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『白鳥の首のエディス』「ルパンの告白」モーリス・ルブラン 感想
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 怪盗が名探偵に変身。太陽光線を利用した暗号の謎を解く「太陽の戯れ」、宝石細工師に化けたルパンが、かつての恋人の危機を救う「結婚指輪」、セーヌ河で発見されたショールから、異常な事件をかぎつけたルパンが殺人事件に巻きこまれる「赤い絹のショール」など7編を収録。痛快アクションの魅力と謎解きの面白さを満喫させる冒険ミステリー。 モーリス・ルブラン(1864-1941)は海運通商で成功を収めた父親と、染色業で成功した家庭の娘である母親とのあいだに生まれました。幼いころより非常に裕福な生活にあり、不自由なく学業を進めて成長していきます。彼が生まれる分娩に…
伊藤園 お~いお茶新俳句大賞テーマの人気雑記ベスト9(2024年10月1-18日)
1. 秋ですね、審査結果の連絡は。 第三十四回伊藤園お~いお茶新俳句大賞 2. 二次審査通過の連絡はいつ? 伊藤園 お~いお茶新俳句大賞(2023~2024年) 3. 二次審査通過している場合、入賞確率20% 第三十四回伊藤園お~いお茶新俳句大賞 4. 狭き園 ~応
◆第221位 『花神』評価:070点/著者:司馬遼太郎/巻数:全3巻/ジャンル:日本史小説/1972年 ◆第222位 『武器よさらば』評価:070点/著者:A…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 「無声慟哭」を中心として、死と愛を主題とする抒情詩を詠いあげ、詩人として開花した著者の「春と修羅」第1集。貧しい東北農村へ献身した時期「稲作挿話」「和風は河谷いっぱいに吹く」の秀作を収めた第3集。彼の描いた東北農村への理想像がくずれ失望と挫折感におそわれた時期の作第4集等、賢治の巨跡をあます所なく収載。 明治から昭和にかけて、伝統的な「定型詩」では表現できない個人の感情を自由に表現するため、日常的に用いられる言葉を使用した「自由詩」が生み出され、世に多く広まりました。島崎藤村、北原白秋、石川啄木、高村光太郎など、多くの詩人が活躍し、現代でもそ…
◆第211位 『ヴェニスの商人』評価:070点/著者:W・シェイクスピア/巻数:全1巻/ジャンル:英文学/1596年 ◆第212位 『ハムレット』評価:070…
奈良市高畑町にある「志賀直哉旧居」。ここはただの家じゃありません!日本文学の巨匠、志賀直哉が住んでいた場所です。彼、なんと生涯で23回も引っ越しをしているのですが、その15回目の家がこの高畑町の旧居。そう聞くと、彼の旅するような人生が目に浮かびますよね。だけど、この場所はただの通過点ではなかったみたいです。場所も最高です。東には春日原始林、新薬師寺や白毫寺もすぐそこ、奈良公園も散歩圏内。文化的で自然に...
