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およそ35年前に友人から譲り受けた烏羽玉たち。5株全員が生き残っており、元気に生きています。春から秋にかけて断続的に開花しています。烏羽玉は自家受粉するため、頼まなくとも種子を次々に産出してくれます。また、未だに不定期ですが子を吹く株もあり、老化の気配はありません。これらの烏羽玉、疣の配列が独特でなかなかこのような姿の烏羽玉は見かけません。今となってはどのような系統の烏羽玉であるか確認の仕様があり...
2013年春に播種したロフォフォラ属の「大型烏羽玉」。実生11年経った今その特徴らしきものが顕著になってきました。その苗たちの画像です。御覧のように疣は目立たず、大きな稜がらせん状に発達しているのが特徴です。これに対する普通の烏羽玉の姿はこうです。多くの疣が球体を覆い、稜らしきものは見当たりません。今のところ両タイプとも球体の径は5~7cm程度でタイプによる大きさの差は認められません。ただ、確かに「大...
新幹線で楽しむ、伝統と革新のあんこ玉。亀屋良長 京都伊勢丹限定、旬の烏羽玉。
前回ご紹介した『亀屋良長』さんの「桃の菓」。 先週東京に行く道すがら、京都駅の伊勢丹で無事にゲット。件のお方にお渡しすることができました。 そのついでに、ずっと気になっていた一品をお試ししましたので、今回はそちらについて書きたいと思います。 亀屋良長 ジェイアール京都伊勢丹店 京都のお土産を買うとき、品揃えの点でピカイチなのはやはり『伊勢丹』さん。 お煎餅の『蕪村庵』さんに豆菓子の『豆政』さん、佃煮の『京・くらま林』さんと、私の中のテッパン京都土産を軒並み取り扱っておられます。 『亀屋良長』さんの烏羽玉もそのひとつ。 すっかり代表銘菓となった「スライスようかん」を中心に据えたディスプレイです。…
先日、大変お世話になった方に、ちょっとしたお礼の品を差し上げる機会がありました。 さて、何を選びましょう? とってもお洒落な方なので、「ハッとするような美しさ」を第一条件にしたい。東京にお住まいですから「東京では手に入らない」もの。さらに「食欲の落ちる真夏に、美味しいと感じられ」、「常温で気楽に持ち運べて、ある程度日持ちする」...。 頭を悩ませ、ふと思い出したのは『亀屋良長』さんの「夏まつり」。 kameya-yoshinaga.com 「お口に合わないことはないだろうけど、ちょっと面白みに欠けるかしら...。」と思いつつ、ウェブサイトを眺めておりましたら、こちらが目に留まりました。 kam…
友人から35年ほど前に譲り受けた烏羽玉たちです。実生した苗ということで当時の大きさは1.5cm程度でした。現在5株が残っています。最近5年ほど頭上潅水を止めて、綿毛がきれいになりました。どの株とも疣の連なりが浅いらせん状になっているのが特徴です。この10年ほど球体の大きさは変わりませんが、球体色が深い色となり、疣の連なりが重なるようになって風格が出てきています。春から秋まで断続的に開花し、自家受粉し...
ロフォフォラ属の銀冠玉や烏羽玉は普通に群生し、また斑入りの苗が出現することも珍しくありません。ですから、銀冠玉錦や烏羽玉錦の群生株があっても何ら不思議ではないわけです。ということで…。<銀冠玉錦群生><烏羽玉錦群生>いずれも実生自根株で、彼らの欲するままに育ててきました。ばらして個別の株にして育てても大したものにはなりそうもない姿です。これ等の株は「斑入り群生株」なる新ジャンル?で群生株の姿で観賞...
今日のブログの主役は、約35年前に友人から譲っていただいた烏羽玉5株です。気温の上昇に伴い球体を膨らませてきました。4つ目の画像の苗が子を吹いている以外は、5株とも皆同じような見かけに収まっています。灰緑色の球体色がこれらの株が健康な状態にあることを示しています。地上部の球体は成長点から成長した分、球体下部が縮んで全体として大きさは変わらない状態になっています。ただ、画像からは定かではありませんが...
「サボテン春の開花」第三回目の今日はロフォフォラ属の「銀冠玉」です。三月初めの今日、実生5年前後の中堅の苗が一斉に花開いていました。疣銀冠玉の単頭株、三頭株、斑入り株、袖接ぎ株などの画像を並べてみました。接ぎ木苗以外の株は皆肌荒れがはなはだしいです。これは銀冠玉の宿命でしょうか。同じロフォフォラ属の「烏羽玉」や「ディフューザ(翠冠玉)」と同じように水やりし同じ用土に植え付けても、銀冠玉だけに茶膜の...
