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まち全体が木工芸産業の歴史を伝える博物館【大渓木藝生態博物館】@大渓
大渓木藝生態博物館は、台湾の木工芸産業の歴史と文化を保存・継承するため、街なかに残る歴史的建造物や街並み全体を博物館と位置づけたものである。そして、この地の日本式官舎群や公共施設が段階的にリノベーションされ、2015年から順次オープンしている。 大渓は、清朝時代から山岳地帯で伐採された木材を河川輸送する水運の拠点として発展してきた。日本統治時代にもその役割を維持し、木工芸産業が発展を遂げた。また、日本による灌漑施設の建設も進み、大渓には多くの日本人が暮らしていた。戦後、蒋介石が公会堂を別荘として利用するなど、台湾の近現代史を象徴する地でもある。木工芸産業で栄えた大渓であったが、鉄道の普及や水運…
廃校小学校をリノベして文化的ランドマークとなる【太平青鳥書店@旧太平国民小学校】@基隆
太平青鳥書店は、旧太平国民小学校の校舎をリノベーションして2021年にオープンしたブックカフェである。太平国民小学校は1968年に開校し2017年に閉校となっていた。閉校後は、基隆市と青鳥書店が協力したリノベーションが進められ、一画の3層分(1階から3階)に書店が入居する。それ以外には、外壁はピンクから白色に塗り替えられ、アート的な要素や、かつての小学校の雰囲気を残すような要素を活かしたデザインとなっている。 書店内には基隆に関する書籍や海洋文学、建築に関する本など約2,000冊が揃えられ、アートイベントの会場にもなるなど、多目的な文化拠点としても機能している。 △書店内の様子。青鳥をモチーフ…
正濱漁港彩色街屋は、衰退した正濱漁港に面する16軒の建物がそれぞれ異なる鮮やかな色で彩られた一帯である。 正濱漁港はかつて基隆市の漁業拠点として栄えていたが、漁業の衰退や港湾機能の移転により活気を失い、老朽化が進んでいた。2017年、基隆市政府が漁港再生プロジェクトを開始し、地元住民と協力して建物の外壁をカラフルに塗装することで、新たな観光資源として注目されるようになった。これらの建物群や周辺にはカフェやレストランが点在しており、美しい景色を眺めながら食事や休憩を楽しむこともできる。 2019年、国際景観建築士会景観大賞のコミュニティ造営部門で優秀賞を受賞している。(訪問日:2024年11月)…
原住民文化も継承される製糖工場のリノベ【台東糖廠文創園区】@台東
台東糖廠文化創意産業園区は、かつての製糖工場がリノベーションされた施設である。この建物は1913年に建設され、日本統治時代には「台東製糖株式会社」に属し、1957年にはパイナップル工場も併設して東部のパイナップル産業を支えたが、1996年に操業を停止した。2004年には歴史建築に登録されている。 この園区には大小55もの向上や倉庫・建物が残っており、そのうち約30がリノベーションされている。それらは、地元の文化創造産業を推進するための台東のアーティストやクリエイターたちの木工工房、伝統工芸品の展示・販売スペースである。 また、原住民の工芸品体験や芸術文化パフォーマンスの場としても利用されている…
台南美術館第一館は、日本統治時代の1931年に建設された元台南警察署を美術館にリノベーションしたものである。元の警察署は、数々の増築を経て複雑な2階建ての建物となったが、それでも、警察署としての機能としては足りなくなったため、別の場所に移転されたことによって役割を終えた。1998年には台南市の古蹟に指定され、リノベされて美術館として2019年にオープンした。 元の建物は、外壁にレンガが用いられたRC造の建物で中庭を囲む配置で、アールデコ調の建築様式を特徴としていた。これは、当時の台南州技師の梅澤捨次郎の設計である。 リノベーション設計では、この元警察署建物(旧館)の裏手に地上3階、地下1階の新…
客家文化と日本の伝統建築が融合する【花蓮市好客文化会館】@花連
花蓮市好客文化会館は、日本統治時代の1936年に、台北地方裁判所花蓮港支部の職員寮として建てられた日式住宅(日本家屋)2棟をリノベーションしたもので、2018年にオープンした。 かつて花連には多くの客家人が移住してきていた。その客家文化や歴史を展示し、さらに客家の産業振興を進めるための拠点としてリノベされている。この会館では、不定期に客家文化の展示会や関連講座、イベントが開催され、地元産の特産品も入手できる。(訪問日:2024年4月) △道路側からの日式住宅の外観。 △文化会館の全体像。 △会館の裏側の様子。 △路地を挟んで反対側の施設。 △正面エントランスから入ったホール。 △展示空間。 ↑…
文学をテーマに7つの日本家屋がリノベされた【台湾文学基地】@台北