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 十八世紀の啓蒙時代を代表する哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)はプロイセン王国ケーニヒスベルクで生まれ、生涯のほとんどをその地で過ごしました。ルター派の敬虔主義的な家庭で育ち、その教えを基盤とした寄宿学校へと通います。ラテン語、宗教学、哲学などが基本の授業に組み込まれ、人生の早い段階で思想というものに触れることになりました。当時の西洋では「哲学」に関して現代ほどの理解が及んでおらず、政治や軍略を重視する国の姿勢が反映され、立場もさほど重要視されていませんでした。しかし、ヨハネス・ケプラーやガリレオ・ガリレイによる研究、ルネ・デカル…
◆第201位 『重戦記エルガイム』評価:070点/著者:渡邊由自/巻数:全3巻/ジャンル:SF/1985年 ◆第202位 『ルーンの杖秘録』評価:070点/著…
2024.10.01 最近、一番時間をとっていることは、英語学習かもしれません。 と、言っても、毎日1時間ちょっとずつですが、日々続けているので、累計時間は多いかも。 NHKラジオ英会話と、アプリのDuolingoと、できたらNHK中学生の基礎英語1。 半年間、ラジオ英会話をやって、今更、ちょっとこのテキストは高度だったと気づき、中学生の基礎英語1をやれば良かったと反省。 でも、ラジオ英会話もストーリーが面白いので、やめられず、一緒に使っていたサブノートはやめて、基礎英語と両方やることにしました。 続けられるといいのですが。 また、ラジオ英会話のテキストの後ろの方に、「名著への招待」という連載…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 キプリングはその短篇の多くにおいて超自然的なものに接近しているが、それはポーの短篇とはちがって、徐々に明らかになるといった底のものである。本巻のために選んだ短篇のうちで、おそらく私がいちばん心を動かされるのは『園丁』である。その特徴のひとつは作中で奇跡が起こることにある。主人公はそのことを知らないが、読者は知っている。状況はすべてリアリスティックなのに、語られる話はそうではないのだ。 J・L・ボルヘス「序文」より 英国領インド帝国のボンベイで生まれたラドヤード・キプリング(1865-1936)は、幼年期をその地で過ごし、根底的な人間としての価…
◆第191位 『ヴィヨンの妻』評価:075点/著者:太宰治/巻数:全1巻/ジャンル:日本文学/1947年 ◆第192位 『春秋名臣列伝』評価:075点/著者:…
文章に主役を登場させシリーズ化する。 ※すごい難し様に感じると思いますが、実はコレが一番簡単かも知れないです。 あなたの書く文章がブログなら、他の人格になりきる。と言うことです。物語とかなら「私」が「○○さん」になるだけです。 こんなシ
旅の思い出を記するだけでも思い出になりますが、物語仕立てにすればきっと誰かに詠んで貰いたくなります。結果、ブログが長続きします。 あなたの文章を掌編小説にまで昇華させる。 文章を掌編小説(wikiへジャンプします)風に書き換えるとこうなる。
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 バーと競馬場に入りびたり、ろくに仕事もしない史上最低の私立探偵ニック・ビレーンのもとに、死んだはずの作家セリーヌを探してくれという依頼が来る。早速調査に乗り出すビレーンだが、それを皮切りに、いくつもの奇妙な事件に巻き込まれていく。死神、浮気妻、宇宙人等が入り乱れ、物語は佳境に突入する。 チャールズ・ブコウスキー(1920-1994)は、ワイマール共和政時代のドイツで生まれました。父親はドイツ系アメリカ人で、第一次世界大戦争でアメリカ占領軍に従軍し、兵役を終えてからもドイツに留まっていました。父親は戦後復興を需要とした建設請負業者となって、戦後…
◆第181位 『合衆国崩壊』評価:075点/著者:トム・クランシー/巻数:全4巻/ジャンル:政治小説/1996年 ◆第182位 『ロビンソン・クルーソー』評価…
上の予告編は9月15日放送 源氏物語の執筆が始まりましたね、楽しみしかありません。紫式部と中宮彰子の関係も良い具合になってきました。 マレーシアの記事を書く傍ら、趣味である平安文学についても触れていこうと思います。NHK大河ドラマ「光る君
最近、太宰治関連書籍が毎日家に増えていく日々です。今日は先週買った乙女の本棚シリーズより、魚服記を紹介します。 魚服記 価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/9/18時点) え、太宰治全集持ってるんじゃないかって?? 持ってます
【障害者施設のボランティア】 「なんだか面倒臭いなあ。」頭の中で僕はつい愚痴をこぼしてしまった。 今日は障害者施設を訪問する日だ。 当番みたいなもの。ボランティアなのだ。 「家にいてサボってばかりもいられないさ。」、頭の中で僕はそう呟いた。セーターを着て仕度をする。 もうすっかり寒くなった。 この辺りは山がちの高地だから秋が来るのも早い。 朝、ボランティアのためにマイクロバスが家に迎えに来てくれる...
