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【小説紹介・感想】ワンナイト相手が有名ダンジョン配信者だった件【現代ダンジョン配信者】
タク@DMPさんのWeb小説「ワンナイト相手が有名ダンジョン配信者だった件」の感想紹介を記事にしました。スキルが覚醒すると超人になれる世界で、自身のスキルが分からないせいで燻っている主人公が、元有名配信者ヒロインと一夜を共にすることでコピースキルに覚醒し仲間とともに人気配信者を目指すお話。(・ω・)ノ
図書館て利用してますか? 私は年に数回ほど読んでみたい小説を図書館で借りることが多いのですが… 出版されて間もない人気の本だと〇十人待ちのことが多い…
開場の一時間前。 髪のセットが出来上がる。スタイリストのナツが自分の仕事をしたいと、アイラにそれとなく機嫌を損ねないように要求を申し出たのだ。伸びた髪は左右にゆれて邪魔になったので、後ろで結んでもらう。アイラから提案したのではなくて、中途半端に伸びた髪を掴んだナツがスタイリングの方向性に困っていたため。髪が持つ固有特性とステージにあわせた公倍数がうまく見つからなかったらしい。過度なスタイルの変化を好まないので、ナツがいつも私に施すアレンジが適用外にまで伸びた髪だった。反論はない。誰がどう見ていようと受け取るのは曲である、とアイラは考えた。 「メイクはいつもの感じでいいですか?」大きすぎる鏡越し…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第4章 ここから始まる…7
じいちゃんは、裕太と一緒に落ちたはずだ。「ねぇ、じいちゃん、どういうこと?」ようやく裕太は、おそるおそる身体を起こす。 もしかして、とんでもないことになって…
feat.The Outfield 「そもそも、ケイトが家を出た原因はお前だろ⁉︎」 確かに、愛する女性ひとに先を越されるのは男として辛いことだと理解できる。でもケイトにだって、辛く苦しいことがあるはずなんだ。 それなのに彼女は決して泣き言を言わない。だからこそ、自分の夢に近づくことができるんだ。 「もういいの、やめて!」 ケイトに腕を押さえられるも、言わずにはいられなかった。 「君は……いつも笑顔で明るく前向きで、逞しささえ感じる。でもそれは、弱さを隠すためのカモフラージュなんだ」 ケイトは母親を知らず、父親にも滅多に会うことなく育った。高齢の祖父母に心配をかけまいと明るく振る舞ってきたのだ…
「ねぇ…あなた、お名前は?」 いくつ? どこから来たの? 一人で来たの?聞きたいことは、山ほどあるのに…なぜか、ありきたりのことを尋ねる。「えっ?名前?」男の…
中学1年生の娘からリクエストされた小説たち② 相変わらずミステリー多め
まだ、娘にいろいろと本をリクエストされました。 活字の本などの書籍代は家計から出すようにしており、前回リクエストされた、推理小説たちはこちら↓ 『中学1年生…
片付けのコツ、見えてきたかも~キミを探して…第4章 秘密のかくれんぼ…54
こんばんは!暇人です。今日は朝からどんよりと曇り空。少し晴れ間も見えてきましたが…午後からまた雲ってきて、雨が昨日とはまったく違う天気でした。紅葉はまだ、これ…
車のハンドルを握りながら、誠一郎は考えていた。年長の自分との出会いから3日。非現実的な出来事は、確実に現実を変えつつあった。 5千円のビジネスホテル。年長の誠一郎の滞在費は全て若い誠一郎が支払っていた。給与からすれば決して安くない出費だが、
【小説紹介・感想】人類史初の魔法使い(仮)【異世界転生・魔法開発】
今回の冬色工房の記事はWeb小説の紹介になります。 最近読んだ作品から昔のおすすめの小説の感想・紹介。 好みのWeb小説を探して居る人の一助になれば幸いです。 (・ω・)ノ ◇DMM 始まりの魔法使い 嫌われ魔女と体が入 ...