台湾文学基地は、日本統治時代の1920~1940年代にかけて建てられた7棟の日式住宅(日本家屋)群をリノベーションし、台湾文学と歴史的建築を繋ぐ文化施設として、2021年に全面オープンした。 幸町職務官舍群と呼ばれるこのエリア(現在の泰安街、齊東街)は、日本統治時代の総督府の各職位の官僚の宿舎(日式住宅)が集積していた。戦後は、空軍司令官と副司令官の官邸(濟南路の2棟)、国民党の職員寮や台湾銀行行員の宿舎として使われた。1990年以降、取り壊しの危機にも瀕し、地域からのボットムアップでの保存活動が始まったエリアでもある。 北西の1棟は保存状態がよく当時の日式住宅の様子に再現された。その他の棟は…
路地、市場、カフェでつくられたクリエイティブ空間【新富町文化市場 U-mkt】@台北
新富町文化市場(U-mkt)は、1935年に新富町食料品小売市場として開設された公設市場がリノベーションされた複合クリエイティブ施設で、2017年にオープンした。大型商業施設の進出や周辺市場の影響により事業が停滞していたが、2006年には市指定古蹟に登録されていた。 この施設の中には、地域の文化や歴史を伝える展示ギャラリー、会議室、スタジオ/オフィス、飲食店、カフェ、ショップ、クッキングラボ、など多機能な施設が同居していて、クリエイティブである。建物そのものは、U字型をしており、その高い天井から差し込む光が、空間に明るい雰囲気をもつくり出している、敷地内には日式住宅(日本家屋)がリノベされてお…
台北でおみやげを探すならかわいいショップが集まる【西門紅楼】@台北
西門紅楼は、日本統治時代の1908年に台湾初の公設市場として建設された歴史建築物をリノベーションしショップやカフェが集まる文化創意の複合商業施設として、2007年にオープンした。 建物は日本人建築家によるもので、入口ホールは東洋の風水思想をとりいれた八角堂(八角楼)、主体部分はキリスト教会から影響を受けた十字型(十字楼)をしており、東西の文化が融合した設計スタイルである。この市場は、当時は冷蔵設備を備えた画期的な施設であったが、戦後は国民党政府の所有となり「紅楼映画館」としてエンタメの場ともなっていた。 建物の老朽化や2000年の火災などを経たが、1997年に台北市の古蹟に登録されていた。 施…
音楽フェス会場ふくむ旧台東駅周辺エンタメエリア【鐵花新聚落】@台東
鐵花新聚落は、2001年に新しい台東駅が完成したことによって廃駅となった旧台東駅エリアのリノベーションである。このエリアには、鐵花村音楽聚落(2010年~)、鉄道芸術村、TTstyle原創館、台東故事(歴史)館、台東県農漁物産館などの多くのエンタメ施設、商業施設が集まっている。 ここでは不定期に、音楽フェス、フリーマーケット、アートイベントが開催され、昼夜を問わず賑わいのあるエリアとなっている。(訪問日2023年10月、2024年11月) 鐵花新聚落を構成する鉄道芸術村についてはこちら ↓ www.tjcreativeculture.com △Mr. Cowという名のレストラン。夜景。 △クリ…
實町藝文中心は、日本統治時代我の昭和12年(1937年)に当時の市長公邸として建てられた日式住宅(日本家屋)とその隣にある3棟をリノベーションした文化施設である。戦後は台東市庁に引き継がれ、公務員寮として使用されていた。その後、2012年に台東県によって歴史建築として登録されている。 これらの建物は、約3600㎡の敷地の中に、4棟あり、それぞれの棟には2世帯が暮らすような平面計画であった。2022年にリノベーションが完了し、現在、建物そのものが歴史資料となる展示がされているとともに、その中の当時の暮らしの様子が分かる展示施設となっている。(訪問日:2023年10月) △当時の市長公邸の外観。 …
鉄道芸術村は、1922年から運行が開始された軽便鐵道の終着駅舎(旧台東駅)とその周辺にある鉄道遺構が文創園区としてリノベーションされたものである。 かつて、台東と花蓮を結ぶ台湾東部を走っていた台東鉄道は、台湾主要部の鉄道とは異なる規格であったため、1980年代から90年代にかけて新路線の建設が進み、台北や高雄などの主要都市と接続され、旧台東駅は2001年に廃止された。2002年にRC造の機関車庫が歴史建築に登録され、翌2003年から展示が始まっている。 現在、この鉄道芸術村には、駅舎(ホームや改札口)、RC造の機関車庫、当時の車両、木造建築の倉庫、燃料タンクなどの多くの鉄道遺構が保存展示されて…
日本の旧華族のための和と台湾が融合した別荘リノベ【逍遥園】@高雄
