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坂本龍一さんが旅立ってから1年が経ち、昨夜はNスペで最期の日々と題された番組が放映されていたけれど録画はまだ見ていない。ちょっと心構えしないとキツい感じかなと。そういえば昨日の日中に新宿でオッペンハイマーを見たのだけれど、そこの劇場は教授が映画館の音響設計に関わったという触れ込...
feat. Crowded House そして、久々に5人揃ったバンドは思い切り演奏を楽しんだ。 ――ああ、これ、この音と一体感なんだ、求めていたのは! メンバー全員がそれを噛み締めていると確信した。許されるならマークには本当に早く戻って来て欲しい。 「待ってるよ、マーク」 笑顔を見せる皆んなの姿が強く胸に残った。 ◇ ◇ ◇ マークがウォルターを連れカナダへ帰国して数日後、僕等はスティーブンのオフィスに集まっていた。 「もちろんジェム、君が無実なのは分かっている。しかし知っての通り今ノーマンレーベルの内情は非常に厳しく、イメージダウンやスキャンダルになる事は極力避けたいと、非常にナーバスな状…
今更ですが・・。贅沢なライブ!TLCとジャネット・ジャクソンのライブに行ってきました。
・本ページはプロモーションが含まれています。 こんにちはコヨコヨリです。 レビューが遅くなりました。 本当は先週更新する予定が今になってすみません・・・。 先日3月20日にKアリーナ横浜で開催されたジャネット・ジャクソンの『TOGETHER AGAIN JAPANTOUR 2024』に行ってきました。 しかもスペシャルゲストがTLC。 最高に見応えがあって楽しかったライブでした。 会場のKアリーナ横浜までは、みなとみらい線の新高島駅から降りていくと比較的近く、行きやすかったです。 会場付近には既にグッズのTシャツやパーカーを着込んだファンが集まっていました。 入場開始まで時間があったので、物販…
1981年のクイーン、モントリオール公演のライブを収めた映像。元になっている公式市販ソフト「伝説の証」の解説によれば35mmからのレストア映像にオリジナル音声をリミックスしたということだけど、それをIMAXフォーマットで上映したもの、という認識でよいのだろうか。ひょっとしてこの...
feat. Big Country 「仕方ねーだろ」 マークはビッグバーガーを頬張った。 『シャバの旨い飯でも食いに行こうぜ! 社会人のオレちゃんが、奢ってやるよ』 そうドヤ顔で言われて入った店は世界中どこでも安定供給のファストフード……美味い飯? 「フィッシュ&チップスより断然、旨いだろうが⁉︎」 「やっぱハンバーガーは、最高のご馳走だよな!」 アメリカ(トニィ)とカナダ(マーク)の2大『ビッグ・カントリー』に徒労を組まれちゃ適わないよ? [Big Country『In a Big Country』Released:20 May 1983] でも、2人と一緒に食べれば不思議とご馳走になる。 …
feat. Tears for Fears 「動くな! 全員止まれ!」 心配したジョージが、警官を連れて様子を見に来てくれたんだ。 男は裏口から逃げ去り僕はヤスが伸ばした手を掴むと必死に叫んだ。 「病院に早く! フレッドが――」 ◇ ◇ ◇ それから1時間、僕は取調室でイラつきを抑えられずにいた。 「だから、何度説明すれば分かるんですか⁉︎」 「あれはジェムの物じゃない。あの場に落ちてたのを拾っただけだ!」 ヤスの必死の説明も真面目なロンドンのお巡りさんは聞いてくれなかった。 あのとき拾ったドラッグの小袋を持っていたせいで、疑いをかけられてしまったんだ。 もちろん、僕がドラッグをやっていないこ…
アンドリューの通う小学校にギリシャ系の「ヨグ」こと ヨルギオス少年のちのジョージが転校してきた日から、内気なヨグと明るいアンドリューは親友になる。2人は大好きな音楽の道に進もうとスカバンドを結成したり曲を書いたりと活動を続け、やがてポップなダンスナンバーが認められ正式にワム!と...
