護を支援する立場の人が、手を離す。長年我が家を見てきた人が言うことは重たい。服薬の処方に小細工をしたりしなければ、どうにも立ち行かなくなるくらいなら、もう施設に入居を考えたらどうですか?ってことだ。ですよね。私だってわかってる。ケアマネの中では、そ...
デイサービスが迎えに来ない事件で、ケアマネと電話で話した時に、介護認定の話になった。ケアマネ的には年内に調査資料をまとめて、年明け早々には役所に提出するそうだ。最近は介護認定の進み具合が遅く、確定するまで待たされることが多いらしく、そうなるとどうなるのかと言うと、現段階での介護度が切れた後のプランを暫定で決めなければいけなくなる。我が家の場合は、2月末まで要介護5が継続するので、3月からのプランが...
火曜日、デイサービスの日。送り出しヘルパーが7時50分にやってきて、8時20分までに朝の身支度と食事と服薬を終え、デイの荷物を用意して玄関にセッティングする。その10分後くらいにお迎えのバンがやってきて、お迎えスタッフが家の中に入り、エアコンやテレビや部屋の電気を消して、靴を履かせて家を出る。連絡帳は、ヘルパー連絡帳や訪問診療のファイルを保管している共有の場所に入れられていて、デイのスタッフがそこからピッ...
ケアマネや私や訪問の医師や、デイサービスの責任者や、家にやってくる人たちが、みんなで「介護認定」「要介護度」と言う単語をやたら使うので、母が自分の要介護度について疑問を持ち始めた(!)。ケアマネが来月のケアプランを持ってきて、母にサイン(ハンコ)をさせていて、控えを1セット置いていった。普段は、小さな字が並んでいるそんなケアプランなど熟読しない母が、拡大鏡を使って隅々まで読み始めた。もともと本を読...
こちらの地方は天候が悪くなり、雪がうっすら積もり寒い! 電気代は早くも今月は39900円。ほぼ4万円…。母のエアコンフル稼動とグラファイトヒーター1100wが効いている。これが来月になると倍の8万円になるのだ…!本当に電気代問題は深刻である。でも寒いと言われると仕方ないし、日中一人の時は私が我慢するしかない。年末年始はデイサービスが休みになるから、いつもより在宅時間が増えて、電気代もかさむ。ヘルパーさんが勝手...
クリスマスが近くなった。キリスト教の家庭にとっては一大イベントである。とはいえ、我が家で何かするわけでもなく、何も予定はない。いつも通りが一番なのだ。しかし母は11月の末ぐらいから、「明日は教会に行くのをやめようかしら」と言うようになった。あんなに熱心な人がどうしたのかと話を聞くと、「クリスマス礼拝だから、皆さんに迷惑をかけるといけないから…」と言っていた。クリスマス礼拝で、皆に迷惑をかけるとはどう...
昨日の母の混乱はひどかった。1つのブログで収まるかなと書きながら思う…。朝は普通だった。午前中にチャイムが鳴ったが、うちのポストに入れられていた町内の配り物(班長なので)を持ってきてくれた。外は大雨だったので、濡れないようにと思って持ってきてくれたのだろう。ついでに、私があまり履いていなかったスリッポンのシューズがあったので、母に試着してもらった。ちょうど良いようだったので、「今度から行く新しいデ...
昨日は訪問診療の日で、介護認定の資料を持ってケアマネも同席してくれた。認定調査自体は年明けになるのだけど、ケアマネはシミュレーションした用紙を私に見せてくれて、どこかここは違うって言う箇所ありますか?と聞いてくれた。ケアマネも、最大限チェックが入れられる箇所には入れてくれていたけど、要介護3の後半くらいになると言っていた。嘘はつけないし、これ以上のことは無理だろうと思う。「一部介助」「全介助」など...
魔の水曜日が静かだと逆に不安になる。時々1階にちゃんといるかどうか確認しながら、寝てるなら起こさないように気を使って1日を過ごした。夕方のヘルパーさんが来る時間が18時近くと、1週間の中では一番遅い水曜日。ヘルパーさんが帰った頃にはすっかり暗くなっている。母の様子を見ようと、家に行くと「あら、あなたどうして来たの?」と母が言う。どうして…も何も、「家に送って行ってくれとか言いに来ないから、どうしてる...
昨日は、朝のヘルパーさんが帰った後、デイのお迎えがくる前に母を訪問。上着を着て、マスクをして、出かける準備万端で待っていたのは大変よろしい。「私、12時間間違えてたのよ〜。夜だと思っていたら、朝だって言うからびっくりしたわ〜」と、母が言うので、夜眠れなかったのかと聞くと、「ここの家の薬局は、今は営業していないの?」と言い出した。私の家は、いや、母の家は昔々は薬局を営んでいた。店舗以外に薬の卸もやって...