Dream17.眠れるリュイの妻 南の国は他の国よりも陽気で、ほんのり太陽の香りがする美しい国だとリュイが言っていた。 自分の故郷だからそう思うのかな、と。 いいや、彼の言葉に偽いつわりは無いと思う。 人も気候も暖かいし、私の世界と
キャラクター設定を文字に起こし舞台設定を詰めて、流れをプロットとしてシナリオを整える(´・ω・`) ぶっちゃけると短編でいいので第一話の作成 土台を少しずつ発展させていくと続く
「お前はどうなりたい?」 その問いかけに、若い誠一郎は思わず「えっ?」と声を漏らした。ドリンクバーから注いだコーヒーのグラスを持つ手が、わずかに震える。 ファミレスの窓から差し込む午後の陽光が、テーブルに置かれたハンバーグの皿を照らしている
熊田はタバコを取り出して、佐知代に火を借りる。佐知代はそっけなく応えた。 「どうぞ、ああ、二度目はやめて下さる。こちらを差し上げますので、ご自由にお使いなって」佐知代はマッチを熊田に差し出した。演出。ついさっき顔をあわせてばかりで、ライターがなく、火を借りた、という設定だろう。 「すいません」熊田は身をかがめて、顔を突き出した。「開場前の下見に行く。種田はここで、佐知代さんを見張っていろ」 「彼女が移動したら、追跡しますか?」 「こっちに連絡だ。受付から私が見張る」 「わかりました」 「あとは頼む」熊田は灰皿に長く残るタバコを押しつけ、ドアをくぐった。どうやら、外に出るときは自動でドアが反応す…
「パティか佐知代で結構です。堅苦しいのは好きではないの」自らの堅苦しい言葉遣いを棚に上げた意見である。 「それは少々私には呼びにくい。佐知代さんではどうでしょうか?」何の取り決めだろうか、種田は呆れる。 「ええ、いいでしょう」立ったままの熊田に佐知代が変化を加えた質問。「あなた、まじめそうね。ご結婚はされていらっしゃる?」 「一人身です」 「そうよね、どこか危なっかしさが漂っているのに、放っては置けない感じ。普段はしゃべらないの」気を抜くと片言の言葉が口をつく。 「まあ、はい」熊田はそれとなく相手が求める回答を口にした。 「いいのよ、気を使わなくっても。経った半日、いいえもっと少ないわ、数時間…
「O署の熊田と言います、こちらは部下の種田です」テーブルを挟む、一脚のソファの脇に立ち、熊田が待ち人に自己紹介をする。熊田に紹介されたので、種田も名を発した。 「種田です」 「あなた方が二人だけですか、私のボディーガードは?」訛り。年配の女性の音声は外国独特のイントネーションであった。顔立ちは欧米の標準的なスタイル。髪の色はしかし、黒く、多種の遺伝がもたらした発現とみるべきだろう。落ち着いた音質とシックなスーツ。ライブ鑑賞のドレスにしては、地味な配色である。緑色の目が、光にさらされて明るく本来の透明度を私たちに見せつけた。 「生憎ですが、これ以上の人員は避けない。我々の正直な回答です」 「そう…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第4章 ここから始まる…6
身体は? 大丈夫だ。 ケガは? なさそうだ。 じゃあ、ここにいるのは…誰だ? どうやら自分は、死んではいないようだ。 だが、まだ頭がついてこない…裕太は相変…
「お姉さんたち…何でここにいるの?」 男の子はじぃっと、アキとカガリを見ている。ルークは少し離れた所で、少年の様子を見張っている。「あのねぇ~お姉さんたちは、…
とりつかれちゃった?魔法の扉…第3章 信じるものは、救われる?…14
こんばんは!暇人です。雨が降るかと思いきや、曇りの1日でした。雲っていると、やはりヒンヤリとしますね!娘と一緒に、UNIQLOに服を買いに行っていました。広告…
「ちょ……っと?」 今の今までの緊張感はどこへやら。 突然のロイズハルトの奇行にエルフェリスは成なす術すべもなく、ただただひたすらに動揺した。 けれど当のロイズハルトはそんなエルフェリスの反応を楽しむように、何度も何度も首筋に指を這は
「…ソルム? レオに言われたか?」「いざないはプリセプスの半分従者故、手助けは必要だと判断した」「そりゃ……ども」「インクイジトレムを倒せば良いのか?」「待ってくれ! なるべく戻る様に…インにケガだけは…!」「倒すより難度が高いな」不穏な言葉にギョッとした「副団長が攻撃しなかったのはそれでですか!?」「…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第4章 ここから始まる…5
「おい…何を言っているんだよぉ~ おまえ、寝ぼけているのか?」 ゲラゲラと笑う声が聞こえる。(あれぇ?今度は、ジュンペイの声がする…)裕太は、声のする方に顔を…
小説「エトワール1993」~ホールリハーサル前日 リハーサル(三)~
小説「エトワール1993」小説「エトワール1993」更新しました。小説「エトワール1978」とリンクします。「エトワール1993」(第365話)ホールリハー…
「わかりみが深いわね」 辛子が頷きながらそう言うと、甘彦は小さく首をひねりながら、 「でもおかしみはないよね」と言った。 それはけっして楽しい話題ではなかったが、そんな中にも常におかしみを求めるのが甘彦だった。昼飯時のファミレスは混雑していて、なかなか注文の品は届かない。「でもおかしみが入ると、わかりみが減るじゃない」 辛子はおかしみとわかりみは、相反する要素だと思っている。 「いやおかしみが入ったほうが、わかりみもさらに増すはずだよ」 やはり二人は価値観が合わないのかもしれない。 「まあそう言われてみると、それはそれでわかりみが深いかも」 辛子には意外と謙虚なところがあった。あるいはそれが自…