pick out: Bronski Beat 僕等はセント・ブライアンズの1階入り口までやって来た。 店の看板は外されていたけど外側からは、何ら変わった様子は見受けられない。 扉に鍵は掛かってなかったのでゆっくり寂れた暗い階段を下り地下入口のドアを開けると、甘い異臭を感じた。 元々ライブハウスやクラブではアルコールや煙草と同じようにマリファナ程度のドラッグは珍しいものではないけれど、今のこの状況はそんな類の物だけではないと容易に察せた。 ぼんやりとしたフットライトを頼りにそのまま受付、そしてスタッフルームの前を進むも人の気配は無い。 不意にヤスが足元の感触に気付きそれを拾い上げ、僕に手渡した。…
feat. The Stranglers 「君達こそ希望の光だ。君達なら世界を手に入れることができると、そう信じている――」 そのままウォルターは静かな寝息を立てた。 僕等はそっと病室を後にするとドクターが待ち受けていた。 「彼は警察が保護してきたんだ。失礼だが君達とは、どういう関係だろうか? 家族の方と連絡を取りたいんだが――」 僕は皆んなと視線を合わせると、躊躇いつつ答えた。 「僕等は、彼のライブハウスでお世話になってました。最近は店に行ってなかったから、彼がこんな状態だなんて知らなかったんです」 「ウォルターがジャンキーだなんて、信じられない!」 「ドラッグに溺れるような人じゃ、ないと思…
先日の帰省中にクイーン+アダム・ランバートのチケットを衝動買いした。今回早めに日本入りしていたブライアンが毎日まいにちインスタで写真を上げている様子をみていて、ドームならまだチケットがあったら行ってみようかなとチェックしてみたらちょうど見切れ席のような端っこの席がまだあったの...
feat. Depeche Mode 「実は色々あって、デビューが伸びちゃったんだ」 僕等は事の流れを説明した。 「そうだったのか……まあレーベル側の思惑はともかく、こっちとしては〝Depeche Mode〟じゃないが、掴めるものは掴んでおきたいね。何事にもタイミングというものはある」 「『全てのことに意味がある』 よね? きっと、もっと良いタイミングで、デビューできるはずよ」 [Depeche Mode『Everything Counts』Released:11 July 1983] 励ましてくれる2人に感謝し、トニィが本題を切り出した。 「ジョージ、去年会ったとき話してたよな? セント・ブ…
feat. Everything But the Girl 「どうぞ入って」 2人はドアを開け僕等をフラットに招き入れるとジョージは、うとうとしているベビーをそっとバスケットに寝かせた。トニィが中を覗き込む。 「可愛いね、男の子? 女の子?」 「男だよ、名前はエリック」 「ギターの神様と同じだね⁉︎ 将来はジョージパパを超える、名ギタリストになるかな?」 僕の台詞に、ジョージは軽く微笑んだ。 「できればコイツには、真っ当な道を進んでもらいたいけど」 「あら、私達は真っ当じゃないって言うの?」 アンは呆れながらティーポットとカップのセットをテーブルに置いた。 僕からすれば、2人は〝Eurythm…
pick out: G.I. Orange そら面白い! って皆んなで一生懸命木の箱を振っている姿が笑えるな。外国人観光客が多い京都はおみくじも、ちゃんと英語で書いてあるんだ。 「見ろよこれ?『大吉』だってさ!」マークは引いたおみくじを得意気にヒラヒラさせる。 「僕は『中吉』、北の方角がラッキーだって」フレッドも嬉しそうだ。 「私は『末吉』だ。これは、どのぐらい良い結果なんだい?」とスティーブン。 「オレは『吉』だった。ジェムは?」 「トニィと同じ『吉』だよ。悔しいな『大吉』狙いだったのに」 そして皆んなの視線はおみくじを紐に結ぼうとしているヤスに注がれた。 「あのさー、こんなのはお遊びなんだ…