朝7時、夫が出勤しようとエントランスへ降りていくと、母が外を覗いたりウロウロとしていたので「あ、お母さん、おはようございます!」と声をかけた。すると母は、「こんな時間にどこに行くの? 今から寝る時間でしょう?」と、言い出した…。確かに雨が降っていて外は暗かったが、今まで寝てなかったのだろうか? 本当の夜の時間は何をしていたのか…。「お母さん、今は朝だよ! 今日はデイサービス行くんでしょ? 朝ごはん食...
週末、久しぶりに良い天気で、土曜日の夕方に夫と釣りに出かけて大きめのアジを数匹ゲットして帰宅。18時半ごろには帰宅できたが、母はデイから戻って夕方ヘルパーも帰ったあと。すっかり就寝モードの時間だった。そーっと2階に上がって、片付けをしていると、玄関のチャイムが鳴って母が立っていた。「あなたたち、しばらく顔見てなかったから心配になって。お仕事だったの?」「お母さん、心配かけてごめんね! ちょっと釣りに...
最近になって「拒否」と言うことを覚え始めた母は、デイサービスでもリハパンの交換を拒否して汚れたまま帰ってきたようだ。連絡帳に書かれていた。しかし、その後やってきた夕方ヘルパーさんによって、あっさり交換。何が違うと言うのだ? デイサービスは人がいっぱいいるから恥ずかしい? 仕事だと思ってるから自立心が強い? なんにしても、今後デイサービスの日は夕方ヘルパーをなくそうと思っているのに、そんなことでは困...
年末年始の何がしんどいって、デイサービスが休みになることよ。母の認知症も進行する中で、在宅の日は毎日どこかへ行こうとしたり家はどこかと探してみたり、付き合う方としてはもう日課といえどもきつい。どうしてあげられるのが正解なのかもわからない。とりあえず、デイサービスに行けば、朝8時半から16時半まで安全に留守にしててくれるし、日中体を動かしているおかげで夜も比較的眠れるようだ。一人暮らしになってからは、...
木曜デイサービスの日。私は1日中仕事。母が出かけた後に家に入ると、エアコンが運転中…。リモコンを見ると、「タイマー切」のボタンを押したようで、5時間で切れるモードになっていた。惜しい! 「切」じゃなくて「停止」のボタンを押して欲しかったのだけど、紛らわしいボタンがあるのだ。しかし、母のエアコン切らなければって言う気持ちは伝わった。私は昼休みにスーパーへ行き、母の家の食材を買い足して設置。夕方のお客...
夕方17時半。スマホが鳴った。母からだった。「もしもし、あなた今どこにいるの? ○○苑(←デイサービス、ケアマネがいる施設)から連絡なかった?」私はずっと家にいた。ケアマネからは連絡は特になかったが…。「私、今、○○苑にいるの。朝からずっといるんだけどね、帰りどうしたらいいのかと思って」ええっ! 天気が良い日だったので、まさかまた一人で歩いて行ってしまったのか? と一瞬思ったものの、ちょっと待て。スマホの...
デイサービスに出かけていった母の家に入ると、私宛の置き手紙があった。「ルミコ様 ほうじ茶ティーバッグ40個入り フジッコごま昆布1つ お願いします」しっかりした字で、実にしっかりした伝言が書かれていた。自分では買い物に行けないことを理解してくれたようで、時々、こうして欲しいものを書いておいてくれる。午前中のうちにスーパーに行き、任務完了!午後からは仕事だった。90代になったご両親が遠方で2人暮らしして...
夫が仕事に復帰して、通常モードに戻った我が家。母が在宅する月曜日。夫の隔離で寝室を占領されている間、リビングのソファー寝生活をしていた私は、寒さで体調がいまいち優れず(検査は陰性)、ちょっと横になっていると、昼過ぎにケアマネから電話がかかってきた。「10分ほど前にお母さんから私のところにお電話がありまして、『デイサービスにはどうやって行けばいいかしら?』っておっしゃるんですよ。なので、今日はデイサー...
「治ったから、お母さんに報告に行かないと」と、夫が言うので、マスク装着で母を訪問。もう元気になったよー!でもまだ何があるかわからないからマスクでね、と言うと、「本当に良かったわ〜」と母も喜んでくれた。そして、2階へのバリケードが外されたので、早速朝からチャイムを鳴らしにくるのである。「テレビのリモコンが、おかしくなっちゃったのよ〜」これは最近の母あるあるで、ヘルパーさんのノートにも度々書かれている...
なんだか怒涛の2週間だった…。2泊3日の東京行きで、あんなに右往左往したのに、家の中に私が存在さえしていれば5日間顔を見せなくても普通に何事もなく時は過ぎた。不思議なものだ。夫は、3日目、5日目と2度の検査でコロナ陰性が確認できたので、私はやっと寝室に戻ることができた。昨日と一昨日の夜には、母の妹が母を訪問してくれていた。特に、私たちが間に入ることなく、直接母に電話をしてからちょっと顔を出しているよう...