タイトルだけ見ると熱狂的な烏羽玉ファンの話かと勘違いしてしまいますが、残念ながら今回は異なります。烏羽玉はPeyoteと呼ばれ、宗教的に古くから利用されてきました。Peyoteにはメスカリンと言う幻覚成分が入っているからです。Peyoteの利用はその合法性を巡って、米国で
本日の主役は、実生30数年生のロフォフォラ属の烏羽玉古株です。株が古くなって球体地上部よりも地下の塊根部の方が大きくなったため、深鉢に植え付けています。しかし地上部にも古株らしい部分が見て取れます。球体下部には古くなって縮んだ組織がたたまれたアコーディオンのように折り重なって、いかにも俺は古株だ、と言い誇っているようです。同じ年齢の烏羽玉古株の中には、その折りたたまれた組織のさらに下側の根際から複...
自家受粉して次々と種鞘を揚げてくるロフォフォラ属の「烏羽玉」。今日は2019~2020年に実生した苗を植え替えました。この年の実生苗は双頭株がかなり多く、それらの苗をまとめました。子吹き烏羽玉に代表されるように烏羽玉には多頭化する傾向があるようですが、特にこの一群の実生苗は双頭株や三頭株が多かったようです。この時点で切り離して二つの単頭株にして育ててゆく考えもありますが、双頭株に多少の希少性もあると思いま...
昨日の烏羽玉5株と同時に35年前に友人から譲り受けたディフューザ(翠冠玉)4株です。この株は一時球体が筒状になってその側面が黒く変色し、廃棄しようかと思うほどひどい状況でした。その後生長点から新しい姿が表れ始め、画像のような平凡な姿になっています。球体側部からは多くの子を吹いています。この株は成長点が三方に伸びつつあります。綴れ始めているのでしょうか。この株も成長点が広がり始めています。いずれも老...
35年ほど前に友人から贈られた烏羽玉5株。現在も元気に育っています。いずれの苗も疣やそれらが連なる稜が独特の形状をしています。二年に一度植え替えていますが、大きな塊根は地上部の1.5倍ほどの大きさがあり、深鉢に植えています。”元気に育っています”といってもさすがにもう成長はせず、新しく成長した分球体下部が縮小して地中に消えてゆきます。若い頃?ほどではありませんが春から秋までの間コンスタントに開花を繰り...
烏羽玉(Lophophora williamsii)は幻覚作用を持つアルカロイドを含み、その成分は法律で禁止されている国が多いようです。一般的にペヨーテ(Peyote)と呼ばれていますから、ここではペヨーテと呼ぶことにします。ところで、歴史的にその幻覚作用が宗教的に利用されてきた経緯か
ロフォフォラ属の「烏羽玉」は自家受粉します。管理している苗が少なければ咲き柄やその後にニュッと出てくる種鞘をこまめに取り除くことができるのですが、栽培数が多いとそうとも行かず、苗の成長点付近に咲き柄・種鞘・さらに種子が蓄積されてきます。おまけに烏羽玉は同属の銀冠玉に比べ咲き柄がしつこく球体にとりついて除去しにくいです。結果としてこんな具合に薄汚れた見かけの苗たちになり果てます。これらの苗はヤフオク...
2日続けて烏羽玉ネタで記事を書きましたが、何と今日も烏羽玉ネタです。本日は烏羽玉の学名である、Lophophora williamsiiに関するお話しです。本日、ご紹介するのはAnton Hoferの2021年の論文、『Proposal to conserve the name Echinocactus williamsii Lem. ex Salm-Dyck
昨日は日本で入手した烏羽玉(Lophophora williamsii)の遺伝子と幻覚成分を分析した論文をご紹介しました。本日は烏羽玉の原産地における、烏羽玉と兜丸との意外な逸話をご紹介します。それは、Martin Terryらの2007年の論文、『A Tale of Two Cacti-The Complex Relationship
烏羽玉(Lophopiora williamsii)はトゲがなく、何やらモチモチしている柔らかいサボテンで、様々な姿をとるサボテンの中でもかなり変わった部類でしょう。特筆すべきは、烏羽玉には幻覚作用のあるメスカリンと言う物質が含まれており、大昔から呪術師に使われて来たと言うこと
いつも不思議に思うのは、烏羽玉の群生株を特に「子吹き烏羽玉」と呼んでいることです。例えばこんな株とか…こんな株もあります。プシス類やマミラリア属のサボテンなど、この程度の群生株はいくらでもあると思うのですが、それらについては決して「子吹き短毛丸」とか「子吹き白珠丸」などとは言いませんよね。確かに烏羽玉には大きくなっても単頭株や数頭の株にとどまっているものがある一方で、小さな株のうちからボコボコと子...