「まさか…魔物にさらわれてきたの?」「ケイタみたいに?」 アキとカガリは、顔を見合わせる。その男の子は、膝を抱くような姿勢で、膝の間に頭を埋めるようにして、眠…
防げリバウンド、イメトレの方法について!御手洗さんの言うことには…185
こんばんは!暇人です。今日は降ったり止んだりの1日でした。天気のせいか、昨日ほど暑くなく…ちょっと助かりました。( *´艸`)寒いか~と思いきや、動いていた…
車のエンジン音が響く中、ハンドルを握る若い誠一郎の横で、年長の誠一郎は静かに話を続けていた。まるで長年の記憶を手繰り寄せるように、ゆっくりと、しかし確かな言葉で。 「サウナで気を失った時は、まさかこんなことになるとは思わなかった」 車窓の景
アイスバーを思わせる幻想的なネオンを配した受付までの階段。ホーディング東京の受付に刑事であること、観客の一人の警備で訪問したことを簡潔に熊田が告げた。種田は斜め後方で待機する。 「伺っております。ゲストは既にこちらにいらしておりまして、専用のお部屋にお通ししたところでございます」 「会えますか」受付嬢は頷くと、羽ばたくように右手を水平に引き上げる。階段を上がって通る受付フロアへのドアは左手に壁が迫り、空間は右側に広がっていた。受付嬢が案内をする方向に部屋があるのか、背後の種田は、階段を上がる数分前の景色を再生した。確かに、ドアの左側は階下までしっかり壁が聳えていた。どうやら、部屋がいくつか階層…
ゼペットさんもひょいひょいと、ツルからツルへと飛び越えて行く。グングン緑色の奥へと突進して行くと、さっきとは明らかに違う空気の場所に。たどり着いた。「なに?…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第4章 ここから始まる…4
うわぁぁぁぁぁ~! もう、ダメだぁ! 死ぬ!裕太は、ギュッと目をつむる。するとじいちゃんが、裕太の手をグッと握ると、「大丈夫だ。何にも心配はいらない」安心さ…
作 林柚希昔、とある湖で漁をしていた、伊香刀美(いかとみ)という男がおりました。ある日、伊香刀美は、いつものように漁をしていると湖であまり聞かぬ幾人かの女性の声を聞きました。遠くで漁をしていたので、岸
知らなかったよ~あの秘密?キミをさがして…第4章 秘密のかくれんぼ…53
こんばんは!暇人です。今朝はよく晴れていたのですが…昼過ぎからかな?雲が広がってきました。明日、本当に雨が降るのかな?今朝は、信じられないくらいの青空でしたが…
小説「エトワール1993」~ホールリハーサル前日 リハーサル(二)~
小説「エトワール1993」小説「エトワール1993」更新しました。小説「エトワール1978」とリンクします。「エトワール1993」(第363話)ホールリハー…
小説「エトワール1993」~ホールリハーサル前日 リハーサル(一)~
小説「エトワール1993」小説「エトワール1993」更新しました。小説「エトワール1978」とリンクします。「エトワール1993」(第363話)ホールリハー…
小説「エトワール1993」~エキシビションリハーサルの前に 瑞希~
小説「エトワール1993」小説「エトワール1993」更新しました。小説「エトワール1978」とリンクします。「エトワール1993」(第362話)エキシビショ…
朝の日差しが営業所の窓ガラスに反射して、一瞬、誠一郎の目が眩んだ。営業所の前に群がる鳩たちが、人影を察知して慌てて飛び立つ。毎朝の光景だ。 掃除用具を手に取り、営業所の前の鳩の糞を丁寧に掃除する。この作業から一日が始まる。誠一郎は黙々と掃除
15歳のテロリスト 感想 レビュー 著者:松村涼哉 メディアワークス文庫 小説 社会派ミステリー
メディアワークス文庫から発売されている小説 著者:松村涼哉 15歳のテロリストを読みました。社会派ミステリー。 面白かったです。 感想、レビューを書いていきます。 いつも通り個人的な評価です。 謎解きに部分についてはネタバレに配慮して書いていこうと思います。なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー 「すべて、吹き飛んでしまえ」 突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。容疑者は渡辺篤人。たった15歳の少年の犯行は、世間を震撼させた。 少年犯罪を追う記者・安藤は、渡辺篤人を知っていた。かつて、少年犯罪被害者の会で出会った、孤独な少年。何が、彼を凶行に駆り立てたのか――? 進展しない捜査を傍目に、安藤は、行方を晦ませた少年の足取りを追う。 事件の裏に隠された驚愕の事実に安藤が辿り着いたとき、15歳のテロリストの最後の闘いが始まろうとしていた――。 「ページをめくる度、常識が裏切られていく。手を触れたら指が切れてしまうような物凄い小説」――佐野徹夜(『君は月夜に光り輝く』著者)も大絶賛! 心に突き刺さる衝撃と感動――空前の衝撃作『ただ、それだけでよかったんです』で話題を呼んだ松村涼哉が描く、慟哭ミステリーが登場!