逍遥園は、日本統治時代の1940年(昭和15年)に浄土真宗西本願寺派法主・大谷光瑞氏の台湾における別荘であった。大谷氏は華族であったことから、その別荘は高級でとても個性的なものであり、台湾に多く保存活用されているいわゆる日式住宅(日本家屋)とは大きく異なっている。 戦後は国民党政府に接収され、その周辺も含めて眷村として発展したが、時代とともに老朽化し解体の危険性もあった。保存運動により、2010年には高雄市が歴史建築として指定、リノベーションにより2020年にリニューアルオープンしている。 敷地面積は5520㎡あり、建物は当時の日本の建築様式と台湾の文化的要素が融合した独特の風格を持っており、…
まだまだリノベ工事まっさい中【勝利星村創意生活園区(通海區)】@屏東
勝利星村創意生活園区を構成する3つのエリアのうちの通海區エリア。ここには、9軒の日式住宅(日本家屋)があり、現在もリノベーション工事が続いている。先行して道路側の3軒がレストラン、カフェ、デザインスタジオがオープンしている。 (訪問日2023年12月) 勝利星村創意生活園区全体の内容については、こちらから。 www.tjcreativeculture.com △先行オープンした道路側の外観。 △先行オープンのお知らせ。 △デザインスタジオが入居する。 △まだまだリノベーション工事中の様子。 △ガイドマップ。 ↑台湾にエールを
たくさんの日本家屋がおしゃれショップに【勝利星村創意生活園区(成功區)】@屏東
勝利星村創意生活園区を構成する3つのエリアのうちの成功區エリア。成功區は道路を挟んで、さらに3つのエリアに分かれている。園区の中には、22の日式住宅(日本家屋)がリノベーションされ、レストラン、カフェ、文化創意のグッズや地域の特産品を扱う多彩なショップが入居している。中には現在もリノベーション中の住宅がある。(訪問日2023年12月) 勝利星村創意生活園区全体の内容については、こちらから。 www.tjcreativeculture.com △ORIOLE CAFEという名のカフェ。典型的なリノベスタイル。 △リノベされた日式住宅の街並み。 △雑貨とファッションを扱うショップの外観。 △成功區…
文学をテーマに日本家屋のリノベ、カフェもある【台中文学館】@台中
台中文学館は、日本統治時代の1932年に建てられた6棟の日式住宅(日本家屋)の警察官舎群をリノベーションしたものである。2009年に台中市政府文化局が歴史建築に登録し、2016年8月に文学館としてオープンしている。 この日式住宅は構造も含めてよい状態で残されていたことから、台中市文化局は、2012年10月にリノベ再利用計画を策定し、2013年~2016年に修復リノベを実施してきた。 施設全体は約6,200㎡もの大きさで、それぞれの建物は、文学やその中心地であった台中に関する常設展、主題特展館、児童文学館、テーマ文学館、研習講堂などテーマごとに構成され、カフェやレストラン、ショップが付属している…
桃園駅近に残った日本家屋群のリノベエリア【桃園77藝文街】@桃園
桃園77藝文街は、日本統治時代に警察宿舎として使われた日式住宅(日本家屋)をリノベーションされ2018年にオープンしている。 1937年に当時6棟が建設されたが、2011年の火災や長年の荒廃で4棟が残り、桃園市によって2013年には歴史的建造物として登録されている。 園内には、人気カフェ、文創グッズを扱うショップ、手作り体験教室があり、祝日にはマーケットが開催される。警察本部の建物も公開されており、当時の建材や瓦が展示され、歴史に触れる貴重な機会が提供されている。 △保存活用されている日式住宅(日本家屋)の様子。 △もともとの警察本部の建物では、警察マスコットがお出迎え。 △木々の中の日式住宅…
とにかく日本家屋がたくさん3エリアで個性を競う【勝利星村創意生活園区 V.I.P Zone】@屏東
勝利星村創意生活園区は、もともと日本統治時代に屏東飛行場関連の宿舎群として建設された日式住宅(日本家屋)をエリア全体でリノベーションしたものである。 日本占領時代の1927年に、日本の陸軍飛行隊が屏東に駐したため、その軍人が暮らすため、屏東飛行場近くに100軒を超える官舎が建てられた。戦後は、国民党政権下で「眷村」として利用され、2007年には屏東県の歴史建築として登録されている。そして、大がかりなリノベーションがなされ、歴史と創意文化に触れられる施設として、2018年から順次オープンしていて、中にはまだリノベーション中の住宅もある。 勝利星村創意生活園区全体のエリアは、それぞれ離れて立地して…