ロッドの最後の来日公演が春に。 先日のビリー・ジョエルといい、One Night Live!!なんで1日だけ? 今、お別れのワールドツアー中。こんな感じでや…
物語に入れられなかった アーティスト・楽曲シリーズ〔第7弾〕 クリスマスは当日より イブの方がメインって印象なのは 1980年代後半のバブル時期、 恋人達が主役に躍り出てから……? シャンパンで乾杯の豪華ディナー 夜景の美しいシティホテル プレゼントはブランド品の数々―― そんなトレンディーな方々の様子を TVや雑誌で垣間見つつ クリスマスは本来、家族で過ごすもの と鼻息荒くした英国かぶれの自分が 一番好きなクリスマス・ソングは クリス・レアの 『ドライビング・フォー・クリスマス』 一見、恋人達がイチャラブしながら ゲレンデに向かう(←色々混ざったw) ドライブ・ソング? と思ったけど 原題は…
feat. The Cure ゲートに向かって歩き出した2人にフレッドは手を振りながらほっこりとして呟いた。 「なんだかルイス、綺麗になったみたい。穏やかで満たされてる感じ……? きっと好きな人と一緒にいるからだね」 「欲求不満、解消されただけだろ」 鼻で笑うヤスの前に不意にルイスが踵を返して舞い戻って来た。ギクッとなる一同。 ルイスはヤスの正面で立ち止まると 「今度会う時までに、少しはレディへの接し方を学んでおきなさいね?」 そう言って、ヤスの頬にキスしたんだ! 「それはあんたの方が、先ずレディにならないと――痛っ!」 ヤスの腕を軽く小突いてルイスはクスクス笑いながらトニィの後ろに隠れた。 …
feat. Deniece Williams 甘くキスを交わす2人にいつの間に集まっていたのかギャラリーが〈ヒューヒュー♩〉と口笛を鳴らし、拍手を送っていた。 誰かが 『男の子に声援を送ってあげて!』 [Deniece Williams『Let’s Hear It For The Boy』Released:February 14, 1984] と大きな声を出すと口々に2人に応援の声がかかり一斉に歌い出したんだ! そういえば、このホテルアメリカ人観光客の御用達だっけ。そりゃ『フットルース』で盛り上がるわけだ。 その様子に背中を押されたのかルイスは恥じらいながらトニィの耳元で囁いた。 「今日こそ、…
feat. Eighth Wonder 「でも、デビューがどうなるか分からないし……」 トニィはルイスを抱き寄せるも一人前になる見通しが立たないのに軽はずみなことはできないと、頑なだ。 それに関しては僕も気が気じゃなくて気休めも言えずにいたけれど。 「オレが待たせてる間に、君に相応しい人が現れたら――」 「相応しいって、何⁉︎」 ルイスは鋭い視線を送った。 「だったら私の方こそ、バンドマンの彼女として失格よね? 音楽の事なんか全然わかんないし、嫉妬深いし我慢も足りない。トニィの彼女に相応しくないでしょ!?」 「そんなこと、関係ないよ!」 「そうよ、関係ないのよ!」 ピシャリと言い放つとルイスは…
リチャード・マークス JAPAN TOUR 2023@ZEPP DIVERCITY TOKYO
リチャード・マークスのライブへ行ってきました。今回は指定席ではなく、スタンディングでしたがたっぷりと楽しんで帰ってきた。まぁ指定でも立つこともあるしだけど、昔と違ってステージ前で見たいとかこだわりがなくなってきた。スタンディングのスペースに余裕があったので、ライブ中は元居た場所からかなり前に出てハジけてた。■RICHARD MARX JAPAN TOUR 20232023年10月3日(火) Zepp DiverCity (TOKYO)18:00開場 19:00...