以前どちらかの記事で書きましたが、実は私は群馬県出身です。群馬にいたころは赤城山のふもとから高崎まで自転車と電車を駆使して通学していました。 先日何気なく地図アプリを開いてみていると、前橋文学館の前にかかる橋の名前が「朔太郎橋」であることを
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 秋田で貧しい小作農を営んでいた両親のもとで、小林多喜二(1903-1933)は生まれました。伯父が小樽で工場などの事業を成功させると、彼が苦労を掛けていた多喜二の両親に安定した生活を提供するために小樽へと招きます。移り住んだ四歳の多喜二は、伯父の工場に勤めながら商業学校へと進みます。この頃に志賀直哉の作品に触れて耽溺し、彼の持つ文芸性を大きく刺激して、多喜二は積極的に自ら執筆を行っていきます。傾倒していた志賀直哉の影響を受けながら、労働運動を含めたプロレタリア文学の思想が、多喜二のなかで心の中心を占め始めます。 1925年に結成された「日本プ…
◆第171位 『異邦人』評価:075点/著者:A・カミュ/巻数:全1巻/ジャンル:仏文学/1942年 ◆第172位 『国盗り物語』評価:075点/著者:司馬遼…
【司馬遼太郎】今週のお題「好きな小説」【ALI PROJECT】
今週のお題「好きな小説」 最近はめっきり小説読まなくなってしまいましたねえ。 学生時代は小説もライトノベルもちょこちょこ読んでたんですけど... おかげで妄想力や感受性は磨かれたと思っております。 だから国語や現代文は得意だった文系脳。言い回しや語彙力も増えましたね。 例:祝着至極、恐悦至極、~なりますまい、縛につけ!、誰かある!、存じ奉りまする、身罷られた…!? なんかチョイスが偏ってねえか? 一時期はALI PROJECTにハマってたため 曲名の元ネタになった世界の文学作品も読んでいたおもひで。 『嵐が丘』『戦争と平和』『赤と黒』『肉体の悪魔』『地獄の季節』 などなど。久々にアリプロ聴きた…
小説を書く気が起きず、そしてメモ帳にたまり続けていた思考を整理するために書いてみました。少し興に乗ってしまったところもあるので、どうぞお手柔らかに 弔集ダウンロード
9月1日に一人三鷹旅行を楽しんでいました。地図を見ると山本有三記念館があることに当日漸く気が付きました。時間は惜しい、天候も怪しい状態でしたが、せっかくなので山本有三記念館に訪れてみることに。 山本有三先生は大正初期には芥川龍之介、豊島与志
お久しぶりです! 九月はもう秋ですね。秋……秋、のはず。気温もまだまだ真夏日が続くこの頃。9月1日に東京へ行く用事があったので、ついでとあらば三鷹で一人旅行をしてきました。13:00に文京区の後楽園へ行く必要があったので、回れる場所をギリギ
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 アルゼンチン国土の中心部、パンパの広がるブエノスアイレス州のヘネラル・ビジェガスという地で、作家マヌエル・プイグ(1932-1990)は生まれ育ちました。裕福ではありませんが中流階級に生まれた彼は、母親の趣味に合わせて幼少期から映画館へ足を運ぶようになります。わずか三歳にして映像のなかに見える「美」に目覚め、美しく着飾った銀幕の女優に憧れを持つようになります。この憧れは彼の持っていた性的なアイデンティティを強く刺激して、同一的な「女性性」を追い求めるようになりました。母親のナイトガウンを羽織って自分を美しく見せようとする試みは、父親から激しい…
◆第161位 『創竜伝』評価:075点/著者:田中芳樹/巻数:全5巻/ジャンル:ファンタジー/1987年 ◆第162位 『小説天空戦記シュラト』評価:075点…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 二〇世紀アメリカを代表する劇作家オニールの最高傑作。ギリシア悲劇の筋立てを南北戦争後のニュー・イングランドに移し、父母姉弟の錯雑した愛憎を描く迫真のドラマ。 ユージン・オニール(1888-1953)は、アイルランド系アメリカ人の舞台俳優ジェイムズ・オニールの子として生まれました。「モンテ・クリスト伯」で一世を風靡した父は、人気を保ちながらツアーを行い、実に六千回以上もの興行を成功させました。オニールはこの巡業に合わせて、各地をまわりながら幼少期を過ごします。カトリックの寄宿学校を経てプリンストン大学へと進学しましたが、勉学に熱は入らず、異性と…
