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『火宅の人』檀一雄・無頼派ドラマ。愛の遍歴に身を焦がし・・・1986年度
『火宅の人』 「火宅」とは、仏教説話(正確には「法華経 譬喩品」より)の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれ…
文学にそれなりに興味のある人なら気が付くかもしれません。此奴、また太宰語りしようとしてるぞ、と。許してください、ようやく休みが取れたのに、一日休んですぐにバイトと大学とが始まってしまって、精神的に参っているんです。好きなものについて話すとス
たまには違う作家を読もうと思ったのですが、感想を書きたい作品の作家が無頼派ばかりでした。私のブログでは織田作之助は二回目でしょうか。前回は夫婦善哉を読みましたね。 読書ノート12冊目「夫婦善哉」織田作之助 個人的には「夫婦善哉」より「競馬
お疲れ様です! 現在連勤12日目の私です!どんなにつらくとも太宰先生の著作を読めばストレス発散になっています。とはいえ体が辛いことにかわりはなく、ブログの更新が遅くなっているのは大変申し訳ないです。 死にたいなんて言いませんよ。少なくとも3
最近、太宰治関連書籍が毎日家に増えていく日々です。今日は先週買った乙女の本棚シリーズより、魚服記を紹介します。 魚服記 価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/9/18時点) え、太宰治全集持ってるんじゃないかって?? 持ってます
今回ご紹介するのは乙女の本棚シリーズ第二弾! 太宰治の「葉桜と魔笛」です。もう何度太宰先生にブログ記事を書かせていただいているのかわかりませんね……。大好きだからね、仕方ないね。 葉桜と魔笛 (乙女の本棚) 価格:1,980円(税込、送料無
しばらく、太宰治の作品について感想を書こうと思います。好きなものの話ばかりになるのは、ブログ読んでる方も飽きるだろうし良くないとは思いました。よくよく考えてみれば、こんな趣味で始めたブログを定期的に読んでる人なんて、そう多くないんじゃないか
長らく太宰治の作品で一番好きなものは「人間失格」だったのですが。最近、いろんなものを読み直したり、自身の心情の変化なんかもあるのかな、太宰文学で最も好きなものは「猿面冠者」だと答えるようになりました。 このブログを通じて、時々小説を載せたり
読書の感想を書く、というのは、読んだ人の人間性を曝け出す行為だと思っています。別の人が同じ本を読んでも、同じ感想は出ません。読んだときに強く印象に残る感情や思い起こした記憶によって、読んだ本の感想は変わります。 このように考えると、読書を通
新聞広告でのエッセイがインパクトがあったのか、新書や短編集が発行されると読んでいた。 毎年新成人が誕生する日の酒の宣伝。酒は傍に置いておいて、「新成人おめでとう」と題して、原稿用紙2枚程度の手
デロンギを中にして、三段座布団にチビ、モフモフベッドの傍にカイン。俺の座布団なのに。と不満げなカイン。取ったもん勝ちだよ。とチビ。これから冬はずっとこんな感じかな。伊集院静さんが亡くなった。「逝く」とか「逝去」じゃなくて、ただ「亡くなった」が似合ってる気がする。「なんだこの名前!」というのが最初の印象。で、女優の夫となれば、なんだそれって。だからずっと気にも留めなかった。読み出すようになったのは、...
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 単に、人生を描くためなら、地球に表紙をかぶせるのが一番正しい──誰もが無頼派と呼んで怪しまぬ安吾は、誰よりも冷徹に時代をねめつけ、誰よりも自由に歴史を嗤い、そして誰よりも言葉について文学について疑い続けた作家だった。どうしても書かねばならぬことを、ただその必要にのみ応じて書きつくすという強靱な意志の軌跡を、新たな視点と詳細な年譜によって辿る決定版評論集。 第二次世界大戦争後、日本には戦禍が広がり、民衆は衣食住もままならない世界を生きなければなりませんでした。天皇制により与えられた道徳、希望、観念は、敗戦という形で全てを否定され、生きるための心…