今日は朝から昼過ぎまでしとしと雨のブリュッセル。昼下がりにフードロスアプリでオーダーしたイタリアンの軽食を受け取りにEU議会のあるリュクサンブール駅近くまで行…
pick out: Japan ヤスはルイスを睨み声を荒げた。 「うるせーな! 俺達はプロとして色々考えてるんだから、邪魔すんな」 「なーにがプロよ? まだデビューしてないクセに」 「ドシロウトに一々、口出しされたくないね! 単純にその音を入れるだけじゃ駄目なんだ、バランスの問題なんだから」 「バランスを調整するのが、プロの仕事なんじゃないの⁉︎ プロならやってみなさいよ、チャイニーズボーイ」 「ジャパニーズだって言ったろ⁉︎ もう老化現象かよ!」 僕とトニィは、お互いの幼馴染同士のバトルに唖然となり手が付けられず、2人のバトルは続く。 「あんたみたいな頭の固いガキに、言われたくないわ! ジャ…
feat. Thompson Twins 「ルイス、いつまで居られる? 両親にOKはもらってるよね?」 「来週末ギリギリまで居るつもりよ。トニィに会いに行くって言ったら、パパもママもお姉ちゃん達も喜んで見送ってくれたわ。Ohトニィ! 感動の対面を、やり直しましょう⁉︎ 会いたかったのよ」 と、いきなり抱き付くルイス。 「オレだって会いたかったよ!」トニィもしっかり抱き返した。 さっきまでの緊迫感は、どこへやら?突然の甘い空気に面食らってると 「ちょっとあんた達、気を利かせなさいよ⁉︎」 ルイスに睨まれてしまった。 「あ、ごめん、ごめん」 僕等はトニィにウィンク一つ残し、慌ててフラットを後にした…
デヴィッド・ボウイは1973年の初来日の時、飛行機が嫌で船でやって来たそうな。 時代を先取りした音楽とパフォーマンスで、美しく尖っていたエイリアンが「あんな金属の塊が飛ぶなんて」と、飛行機を怖がっていたとは少々幻滅だが微笑ましくもある。 ただ、自身を異星人に見立てたコンセプトアルバムは、並外れた名作である。
feat. Bananarama 「私が悪いって言うの?」 ルイスのひと睨みで大きく首を横に振るトニィ。 「いや……何でわざわざ……急にこっちに来てくれたのかと……も、もしかして――」 しどろもどろな様子にルイスはイラつき遮った。 「もしかして『もうオレのこと好きじゃない』とか『オレに別れを言いに来た』とか、言うんじゃないでしょうね?」 どうやら図星みたいだ。顔を引きつらせるトニィにルイスは凄い迫力で詰め寄る。 「私が! ただトニィに会うためだけに! わざわざロンドンに来ちゃ、いけないって言うの⁉︎ っていうか別れ話なんかで、わざわざロンドンまで来ないっつーの!!」 「ご、ごめん。でも電話して…
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Love Like ThisZAYN [Verse 1]Oh, I love it when you show, when you show, when you show that you got my backIf they ever try to roll, try to roll, try to roll on your name I blackHow you hit 'em with the clothes and the stare and the hips and the hair like
feat. Culture Club - Time(Clock Of The Heart) フレッドの方もかなり気が立っていた。 「ロバートのやることに、疑問を感じないの!? 彼の作る音を気に入ってるの?」 「別に、そういうわけじゃないけど……良い時も悪い時もある、そういうもんだろう」 そう、あっさり答えると彼は怒鳴ってきたよ。 「僕達のデビューアルバムなんだよ⁉︎ 最高のモノを作りたいって言ったじゃないか! 良くも悪くもあるだなんて、良いモノしか認められない……100%じゃない、200%の力を出すつもりじゃなきゃ駄目なんだよ!」 こうなると、熱血少年にはウンザリしてくる。 「だけどこれ以上、…
