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小説「エトワール1993」~宮崎美香バレエスタジオに行くメンバー~
小説「エトワール1993」小説「エトワール1993」更新しました。小説「エトワール1978」とリンクします。「エトワール1993」(第348話)宮崎美香バレ…
◆第241位 『紅嵐~明王朝太祖異聞』評価:070点/著者:高橋和島/巻数:全2巻/ジャンル:中国史小説/1993年 ◆第242位 『永楽帝』評価:070点/…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…70
「確かジュンペイが、とっておきの秘密の場所があるって言うから…」 思い出しながら、裕太はじいちゃんに話す。「とっておきの場所?」なぜかじいちゃんの顔が、険しい…
「へっ?」 カガリちゃんってば、何を言い出すかと思ったら!アキは思わず、カガリの顔をじぃっと見つめる。「あのお化け屋敷のこと?」こことは見た目がそっくりだけど…
ある日、男がコンビニで万引きの容疑をかけられた。昭和の工場長のような店長にバックヤードへ連れ込まれた男は、席に着くなり持っていたトートバックを丸ごとひっくり返される。十数個の菓子パンが、テーブルの上へ脱獄囚のように飛び出した。それを見た店長は「そらみたことか!」としてやったりの顔をして、卓上の受話器をすでに摑まえている。それでも男は落ちついた口調で、店長に「よく見てください」と胸を張って要求した。商品を一点一点手に取って入念に確認しはじめた店長は、徐々に濃くなってゆく疑問符を、顔の真ん中に浮かべつつ男に訊いた。「レシートはあるのか?」 「もちろん、そんなものありませんよ」 「じゃあ全部盗んだっ…
ベージュの砂の上に、手のひらをすべらせた。ひとつかみ、ぎゅっと握って持ち上げる。ぱっと空で指をほどくと、さらりと散る。散り落ちた砂粒はもう他と見分けがつかなかった。人の心も。水銀灯だけが照らす夜の公園の砂場、通勤リュックを背負った佳尚(かなお)はしゃがみこんだまま思う。人の心も、細かく細かく砕いたのなら、こんなふうに扱ってもいいのだろうか。それとも、こんなふうになった心はもう心の機能を果たせない...
この記事を読んで頂きありがとうございます。皆様に読んで頂くことがモチベーションですはじめての方はこちらをご覧下さい。 『自己紹介をさせて下さい。』この記事を見…
一番好きな花って何だろう?キミをさがして…第4章 秘密のかくれんぼ…48
こんばんは!暇人です。今朝はかなり冷えましたが…昼間は暑くなりました。せっかくのいい天気、洗濯物を干さないと損損!とばかりに、マットや布団を干しまして~ほっか…
「では、外に吸い込まれたのは一体全体誰って言うんですか?」 「それも私です。ですが、あなたは私を単に固体として物質だけで捉えていたとは思えない。だったら、私が目の前から、視界から消えても、遮蔽物で隠れてしまうと、私を見失いますか?」 「ええ、見えていません。あのですね、もう少しわかりやすい説明を」男は困惑気味に訴える。 「この席に私は座っていようと、飛行機から飛び降りようと、トイレに隠れようと、あなたは次の瞬間に私を見つければ、躊躇なく、私であると認識するでしょう?それはあなたの中に私が含まれていることと同義です。つまり、私はあなたであり、さらにあなたは私であるのですよ。おわかりいただけたかし…
*小説『ザ・民間療法』全目次を見るこの仕事を始めたころは、確かリラクゼーションを目的とした施術だったはずだ。それがいつしか、がんや難病といった、たいへんな症状の患者さんばかりがやってくるようになっていた。民間療法家にすぎない私のところに、そんな重病の人が
Dream13.凍える夜 それからしばらくして、壊れて行く手を阻はばんでいた橋が仮復興し通行可能になった。 足止めを強しいられていた旅人たちは一人また一人と街道に姿を消して行き、私達も慌ただしく出立しゅったつの支度を整えた。 東の魔術
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…69
「ねぇ、じいちゃん…ジュンペイのこと、見かけなかった?」「ジュンペイくん?ジュンペイ君が、どうかしたのか?」 じいちゃんの顔つきを見ると、どうも嘘はついていな…
正式にお付き合いすることになった直後に交通事故。本当に偶然起こったことだったのか、と考えてしまうわけですけど、そこにはさすがに何も絡んでいなかったのかな。でも、後々のことを考えると誰かがそうなるように仕向けたようにも思えますけどね。というわけで、前回から続いて土蜘蛛衆とのゴタゴタ。緒方が事故にあって迷い込んだのが土蜘蛛の里だった。本人は死んだと思っていたわけですが、実際は魂が抜けてしまっただけだっ...