私がまだ40歳代の頃、久しぶりに再会した中学時代の友人Y君から頂いた烏羽玉たちです。Y君は私が少年時代にサボテン栽培の面白さを教えてくれた恩人?ですが、再会した当時サボテンの実生を行っており、この烏羽玉たちも実生2~3年生と思しき球体径が1.5cm程の幼苗でした。それらの苗が30数年後の現在こんな姿に育っています。いずれの苗も球体の直径は8cm前後でこの10年ほど大きさは変わりません。注目すべきは気が付か...
5年前にヤフオクで入手した「烏羽玉錦」の種子。20粒ほどを蒔いて斑入り苗が2本出てきました。御覧の通り2苗とも群生株、というよりはむしろ「子吹き烏羽玉」ともいうべき姿に育っています。一本は子を吹いたうちのいくつかが斑入り苗になったもの、もう一本は主頭に斑が入っておりさらに吹いた子苗たちのいくつかにも斑入り苗が出てきたものです。斑の色は微妙です。黄色の斑のあるものは斑が球体上に散って今後好ましい形態...
ロフォフォラ属の植え替えシリーズ、今回が最終回です。第四夜の今宵は「烏羽玉群生株」すなわち子吹き烏羽玉の植え替えです。この株は「銀冠玉錦」と称する種子を実生した苗の中から出てきたものです。幼苗の頃からどう見ても烏羽玉に見えますのでその名で育ててきました。そのうち子をどんどん吹き始めました。その後袖ケ浦の台に載せて肥育、接ぎ降し。多くの子を持つ群生株に育ってきました。さて、植え替えの様子です。鉢を持...
ロフォフォラ属の植え替え第二回の今宵は30年ほど前に中学生時代の友人Y君から譲り受けた「烏羽玉」です。もちろん自根苗。もう毎年大きさは変わらなくなりましたが、球体直径は10cmほどに育っています。5本の苗を保持していますが、今日はそのうちの二本の植え替えの様子について。まずは植え替え前の姿です。一株は開花中、もう一株は種鞘を揚げつつ開花中です。老いてますます盛んですな。ここ数年頭上潅水を止めています...
三月も中旬に入り、サボテンやメセンの植え替え作業が多忙を極めています。三月上旬の始めのうちは接ぎ木苗など丈夫な苗から恐る恐る植替えを始めましたが、もう今は手あたり次第。今日はメセン3種25本をを植え替えた後、烏羽玉の寄せ植えを植え替えました。これらの苗は3年前原因不明の肌荒れがひどい苗をまとめて植え付けたものです。対策は不明でしたが勘で殺菌剤を一年間噴霧し続け、何とか肌荒れを修復出来ました。殺菌剤が...
7年前に実生した烏羽玉錦です。30粒ほどの種子から二本だけ斑入りの苗が出ました。その後どんどん子を吹いて”子吹き烏羽玉”らしき姿に育っています。一つ目の画像の苗は子株のみ斑入り苗で、それらはすべて全斑苗です。二つ目の画像の苗は、親株や子株の球体の一部に斑が入っており多少救いがあります。しかしこれらの斑に鮮明さは全くなく、いわゆる”ボケ斑”の苗です。このまま手をこまねいていてもこれから出てくる子株の容姿...
気力ある限り子株を吹き続ける烏羽玉。子吹き烏羽玉と呼ばれていますが、そんな烏羽玉を数株所有しています。まだ主頭が小さいうち(直径1cm程度)から次から次へと子を吹いてきます。子に精力を取られるためか、主頭の成長は二の次。直径4cm程度にとどまっています。一つ不思議に思っているのはこれら子吹き烏羽玉は「銀冠玉錦」として入手した種子からのもの。その姿はどう見ても烏羽玉で、このようなものを銀冠玉錦の種子とし...
春分の日なので種まきしましたー。蒔いたのは5種類です。 ●サボテン・ロフォフォラ 翠冠玉・ロフォフォラ 烏羽玉・ギムノカリキウム バッテリー●アガベ・コンゲス…