メインカテゴリーを選択しなおす
若き天才Charlie Sextonが描く、80年代サウンドの輝きと影。ポストパンクとニューウェーブが交差する唯一無二のデビュー作『Pictures For Pleasure』
チャーリー・セクストン(Charlie Sexton)のアルバム『Pictures For Pleasure』(1985年)は、16歳でデビューした彼の若き才能が色濃く表れた作品です。チャーリーは、ロック、ニューウェーブ、ポストパンクを巧みに融合したこのアルバムで注目を浴び、その後もギタリスト、ソングライター、プロデューサーとして幅広いキャリアを築きました。『Pictures For Pleasure』は、80年代のサウンドを象徴する要素と彼独自のスタイルが織り交ぜられたアルバムで、チャーリーの音楽の原点を知ることができる一枚です。
feat. The Outfield 「そもそも、ケイトが家を出た原因はお前だろ⁉︎」 確かに、愛する女性ひとに先を越されるのは男として辛いことだと理解できる。でもケイトにだって、辛く苦しいことがあるはずなんだ。 それなのに彼女は決して泣き言を言わない。だからこそ、自分の夢に近づくことができるんだ。 「もういいの、やめて!」 ケイトに腕を押さえられるも、言わずにはいられなかった。 「君は……いつも笑顔で明るく前向きで、逞しささえ感じる。でもそれは、弱さを隠すためのカモフラージュなんだ」 ケイトは母親を知らず、父親にも滅多に会うことなく育った。高齢の祖父母に心配をかけまいと明るく振る舞ってきたの…
feat. Yazoo 「あ、愛している……」 彼の唾を飲み込む音が聞こえた。僕は呆れながら、再び問いかけた。 「レイチェルのことは、どうなんだ?」 「彼女には……感謝している、とても」 「――感謝?」 僕が訝しげに見ると、アシュリーは言葉を選ぶように口を開いた。 「恥ずかしい話だが、ケイトが出ていった後、その……衝動的に手首を傷つけてしまって……」 彼は包帯が巻かれた左手に視線を落とし、話を続けた。 「レイチェルが助けてくれて、親身に支えてくれたのは本当にありがたかった。だけど……」 黙り込んだアシュリーの様子に苛立ち、思わず声を荒げた。 「だけど何だ!? ハッキリしろよ? お前が求めている…
Kate Bushが紡ぐ幻想と現実の物語!濃厚なサウンドと心に響く歌詞、愛、恐れ、孤独などの感情を美しく表現された『Hounds of Love』
ケイト・ブッシュの『Hounds of Love』は、1985年にリリースされた彼女の5作目のスタジオアルバムで、キャリア上重要な転換点と言える。 イギリスの音楽シーンにおいても時代を超えた影響力を持つ作品ではあります、その多様なサウンド、豊かな歌詞、コンセプト性の強さで評価されました。アルバム全体は2部構成に分かれ、「Hounds of Love」と呼ばれる面と、「The Ninth Wave」という物語仕立てのB面で構成されています。この分割はそれぞれ異なるテーマと音楽性を展開し、ブッシュの創造的な才能が最大限に発揮されています。
Go-Go’sの『Beauty and the Beat』は、青春のエネルギーと女性バンドの力強さを詰め込んだ名作!ポップとパンクが見事に融合した一枚
Go-Go'sのデビューアルバム『Beauty and the Beat』は、1981年にリリースされ、パンクとポップを融合させた斬新なサウンドで、アメリカのロックシーンに新風を巻き起こした作品です。このアルバムは、ガールズ・バンドが支配していたパンクシーンをポップなアプローチで打破し、商業的にも成功を収めました。特に「Our Lips Are Sealed」や「We Got the Beat」といったヒット曲を生み出し、Go-Go'sはアメリカのポップカルチャーの一部として確立されました。
