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2013年春に実生したフェロカクタス属の「日の出丸」です。札幌カクタスクラブさんから入手した種子25粒を播種し、20本発芽、現在そのうちの3本の苗を維持しています。現在球体の直径は10cm前後。湿度の高い温室から通風型栽培室に移して2年。ようやく球体が膨らみ始めました。時は初秋、今シーズンの新しい棘を揚げ始めています。日ノ出丸の魅力は何といってもあの幅の広い鍵刺。ようやくそんな刺が見られるようになる...
2018年にいっちゃんさんから頂いた種子を実生した「金鯱園芸種(ケーレス)」。実生5年生の今年、球体はまだテニスボールほどの大きさですが、金鯱らしい良い姿に育ってきました。二本の苗を維持しています。発芽後、温室内で育ててきましたが、昨年春から通風型栽培室においています。温室内での栽培はいわば「蒸し作り」的な一面がありましたので成長は早いが膨らみ気味の球体が気になっていました。それが通風型栽培室に入れた...
エキノプシスの大豪丸が開花しました。標本とすべき苗を3本所有していますがこのうち2本が開花しています。花弁をはじめ雄蕊、雌蕊すべて純白です。7年前に多くの種子を蒔きました。主な目的は接ぎ木の台とするためでしたが、育ちの良い三本の苗だけ標本球として育ててきました。現在の球体直径は10cm程度、大きさの限界に近づいたのか成長は緩慢になってきました。同じプシス類の中でもこの大豪丸は特に通風型栽培室の環境が...
今日の横浜は初夏を思わせる晴れの日、ただし強風が吹きまくっておりました。温室内ではプシスたちが開花を競っていました。<長盛丸> 実年9目の自根苗です。日差しの強い通風型栽培室に置いているためか午前10時過ぎにはそれまで開いていた花がしぼみかけています。また本来緑色の球体色が茶色に変色しています。<白花短毛丸> 正統派の白花です。これも通風型栽培室に置いていますがふっくらと育てるには普通の温室のほうが...
2013年に実生したフェロカクタス属の「レコンテ玉」。実生10年ですがそれほど大きくはなっていません。二本の苗を維持しています。球体の直径は8cm、高さ12cm程度です。一本は斑入りの苗に育っています。見かけは赤刺の金冠竜や刈穂玉などによく似ています。血統的にも近いものがありそうです。このレコンテ玉の長所は赤刺の色があせないという点です。通常赤刺のフェロにおいては新刺のうちは目の覚めるような赤色の刺...
私の温室の棚には、鉢底から伸び出た根が自由に伸びてゆくよう敷き砂を置いています。この敷き砂は水分を保持する機能もあり温室内の湿度を保持する機能もあり、サボテンたちの成長に有益であると信じてずっと利用しています。この敷き砂上にサボテンの種が落ちてきてそのまま発芽することがあります。たまたまこのように発芽した幼苗を拾い上げて育ててきたのが今日の主役「般若」と「盤石」です。昨年春から通風型栽培室に移し、...
三島敏夫「松ノ木小唄」4番の歌詞冒頭 ♪9000万人いる中で、心底惚れたはあなただけ~♡♪ なんてえのがありました。そうです。この歌の流行った当時(昭和40年代)、我が国の人口は9000万人ほどであったのです。その後ご存じの通り日本の人口は1億2千万人程まで膨れ上がりましたが、本日のニュース速報によれば「2056年に人口1億人割れ 70年に3割減の8700万人」となるそうです。大まかにいえば、昭和の時代から50年かけて3...
今年もエキノプシス属の「黄花短毛丸」が開花しました。7年ほど前に”だものだもの”さんから頂いた二株で、一株は多頭株他の一株は単頭株で育てています。多頭株は温室内でメロカクタスや黒王丸などに埋もれて生きています。普段は極めて目立たないサボテンですが、開花するこの時期だけはその存在感をきっちりと主張しています。拡大画像です。単頭株は通風型栽培室で育てています。少し日差しがこの株には強すぎるのか、球体が褐...
2面ほど前に砂漠仙人さんから頂いたセンペルビウムたち。もともとヨーロッパアルプスなどに自生する高山植物で、耐寒性に優れていることが知られていますが、逆に日本の蒸し暑い夏はどうかという危惧がありました。幸い昨年春に新設した通風型栽培室で良い環境が得られると判断。直射日光の当たらない日陰に置いていますが機嫌よく育っています。ちなみに用土は肥料分をほとんど入れていません。最近になり、多くの苗に蕾が上がっ...
二種のモニラリアを育てています。12月まで通風型栽培室で管理してきましたが、耐寒性が不明でこの冬はかなり冷え込みそうだということで、安全のためメロカクタスたちを置いている第一温室に移動しました。<モニラリア 碧光環(monilaria moniliforme)> 2019年に実生したものです。直立している茎(葉)がある一方、倒伏しているものもあり少し気がかりです。この株、大変水が好きで水遣りすると倒伏している茎も幾分シャン...
2022年最後のブログは、うちで一番古い実生苗についてです。35年ほど前に五十鈴園さんから購入した「真珠」二株が数年後に開花し結実したものを実生したものです。多分実生30年生ほど。既に親株たちは手抜き栽培で枯らしてしまいました。実生苗のうちこの一本がうちの温室で生き残り、あとの一本は房総半島の温暖の地にもらわれてゆきました。30年ほど前と言えばインターネットもままならない時代、実生に関する情報も書籍のみです...
フェロカクタス属のサボテンに対して美しいという形容は少し失礼かもしれませんが、この「ジョンストニア」はやはり美しい。いっちゃんさんから頂いて4年ほど経つと思います。王冠竜の台に載っていると聞いていますが、安定して成長を続けています。自根苗より安心感もあります。この美しさの素は棘の色にありそうです。やや飴色がかった木質感のある色が何とも言えません。今年の春からずっと通風型栽培室で管理してきましたが、...