埔心故事館は、日本統治時代の1907年に建てられた楊梅茶業改良場の職員宿舎だった日式住宅(日本家屋)のリノベーションと新築施設からなる茶與埔心地方文化園区である。 埔心は日本統治時代に台湾の重要なお茶生産地であり、この日式住宅はその役割から、2014年に歴史的建造物として登録されている。その後この施設は、これらの歴史をを伝える展示、茶文化の教育や研修、講演、体験ができる学びの場として2019年にオープンした。リノベされた日式住宅には、製茶試験場や製茶改良場としての歴史が展示されている。 △日式住宅の正面の外観。 △側面の外観。 △日式住宅の裏側の様子。裏側にウイングのように建物がでている。 △…
アートもおもちゃも楽しめ、アーティストが活躍するプラットフォーム【板橋435藝文特區】@板橋
板橋435藝文特區はもともと1959年に建てられた台湾國軍退除役官兵輔導委員會の会計士訓練センターをリノベーションしたもので、2014年にオープンした。1985年にセンターは廃止され、長らく放置されていたが、新北市の芸術文化振興の計画のもと、アートセンターとしてよみがえっている。 約4.6haの園区は、親子のための芸術、アーティストのための拠点を2大コンセプトとして構成されている。施設としては、芸術文化展示ホール、アーティストのスタジオ、湿地物語館、台湾玩具博物館、芸術教室、研究センターなど盛りだくさんである。 7つの展示空間をもつ芸術文化展示ホールは新古典主義の歴史的な建築物で、円柱と三角屋…
台中市第四市場は1932年(昭和7年)に「干城町消費市場」として、台中市の4番目の市場としてスタートし、長く地域の生活の中心地として機能していたが、周辺人口の減少などの影響で1970年代から次第に衰退し、一時的に放置されていた。 2015年に台中市の歴史建築に指定され、リノベーションを経て2021年に新たな文化拠点としてオープンした。 第四市場は、約300g㎡の日本式建築で、古い市場のレトロな雰囲気を残しつつ、若者向けのワークスペース、カフェ、工作室・イベントスペースが設けられ、歴史的な展示、地元クリエイターによるグッズ販売など、多彩なアクティビティがある。 △第四市場の外観。道路側の建物と奥…
教員宿舎5棟がリノベされアートパークに【蕭如松芸術園区】@竹東
蕭如松芸術園区は、日本統治時代の5棟の教員宿舎をアートパークとしてリノベーションしたものである。アートパークの由来は、画家の蕭如松の家でもあった「故松居」があったためである。蕭如松は1950年から竹東をベースにして優れた美術作品を多数生み出した画家で、現在は博物館として彼の当時の生活様式を再現したアトリエや美術道具などの私物品が公開されている。 その他、園内では国内外のアーティストの作品展覧会、不定期のアート関連のイベントも開かれ、庭園式カフェや記念ショップも入居している。 △リノベされた日式住宅前には芝生の客席とオブジェ。 △日本式カフェの松香廬。 △連なる日式住宅。 △連なる日式住宅の前庭…
靜心苑は、日本統治時代に設立された日式住宅(日本家屋)である「松山療養所」の所長官舎をリノベーションし、レストラン・ショップとして2020年にオープンした。元の建物は1935年(昭和10年)に建てられ、約150㎡の床面積で、当時の和洋折衷の建築様式やデザインが取り入れられている。リノベにあたっては、それらが保存されている。 松山療養所は、1915年(大正4年)に台湾で最も早く設立された結核療養所であり、台湾の結核治療の先駆けであり、台湾における結核対策の拠点として、約30年間日本人の所長が勤めていた。 この建物は、学校、企業、団体向が、授業、美術展、交流活動、各種講演会などでレンタルすることも…
糖廍文化園区は台北にもあった製糖工場跡地で、3つの倉庫がリノベーションされ、製糖業の歴史展示、劇団の拠点、コワーキングスペースなどに生まれ変わった。 台北製糖工場は日本統治時代の1911年から稼働を開始し、戦後まもなく停止し、その後倉庫として利用されていた。2003年台北市の指定古跡として登録されている。建物はレンガ造りで、小屋組と台形柱の取り合いによる大スパンといった構造上の特色がある。A倉庫は、製糖業の歴史を紹介する「糖業文物展示館」として2011年にオープンし、住民によって共同管理されている。B倉庫は、2022年糖業文物展示館から劇団「萬座曉劇場」の劇場、拠点となっている。C倉庫は、クラ…
夕暮れ時に市民が集まるコンテナマーケット【大稻埕碼頭貨櫃市集】@台北
大稻埕碼頭貨櫃市集(大稻埕埠頭コンテナマーケット)は、台湾市水資源局による公共空間再生(活性化)プロジェクトである。水資源局は、2014年から2020年まで(契約満了)、市民の多様なレジャーニーズに応えるべく、大稻埕桟橋に隣接するエリアの土地を民間に貸し出し、軽食サービスを提供させてきた。その後、再び民間に貸し出され、2021年に新たにコンテナマーケットがオープンした。 このマーケットには、コンテナを利用した7つの屋台風飲食店があり、コンテナ部分とその上部に客席が設けられている。また、2つのキッチンカーとワゴンも集まり、訪れる人々は音楽、食、ファッションを楽しむことができる。夕暮れ時には美しい…