◆第151位 『希望の国のエクソダス』評価:075点/著者:村上龍/巻数:全1巻/ジャンル:日本文学/2000年 ◆第152位 『火花』評価:075点/著者:…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 虚栄心はあるが温順で信心深い長女メグ、独立心が強く活発な次女ジョ一、心優しくはにかみやの三女ベス、無邪気でおしゃれな四女エミイ──ニューイングランドに住むマーチ家の四人姉妹は、南北戦争に従軍した父の留守宅で、母を助け貧しいながらも誠実さと希望をもって、懸命に暮す。著者の少女時代を題材に、人間として成長していく四人姉妹の複雑で微妙な心の動きを捉えた感動作。 キリスト教プロテスタントにおいて、信者たちに最も読み継がれ、最も影響を与えてきた模範的信者が描かれている寓話『天路歴程』は、新大陸アメリカへと渡ったピューリタンたちによって新天地でも広められ…
◆第141位 『黒い雨』評価:080点/著者:井伏鱒二/巻数:全1巻/ジャンル:日本文学/1965年 ◆第142位 『戦国名臣列伝』評価:080点/著者:宮城…
今でこそ茨城大学に通う私ですが、出身は群馬県。そしてケンミンショーなどでよく取り上げられる「上毛かるた」には田山花袋がいます。 「誇る文豪、田山花袋」 群馬県民だったのですが、実際、何が誇らしいのか全く分かりませんでした。むしろ前橋市民だっ
【映画】圧倒的な傍観者が見た米文学史のスター「華麗なるギャツビー」85点
(原題: The Great Gatsby)(2013) 非常によくできていてびっくりした。 こんなにも誰にも
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の19章です。全編を通して逆説的な表現が多いため、読む人によって解釈の揺れが出て来るのが、この書物の面白いところです。 『老子』第19章 絶聖棄智、民利百倍。絶仁棄義、民復孝慈。絶巧棄利、盗賊無有。 聖を...
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。1970年12月3日、このぼくもまた夏への扉を探していた。最愛の恋人には裏切られ、仕事は取りあげられ、生命から二番めに大切な発明さえ騙しとられてしまったぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ!そんなぼくの心を冷凍睡眠保険がとらえたのだが……巨匠の傑作長篇 科学の進歩によって膨大な規模となった第二次世界大戦争は、空想でしか思い描くことがなかった恐ろしい荒廃の広がる戦禍を齎しました。人々に与えた恐怖は、その…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、猛暑で日中は引きこもり(!)、小説『平成のプリンス』を推敲・改訂、電子書籍と単行本で出版しました! 偶然…
◆第131位 『ダンス・ダンス・ダンス』評価:080点/著者:村上春樹/巻数:全2巻/ジャンル:日本文学/1988年 ◆第132位 『ダ・ヴィンチ・コード』評…
今回は私のブログを肯定的に読んでくださっている方々に向けて、いろいろと書いてみたいと思います。まずは、私とラファ氏とルチアさんの簡単な紹介から…。私は50代男…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 財産を気前よく友人や家来に与えることで有名なアテネの貴族タイモン。貯えが尽きることを恐れる執事の忠告も無視し贈与を続けるが、膨れ上がった借金の返済に追われることに。「友達を試す」と他の貴族らに援助を求めるものの、手の平を返したようにそっぽを向かれ、タイモンは森へと姿をくらましてしまい……。忘恩、裏切り、破滅。普遍的なテーマを鮮烈に描く。未完の戯曲として議論を呼ぶ問題作が、瑞々しい名訳で甦る。 