Vacation Eyes - Jonas Brothers 和訳
Vacation EyesJonas BrothersWhen it's just me and you and the moonAnd I got a little dutchie in my left handDutchie in my left handI can't believe all the things we've been throughBut oh, it's a holiday, long as you rock with meI don't need, I don't need,
feat. XTC - Dear God 「だからロバート! この詩の持つ意味を分かってるって言うなら、どうしてここに、そんな音を入れるの⁉︎」 「分かってないのは、君の方だよフレッド。ここは、もっと早いテンポで左右に振り分けないと、新鮮さが失われるだろう⁉︎ 君の音に対する考えは少々古いようだな。まだ若いのに残念だ」 「あー、また始まった……」 僕もトニィもウンザリしていた。休日も返上になってしまいヘンリー達スタッフも逃げ出すレベルだよ。ヤスだけは、2人のバトルを無視してサッサと次のサックスパートを進めているけどね。 僕はトニィの隣に座ると大きな溜め息を吐いた。 「まるで〝XTC〟並じゃない…
洋楽好きです。 名古屋のセンチュリーホールヘカーリー・レイ・ジェプセンのライブに妻と一緒に行ってきました。 「CALL IT MAYBE」が全米チャートNo.1に輝き、ユーチューブで15億回再生されています。そのほか「I REALLY LIKE YOU」や「CUT TO THE FEELING」などのヒット曲があり、洋楽に興味が無い人でも耳にしたことはあると思います。 私の中でのカナダの有名人と言えばベン・ジョンソンとカーリー・レイ・ジェプセンですね。😀 ( ベン・ジョンソン 昔、ビートたけしのスポーツ大将でジョンソン君人形が大活躍でしたね) 話がそれました。😅 そういえばジャスティン・ビーバ…
Summer Baby - Jonas Brothers 和訳
Summer BabyJonas BrothersYou're a full blown problem, luckyI'm your baby's father君は本格的な問題児だけど幸運だよ、僕が君の子供の父親でGot that ooh, so proper and I'm thankful for your mamaわかったよ、君はとっても育ちが良くて、僕は君のママに感謝するGot th
feat. Echo & The Bunnymen - The Killing Moon 少なくとも、昨日マークに追い立てられなければ鍵を閉め忘れることもなく今ここで、トニィに会うことは無かっただろう。 「じゃあバンド名は、スターライト・ルームにする?」と僕。 しかし、ヤスが少し考えてから口を開いた。 「いや、なんていうか……スターライト・ルームって一種の象徴だろ? それよりも俺は今日この日の、この夜の神秘性を感じるんだ」 「スターライト・ナイトだ!」僕は声を上げた。 「スターライト・ナイトか……うん、なかなかロマンチック! 女の子に受けそうじゃん?」〈ヒュー♩〉っとマークは口笛を吹いた。 「…
feat. The Smiths - This Charming Man 「ジェム、落ち着きなよ⁉︎ 物に当たるのは良くない!」慌てるフレッド。ヤスも呆れている。 「僕は落ち着いてるよ⁉︎ 君らに八つ当たらないだけ、十分落ち着いてるっ!」 そんな僕にフレッドは溜め息を吐いた。 「ねえジェム、いい加減あの2人のことは、気にせずいようよ? それに僕、意外だなと思って――」 「何がー⁉︎」僕は勢いよく振り返った。 「ギルだよ。あの人、普段僕達に関心ないみたいなのに、ちゃんとジェムのこと見てるなって……」 「俺も思った。仕事できる人なんだって、分かる気がする」ヤスも頷く。 「はぁーっ⁉︎ 2人とも何言…