台鉄職員宿舎跡がリノベされアートセンターに【竹東文創芸術園區】@竹東
竹東文創芸術園區は、かつての台湾鉄路(台鉄)職員の官舎跡をリノベーションし、アートセンターと若者の起業・創業拠点として2017年にオープンした。 竹東駅近にある園区内には、レストランやカフェ、工房、オフィスがあり、客家文化を反映した壁画や、地元アーティストの作品展示空間もある。週末にはコンサートやマーケットが開催され、多くの人々が訪れる。 △2階建ての個性的な建物。 △レストランと工房の外観デザインやしつらえも個性的である。 △至るところに撮影スポットが。 △舊事生活 OLD & CRAZYという名前のカフェ。 △カフェの裏側の空間。 △2階にあがる階段。いろんなところにアートやオブジェが。 …
クリエーターらが集まるスペース、カフェ、古本屋【富興工廠1962】@台中
富興工廠1962は、1962年に建設された台湾初の化粧品工場「盛香堂工廠」をリノベーションし2021年8月nにオープンした商業施設とワークスペースである。約2,300㎡の施設の中に、レストラン、カフェ、古書店、デザイン会社、撮影室、コワーキングスペースなど、多彩なライフスタイルを彩る店舗やオフィスが入居している。 富興工廠1962の名前は、所在地である復興路(Fu Xing Road)からきているが、「富」は豊かさを、「工廠」は工場を意味する。英語名「FUSION SPACE」であり「FUSION」(融合)と「SPACE」(空間)を組み合わせたものである。このコンセプトにより、クリエイティブ、…
蘭陽原創館は、もともと日本統治時代に宜蘭小学校があった場所で、戦後には宜蘭県政府の旧宿舎群だったところがリノベされた。それらが2016年に歴史建築に指定され、2019年から3年をかけ活用のためのリノベーションがされ、2021年にオープンした。この宿舎群は、レンガ造りと木造の平屋の宿舎がミックスされ、通りに面して配置されているのが特徴であった。 この施設は、名前にもある通り、宜蘭初の先住民文化(タイヤル族、アミ族、パイワン族、ブヌン族)を中心とした生活の展示・そのクリエイティブなグッズの販売スペースである。地元の先住民による創作料理や工芸品、文化的・創造的な製品の提供を通じ、先住民部族観光と連携…
宜蘭の文化創意を牽引する製紙工場リノベ【中興文化創意園区】@羅東
中興文化創意園区は、かつて日本統治時代の1935年に「臺灣興業株式會社」として設立された中興製紙工場で、台湾最大、さらには東南アジア最大の製紙工場として広く知られていた。戦後、1959年に国民党政権に引き継がれ、国営企業「台湾中興紙業股份有限公司」として再編され、主に新聞紙や産業紙などの紙製品を生産していたが、2001年に操業を停止していた。 2015年に宜蘭県は歴史建築として登録している。同時に、文化創意園区として新たな活用を図り、工場施設がリノベーションされ、2015年に一部公開、2017年に正式オープンした。園区の中には大小40程度の建物があり、それらのうち8つの建物がショップ、展示空間…
たくさんのおしゃれ雑貨ショップと映えスポット【審計368新創聚落】@台中
審計368新創聚落は、もともと1969年に建設された政府の監査部の職員宿舎をリノベーションし、文化創意の中心スポットとして2016年にオープンした。名前の由来は、監査部を審計處ということからきている。 敷地面積は約0.52haと小規模で、2階建ての建物の中に、台中デザイナーによるショップやカフェなど約20店舗が集まる。午後にはマーケットが開かれ、クリエイターとの交流の場ともなっている。この場所は、台中の文化創意産業を発展させるスペースを提供し、産業クラスターの形成や若者がマイクロ起業家精神を発揮できる場としても機能している。 △建物との間の空間にマーケットがでて、にぎわう。 △台湾の国旗の日よ…
台北101との対比と台北でおみやげショップが充実【四四南村】@台北
四四南村(信義公民會館)は、1948年に建てられた眷村で、広場、展示館、カフェ、ショップなどが複合した文化商業施設にリノベーションされ、2003年にオープンした。敷地面積は約1.4haの敷地のなかに、歴史的価値を持つ4棟の建物が残されている。これらの建物は、日本統治時代の日本軍の倉庫を改修して、国民党の四十四兵工廠に関係する人々が暮らしていたことから「四四南村」と呼ばれている。 1999年に住民は再開発のため立ち退いたが、文化的価値が認められ、2003年に歴史建築として指定された。リノベ後には、A棟は親子館、B棟は眷村文化を後世に伝える眷村展示館、C棟は好丘、D棟はプレイグランドと呼ばれ、おし…