feat. Cutting Crew 「でも、こんな口うるさい女、嫌われて当然よ!? レイチェルは私とは正反対ね、必死にアシュリーを庇って……きっと何もかも包み込む、聖母のよう人なんだわ。私はダメ、突き放してばかりでバチが当たっちゃった」 ケイトはゆっくりと視線を僕に移し、話を続けた。 「私、ジェムを好きな気持ちは嘘じゃないの。一目見て素敵だと思ったし、あなたと過ごす甘い時間は、女性として至福のひとときだった。だから、アシュリーがレイチェルを選んだように、私も次へ進もうって、そう決心したんだけど……」 涙と雨で顔をグズグズにしてもケイトは凛とした表情を崩さなかった。 「でも、もうこれ以上、気づ…
pick out: A Flock Of Seagulls 霧雨のなか足早に駐車場まで 向かっている途中、ケイトが不動産屋の張り紙に目を止めた。すると、偶然にも中からアシュリーが出てきたんだ。 驚きの表情の2人。動揺したケイトの声は震えていた。 「どうして、ここに?」 彼は僕に目をやると遠慮がちに口を開いた。 「……もしかして、2人で住む家を探してる?」 黙って俯くだけのケイトにアシュリーは話を続けた。 「だったら、戻ってくるといい。僕があそこを出るから」 「レイチェルと一緒に住むのね⁉︎」 鋭い口調のケイトをなだめるように彼は説明した。 「いや、彼女は変わらず親元にいるよ。あの家は一人で住む…
feat. Olivia Newton-John 「聞けばケイトは、彼の不甲斐なさに呆れて出て行ったそうじゃない? だから確信したの。アシュリーにはケイトじゃない、私が必要だって。これは『運命のいたずら』? いいえ、神様がくれた〝2度目のチャンス〟よ」 [Olivia Newton-John『Twist of Fate』Released:21 October 1983] レイチェルとアシュリーが上手くいけば、それは確かに僕にもチャンスとなる。そんな思惑を巡らしていると、彼女がさらに強く訴えかけてきた。 「ケイトは強い女性だし、誰にでも愛されてるわ。父の会社でも人気なのよ、ケイトが来ると社内が明…
feat.OMD せっかく恋人同士なんだからラブラブなドライブ・デートをしたかったのに、ケイトはどこか上の空だ。 アシュリーに電話したけれど留守電にもならなかったのが気になってるみたいで車内の空気も、なんだか重い。 「ケイト、疲れてる? 寝てていいよ。着いたら起こすから」 彼女は申し訳なさそうにしたものの、ほどなく静かな寝息を立てた。 不安な気持ちに駆られてしまうとラジオから流れる曲にさえつい、過剰反応してしまう。 〜♫ もし君が離れていくとしても、今はいかないで お願いだから僕の心を奪わないで もう一晩いると約束して そして僕達は別々の道を歩むのだから ♫〜 [OMD『If You Leav…
Michael Sembello/Bossa Nova Hotel(1983)
スタジオ・ミュージシャンとしてマイケル・ジャクソンやスティヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス、チャカ・カーン、テンプテーションズなどのアルバムでギターを弾いてい…
feat. David Bowie まず最初は、派手で有名なロイヤル・パビリオン。外観はインド風なのに中身はシノワズリー[中国趣味]一色。 それから、ザ・レーンズ。アンティーク・ショップや古着屋が連なるショッピング・ストリートだ。 「わあ、ステキ!」 アクセサリー・ショップに目を輝かせるケイト。 「見て行く?」僕が尋ねると 「ん……ジェムは、あっちで待ってて?」 と、彼女はセカンド・ハンズ[中古]レコードショップを指差した。さすが、分かってる! 夢中でレコードを物色していると、ほどなくしてケイトが手を振り戻ってきた。 ランチは、ケイトお勧めのレストランへ。 オーダーを済ませると僕は袋から〝デヴ…