feat. Kate Bush 僕等はマークに引っ張られステージの正面を陣取った。 先ず、パンクっぽいバンドの演奏からスタート。シンプルながらも激しいビートで掴みはOKだ。 次は女性ヴォーカル。幼げなルックスの割に独自の世界観で歌い上げる様は〝ケイト・ブッシュ〟を彷彿とさせる。 気が付くと、次から次へと入れ替わり立ち替わり常連達で盛り上がっていた。 フロアにいる何人かが、慣れたようにステージに上がっている。もちろんマークも、その一人だ。 もう、どこまでが客だか演奏者だか分からない。ハードロックから弾き語りまでまるで音の洪水だ。 かつて僕が BAD MOUTH で演っていた空間とは、全然違う。こ…
feat. Eurythmics それにスティーブンが 「私が米国本社に行っている間に、ファーストアルバムの準備をしておいてくれ」 なんて言うもんだから遊んでいる暇なんて無かった。ファーストアルバムだものやっぱり最高のモノを作りたいんだ! 「おーい、開けてくれ?」 トニィとヤスがユミコからの差し入れを持って部屋に戻って来た。 「やったー! オニギリ、オニギリ♩」 僕がすかさずパクつくとフレッドも急いで手を伸ばす。 「ずるいよジェム、僕もツナがいい!」 トニィもグリーンティーをすすりながら、オニギリを頬張った。 「いつも悪いねヤス。君の家は、すっかり The Starlight Night 専用…
feat. Pet Shop Boys - West End Girls 「よーし、気合い入れてこうぜ! Club1000 で成功すれば、レコード会社の目に止まる、千載一遇のチャンスだ!」 マークの掛け声で皆んな張り切って準備を進めた。 そして熟考を重ねたセットリストに合わせ一通り演奏し終わると 「そろそろ一息いれようか?」とトニィがスナックを配り出した。 僕はそのスナックを手にしたままマークとフレッドが曲間について意見を戦わせているのをぼんやり眺めていると 「またやってるな、あの2人」トニィは僕の手からスナックを奪いそれを頬張りながら、隣に腰を下ろした。 「マークにやり込められてる、弟が心配…
feat. Def Leppard 「マークだ!」叫ぶフレッド。 そこには、金髪ロングヘアでトレードマークのサングラスをしている今の姿からは想像も付かない派手な恰好をした16歳のマークがいた。 しかも袖を引き裂いたTシャツから覗く左腕に見えるのはタトゥー?そんなの、あったっけ⁉︎ 「ブラッディ・レイン……聞いたことないバンドだ」ヤスもアルバムを手に取って繁々と眺める。 僕は中身をプレイヤーに乗せて音を出してみた。 すると〝IRON MAIDEN〟や〝Def Leppard〟も呆れそうな程の強烈なドラムと切り裂くようなギター音が瞬時に放たれ、思わず絶句! 「ブラッディ・レインって、最近LAで人気…
feat. Howard Jones - Things Can Only Get Better 「ジェム、有難いけどそれは――」 マークの言葉を遮り話を続けた。 「君の言いたいことは分かる。僕等だって、この先どうなるかなんて分からない。このバンドが成功する保証なんて無いんだ。でも約束する、僕等は The Starlight Night を No.1 にして見せる」 トニィ、フレッド、ヤスも深く頷いている。動揺するマークに、僕は詰め寄った。 「だから君も約束して欲しい。絶対に、また僕等の元に戻ってくると――」 「そうだよ、音楽の道を諦めちゃ駄目だよ!」とフレッド。 「ベースはその時々で、サポート…
