メインカテゴリーを選択しなおす
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 「私たちの愛はお前たちを暖め、慰め、励まし、人生の可能性をお前たちの心に味覚させずにはおかないと私は思っている」──妻を失った作者が残された愛児にむかって切々と胸中を吐露した名篇『小さき者へ』。ほかに、画家を志す才能ある青年が困窮する家族を見捨てられずに煩悶する姿を共感をこめて描く『生まれいずる悩み』を収めた。 有島武郎(1878-1923)は、東京で大蔵官僚として成功を収めた元薩摩郷士である父のもとに生まれました。幼い頃より恵まれた環境で育ち、隅々まで教育を与えられてきましたが、常にどこか心が晴れないような心持ちで日々を過ごしていました。札…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 明治37年の『菜の花と小娘』から大正3年の『児を盗む話』まで、著者の作家的自我確立の営みの跡をたどる短編集第一集。瓢箪が好きでたまらない少年と、それをにがにがしく思う父や師との対立を描く初期短編の代表作『清兵衛と瓢箪』、自分の努力で正義を支えた人間が、そのために味わわなければならなかった物足りない感じを表現した『正義派』など全18編を収録する。 志賀直哉(1883-1971)は、現在の宮城県石巻市で誕生しました。父親は、第一銀行石巻支店に勤務しながら、鉄道会社、薬品会社、保険会社などの専務や取締役も兼ねた大実業家でした。志賀が二歳のとき、父は…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 自分は女に、餓えている。この餓えを自分は、ある美しい娘が十二分に癒してくれるものと、信じて疑わない。実はいまだに口をきいたことすらなく、この一年近くは姿を目にしてもいない、いや、だからこそますます理想の女に近づいてゆく、あの娘が……。あまりに熱烈で一方的な片恋。その当然すぎる破局までを、豊かな「失恋能力」の持ち主・武者小路実篤が、底ぬけの率直さで描く。 武者小路実篤(1885-1976)は公卿を家系に持つ子爵の父のもとに生まれました。母は八人の子を産み、その末っ子でしたが、はじめの五人は早逝します。これは、父が西洋を渡り歩いたことで持ち込んで…
白樺派の作家・武者小路実篤作「真理先生」の感想です。内容はあらすじと解説を兼ねています。武者小路実篤や「真理先生」に興味のある方はぜひご覧下さい。
白樺派の作家・有島武郎作「小さき者へ」を読んだ感想です。内容はあらすじと解説を兼ねています。有島武郎や「小さき者へ」に興味のある方はぜひご覧下さい。
白樺派の作家・有島武郎作「生れ出づる悩み」の感想です。内容はあらすじと解説を兼ねています。有島武郎や「生れ出づる悩み」に興味のある方はぜひご覧下さい。
白樺派の作家・武者小路実篤作「友情」を読んだ感想です。内容はあらすじと解説を兼ねています。武者小路実篤や「友情」に興味のある方はぜひご覧下さい。