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私の小さいころ、母は始終イライラしていた。思い浮かぶ母の顔は、いつも怒っている。運動会の徒競走で4位になって肩を落とす私に、母は一言。「恥ずかしい」なんとか母に認められたかった。そのうち、私は良いところしか母に見せないようになっていった。点数の悪いテストを隠したりして。本当は、ありのままの私を見ていてほしい。でも、ありのままの私ではだめなんだ。母の存在は、小さな私にとって、大きくて大きくて、ちょっと怖かった。けれども、それは今は昔の話。今の母は、とっても小さくて、にこにこ笑うおばあちゃんだ。介護サービスは受けたくないし、お掃除は大嫌い。病院も行きたくない。今でも私を困らせることはあるけれど、私が訪ねていくと、にこにこ玄関先まで出てきて、「おかんちゃん!よく来たね~」テレビを見ながら一緒にお昼を食べて、あれ...母との時間
小学1年生のMちゃんに英会話を教えている。Mちゃん、迫りくる夏休みが楽しみで仕方がない。「もうすぐ始業式だからね!」「Mちゃん、始業式じゃないよ、終業式だよ。」「始業式の次の日にもうお出かけだからね!」「Mちゃん、終業式ね」せっかくなので、"Igoto~"と"Iwantto~"の練習をした。"IwanttogotoDisneyland.Iwanttogotothebeach.IwanttorideaMarry-go-round.Iwanttogotoapool.Iwantto・・・"延々と続けられそうだった。小学生時代の夏休みは、とくべつ長いのだ。40年以上前の私の夏休みを思い出した。毎年、祖母と一緒に長旅をして、祖母が育った山の中の旧家でひと夏を過ごしていた。父や母と離れて過ごす夏休み。緊張とわくわくと...小学生の夏休み
ふと帰宅途中の車内で物思いにふけることがある。 その時感じたことを自分の中で吟味して自分なりの答えを出していく時間。 昔から妄想が好きで、よく一人で考えて、一人で答えを出して、一人で納得するタイプ。 そんな僕の物思いにふける時間。今回考えた
ご飯が美味しいなあ。と、アタシはつくづく思ったのでした。 いえ、ウチは「玄米」ですけれども(笑)。 自分の一生でこんなことは今までなかったかも知れない。 何でだろう、なんて考えます。 子供の時分にはこんな気持ちでご飯を食べたことはなかった。 「子供の頃のことを思い出したりするとお迎えが近いんだよ。」 なんて老人が話すのを聞いたことがあります。 アタシは別な意見です。 歳をとった今ごろになって子供...
私は今年の2月で66歳になりました。還暦を迎えたと思ったら、アッという間に高齢者の仲間入りです。母方の祖父は同じ年齢の時に脳梗塞で倒れ、施設に入った後で肺炎を患って亡くなりました。家内のお父さんは同じく胃がんで亡くなっています。66歳は私にとっての鬼門であり、以降はいつ死んでもおかしくないような気がしています。お知り合いからも近年、喪中の挨拶状が増え、年賀状を送った後にご遺族から逝去の知らせを頂くこともあります。 実父は91歳まで長生きしましたが、フランクな人ではなく、自分のことはあまり語りたがりませんでした。子や孫に知識や経験、知恵を残さず、存在の薄いままに世を去りました。私は、死んだ後も子や孫、関係した方々の記憶に残る存在でありたいと思っています。このため関連する皆さんの個人情報に配慮しつつ、私の実体験をお伝えするつもりです。このブログが皆さんの心の琴線に触れることで、新しいエネルギーが湧き立つことを願っています。 令和4年6月10日
それは思えば昔のことだ。 酷いのがいたんだ(笑)。 先輩が後輩を集めて話をした。 男子生徒のみんなが輪になって座り、先輩のオトコがご高説を垂れた。 まだ中学生の一年、その春だった。 その話というのが、下半身の話だった。 いわく、オナニーをする
NHKのウェブサイトに掲載されました!神経生理学で読み解く 性暴力被害の“凍りつき”NHKスペシャルで取り上げられます!“性暴力” 実態調査アンケートご協力の…