物語に入れられなかった アーティスト・楽曲シリーズ〔第5弾〕 明けましておめでとうございます 去年の今頃は物語を完成させて ブログにしてみようと 試行錯誤していたかと思うと ほんと一年なんて、アッという間です! すっかりブログにも慣れたところで 早速、新年に相応しい80年代洋楽をと 思考を巡らせてみたものの 脳内リストはU2一択(笑) 検索しても、New Yearの曲って あまりヒットしないのは 向こうの方々はクリスマスが主流なので 新年には特に思い入れがなく 曲も無い……といった感じ? そこで、新しい年=スタート として選んだのは エンヤの『オリノコ・フロウ』 (Orinoco Flow) …
物語に入れられなかった アーティスト・楽曲シリーズ〔第6弾〕 今年のGWは有給を取って 9連休にしたのは 旅行や帰省ではなく ただただ、休みたかったから バタバタの年度末を乗り越えたものの 肩こり腰痛、むくみ、疲れ目が酷くて ここでリフレッシュ&リラックス しとかなくちゃね! で、思い出す 『リラックス』ってタイトルなのに 怪しさ全開で 全然リラックス感のない曲 フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの『Relax』 ボーカルのホリー・ジョンソンが ゲイなのは当時から知っていたので この曲が、男性同士の行為の際 「リラックスしなよ」っていってる 内容だからと分かり、納得w 世界中で大ヒットしたも…
不世出の女性ロックシンガーとして今も語り継がれるジャニス・ジョプリンの生涯を記録映像や写真、かつてのバンド仲間など身近な人々の証言を交えて描かれたドキュメンタリー。 ジャニスを元にして描かれたフィクション作品で思い当たるのはベッド・ミドラーの『ローズ』。まさに60〜70年代の...
その昔、アタシはなかなかいいと思ってたものです。 アタシは音楽マニアでもありません。楽器も弾けない。 まあアタシは耳はいいんだw。 それで音楽の現場でクチを出したこともあります。 「楽器が弾けるくせに。」「弾いてくれよ。」なーんて突っかかれたこともしばしばw。色んなところでそんなことがあった(笑)。 このグループはわずか一枚のアルバムがミリオンヒットになったグループでした。 「フランキー・ゴーズ・...
前年はジェフ・バクスターをビルボードで観たけれど、ならば本家の50周年記念ツアー、ましてトム・ジョンストン、パット・シモンズにマイケル・マクドナルドの揃い踏みときいたなら行かない手はない!と春の雨がそぼ降る盛岡へ帰省がてらでかけた。 近年ジェフ・ベックやサンタナ、チケット買っ...
【日曜の憂鬱】明日仕事なのでネイル落とします。この時間が一番切ないです…聴いてください、アラフォーで『サザエとネイル』
日曜の夜は憂鬱。パワフル女子の歌を聴いて憂さ晴らしです。
OneRepublic@東京ガーデンシアター(2023/03/07)
先日東京ガーデンシアターで行われたワンリパブリックの来日公演に行ってきました~ 2019年の来日以来約5年半ぶり。 今回も東京しかなくて、関西からおひとり様ではるばる遠征してきた。 東京ガーデンシアターは8000人収容できるらしく前回のZepp Tokyoの倍以上のキャパ。 それでもマーヴェリック効果もあったのか昨年中に完売してたらしい。 今回は午前中仕事行ってから東京に向かったので着いたのは16時半ごろ。 ガーデンシアターのある有明ガーデン内ではワンリパの曲がずっとかかってるし、こういうの見るともうすぐ会えるーってテンション上がるね! 私はライブでグッズはほぼ買わないタイプなのでスルーしたけど、物販にはけっこうな行列ができてた。 有明ガーデン内で軽く夕食やらを済ませ、会場に入ったのは18半頃。 今回座席がSS席からA席まであり、少しでも近くで見たかっ..
もし、「スミス」って人から名乗られたら注意した方がいいかも知れません。 そいつがアメリカ人なら特にw。 もしかするとCIA、諜報関係の人間かも知れないから。 「スミス」と名乗ること、これは「匿名だよ」という意味で、つとに有名な話です。 それは日本人が「山田太郎」なんて言っちゃうのと同じ。「用紙記入例」なんかにそんな名前が使われます。 まあ、それじゃ「ドカベン」になっちゃうけど(笑)。古っw。 たいて...