「ほら、やっぱりバンシーだ!」 勝ち誇ったように、帽子屋が言い放つ。「いいえ、違うと思うわ!」 そうよ、気のせいよ!アキが強気で言い返す。「赤い目の女の人なん…
おはようございます。今回は、宮下奈都さんの作品「羊と鋼の森」を読了したので紹介します。この記事は昔の記事を転用いたしましたので漫画はありません。 「正しい」に基準
あわてて衣替えと~とりつかれちゃった?魔法の扉 第3章 信じる者は救われる?…8
こんばんは!暇人です。今朝は雲っておりましたが…午後から降ったりやんだりの天気でした。雨雲レーダーでは、夜~となっていたのに。昼に降りましたねぇ。やはり、雨雲…
その瞬間。 「リーディ……ア様、いらっしゃる……、の?」 幾分大きくなったその声に、エルフェリスとリーディアは顔を見合わせると、すぐさまアルーンが縛り付けられている木の裏側に回り込んだ。 そしてそこにいた者の姿を認めて、リーディアがそ
作 林柚希今日も下を覗くと、いろんな存在がいる犬、といのが人間と散歩していたり猫、といのが餌をあさっていたり烏、というのもあさっていたっけ私は文鳥白い体に赤いくちばし飼い主は「ゆきちゃん」と名付けてく
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…68
裕太が返事をする前に、じいちゃんが水筒のフタにお茶を注ぐと、「焦らないで、ゆっくりと飲め」ぐぃっと裕太に差し出す。喉なんて、渇いていない…と思っていたのだが…
「どっちにしても、不吉なんでしょ?」 帽子屋の顔を見ているうちに、アキはこんな話はこれでやめよう…と、思い直す。「不吉だって? 不吉なんてものじゃない…きっと…
こんばんは!暇人です。昨晩は、かなり激しく降りました。今朝も少し雨が残っていましたが…次第に止んで。晴れてはいないけれど、少しムシッとするような?でも、風がヒ…
『ダブルマザー』【読書感想】~うちの娘が死にました、え?うちもやで?~
本日はこちら。例の卍解を発動して早々に読了。疲れたのでアホの子海王を観て心を癒します。本読めよ! 『ダブルマザー』読みました。 ダブルマザー (幻冬舎単行本…
【小説紹介・感想】魔法少女がいく~TS魔法少女は運が悪いようです~【ハーメルン】【TS魔法少女】【現地人主人公】
ココア@レネさんのWeb小説「魔法少女がいく~TS魔法少女は運が悪いようです~」の感想紹介を記事にしました。腐った魔法少女のせいで死んだ会社員(♂)が魔法少女のマスコットとして異色の"悪魔"と契約して、魔物とそれを操る魔女と腐敗した魔法少女・組織に立ち向かうダークヒーロー味のあるお話。(・ω・)ノ
新しいランニングシューズを手に、部室に入った。「おはようさんですっ!」「オッス!シューズ買うたんか?」昨日買ったばかりのシューズを見せながら、「はい、これッス!」「アシックスにしたんか。えぇなぁ。」カバンを棚に置き、体操服に着替えた。そして、真新しいシューズを履き、部室を出た。
「よく理解できないな。要するに、人間自体も音を発して伝わる振動がそれぞれ異なる、あなたはそれを試していると?」男は対象者すべてに頭脳明晰で有能だと思わせたいらしい。それのどこに意味が価値があるのかまでは私は詮索をしない。 「半分だけ正解です」私はため息。とても無益な訂正に思えたからだ。「人だけではない、対象は会場のあらゆる物質。それらは時々の姿を、あなたが聞いた天候ように一つとして同一でありはしない」 「あなたが書いた歌詞を疑問視する声が上がっているのは知ってますか?」 「子どもが書くべき歌詞が共感を得るのならば本望です。しかし、そうであってはあなた方は、そっぽを向いたまんまで、手にすら取らな…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…67
「おまえ…さっきから、何を言っているんだ?」 さらにじいちゃんの声が、近くなる。裕太はその光に向かって、まばたきをすると、「じいちゃんこそ! ここで、何をして…
pick out:A Flock Of Seagulls 霧雨の中、足早に駐車場まで 向かっている途中、ケイトが不動産屋の張り紙に目をとめた。すると、偶然にも中からアシュリーが出てきたんだ。 驚きの表情の二人。ケイトは震える声で言った。 「……どうして、ここに?」 彼は僕に目をやり、控えめに口を開いた。 「……もしかして、二人で住む家を探してる?」 黙って俯くだけのケイトにアシュリーは話を続けた。 「だったら、戻ってくるといい。僕があそこを出るから」 「レイチェルと一緒に住むのね⁉︎」 鋭い口調のケイトをなだめるように彼は説明した。 「いや、彼女は変わらず親元にいるよ。あの家は一人で住むには広…
「バンシー?」「なによ、それ」 アキとカガリは、聞きなれない名前を聞いて、けげんな顔をする。「えっ?バンシーだよ!知らないの?」え~っ、ウソだろ?帽子屋は、大…
この小説は、A級戦犯の7人が絞首刑を執行され、火葬されたあとの描写から始まる。7人のうち6人は軍人。ただひとりの文官は元総理、外相広田弘毅だった。火葬された7人の遺骨は一緒くたにされ、一部はアメリカ軍が持ち帰った。残りは火葬場にある共同骨捨場にすてられた。その骨捨場から密かに骨を集めた男たちがいた。彼らは骨を興亜観音に隠した。時期が来て、興亜観音に処刑された吉田茂の筆になるA級戦犯「七士の碑」が建...
