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日本統治時代の木造建築が今も多く残る、台湾西部の木都・嘉義市。レトロ感あふれる街並みがのこる同市中心部に、今回ご紹介する文化路夜市はあります。台北の代表的な夜市に比べたら、いささか小規模かもしれません。それでもぶらり散策しながら、屋台見物する価値は十分にあります。▲人でにぎわう文化路夜市文化路夜市に漂うローカルな雰囲気は、まず台北じゃ味わえないでしょう。変に観光地化されていない分、現地の文化をより...
嘉義市中心部でおいしい鶏肉飯に出会いました。文化路夜市を歩いているときのこと。赤い看板前にできた行列に目が行きました。看板には「火鶏肉飯」と書かれています。嘉義のご当地グルメ「鶏肉飯」をウリにしたごはん屋さんのようです。ちょうど夕食時ですし、行列ができる店にハズレはないと判断して、さっそく列の最後尾に並んでみました。▲店舗外観店舗配置は典型的な台湾の大衆食堂です。入口付近に厨房があって、一番奥が飲...
嘉義客運7214路線 乗車記(嘉義駅→関子嶺温泉)【台湾バス旅】
台湾きっての人気温泉地として、日本統治時代から親しまれている関子嶺温泉。日本人旅行者にも好評の温泉地ですが、あいにく鉄道は通じていません。公共交通機関を使うならバス一択です。関子嶺温泉行きのバスは、以下の3パターンに大別できます。嘉義市内発着の嘉義客運(1)高鉄嘉義駅発着の台湾好行関子嶺線(2)新営発着&白河乗り換えの新営客運(3)台北から短時間で行くとしたら、高鉄&台湾好行利用の(2)が一番便利では...
嘉義市内で名物グルメ「鶏肉飯」を食べようと思ったら、それは容易いことです。なぜかって?市内あちこちに、鶏肉飯をウリにする食堂が軒を連ねているからです。ミニサイズだし、それに安価で提供していますから、店をハシゴしながら「食べ比べ」する人もいます。嘉義駅前を歩いていると、「嘉義火鶏肉飯」と書かれた巨大看板に目が行きました。今回はここで鶏肉飯をいただきたいと思います。▲店舗外観好立地だからでしょうか。お...
【台湾ホテルガイド】波士頓大飯店=ボストンホテル(嘉義市西区)
阿里山から運ばれてきた木材の集積地として、日本統治時代から栄えてきた街・嘉義市。多くの産業遺産が遺されたことで、今や台湾有数の観光都市とみなされています。そんな嘉義ですから、駅周辺には宿泊施設が林立しています。グレードの高いホテルから、安宿・ドミトリーを提供するホステルまで、じつにさまざまです。今回はその中から、嘉義駅前にあるボストンホテルに一泊してみました。目次1 チェックイン~入館まで2 客室内...
【旅行記】ツイてない男の台湾旅2023 2日目―シェアサイクルyoubikeに初挑戦!
台湾旅2日目は花蓮から始まります。これから恩人を訪ねて鳳林に向かい、そのまま台湾を反時計回りに一周するコースをとる予定です。恩人は91歳と高齢でしかも連絡を取っていないため、すでに亡くなっている可能性があります。鳳林訪問は一か八かの賭けでした。目次1 袋小路の弔い2 似て非なる別物に変わった南廻線3 安部元総理の銅像を訪ねて4 新型電車EMU3000形に乗る5 和と華が交差する文化路夜市で袋小路の弔い主要駅とは...
【旅行記】2015年1月 6回目の台湾(4)―徒歩&自転車で台湾南部をめぐる
2015年1月、台湾西部を5日間かけて漫遊しました。4日目は映画『KANO』で盛り上がる嘉義市から始まります。目次1 朝の嘉義市内をぶらり散策2 自転車で台南中心地をぶらり散策3 岡山神社跡の赤鳥居を見にいく4 高雄で台湾最後の夜を過ごす朝の嘉義市内をぶらり散策ホテルをチェックアウト後、まずは阿里山森林鉄道とその関連施設を見るため、市街地北部を目指して歩き始めました。「阿里山号」1次の回送列車を撮影後、嘉義車庫園...
