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ひと昔前までは、僕は旅先で綺麗なお姉さんのいる飲み屋さんなどにも出かけていた。もっと言えば、サ出張ラリーマン時代は結構そういう場所が好きだった。今は仕事上の止むを得ない付き合いを除き、もうそういう所に行くことはない。品行方正な夜が明け、品行方正な朝が来た。ホテルをチェックアウトした後、しばしブラブラする。突然、写真のお坊さんの像が目に入った。巨大な弘法大師像だ。そういえば昔は新潟に来るたびに拝んだものだが(※単に見ただけ)、最近は目にすることもなかった。なんとも不思議な気分になった。一日の始まりに弘法大師さまと出会うのは、吉兆なのか戒めなのか、そんなことを考えつつ、旅二日目の新潟市からの帰還編に突入する。その後、調べたところ、この弘法大師像には興味深いエピソードがあった。弘法大師像が建つのは、新潟古町のど...BackFrom新潟①〜街中に聳える弘法大師蔵
新潟編の前半が終わり、後半戦に突入していく。でも些か飽き気味でもあるので、単発で別ネタを挟むことにした。古典的なションベン小僧を見つけた。何故かその前に猫が佇んでいる。水が飲みたいのだろうか。そう思いつつ近づくと、恐ろしく険しい顔で睨まれた。久しぶりの「やさぐれ猫」である。何もそんなに怖い顔しなくても良いじゃないか、そう言いたくもなる(実際に口に出して言った)。まあ、それだけの話である。広角単焦点のカメラを持っている時に、こういう場面に遭遇すると絶望的になる(アップで撮るには近づくしかないが、近づくと猫は逃げてしまう)。でもGRⅢはクロップ機能が付いているので、便利だった。GRⅢ(小休止)しょんべん小僧とヤサグレ猫
原岡桟橋(8/12, GRIII, 息子撮影)今日で8月も終わりですね。心なしか涼しくなった気がします。夏が過ぎ去ろうとしています…ランキングに参加中。ク...
原岡桟橋(8/12)この写真は、GR IIIで息子が撮影したもの。なかなか雰囲気があって自分は好きなのだが…去り行く夏、ベストショットの一枚ですね。(自分...
という訳で、新潟市に行ってきた。鉄道の旅だ。本来はもっと遠くへ、例えば関東方面とか、北陸とかに行く計画を持っていた。残念ながら、昨今の感染状況等、大人の事情から新潟で手を打った。新潟は好きな町だし、写真の撮り甲斐もあるので不足はない。今回の旅のテーマは「歩く」である。コロナ禍以降、僕の歩く距離は極端に減った。以前は2万歩オーバーなんて当たり前で、一泊二日の旅では6万歩に迫ることもあった。それがコロナ禍の外出不足で体力が落ち、足の骨折の影響もあり、最近では1万歩以上歩く日も稀になってきた。とにかく移動のほぼ100%がクルマである。駐車場にクルマを停めて、そこを起点に歩くと、常に駐車場に戻ることを強く意識する。気持ちとしては、この先まで行きたいが、クルマまで戻るとなると・・・。それが言い訳にもブレーキにもなっ...新潟OneWay①〜撤収するに及ばず
あの夏の光と影はどこへ行ってしまったの。我が家の猫、銀次郎はモノクロで撮るに限る。八月の僕のお気に入りは、リコーのGRⅢ。銀次郎のお気に入りは下段のトンネル。僕がネット通販を利用した時の梱包材だ。購入したのは小さな物だったけど、何故か長さ1m以上もある無駄に長い段ボールで送られてきた。出荷する際に誰も疑問に感じないのだろうか。結果的には猫が喜んでいるので、僕は嬉しい。猫は内部に玩具を持ち込むほど気にっている。そんな8月後半の日常だった。GRⅢ八月の濡れた銀次郎
秋田県五城目町の「喫茶ミカ」。随分と前から写真に撮らせて貰っている。元から営業中かどうか判別がつかない店だったが、とうとう一回も行かないまま廃業してしまったようだ。入ろうとはしたことは何回かある。その度に休みだったり、扉を開ける勇気がなかったり、別の機会にやっと扉を開けたらまさかの混雑だったり・・・。縁がなかったとしか表現ができない。噂によれば、JBL4343(スピーカー)を鳴らすジャズ喫茶だったという。勿体無いことをしたなあと思う。GRⅢ幻のジャズ喫茶ミカ
