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マミラリア属の「白斜子」。いつの間にか蕾を膨らませています。厳冬の中温室内では貴重な開花です。いずれも袖台の接ぎ降し苗です。白斜子は自根ではなかなか多くの花を咲かせることは難しいですが、袖台にするとそれが容易になります。これらの株、接ぎ降し当初は穂の部分が頭でっかちかつ軟弱でなかなか直立してくれませんでしたが、4年経過して球体が寸胴型に落ち着き、ようやく安定して直立するようになりました。本来硬質な...
厳寒の中、通風型栽培室で管理しているフェロカクタス属の「真珠」が開花しました。金属光沢に輝く紫色の花が美しいです。球体は結構大きく、直径12cm、高さ20cm程度です。栽培室は開放型ですので、気温は露天とそれほど変わらないと思います。それでも陽光はたっぷりと当たるのでこのような開花に至ったのでしょう。この真珠、35年ほど前に五十鈴園さんから購入した苗から取れた種子を実生したもので、うちで最も古い実生苗で...
1月4日の当ブログ「黒牡丹美化計画」に沿って、薄汚れている黒牡丹の掃除を試みました。掃除前の姿です。数年分の花柄が付いたままになっていました。ピンセットで一つ一つ丁寧に取り除きました。こんなに沢山のかすが取れました。その結果…花柄は取り除くことができましたが、その跡の窪みには茶色に染まった綿毛が。取り敢えず”より醜く”なってしまいました。これは取り残された花柄が水遣りで変色しそのアクのようなものが下の...
マミラリア属の「陽炎」と「ナザセンシス」。両種は近縁種で、褐色の鈎針である主棘と純白の側棘が美しいサボテンです。一見すると同一種のように見え、どこが違うのか迷うところです。両者を近接撮影して比較してみました。<陽炎> 実生1年生自根苗です。拡大してみました。<ナザセンシス> 実生3年生の自根苗です。御覧のように「陽炎」の方は主棘および側棘に微毛がびっしりと生えていて毛深く見えます。一方「ナザセンシ...
二種のモニラリアを育てています。12月まで通風型栽培室で管理してきましたが、耐寒性が不明でこの冬はかなり冷え込みそうだということで、安全のためメロカクタスたちを置いている第一温室に移動しました。<モニラリア 碧光環(monilaria moniliforme)> 2019年に実生したものです。直立している茎(葉)がある一方、倒伏しているものもあり少し気がかりです。この株、大変水が好きで水遣りすると倒伏している茎も幾分シャン...