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【旅行記】2015年1月 6回目の台湾(3)―糖鉄追っかけと日治の記憶
2015年1月、台湾西部を5日間かけて漫遊しました。3日目は雲林県の虎尾から始まります。朝7時に起床した私は、サトウキビ運搬列車の出発時間を見越して早めに行動を始めました。事前に得た情報によると、一番列車は8時ごろに運転を始めるようなので、早々と朝食をとり、台糖馬公厝線沿いを西へと歩いていきます。ちなみに今回は朝食店でトーストを頼みましたが、急いでいたので写真にはおさめませんでした。急いでいたとはいえ、線...
【旅行記】2013年3月 2回目の台湾はゼミ旅行(1)―台北&九フンを王道観光
私にとって2度目の台湾訪問は2013年3月、大学のゼミ旅行のときでした。ゼミ仲間7~8人と一緒に行動するので、残念ながらパックツアー利用という形になりましたが、自由がきかない状況を逆に利用して、「行動が制限された中、どれだけ充実した旅にできる」か挑戦してみました。かなり自分本位な言い方になりましたが、もちろん友人に台湾を知ってもらうため、彼らに迷惑をかけないようにはするつもりです。前置きはそれくらいにして...
【旅行記】2013年5~6月 3回目の台湾(2)―親切な人と酷い連中
「冷蔵庫」で一夜を明かし、台南が近づいてきたところで空が白んできました。ここまでくれば、高雄まであと少し。客車のジョイント音が心地よく、一昔前の寝台特急に乗っているような気分になれます。高雄駅に到着したのは早朝6時頃。車外に出ると、あまりの気温差・湿度の高さに眼鏡が曇ってしまいました。やがて衣服がじっとりと湿り気を帯び、改めて亜熱帯に来たことを実感させられます。早朝はフリーにしているので、まず旧高...
台湾の日常風景に触れよう!台北市民の台所「双連朝市」をぶらり散策
台北市中心部・双連地区で開かれている「双連朝市」を訪れました。こちらは士林夜市ほど観光地化されておらず、生活必需品を買い求めて市民が集う、庶民的な雰囲気が漂う場所です。台北捷運(MRT)淡水線双連駅のすぐ傍に広がっているので、朝市へのアクセスは非常に便利な方だと思います。▲台北捷運(MRT)淡水線 双連駅前の様子。右側に広がるのが双連朝市▲双連朝市の様子朝市は主に高齢の方を中心に賑わっており、中国語ではなく台語...
台鐵竹田駅の木造駅舎で寛ぎ「池上一郎文庫」に出逢う(屏東県竹田郷)
高雄から列車に揺られ、屏東県竹田郷にある竹田駅へとやってきました。この駅には日本統治時代に築造された木造駅舎が残っており、その隣には日本語の書籍が数多く収められている「池上一郎文庫」があります。昔から立ち寄りたいと思っていただけに、今回ようやく訪れることができました。▲竹田駅構内立体交差化・電化工事が行われており、この工事で屏東~潮州駅間が電化され、潮州に車両基地が新設される予定です。現在、木造駅舎...
台湾ブームの高まりとともに、台北の下町を訪れる日本人観光客が増えてきました。パックツアーに組み込まれることは少ないですが、古い町並みとオシャレな店が多く、観光や買い物にもってこいの場所といえます。台北には大きく分けて、大稲埕(だいとうてい)・大竜峒・万華という3つの下町があります。今回は龍山寺を起点に、万華の街を散策してみました。目次1 万華という地名の由来2 龍山寺から新富市場に入る3 清代から残る...
今回は台湾南西部、嘉義市東区にある旧嘉義神社の様子をお送りします。同神社は嘉義市街地の東部にあり、近くには嘉義市野球場や映画『KANO』の舞台となった嘉義農林学校跡(現在は嘉義商業高校)もあります。神社入口付近は日本統治時代、宮前町というという地名が付けられており、当時から市街地として栄えていました。一帯には今でも日本家屋が数多く残されているので、市街地を歩いて巡ってみると楽しいですよ。話を嘉義神社に戻...
コロナ禍の中、偉大な方がその波乱万丈に満ちた生涯を閉じました。台湾民主化の父として、日本語世代の代表者として、農学者として、李登輝元総統は日台に大きな功績を残しました。晩年まで精力的な活動をされており、100歳間近とは思えないほどの話しぶり、そして気骨があったと思います。李登輝政権には功績もあれば問題点もありますが、確かに言えることは、台湾人による民主国家の礎を築いたことです。組織(国民党)に身は染...