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芝山巌学堂と神社跡(台北市士林区)―明治期台湾の殉職者「六士先生」眠る
日没まであと二時間ほどあったので、その僅かな時間を利用して、「芝山巌」という丘陵地帯に足を運びました。ここは、日本領台初期に日本語教育を行う学校「芝山巌学堂」が置かれた場所であり、文部省の伊沢修二氏と七人の教師が台湾人に日本語を教えていました。抗日ゲリラ征伐を行う近衛師団を率いた北白川宮能久親王殿下が、マラリアのため台南で薨去したのち、伊沢氏と教師一名は親王の遺体とともに内地へ戻りましたが、その直...
世の中がコロナ禍で止まっていた2年前に「家族の写真」で母用フォトブックを作ったことがありました。母と孫、母と曾孫、の写真を多めに入れたフォトブックです。息子たちと母とみんなで行った台湾旅行、息子の結婚式やお正月の様子、曾孫のお宮参り、息子の
前回取り上げた『中国の全省でバカヤローと叫ぶ』は私的に大好物なタイプの作品なのですが、1つ引っ掛かる箇所がありました。それは中国を23省と4直轄市と5自治区と2特別行政区の計34区分としていた点です。 中国側の認識は確かにそうでしょうし、著者も23省の後ろに「台湾を含んだ場合」と補足されていたとはいえ、少なくとも係争地域である台湾は中華人民共和国の一部でないと見なすべき。 国際法上、台湾は独立国家として承認されていません。でも、私の中で台湾は台湾。スポーツと政治は分離しようとか言っておいて、世界大会で台湾がチャイニーズ・タイペイと名乗らざるを得ない状況にも、物凄い違和感を覚えています。 そんな…
嘉義観光︱檜意森活村Hinoki Village︱檜でできた日本古民家が台湾に存在した!?
今回は嘉義に行ったときに友人に連れられて行った「檜意森活村」について紹介します。ここは日本統治時代に阿里山の林業を発展させるために建てられた社員寮でした。 ここは台湾で最も古い林業村であり、日本政府が建てた社員寮の中で最も保存状態が良く、大規模なものです。さらに、ここでは台湾で日本の伝統的な建築に実際に触れられるので、人気スポットになっています。特に台湾人は写真を撮るのが大好きなので、たくさんの人が競って写真を撮っています。 「檜意森活村」の建物はすべてヒノキでできています。 ここに保存されている29棟の木造建築物は、 4年の歳月をかけて修復されました。今 ではそのすべてが文化的な創作品の販売…