先日YouTubeで80年代の洋楽を聴いていると… 懐かしい曲に出会いました Diana Ross & Lionel Richie Endless love 1981 映画『エンドレス・ラブ』の主題歌ですよね でも、気まおやさん的に80年代のライオネル・リッチーと言えば・・・
feat. The Style Council そんな連絡一つ寄越さない薄情な男なんか忘れさせてやる!ってつい躍起になってしまう。 今夜はフレッドもいないしバイトも休みだからちょっと背伸びをしてライブが楽しめるレストランにケイトを誘った。 「こんなところ初めて。大人の世界って感じね? ドキドキしちゃう」 レストランの入り口で目を輝かせるケイト。 「ブライトンならナイトスポット、色々あるでしょ? 年上の彼だし、もっと大人な場所でデートしてるんじゃないの?」 なんて、ちょっと勝ち誇ったように意地悪く言うと彼女は軽く溜め息を吐いた。 「彼はこういった場所は苦手だし、お金もないしね? それに私、アシュ…
feat.Tracey Ullman 「実は……ヘレンと付き合うことに、なっちゃったんだ」 「へぇ! 良かったじゃないか、おめでとう!」 軽く拍手をしながらちょっと揶揄ってみた。 「君ってモテるんだねぇ。他の女の子たちも、君に好意を持ってるんだろ?」 「モテないよ! 彼女たちのアレは、ゲームだよゲーム! 僕は揶揄われてるだけなんだ。だから昨日、ようやっと断ることができて清々してたのに、ヘレンは――」 フレッドは顔を上げると僕の肩を揺さぶってきた。 「彼女は他の子とは違うって、『皆んなは分かってないのよ』って泣きながら言うんだ!」 [Tracey Ullman『They Don't Know』R…
※当記事には広告が含まれています 近ごろ、なんだかちょっぴり、気分が憂鬱です。 特別、嫌なことがあったわけじゃない。 生きていく中では仕方ない、「ちょっと悲しいこと」が続いただけ。 たとえば、家電が故障したりとか、 お気に入りの商品が、販売停止になっていたりとか、 歯茎から血が出たりとか、 派遣先の上司が変わったりとか、 (参考記事:無責任?かもしれないけど、自分を守りたい ) あと、すごく暑いとか(笑)。 どれもこれも、そんなんで落ち込んでいたらキリがないよ、っていう、ささいなことばかり。 だけど、なんだか疲れてねぇ。 自分でも、姿勢がうなだれていて、歩くスピードが遅くなってるのが分かる。 …
pick out: Alan Parsons 男のピアスって今は一部の人がファッション感覚で身に付けてるぐらいだけど、昔は男女の区別なくしていたんだって。 例えば夫婦が戦争や仕事で長期間離ればなれになってしまう時、片方ずつ同じピアスを分け合って必ずまた再会できるようにと願ったんだ。 ピアスは2個で1組だから、お互いを強く引き付け合うって信じられてたんだね。 それとカップルで歩く時、大抵男の左腕と女の子の右腕が組まれるでしょ? それって男は利き腕の右手を自由にしていざという時、女の子を守れるようにするためなんだよ。 つまり、男の左耳ピアスと女の子の右耳ピアスはいつもお互いを見つめ合ってるってこと…
feat. Wang Chung ケイトの提案で、木漏れ日が眩しいセント・ジェームズ・パークを歩くことにした。 「きれいな所、池も大きいのね」 「ここはロンドンの数ある公園の中でも、一番優雅で人気があるんだ。色々な人が来てるでしょ?」 サラリーマン、犬を連れた老紳士、並んでベビーカーを押すご婦人方に団体で賑やかに歩く観光客。ベンチで肩を寄せ合う学生らしきカップルを見てケイトが悪戯っぽく微笑んだ。 「私達も、カップルに見えたりして?」 「――兄妹とはいえ、血は繋がってないからね」 思い切って彼女の肩に手を回そうとした、その瞬間 「あっ、あそこ! 木陰のベンチ空いてる!」 ケイトが駆け出して行って…
