秋風の憂愁
いまだに今年の異常だった夏の名残を感じさせる日があるけれど、なんとか秋になったようだ。 夏には6時すぎに犬の散歩に出ても、帰りには陽ざしを暑く感じたが、今は寒い朝がある。散歩の時間も遅くなった。犬にも薄着をさせるか腹巻をさせ、それはそれで楽しみになる。 このごろはちょうど小学生の通学時間に散歩することが多い。5~6人の児童が数メートル前を話しながら笑いながら、じゃれ合いながら歩いていく。 少し前までは、カラフルな夏の衣服に身を包み、個性的な元気がはじけて見えたのが、今はこころなしかダークな色に変わっている。一人混じった女の子が背負うランドセルのピンクが、ひときわ鮮やかな差し色になっていて季節が…
2024/10/29 13:25