最上階から地上まで、このビルのすべてを無料で踏み入れられる場所を歩き回った。少し疲れたかも知れない。落ち着いた喫茶店はついに見つからなかったのは残念、明るく高級な家具と座り心地と天真爛漫な店員を避けようとしても、飲食店が軒を連ねる一階フロアはどれも外からの視界を要に、常に外の明かりを取り入れているみたいで、私には不向きだ。 散歩、私が決めたルールに従って青川セントラルヤードの敷地内を一歩脱出した場所をスタートにすえて、歩き始める。 右を選択。ここまで歩いてきた駅とは反対の方角か。今日は階段があれば上って、行き止まりは右に曲がる。喫茶店、あるいはそれに準じた落ち着ける店を見つけたら、すかさず躊躇…
◆第261位 『小説ドラゴンクエストⅣ~導かれし者たち』評価:065点/著者:久美沙織/巻数:全4巻/ジャンル:ファンタジー/1989年 ◆第262位 『すべ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第4章 ここから始まる…3
「見えない壁を越えるには… 自分を信じて、一歩踏み出すことだ」 じいちゃんの声が、裕太を後押しするように、さらに続く。(じいちゃん、何をする気だ?)裕太は、じ…
Dream16.悪夢の暴走2 「とにかく順番に話しなさい。左から発言を許す!」 呆れ顔のレアはこめかみに手を当てて二、三度首を横に振ると、まずはクライスを指名した。 すると彼はニヤリと笑い、なぜか悔しがるセシルドとリュイに対してガッツポ
「え~っ、これ?」「これを、どうするの?」 緑色のツルを目の前にして、アキとカガリに、ツルの先端を巻き付けると、「ちょっと、ガマンしろよ」自分もブランとツルに…
効率的な時間の使い方?とりつかれちゃった?魔法の扉 第3章 信じる者は救われる?…13
こんばんは!骨無しです。今日はちょっと雲っておりましたが…昼間は暑くなってきました。(帰ったら、シャワーを浴びるという~)( *´艸`)診察日だったのですが~…
午前三時二十八分。目を開いた瞬間、誠一郎は時刻を悟っていた。何十年も続けてきた生活リズムは、体内時計として完璧に機能していた。暗闇の中で、ゆっくりと上体を起こす。 「さあ、どうだ」 声に出して確認するように呟く。背中が軽く痛む。後部座席を倒
社長室の大きな窓から、街の喧騒が遠く聞こえてきた。城山誠一郎は革張りの椅子に深く身を沈め、目を閉じた。地方都市とはいえ一等地に建つこのビルは、彼が二十年の歳月をかけて築き上げた帝国の象徴だった。しかし今、その重みが肩に重くのしかかっていた。
意識が戻った時、誠一郎は運転席に座っていた。見覚えのある車内の匂いと、懐かしい革のハンドルの感触。高級車に乗り慣れた手は、このハンドルの質感が決して上質なものではないことを覚えている。しかし、この懐かしさは何なのか。なぜここにいるのか、記憶
フードコートの喧騒が、誠一郎の混乱した思考をかき消すように響いていた。ランチタイムのピークを過ぎた午後、それでも客足は途切れない。店舗から漂う様々な料理の香りが、空腹感を一層強くさせる。 水を一口飲んで喉を潤す。財布を持っていないことが、こ
*小説『ザ・民間療法』全目次を見る田口さんの家にうかがうのは、これで4回目になる。初めてお目にかかってから、3週間が過ぎていた。私が行ったからといって、終末期のがんで余命幾ばくもない人に、何かできるわけではない。それでも、もう1回、もう1回と思いながら通っ
見えた、目が合った。あの人は確実に私を捉えていた。もうほんの手が届く、声ならなおさら届けられたはずだ。いざ、言葉を交わすといつもの私を隠してしまう癖は直してしまうべきだったのに……。見ていた私と見られていた私。いつか、あの場所に私も立つのだ。決意が高まる。 注意。口頭で入場の取り消しも辞さない、受付の係員が目を吊り上げた正当な指摘。だけど、一目見たかったのだ。始まる前に、あなたの顔を、表情と歌う前の心持を、必死に感じ取って、傍でその空気を吸い込みたい。たったこれだけのこと。うん、わかります。厳重に注意、開場まで決して入らないように、二度目は入場を拒否します。息がかかるほどの音量だった。もう一人…