【台湾ホテルガイド】新高大飯店(嘉義市西区)―駅から徒歩5分!観光に使える安宿
今回お送りする「新高大飯店」は台湾西部・嘉義市の嘉義駅前にある、交通の便がたいへんよろしい場所に立地するホテルです。駅から歩いて5分ほどの場所にあり、ここから映画『KANO』で度々登場した噴水ロータリーまで歩いて10分ほどといったところです。食事処は噴水ロータリーや駅前に密集しており、嘉義名物の「鶏肉飯」を満喫できますよ。便の良い場所にあることには変わりないのですが、新高大飯店の入口はたいへん小さく、見...
【施設紹介】台鐵縦貫線/阿里山森林鉄道 嘉義駅(嘉義市西区)
今回は嘉義市西区にある嘉義駅をめぐります。所属路線は台鐵縦貫線(南段)。嘉義は日本統治時代より、阿里山で伐採されたヒノキの集積地として栄え、ヒノキ運搬のため森林鉄道が整備されました。市内には木材加工工場が設けられ、加工作業に従事する作業員のための宿舎も多数建設されました。これら宿舎は現在でも、阿里山森林鉄道北門駅の近くに残存しており、一部は歴史テーマパーク「桧意森活村」として活用されています。日本...
【施設紹介】阿里山森林鉄道 北門駅(嘉義市東区) ―木造レトロ駅舎がステキ
今回は嘉義市にある、阿里山森林鉄道嘉義線の北門駅の様子をお送りします。同駅は嘉義市街地の北部にあり、嘉義~竹崎駅間のいわゆる「平坦区間」にある数少ない駅の一つです。とはいえ、平坦区間に現存するのは嘉義・北門・竹崎の計3駅のみ(鹿麻産駅は廃駅)ですが・・・付近にはかつて、阿里山から運ばれてきたヒノキの加工工場があり、その作業員の宿舎が多数立ち並んでいました。宿舎は現存しており、近年整備が行われて「桧意...
今回は台湾南西部、嘉義市東区にある旧嘉義神社の様子をお送りします。同神社は嘉義市街地の東部にあり、近くには嘉義市野球場や映画『KANO』の舞台となった嘉義農林学校跡(現在は嘉義商業高校)もあります。神社入口付近は日本統治時代、宮前町というという地名が付けられており、当時から市街地として栄えていました。一帯には今でも日本家屋が数多く残されているので、市街地を歩いて巡ってみると楽しいですよ。話を嘉義神社に戻...
台湾屈指の観光路線として名高い阿里山森林鉄道(森林鐵路)の見どころは、何といったって山間部の車窓ではないでしょうか。とはいえ、私はまだ乗車したことはありません。多くの方からその美しい車窓の話を聞くたびに、いつか乗車したいと思うものです。阿里山森林鉄道の魅力はなにも、車窓だけではありません。沿線には同鉄道ゆかりの施設が数多くあります。今回ご紹介する嘉義車庫園区もその一つで、これは嘉義車庫の敷地を無料で...
台湾西部の都市・嘉義市をめぐります。『日本家屋の多い街・嘉義市を行く(夕方編)』では夕方の嘉義市街地をめぐりましたが、今回は朝の市街地を見ていきましょう。嘉義といえば何といっても、台湾西海岸では屈指の「日本色の強い」街ですから、沢山の日本家屋を挙げることができます。今でも多数の日本家屋が残存しており、その量は台北や高雄顔負けです。おそらく、東海岸の花蓮とはいい勝負かもしれません。「噴水鶏肉飯」のある...
2015年1月、台湾西部の都市・嘉義を訪れました。ここは甲子園で準優勝した嘉義農林学校を描いた映画『KANO』の舞台であり、映画公開から約1年を経た今でも『KANO』で盛り上がっているようでした。それでは市街地をめぐりながら、『KANO』ゆかりの地に足を運んでみましょう。嘉義駅から歩くこと10分、嘉義名物「噴水鶏肉飯」のある噴水ロータリーにやってきました。亭仔脚の柱には「日向屋原址重現」(『KANO』で日向屋を再現)と記さ...
台湾西部の街・嘉義は日本統治時代より、阿里山への玄関口として栄えました。昔はヒノキ運搬で、現在は観光で注目を集めており、甲子園で準優勝した嘉義農林学校野球部を描いた映画『KANO』の公開により一層注目されています。そんな嘉義には日本統治時代、多くの日本人が居住していました。ゆえに日本家屋が多く建設され、現在でも至る所にその姿を見ることができます。これは個人的な感想ですが、嘉義は「台湾西部で一番日本色の...