feat. Wham! そんなウィンク一つ、見つめられるとドキッとしちゃうよ⁉︎ ステイシーに似てるなんて(よく言われる)いつもなら憤慨するところだけど僕はこの、笑顔の素敵な義妹にすっかり魅了されてしまったみたいだ。 ケイトは軽く頭を下げた。 「ブライトンの家には、ここの電話番号を留守録に入れておいたから、そのうちアシュリーから連絡がくると思うの。そんなわけで、ちょっとの間お世話になります」 そこへ電話の音が。さっそくアシュリーって奴からか?と受話器を取ると、ステイシーだった。 「ケイト着いたのね? じゃあ、そういう事だから、あと頼んだわよ。私はこのままパリに行くから、まだ帰れないから」 ハイ…
pick out: The Dream Academy なんて羨ましい奴なんだ!まあ、当の本人は迷惑気味で足取りも重く、出かけて行ったけどね。 昨日はバイトの遅番だった僕はもう昼近くなんだけど起き抜けの目を擦りながらコーヒーを淹れにキッチンへ。すると、またチャイムの音。 モニターに映るのは、女の子一人。さっきの子達の仲間だなとエントランスに出て対応した。 「フレッドだよね? さっき女の子達と出かけて行ったよ。あっちの裏通りの方に向かったから、急げば追い付くかも」 そう手を伸ばし案内すると彼女は微笑んで、自ら手を差し出した。 「じゃあ、あなたがジェームスね? 初めまして、お兄さん」 思わず勢いで…
feat. Crowded House そして、久々に5人揃ったバンドは思い切り演奏を楽しんだ。 ――ああ、これ、この音と一体感なんだ、求めていたのは! メンバー全員がそれを噛み締めていると確信した。許されるならマークには本当に早く戻って来て欲しい。 「待ってるよ、マーク」 笑顔を見せる皆んなの姿が強く胸に残った。 ◇ ◇ ◇ マークがウォルターを連れカナダへ帰国して数日後、僕等はスティーブンのオフィスに集まっていた。 「もちろんジェム、君が無実なのは分かっている。しかし知っての通り今ノーマンレーベルの内情は非常に厳しく、イメージダウンやスキャンダルになる事は極力避けたいと、非常にナーバスな状…
feat. Big Country 「仕方ねーだろ」 マークはビッグバーガーを頬張った。 『シャバの旨い飯でも食いに行こうぜ! 社会人のオレちゃんが、奢ってやるよ』 そうドヤ顔で言われて入った店は世界中どこでも安定供給のファストフード……美味い飯? 「フィッシュ&チップスより断然、旨いだろうが⁉︎」 「やっぱハンバーガーは、最高のご馳走だよな!」 アメリカ(トニィ)とカナダ(マーク)の2大『ビッグ・カントリー』に徒労を組まれちゃ適わないよ? [Big Country『In a Big Country』Released:20 May 1983] でも、2人と一緒に食べれば不思議とご馳走になる。 …
feat. Tears for Fears 「動くな! 全員止まれ!」 心配したジョージが、警官を連れて様子を見に来てくれたんだ。 男は裏口から逃げ去り僕はヤスが伸ばした手を掴むと必死に叫んだ。 「病院に早く! フレッドが――」 ◇ ◇ ◇ それから1時間、僕は取調室でイラつきを抑えられずにいた。 「だから、何度説明すれば分かるんですか⁉︎」 「あれはジェムの物じゃない。あの場に落ちてたのを拾っただけだ!」 ヤスの必死の説明も真面目なロンドンのお巡りさんは聞いてくれなかった。 あのとき拾ったドラッグの小袋を持っていたせいで、疑いをかけられてしまったんだ。 もちろん、僕がドラッグをやっていないこ…
パッと見カッコイイジャケですが・→☆♪ 意識高い系か! グループ分裂しとるのに、帯の文句が矛盾しとるような気もするが…🤫 音🎵とジャケがナイスなので、まぁいいか! ポップ・グループなのに、ポップ
DEXYS MIDNIGHT RUNNERS / TOO‐RAY‐AY
名盤中の名盤・・・ 自分の中ではですが・・・ 英国かどーか知りませんが、ケルト音楽というのが、このアルバムで垣間見れていいですね! ホントに捨て曲なし。 TVでもよく耳にしています。