アテネの繁栄に助力した資産家タイモンは寛大な心で人々に接し、毎日を盛大な晩餐で隣人を招き、多くの人々の望みを叶えて互いに満足していました。もてなすタイモ…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ブリテン王シンベリンの娘イノジェンは、イタリア人ヤーキモーの罠にはまり、不貞を疑われる。嫉妬に狂う夫ポステュマスの殺意を知らぬまま、イノジェンは男装してウェールズへ行くが、薬で仮死状態になった彼女の傍らにはいつしか夫の首のない死体が──。悲劇と喜劇が入り混じり、波瀾万丈のなか、最後は赦しと幸福な結末を迎える「ロマンス劇」の傑作。 古代ブリテンの国王シンベリンには二人の王子と一人の美しい娘がいましたが、後妻を迎えたころに幼い王子たちは失踪して行方不明になりました。世継ぎの問題もあり、一人娘のイノジェン(イモージェン)の婚姻に関しては後妻の息子ク…
『ウィンザーの陽気な女房たち』ウィリアム・シェイクスピア 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 1597年から1598年に執筆されたと言われる本作『ウィンザーの陽気な女房たち』は、題名どおりにシェイクスピア作品のなかでも頭抜けて陽気な感情で観る(読む)ことができる演劇です。諸説ありますが一説に、シェイクスピアの劇団を支援する宮内大臣であるジョージ・ケアリー男爵がガーター勲章を授かり、それを祝う騎士団の祝宴で喜劇を披露することになったため、シェイクスピアが約二週間で書き上げたものだと言われています。この説に付随して、『ヘンリー四世』を観劇したエリザベス女王が、登場人物フォールスタッフが色欲に溺れる姿を観たいと望んだため、このような題材とな…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の18章です。これはけっこう有名なフレーズなので、ご存じの方も多いのでは? と思いますが・・・。 『老子』第18章 故大道廃、焉有仁義。(中略)邦家昏乱、焉有貞臣。 故に大道廃れて、焉(ここに)仁義有り。...
◆第121位 『地下室の手記』評価:080点/著者:M・F・ドストエフスキー/巻数:全1巻/ジャンル:露文学/1864年 ◆第122位 『海流の中の島々』評価…
労働者文学賞2024年小説部門佳作「片側交互通行」を受賞しました。
はじめに、選考委員の皆様、労働者文学の出版に携わっている皆様、そして私が小説を書くためにお力添えいただいた全ての方々にお礼申し上げます。 このブログに受賞について掲載するのか迷っていましたが、一つのケジメと自分の現在の心境を示すためにのせる
お久しぶりの更新です。更新しようにも、百年の孤独がなかなか読み終わらず……。もういっそのこと、途中までの感想を書いてしまおう! ということで番外編としての更新です。文庫本ではp376まで、内容としては小町娘のレメディオスがシーツを掴んで昇天
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の17章です。今日はとってもわかりやすい回だと思います。いろんな指導者がこの世には居ますが・・・もろ当て嵌まりまくりの大笑い。そんな回になるのでは? 『老子』第17章 太上、下知有之。其次親誉之。其次畏之...
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 広島で被爆した原民喜は、見たものすべてを書き尽すことのみを心に決め、激することなく静かに物語った。だからこそ「夏の花」「廃墟から」「壊滅の序曲」等の作品が伝える原爆の凄惨さと作者の悲しみを、いっそう強く深いものにしている。生前の作者自身の編集による能楽書林版(1945)を底本とした。 原民喜(1905-1951)は、広島県広島市幟町で陸海軍を相手とした縫製業によって大きく成功していた父親のもとで生まれました。幼少期より口数が少なく、自分の意見を自ら述べるようなことのない内向的な性格でした。対外的な環境ではその性格が災いし、仲の良い級友を作るこ…
◆第111位 『クリスマス・キャロル』評価:080点/著者:C・ディケンズ/巻数:全1巻/ジャンル:英文学/1843年 ◆第112位 『イエスの生涯』評価:0…