こんばんは!暇人です。今日は爽やかな朝でしたが…昼間は蒸し暑く今にも雨が降りだしそうです。今朝はとんでもない悪夢を見て…トイレに起きた時、忘れないようにとメモ…
【小説紹介・感想】黒崎一護なオリ主と五条悟【呪術廻戦×BLEACH】【異世界転生・オリ主】
ラムセス_さんのWeb小説「黒崎一護なオリ主と五条悟」の感想紹介を記事にしました。主人公はBLEACHの知識はあれど呪術廻戦の知識は無し。BLEACHの主人公黒崎一護になった転生者のお話…ただし転生先は呪術廻戦で五条先生に捕捉されちゃうスタート。(・ω・)ノ
面倒であったが、通路側はふさがれている。乗務員は後部へカーテンを引いて、下がってしまった。助けを呼ぶには期待が薄い、私は、梃子でも動きそうのない、どっしりと構えた顔に言い放つ。 「音という概念はつまりは、振動です。これには固有の振動があり、それぞれが個別の振動数を持つ。楽器、例えばギターの弦は、弦の長さと張力と重さにより音の高さが異なる。高い音を出したければ、弦を短くして弾き、より弦をきつく張り、より重さを加えるとよいでしょう。ここまではついて来れてますね?」 「ええ」 「では、これらを音源、歌詞と楽器の演奏の複合である歌を吹き込む楽曲を売り出そうと私は決めたときに、現在の流行歌といわれる曲の…
トイレの前で私は軽く体のこわばりを取った。それからトイレに最も近い二席並んだ空席のひとつ、窓側の席に立膝をついて私の座席と反対側の主翼とフラップを見つめた。 「外は晴れているかな?」軽薄そうな若い男が座席に手を乗せて声をかけた。男を確認して、私はねじった首を窓に正対させる。 「無意味な質問は他の目的を示唆できる」私は、後頭部で応えた。 「隣座ってもいいだろうか、あいてるように見えるけど」 「私の席ではありません」 「だったら座ろうかな」男は滑り込むように座席に腰を落ち着ける、あたかもそこが数時間を過ごした自分の席であるかのようにだ。遠くに黒い雲を捉えた。機体のレーダーはとっくにあれを捉えた進路…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…66
「おーい、おーい!」 気が付いたら、声を上げていた。もしかしたら、誰かが気が付いてくれるかもしれない。そんな甘い考えが、裕太の頭に浮かんだ。(バカだなぁ~こん…
はぁ~あからさまに、帽子屋がため息をつく。「そんなことをすると、思うか?」 心外だなぁ~大げさに肩を落としてみせると、帽子屋はクルリと再びこちらを向く。えっ…
いざという時、3回言える?とりつかれちゃった?魔法の扉 第3章 信じる者は救われる…7
こんばんは!暇人です。今日もせっせと断捨離に励みまして…新聞袋3袋分、処分いたしました。さすがに連日の力仕事!身体の負担もあったようで…左の骨無しの肘らしき部…
むかし、大好きだった人が死んだと聞いた。よくない死にかただったようなので、ようすを見に行ってみることにした。 てんてんと道をたどっていくと、遠くにそれらしき影が見える。うわあ、と声が洩れた。腰から下がほとんど液状になって、満足に歩くこともできないみたいだ。あれは相当ひどい。いったいぜんたい、彼の身になにがあって、なにがなくて、あんなふうにここにいるのだろう。 じゅうぶんに距離を保ったまま、彼の姿...