pick out: Bronski Beat 僕等はセント・ブライアンズの1階入り口までやって来た。 店の看板は外されていたけど外側からは、何ら変わった様子は見受けられない。 扉に鍵は掛かってなかったのでゆっくり寂れた暗い階段を下り地下入口のドアを開けると、甘い異臭を感じた。 元々ライブハウスやクラブではアルコールや煙草と同じようにマリファナ程度のドラッグは珍しいものではないけれど、今のこの状況はそんな類の物だけではないと容易に察せた。 ぼんやりとしたフットライトを頼りにそのまま受付、そしてスタッフルームの前を進むも人の気配は無い。 不意にヤスが足元の感触に気付きそれを拾い上げ、僕に手渡した。…
feat. The Stranglers 「君達こそ希望の光だ。君達なら世界を手に入れることができると、そう信じている――」 そのままウォルターは静かな寝息を立てた。 僕等はそっと病室を後にするとドクターが待ち受けていた。 「彼は警察が保護してきたんだ。失礼だが君達とは、どういう関係だろうか? 家族の方と連絡を取りたいんだが――」 僕は皆んなと視線を合わせると、躊躇いつつ答えた。 「僕等は、彼のライブハウスでお世話になってました。最近は店に行ってなかったから、彼がこんな状態だなんて知らなかったんです」 「ウォルターがジャンキーだなんて、信じられない!」 「ドラッグに溺れるような人じゃ、ないと思…
Back to the 80s!マイク&ザ・メカニックス「All I Need Is a Miracle」
こんにちは。夢中図書館へようこそ! 館長のふゆきです。 今日の夢中は、Back to the 80s!マイク&ザ・メカニックスのヒット曲「ミラクル」(All I Need Is a Miracle)を
feat. Depeche Mode 「実は色々あって、デビューが伸びちゃったんだ」 僕等は事の流れを説明した。 「そうだったのか……まあレーベル側の思惑はともかく、こっちとしては〝Depeche Mode〟じゃないが、掴めるものは掴んでおきたいね。何事にもタイミングというものはある」 「『全てのことに意味がある』 よね? きっと、もっと良いタイミングで、デビューできるはずよ」 [Depeche Mode『Everything Counts』Released:11 July 1983] 励ましてくれる2人に感謝し、トニィが本題を切り出した。 「ジョージ、去年会ったとき話してたよな? セント・ブ…
feat. Everything But the Girl 「どうぞ入って」 2人はドアを開け僕等をフラットに招き入れるとジョージは、うとうとしているベビーをそっとバスケットに寝かせた。トニィが中を覗き込む。 「可愛いね、男の子? 女の子?」 「男だよ、名前はエリック」 「ギターの神様と同じだね⁉︎ 将来はジョージパパを超える、名ギタリストになるかな?」 僕の台詞に、ジョージは軽く微笑んだ。 「できればコイツには、真っ当な道を進んでもらいたいけど」 「あら、私達は真っ当じゃないって言うの?」 アンは呆れながらティーポットとカップのセットをテーブルに置いた。 僕からすれば、2人は〝Eurythm…
pick out: G.I. Orange そら面白い! って皆んなで一生懸命木の箱を振っている姿が笑えるな。外国人観光客が多い京都はおみくじも、ちゃんと英語で書いてあるんだ。 「見ろよこれ?『大吉』だってさ!」マークは引いたおみくじを得意気にヒラヒラさせる。 「僕は『中吉』、北の方角がラッキーだって」フレッドも嬉しそうだ。 「私は『末吉』だ。これは、どのぐらい良い結果なんだい?」とスティーブン。 「オレは『吉』だった。ジェムは?」 「トニィと同じ『吉』だよ。悔しいな『大吉』狙いだったのに」 そして皆んなの視線はおみくじを紐に結ぼうとしているヤスに注がれた。 「あのさー、こんなのはお遊びなんだ…