ハイコントラスト白黒で、イキって撮影するのは恥ずかしい。勿論、イキっているつもりはないが、イキらされていることは間違いない。だって、そういうカメラだから。そこで僕は漁港で猫を撮ることにした。猫からすれば、森山大道もブレッソンも僕も一緒だし、ライカだろうが、GRだろうが、iPhoneだろうが関係ない。少し暑い時間に行ったので、猫が木陰から離れなかったことが残念だ。岩合先生の足下にも及ばないが、この場所おける猫からの人気度では、僕はカメラ女子を遥かに上回る。ギャラの食べ物すら持っていないのに、僕の周りばかりに猫が集まる。カメラ女子が驚愕していた。きっと猫おじさんと思われたことだろう。男は不惑の40代からは、女たらしと呼ばれるよりも、猫たらしと思われることを喜ぶべきである。GRⅢ残夏のハイコントラスト(終)〜猫おじさんの真実
別に残夏である必要もないし、ハイコントラストで撮る必然性もない。GRⅢを買ったので、「ハイコントラスト白黒」という撮影モードで撮ってみたい。ただそれだけである。はっきりいってベタな写真だが、誰だってこのモードで撮ってみたくなるものだ。僕は自分が何者であるか、知っているつもりである。でも側からみれば、自分が森山大道になったような顔をして、イキって撮り歩く男に見えたに違いない。嗚呼、恥ずかしい。GRⅢ残夏のハイコントラスト①〜恥ずかしながら・・・
この夏の旅、最後に訪れたのは「岩下の新生姜ミュージアム」。最初に断っておくと、多くのお子様で賑わう場所をガチのカメラで撮るのも気が引ける。コンパクトカメラのGRⅢで撮影した。それ自体は良いが、「ポジフィルム調」というモードで撮ったら、ピンクに染まった館内の毒気にやられ、色が破綻してしまった。まるでトイカメラで撮ったような写りになった。大人しくiPhoneで撮ることが正解だったようだ。RAWでは撮っていないので、不本意ながらこのままいく。なんだか怪しげなこのミュージアム。いけない雰囲気も漂うが、岩下食品の公式ショップである。館内ではお子様たちが洗脳され、「岩下のぉぉ~新生っ姜ぁああ♪」と歌いまくっている異空間だった。新生姜2袋ほかをお土産に購入した。嗚呼、旅は終わってしまった。家に戻ってから、新生姜をポリポ...真夏の栃木路(終)~岩下の新生姜!!
毎年恒例の夏休み一泊二日のショートトリップに行ってきた。これは純然たる一人旅ではなく、家人との家族旅行的な位置づけである。家に猫を残していくこともあり、日程は一泊二日しかない。以前は西伊豆への一泊二日弾丸ツアーもあったが、秋田県から一泊二日で行くとなると、北関東あたりが現実的なラインとなる。家を空けた二日間は秋田県では豪雨が予想され不安もあった。僕が住む場所では、留守中は大した雨は降らなかった。無事帰還したのは昨日夕方から雷を伴う強い雨が降っている。さて、家人との同行で色々制約(?)があるなか、最初に訪れたのは群馬県太田市だった。太田市の滞在時間は約40分と短い。本来の目的は明日掲載するとして、ついでに歩いた太田駅(北口)の町並写真を掲載する。気温30℃を下回る秋田県から来て、いきなりの35℃オーバー。暑...真夏の北関東遠征シリーズ①〜太田駅北口の香ばしさ
リコーのGRⅢを購入した。以前にGRDIGITAL2というカメラを使っていた(2007年から2016年頃まで)。それ以来のGRである。GRⅢは、以前持っていた機種の5世代先にあたり、現行機種である。GRを買うということは、極論すればカメラを買うことではない。重いカメラから解放され(僕の持っているカメラは比較的軽いが)、手ぶらに近い状態で写真を撮る自由、その体験を買うことだ。実はずっとずっと欲しかったが、ずっとずっと我慢していた。あまりカメラやレンズにばかり拘らず(どの口が言うのか)、写真を撮ることに集中すべきだという意識があった。まあでも、好きなものは好きなんだから、仕方がない。今回の購入資金は昨年1年間、町内会町(他2職務)を務めた「お手当」である。温存していたお手当では多少足が出たが、3年間保証つきの...スナップ写真の最終兵器(GRⅢ)を導入した