酒瓶の蓋工場跡地がショップやスタートアップ施設として生まれ変わる【瓶蓋工廠台北製造所 POPOP Taipei】 @台北
瓶蓋工廠台北製造所(POPOP Taipei)は、日本統治時代の1930年代に酒瓶の蓋の製造工場であったものをリノベーションし、2020年にオープンした複合施設である。敷地内には6つの建物があり、カフェバーやショップ、イベントスペース、コワーキング、スタートアップ施設が入居している。 中央に位置するI棟では、台湾のでザーナーによるアクセサリー、皮革製品、木製品などが展示・販売されている。建物そのものは、日本統治時代のヒノキを使用した屋根組や天窓のデザインが残され、雰囲気を醸しだしている。 施設全体が「台北東区ゲートウェイプロジェクト」の新たな産業拠点として位置づけられており、デザイナーやデジタ…
日本家屋群がショップやカフェに変わった人気エリア【水交社文化園区】@台南
水交社文化園は、終戦間際の日本統治時代1941年に、台南海軍航空部隊の軍人家族のために建てられた約20棟の日式住宅宿舍群が、戦後国民党の眷村となっていたものがリノベーションされた文化創意パークである。2004年に台南市が市定古跡に指定し、2019年に水交社文化園区としてオープンした。 園区内は8つのテーマに分かれていて、この場所(眷村)の歴史や当時の暮らし、航空部隊についてや戦闘機の展示があり、当時のこの地の役割を伝えている。園区では用水路や、当時の植生も保存されランドスケープも再現されている。また、カフェ、レストラン、雑貨やおみやげショップ、ブックストアなどにもリノベされていて、楽しめる。 …
たくさんの日本家屋リノベとヒノキ香るおみやげ【檜意森活村】@嘉義
檜意森活村は、もともと阿里山での林業に従事する人々の宿舎として日本統治時代の1914年から1944年の間に建てられた日式住宅群をリノベーションし、2014年にオープンした。3.4haの敷地には、森林文化、環境教育、工芸設計、文化創造、生活創意などのテーマでエリア分けされている。 日本統治時代、上質な檜があった阿里山は貴重な資源であり、それらは当時大量に伐採されて、日本へ運ばれていた。その阿里山林業文化や、台湾の林業従事者の生活と歴史を物語る場でもあり、台湾初の森林に関する文創園区となっている。 敷地内では、工芸品、デザイナーによるグッズ、ヒノキ製品、農産物などを販売するショップ、カフェ、イベン…
おしゃれなショップやカフェが集まるリノベエリア【藍晒圖文創園區】@台南
藍晒圖文創園区は、もともと日本統治時代にできた司法職員の官舎(第一司法新村)をリノベーションしたもので、2015年ににオープンした。「藍晒圖」という名前は「ブループリント」を意味し、施設入り口でシンボルともなっているアート作品がこの名前の由来である。 かつての宿舎はリノベされ、地元デザイナーの作品やグッズを扱うショップやカフェ、ギャラリーなどとなっていて買物も、工房での体験も楽しめる。 △台湾のアーティスト劉国滄による作品。外壁を青く塗り、白線で表現している。 △部屋の名前を白地で表現するアート。 △多くの作家によるウォールペインティングも各所に。 △フォトスポットにも。 △建物と建物との間の…
国家鉄道博物館準備処にある「澡堂」は、日本統治時代の1935年から稼働していた「台北機廠」敷地内の工員たちの大浴場をリノベーションした展示施設である。現在、敷地内の「澡堂」(工員たちの大浴場)が常設展「氤氳時代─員工澡堂常設展」として2023年から公開されている。 台北機廠は日本統治時代の1935年に完成した台湾で最も古い鉄道車両整備工場であり、2013年まで稼働し、2015年に国定古蹟に指定されている。 この施設は当時の技術や、アールデコ建築スタイルの要素、十字形の平面、半円アーチ型などの特徴をもった建築物で、歴史的な価値も高い。2つの円形浴場の湯は当時、園全体の施設を動かすエンジンルームか…
とにかく日本家屋がたくさんエリア、個性を競う【勝利星村創意生活園区(勝利區)】@屏東
勝利星村創意生活園区は、もともと日本統治時代に屏東飛行場関連の宿舎群(日式住宅)として建設された。戦後は、国民党政権下で「眷村」として利用され、2007年には屏東県の歴史建築として登録されている。そして、大がかりなリノベーションがなされ、歴史と創意文化に触れられる施設として、2018年にオープンしている。 勝利星村創意生活園区内の日式住宅リノベのエリアは、勝利區、成功區、通海區の3エリアがあり、ここでは「勝利區」の紹介となる。 勝利區は、最後のガイドマップにあるように、そのエリア規模は大きく、48もの日式住宅群である。それぞれのリノベ後には、レストラン、ベーカリー、カフェ、ファッション、書店、…