【小説紹介・感想】ドラゴンだけど人類が弱すぎて草【ファンタジー内政・文明発展】
三笠木さんのWeb小説「ドラゴンだけど人類が弱すぎて草」の感想紹介を記事にしました。冬色の好きな超越者による箱庭系文明発展モノ。異世界ファンタジーのドラゴンに転生した主人公が、ヨワヨワ人間さん達にテコ入れして文明を発展させるお話。(・ω・)ノ
ゲーム制作、映像、音楽、またはライブの手配など あらゆる分野で責任者がいる・・普通はチームを組んで役割を決めてる 個人でリリースするなら全て兼任さw
Dream12.短剣と黒水晶2 「黒き欠片に還かえったか。華の命は短いものよ。なぁ……サキュバス」 男の目の前で揺れる天秤から黒水晶がひとつ、消えていた。 だが男は不気味に笑い続ける。 「キラか……面白くなってきたわ。ヒヒヒヒヒ」 冷
大学の声楽科、主に学術面の指導に力を入れて教鞭を執る人物が今回、私を呼び寄せたのだった。ネット上に散らばる動画を見て、テレビ局、レーベル、所属事務所を通じた連絡が先月に通訳を介して、直接私とコンタクトを取った。直接会うことは考えていない言い分やうわべの言葉がどのように通訳によって取り払われ、あるいは付け加えられるのかを見極める面白さに心惹かれて、受話器を耳に当てていた。若干、私の年齢に合わせた言葉遣いの配慮を汲み取って聞くと、話される内容は過去の声楽家のだれそれに私が似ていて、直接歌と私の思想に触れたい、という訴えにも思える申し出、オファーであった。断るつもりで即答を試みたが、スピーカー音で聞…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…65
それでも慎重に、ゆっくりと奥へと進む。ジュンペイの言う通り、確かに波の音が聞こえてくるようだ。(えっ?やっぱり…外につながっているのか?)ここは、どういう地…
築 70 年の老朽化したアパートの前に管理人と工事業者が何やら話し込んでいる。最後の住人がお亡くなりになられた。ようやくやくこのアパートの取り壊しが出来るようになった。この住人は6か月先の家賃まで管理人に振り込んでいた。管理人はこの住人の親族である保証人に連絡をとったが音信不...
「ちょっと、帽子屋さん!帰ったんじゃあなかったの?」 ドサクサにまぎれて、白いオオカミのリルと、帰ったのか…と思っていた。「なぁ~に、言っているんだよぉ」 心…
こんばんは!骨無し女です。今日は何だか朝からワサワサして…走り回った1日でした。風は気持ちよいけれど、日射しが暑い皆さん、長袖着ているけれど、暑い、暑いと騒ぎ…
一番長かった通話は〇時間? 忘れました。 最近は良いですよね。鳴ってても知らん顔できるし。 昔の家電は取るまであるいは相手が諦めるまでリーンリーンジ…
「コクレア」ポン 一丁達が話をしている間、後方で一体のメイドがカタツムリを出現させ、鍋を持つメイドが煮込んだ液体を飲ませている 「団長…殿……某…を早く…倒して…下さいと」 どしや執事が走って来て一丁に仕掛けだす「お主を倒したら元に戻るのか!?」 「……分かりま…せんと」 会話しながら一丁は器用に攻撃をかいくぐり、…
「座席に乗って覗くな。パパに何度言わせれば気が済むんだ、聖螺」父親の真壁は声を潜めて聖螺を叱りつける。 「ねえ、飛行機はどうしてこんな高いところを飛んで機体が凍らないの?」 「なあ、いい子だかいうことを聞いてくれよ。お前だってママには怒られたくないだろう?行儀悪くしたら、お前、家についてもお菓子やご飯、食べさせてもらえないぞ」 「それはないよ」聖螺ははっきりと首をひねって答えたが、すぐにまた首は飛行機の窓枠に戻す。「ママがトイレに立ったのは二分と三十秒前だし、読み終わった雑誌を手に持って尾翼方向のトイレに向かった。帰りに雑誌を選んで戻ってくるから、まだあと一、二分はこうしていられる」 「パパが…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…64
「ねぇ、何が見えるの?」 さらに裕太が、重ねて聞くけれど、ピタッとジュンペイの声が聞こえなくなる。「えっ?ジュンペイ、どうしたの?」何があったのか?だがここか…
「あら、可愛いお嬢さん! どうしたの? ずいぶん、震えているんじゃあないの…」 透き通った声が、二人の耳に届く。だが、こんな水たまりから、人が現れるなんて、到…