物語に入れられなかった アーティスト・楽曲シリーズ〔第7弾〕 クリスマスは当日より イブの方がメインって印象なのは 1980年代後半のバブル時期、 恋人達が主役に躍り出てから……? シャンパンで乾杯の豪華ディナー 夜景の美しいシティホテル プレゼントはブランド品の数々―― そんなトレンディーな方々の様子を TVや雑誌で垣間見つつ クリスマスは本来、家族で過ごすもの と鼻息荒くした英国かぶれの自分が 一番好きなクリスマス・ソングは クリス・レアの 『ドライビング・フォー・クリスマス』 一見、恋人達がイチャラブしながら ゲレンデに向かう(←色々混ざったw) ドライブ・ソング? と思ったけど 原題は…
feat. The Cure ゲートに向かって歩き出した2人にフレッドは手を振りながらほっこりとして呟いた。 「なんだかルイス、綺麗になったみたい。穏やかで満たされてる感じ……? きっと好きな人と一緒にいるからだね」 「欲求不満、解消されただけだろ」 鼻で笑うヤスの前に不意にルイスが踵を返して舞い戻って来た。ギクッとなる一同。 ルイスはヤスの正面で立ち止まると 「今度会う時までに、少しはレディへの接し方を学んでおきなさいね?」 そう言って、ヤスの頬にキスしたんだ! 「それはあんたの方が、先ずレディにならないと――痛っ!」 ヤスの腕を軽く小突いてルイスはクスクス笑いながらトニィの後ろに隠れた。 …
feat. Deniece Williams 甘くキスを交わす2人にいつの間に集まっていたのかギャラリーが〈ヒューヒュー♩〉と口笛を鳴らし、拍手を送っていた。 誰かが 『男の子に声援を送ってあげて!』 [Deniece Williams『Let’s Hear It For The Boy』Released:February 14, 1984] と大きな声を出すと口々に2人に応援の声がかかり一斉に歌い出したんだ! そういえば、このホテルアメリカ人観光客の御用達だっけ。そりゃ『フットルース』で盛り上がるわけだ。 その様子に背中を押されたのかルイスは恥じらいながらトニィの耳元で囁いた。 「今日こそ、…
11/23はブルース・ホーンズビーの誕生日!名曲「ザ・ウェイ・イット・イズ」を聴こう
こんにちは。夢中図書館へようこそ! 館長のふゆきです。 今日の夢中は、11/23はブルース・ホーンズビーの誕生日!名曲「ザ・ウェイ・イット・イズ」を聴こう…です。 「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名
feat. Eighth Wonder 「でも、デビューがどうなるか分からないし……」 トニィはルイスを抱き寄せるも一人前になる見通しが立たないのに軽はずみなことはできないと、頑なだ。 それに関しては僕も気が気じゃなくて気休めも言えずにいたけれど。 「オレが待たせてる間に、君に相応しい人が現れたら――」 「相応しいって、何⁉︎」 ルイスは鋭い視線を送った。 「だったら私の方こそ、バンドマンの彼女として失格よね? 音楽の事なんか全然わかんないし、嫉妬深いし我慢も足りない。トニィの彼女に相応しくないでしょ!?」 「そんなこと、関係ないよ!」 「そうよ、関係ないのよ!」 ピシャリと言い放つとルイスは…
ジョジョの奇妙な冒険 アニメ 3部エジプト編 エンディングテーマ曲 「エジプシャン」 ウェーオー ウェーオー オーウェーオー それだけで最高ですね! 荒木先生の意向か、アニメ側の意向かわ
リチャード・マークス JAPAN TOUR 2023@ZEPP DIVERCITY TOKYO
リチャード・マークスのライブへ行ってきました。今回は指定席ではなく、スタンディングでしたがたっぷりと楽しんで帰ってきた。まぁ指定でも立つこともあるしだけど、昔と違ってステージ前で見たいとかこだわりがなくなってきた。スタンディングのスペースに余裕があったので、ライブ中は元居た場所からかなり前に出てハジけてた。■RICHARD MARX JAPAN TOUR 20232023年10月3日(火) Zepp DiverCity (TOKYO)18:00開場 19:00...