古い倉庫群がショップと飲食へとエリアリノベ【駁二大義倉庫街】@高雄
駁二藝術特区内の最も東側に位置する倉庫街のリノベーションである。特区内では最後の拠点に位置づけられており、主に文化創意産業の発展拠点として機能している。 大義倉庫は、かつてこの埠頭の中では積み荷を保管していた6この倉庫群で、イノベ後は、アーティストやクリエイターのショップやカフェ、展示スペースとなっている。建物の間の路地では、休日には文化創意のマーケットも開かれ賑わう。 △5列に並ぶ倉庫群の全体像。 △倉庫で囲まれた広場から。 △倉庫と倉庫をつなげる梁からのインスタレーション。 △屋根の上にもオブジェが。 △倉庫と倉庫の間の路地。 △建物からの植物を模したパルプ紙を使った虹のオブジェ。 △左手…
倉庫壁面からオブジェまでエリア全体がアート【駁二大勇倉庫街】@高雄
駁二大勇倉庫街は、駁二藝術特区内の中央に位置する倉庫街のエリアでのリノベーションである。2012年から7つの倉庫街がこの特区の構成要素として位置づけ、現在は12のリノベされた倉庫がある。演劇広場や大空間の貸し出しスペースも兼ね備え、パフォーマンスの拠点となっている。 建物壁面のウォールアートや空地のパブリックアートが豊富なことが、他の2つの倉庫街と比べて特徴的である。 △展示空間(C5)と誠品書店に挟まれたところに演劇広場がある。 △誠品書店。 △展示空間(C5)と月光劇場の建物前にあるロボット。 △進入禁止のサインもかわいい。 △ウォールペインティングがされた建物。 △線状公園を挟んで倉庫街…
台湾人が最も行きたい文創スポット第3位【駁二藝術特區】@高雄
駁二芸術特区は、もともと1973 年に建てられた高雄港第二埠頭にある倉庫群であったが、産業の変遷とともに廃墟となっていたものを、中央政府の「有休空間再利用」プログラムと通じてエリアごとリノベーションされた場所である。 2000年に花火会場となった後は、2001年の駁二芸術発展協会による運営が始まり、2006年に高雄市文化局に引き継がれている。再生の初期は2つの倉庫から始まり、現在は蓬萊倉庫街(西側エリア)、大勇倉庫街(中央エリア)、大義倉庫街(東側エリア)を含む25の倉庫群、エリア一帯の公開空地でのパブリックアートで構成される大規模な現代アート特区となり、高雄の文化創意を牽引する拠点となってい…
日本統治時代の公衆浴場の趣がそのまま残る【北投温泉博物館】@北投
北投温泉博物館は、台湾の温泉地である北投にあり、日本統治時代の1913年に建設された公共浴場をリノベーションし、1998年にオープンした博物館である。静岡県伊豆山温泉施設を模して造られたこの建物は、1階は赤レンガ造りの英国ビクトリア様式、2階は和の様式を折衷させた独特のデザインが特徴である。1階の広々とした浴場は小型のプールのような造りで、かつては東南アジア最大の温泉施設として賑わっていた。 戦後、この施設は荒廃したが、台北市によって古跡として指定された。リノベ後は、温泉博物館として、1階に大浴場と小浴場、2階は休憩や食事を楽しんだ木造の畳敷きの大広間として、空間そのものが展示されている。浴場…
かつての製糖工場の設備がそのまま残された姿は静けさと圧巻の【橋頭糖廠(台湾糖業博物館)】@高雄
橋頭製糖工場は、日本統治時代の1900年に台湾製糖株式会が、台湾で最初に稼働した本格的な製糖工場であった。1999年まで働し台湾の製糖業を支えたが、現在はリノベーションされ、台湾糖業博物館として公開され、台湾の製糖産業発展の歴史や日本統治時代の文化的遺産を今に伝えている。 広大な園内には19の歴史的建造物が保存・活用されている。工場そのものでは、当時の設備や機械がそのまま保存展示され、製糖の歴史や製造過程を伝える製糖歴史館も設置されている。 また、オランダのコロニアル様式の事務所や、職員宿舎であった日式住宅をレストランにリノベした建物、当時の鉄道車両や軌道も展示され、製糖業が栄えた時代の賑わい…
まだ現役の製糖工場に隣接するレンガ造宿舎のリノベ【善糖文化園区】@台南
1904年設立された「台南製糖」は1961年に「善化糖廠廠」となり、現在もその製糖工場は台湾に残る2つの稼働中の製糖工場のひとつである。 善糖文化園区は、その稼働中の製糖工場に隣接する4つの赤レンガ造りの宿舎群を、カフェ、ベーカリー、レストランにリノベーションしている。そのほかに園区には、蒸気機関車の展示、アート作品が置かれている。 △台湾で稼働中の2つの製糖工場の一つ。定番の煙突。 △工場で働く職員のためのレンガ造宿舎が火鍋やさんにリノベーション。 △当時運搬に用いられていた蒸気機関車が保存展示されている。 △園区の中心部分のオープンスペース。アート作品が点在している。 △園区に隣接してある…
