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最近、中学生の妹と一緒に文豪とアルケミストというゲームをやっています。元々は妹に本を読む習慣がついてくれたらいいな、と思いゲームを勧めました。見事にハマってくれた妹から、土屋文明記念文学館に行ってみたい! と言われたので、弟も誘って観光です
文学にそれなりに興味のある人なら気が付くかもしれません。此奴、また太宰語りしようとしてるぞ、と。許してください、ようやく休みが取れたのに、一日休んですぐにバイトと大学とが始まってしまって、精神的に参っているんです。好きなものについて話すとス
たまには違う作家を読もうと思ったのですが、感想を書きたい作品の作家が無頼派ばかりでした。私のブログでは織田作之助は二回目でしょうか。前回は夫婦善哉を読みましたね。 読書ノート12冊目「夫婦善哉」織田作之助 個人的には「夫婦善哉」より「競馬
お疲れ様です! 現在連勤12日目の私です!どんなにつらくとも太宰先生の著作を読めばストレス発散になっています。とはいえ体が辛いことにかわりはなく、ブログの更新が遅くなっているのは大変申し訳ないです。 死にたいなんて言いませんよ。少なくとも3
今回ご紹介するのは乙女の本棚シリーズ第二弾! 太宰治の「葉桜と魔笛」です。もう何度太宰先生にブログ記事を書かせていただいているのかわかりませんね……。大好きだからね、仕方ないね。 葉桜と魔笛 (乙女の本棚) 価格:1,980円(税込、送料無
しばらく、太宰治の作品について感想を書こうと思います。好きなものの話ばかりになるのは、ブログ読んでる方も飽きるだろうし良くないとは思いました。よくよく考えてみれば、こんな趣味で始めたブログを定期的に読んでる人なんて、そう多くないんじゃないか
長らく太宰治の作品で一番好きなものは「人間失格」だったのですが。最近、いろんなものを読み直したり、自身の心情の変化なんかもあるのかな、太宰文学で最も好きなものは「猿面冠者」だと答えるようになりました。 このブログを通じて、時々小説を載せたり
私は本を読んでから感想を書くまでにかなりの時間を要します。いろんな本を読んで、ちょっと前に読んだ本に戻ってきて感想を書く。小説だとその時間が短いのですが、詩や絵画など抽象的になればなるほど、感想を書くのが難しいなぁと思います(´・ω・`)
読書の感想を書く、というのは、読んだ人の人間性を曝け出す行為だと思っています。別の人が同じ本を読んでも、同じ感想は出ません。読んだときに強く印象に残る感情や思い起こした記憶によって、読んだ本の感想は変わります。 このように考えると、読書を通
大学で本を借りてきました!!山本有三を読んでみたいと唐突に思った時期があり、茨城大学図書館で探しました。個人的には文庫本で所有しておきたかったのですが、何処にも置いてない、売ってない、悲しい!!! ということで、大学図書館にあったとても古い
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 明治37年の『菜の花と小娘』から大正3年の『児を盗む話』まで、著者の作家的自我確立の営みの跡をたどる短編集第一集。瓢箪が好きでたまらない少年と、それをにがにがしく思う父や師との対立を描く初期短編の代表作『清兵衛と瓢箪』、自分の努力で正義を支えた人間が、そのために味わわなければならなかった物足りない感じを表現した『正義派』など全18編を収録する。 志賀直哉(1883-1971)は、現在の宮城県石巻市で誕生しました。父親は、第一銀行石巻支店に勤務しながら、鉄道会社、薬品会社、保険会社などの専務や取締役も兼ねた大実業家でした。志賀が二歳のとき、父は…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 自分は女に、餓えている。この餓えを自分は、ある美しい娘が十二分に癒してくれるものと、信じて疑わない。実はいまだに口をきいたことすらなく、この一年近くは姿を目にしてもいない、いや、だからこそますます理想の女に近づいてゆく、あの娘が……。あまりに熱烈で一方的な片恋。その当然すぎる破局までを、豊かな「失恋能力」の持ち主・武者小路実篤が、底ぬけの率直さで描く。 武者小路実篤(1885-1976)は公卿を家系に持つ子爵の父のもとに生まれました。母は八人の子を産み、その末っ子でしたが、はじめの五人は早逝します。これは、父が西洋を渡り歩いたことで持ち込んで…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 魔と夢が交錯するエロスと幻想の世界!飛騨から信州へ、峠をたどる旅の僧が、美しい女の住む山中の一軒家で一夜の宿を乞う。その夜……。 ジャン=ジャック・ルソーの著作を発端として西洋で活発化したロマン主義は、神秘的な描写でもって根本の自我を露出させて思想の広がりを見せました。その文学思潮は日本でも起こり、文明開花に合わせるように封建的な社会からの自我の目醒めを呼び起こして、自我の主張が多く溢れた「浪漫主義」として世に受け入れられました。『舞姫』などの森鴎外初期の作品群や、評論家である北村透谷の著作などが当てはまり、本作を生み出した泉鏡花も含まれます…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 詩集『白羊宮』などで象徴派詩人として明治詩壇に一時代を劃した薄田泣菫は、大阪毎日新聞に勤めてコラム「茶話」を連載し、好評を博する。人事に材を得た人間観察から、やがて自然や小動物を対象にした静謐な心境随筆へと歩をすすめ、独自の境地を切り拓いた。本書は泣菫随筆の絶顚であり、心しずかに繙くとき、生あるものへの慈しみと読書の愉悦とに心ゆくまで浸るにちがいない。 ロマン派そして象徴派に挙げられる薄田泣菫(すすきだきゅうきん 1877-1945)は、詩人として日本で初めてソネット(絶句)を発表し、文士として芥川龍之介を文壇に立つ足掛かりを与えました。 詩…