feat. Samantha Fox カクカク揺れる僕を尻目にフレッドがクスッと笑う。 「大丈夫だと思うよ? ルイスの方も〝その気〟なんじゃないかな!? あのスーツケースの中の高級そうなランジェリー、セクシーなドレスにブランド物の化粧品なんて、気合い十分――」 「見ないでよ⁉︎」 振り向くと、真っ赤な顔したルイスが立っていた。 「化粧品は、お姉ちゃんの会社のサンプル品だから」 別に気張ってるわけじゃないと憤慨するルイスの後ろに棒立ち状態のヤスもいたのは驚いた。 安堵のトニィが立ち上がり「良かった、心配したよ」とルイスを抱き締める。 そんな2人にフレッドは 「だって、スーツケースをあんな風におっ…
武道館と名がついた名盤の1つですね。 パワーポップと今では言われているらしいが、POPです。 このライブ盤はスタジオ版と違い、ゴリゴリの音がブットいです。 いいです! 女性ファンの声がすごーいのも特徴
今回は5部のブローノ・ブチャラティのスタンド、スティッキーフィンガーズです。 ブチャラティーは、スタイリッシュでMODですね、カッチョヨイですわ。 で、スティッキーフィンガーズですが・
俺たちがロックの街を創った!スターシップ「We Built This City」
こんにちは。夢中図書館へようこそ! 館長のふゆきです。 今日の夢中は、俺たちがロックの街を創った!スターシップ「We Built This City」です。 「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新
pick out: Japan ヤスはルイスを睨み声を荒げた。 「うるせーな! 俺達はプロとして色々考えてるんだから、邪魔すんな」 「なーにがプロよ? まだデビューしてないクセに」 「ドシロウトに一々、口出しされたくないね! 単純にその音を入れるだけじゃ駄目なんだ、バランスの問題なんだから」 「バランスを調整するのが、プロの仕事なんじゃないの⁉︎ プロならやってみなさいよ、チャイニーズボーイ」 「ジャパニーズだって言ったろ⁉︎ もう老化現象かよ!」 僕とトニィは、お互いの幼馴染同士のバトルに唖然となり手が付けられず、2人のバトルは続く。 「あんたみたいな頭の固いガキに、言われたくないわ! ジャ…
【Apple Musicプレイリスト】氷河期世代が若かりし頃を思い出す洋楽
こんにちは!atchk(@atchk)です。 今回はApple Musicで「氷河期世代が若かりし頃を思い出す洋楽」をプレイリストにまとめてみましたのでご紹介します。 おおよそ中学時代から20代後半ないし30代前半くらいの曲になるでしょうか
大ヒット曲 『ジャンプ』 、大ヒットアルバム 『1984』 で知られる、米ロックバンド ヴァン・ヘイレン の エドワード・ヴァン・ヘイレン さんが10月6日、癌のため亡くなりました。 65歳という若さでした。 謹んでお悔やみ申し上げます。Van Halen - Jump (Official Music Video) (YouTube 動画)誰もが狂喜した 「ライトハンド奏法」(タッピング奏法) 、衝撃の 「速弾きプレイ」 で、ギターの革命児と謡われま...
feat. Thompson Twins 「ルイス、いつまで居られる? 両親にOKはもらってるよね?」 「来週末ギリギリまで居るつもりよ。トニィに会いに行くって言ったら、パパもママもお姉ちゃん達も喜んで見送ってくれたわ。Ohトニィ! 感動の対面を、やり直しましょう⁉︎ 会いたかったのよ」 と、いきなり抱き付くルイス。 「オレだって会いたかったよ!」トニィもしっかり抱き返した。 さっきまでの緊迫感は、どこへやら?突然の甘い空気に面食らってると 「ちょっとあんた達、気を利かせなさいよ⁉︎」 ルイスに睨まれてしまった。 「あ、ごめん、ごめん」 僕等はトニィにウィンク一つ残し、慌ててフラットを後にした…
今回はノルウェー出身のバンドa-haのTake On Meを日本語に訳していきます。この曲は1985年にリリースされ、当時のビルボードトップ10にランクインするなど人気の曲でした。またTik Tokでの楽曲の使用などで今でも人気の曲です。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); www.youtube.com [Talking away] ずっとおしゃべりしてるけどさ [I don't know what I'm to say] 何を言えばいいかわからないんだけど [I'll say it anyway] まぁとにかく言うんだけどね…
Back to the 80s!トンプソン・ツインズ「ホールド・ミー・ナウ」
こんにちは。夢中図書館へようこそ! 館長のふゆきです。 今日の夢中は、Back to the 80s!トンプソン・ツインズ「ホールド・ミー・ナウ」です。 「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、