銀行の面影が随所に残るリノベホテル【天成文旅 華山町】@台北
天成文旅 華山町は、1952年に建設された第一銀行の倉庫をデザインホテルにリノベーションし、2018年に開業した。 客室ににはデ・ステイル調の三原色のコースター、レトロな石けん、昔の電話や小切手をイメージした便箋など、ユニークなアイテムがおかれ、ロビーやエレベーターホール、階段室などの共用部分にも、当時の電話や金庫などを模した作品などが展示されている。また、当時の梁のないフラットスラブ構造、ロート型の円柱、連子鉄格子のデザインなど独特の建築特徴が残されている。 このリノベされた天成文旅 華山町は、日本のグッドデザイン賞を受賞している。(訪問年月:2023年10月) 文化資産登録名称:登録なし …
建築家藤本壮介がホテルをショップ+立体路地リノベ【南埕衖事】@台南
長年放置されてきたホテルのリノベーションされアイスクリームショップとして2022年オープンした。 この建物は、大きく3つのゾーンとテーマに分かれている。一つ目は、アイスクリームショップとそれを食す空間。2つ目は、光が美しく差し込む上階のテラス。そして、それらをつなぐように垂直に伸びる階段群である。この階段は、台湾の路地を立体化するというコンセプトがあるという。 オーナーがファンである日本の代表的建築家・藤本壮介が設計している。 △アイスクリームショップの客室部分。 △アイスクリームショップの客室部分。 △アイスクリームショップの客室部分。 △上階の路地的なテラス席(外部側)。 △上階の緑と光が…
日本家屋群がなんとマンガの国立博物館に【国家漫画博物館園区】@台中
国家漫画博物館園区は日本統治時代の1937年につくられた15棟の日式住宅(日本家屋)群がリノベーションされ、2024年にオープンした。この日本家屋群は、もともと刑務所敷地内の職員用の住宅であったもので、それが国立の漫画に関する博物館へ変身するという一風変わったものである。 それぞれの建物内の展示は、台湾と日本のアニメ・マンガ文化を紹介するもので、「読漫画」(マンガを読む)、「品漫画」(マンガを品定めする)、「住漫画」(マンガの世界に住むなど、8つのテーマに分かれている。日本の漫画家である天野喜孝や深谷かほるの特別作品などの展示もある。 なお、博物館の本館となる北側エリアも2029年の開館を目指…
大港倉410は、かつて高雄港の第三船渠にあった港湾倉庫で、リノベーションされ2022年にショッピングモールとしてオープンした。古い倉庫の柱や梁は残されつつも、構造上重要でない壁は除かれ透過性の高いガラス面となっている。また、船荷に関する遺物、煙火厳禁と書かれた柱など、港の歴史を感じられる要素はふんだんに残されている。 大港倉410には4つの倉庫があり、それぞれ異なるテナントテーマを持っている。KW7(7番倉庫)はレディースファッション、KW8(8番倉庫)は地元グルメ、KW9(9番倉庫)はスポーツファッション、KW10(10番倉庫)はギフトショップとアート空間などである。敷地面積1,800㎡のエ…
大型倉庫がまるごとお土産モールに【高雄港2號碼頭KW2】@高雄
KW2は、日本統治時代の1914年に設置された高雄港の第二埠頭にある砂糖の保管庫として利用されていた倉庫をリノベーションし、2018年にオープンしたショッピングモールである。 この倉庫は当初レンガ壁・瓦屋根のものであったが、戦争で被害を受け、1962年に国民党政府がRC造の倉庫に再建したものである。2003 年に高雄市政府が歴史建築に登録している。 倉庫は2階建て、幅約20m×長さ約170mで、面積は5600㎡と台湾でも最大規模のものである。リノベでは、内部に柱がないトラス構造の大空間や古い倉庫の歴史的建築要素が保存活用されている。その大空間には、台湾の 30もの地元の特産品やクリエイターの作…
大学が管理運営する文化創意のモデル【台南文化創意産業園区】@台南
台南文化創意産業園区は、日本統治時代の1906年に建てられ、タバコや酒類の保管・流通を担当した台湾総督府専売局台南支局の台南出張所をリノベーションして、2015年にオープンした。2003年には、赤レンガ造の専売局本体の建物が台南市定古蹟に登録されている。台湾政府による五大文化創造産業園区の一つでもある。 戦後は、台湾省タバコ酒専売局台南支局として機能したが、2002年に公売局が民営化された際にこの建物の役割は終了した。 その後、建物は文化部の「文化創造産業発展計画」に基づき、文化創意産業園区としてリノベーションされた。建物は台湾の文化部が所有し、南台科技大学が管理運営を委託されている。 赤レン…