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2013年に小さな苗を手に入れた花座のできる柱サボテン「コリオセファロケレウス・アウレウス」。老齢期に入ったのか、それとも管理が悪かったのか、悲しい姿になっています。球体のあちこちに瑕やシミが出てきて観賞価値が著しく低下しています。老いさらばえた雄ライオンの様です。この株の一番の見ごろは5年ほど前でした。幸いこの株は元気なころ毎年ひとつずつ子を吹いていました。これが最後に吹いた子株です。幸い元気に育っ...
大きめの袖ケ浦の台に接いだ全斑のルリ兜錦二苗です。御覧のように一つはノーマルの形状の苗、他の一つはモンストの苗です。いずれの苗も緑色の部分は皆無で、光合成はすべて台木の袖ケ浦に頼っています。接ぎ木して3~4年経過しており、穂の部分の直径は10cmを超えています。兜丸としてはかなり大きめです。もともと、全班苗なので命をつなぐために袖ケ浦の台に載せたものでしたが、ここまで大きくなってくると観賞価値の観点か...
2013年春に実生したエピテランサ属の「月世界」。二本の苗を維持しています。前回の植え替えから約二年経ち、植え替えることにしました。抜き上げてみると…根の状態は可もなし不可もなし、といったところ。それぞれの球体に二段の段差があります。これは去年、今年の成長分が表れているのでしょうか。実生して10年も経過すると、たとえエピテランサ属のサボテンと言えどそれなりに大きくなっています。径は4cm程。マミラリ...
サボテンの寿命は短いもので数年、長いもので数百年と実にバラエティーに富んでいます。その中でアストロフィツム属の「兜丸」は比較的寿命が短いと感じています。特に”改良が進んだ”ヒトデ型だとかルリ兜錦など、年を経ると枯れないまでも観賞価値が低下してみるも無残な姿をさらしているのを目にすることが多いです。で、うちの温室でも古参の兜たちは観賞価値が劣化しつつある苗が多いですが、その中で歳の割には若々しさを保っ...
サボテンも30年以上付き合っていると、入手当時の姿から到底想像もできなかった姿に化けるものも出てきます。今日は、35年の歳月を経て大変に長く(高く)なったサボテンたちの紹介です。いずれも35年ほど前に二和園さんから購入した苗たち。当時は皆親指の爪ほどの大きさでした。購入価格は一本100円以下でした。<胴長60cmのヘキラン> 25年ほど前に5稜から6稜に増稜しました。球体下部に不連続な段差が残ってい...
約40年ほど前に五十鈴園さんから通信販売で入手した亀甲牡丹です。購入当初は単頭の株でしたが20年ほど前に双頭化し始めました。双頭化した株が単頭の株より観賞価値が上がるかどうかは疑問のあるところですが、当時は仕事も忙しくそのまま双頭化を見守りました。過去の画像にこの株があるか探してみました。2009年1月に撮ったものがありました。ピンボケで申し訳ありません。二つの画像の間に14年の歳月があるわけですが、疣...
暖かな日が続くと予想された2/10(金)に、今年初めてメセン類に本格的な水遣りを施しました。本格的水遣りとは鉢底から水が流れ落ちる程度です。その結果、一部の苗が身割れを起こしました。<タンクアナ ヒルマリー(明玉)> もともと軽度の身割れをしていましたが、今回本格的に割れました。割れたのは旧葉のほう。これから委縮してゆく方です。新葉でなくてよかったと思っています。<ディンテランサス バンジリー(稜耀玉...
マミラリア属の「陽炎」と「ナザセンシス」。両種は近縁種で、褐色の鈎針である主棘と純白の側棘が美しいサボテンです。一見すると同一種のように見え、どこが違うのか迷うところです。両者を近接撮影して比較してみました。<陽炎> 実生1年生自根苗です。拡大してみました。<ナザセンシス> 実生3年生の自根苗です。御覧のように「陽炎」の方は主棘および側棘に微毛がびっしりと生えていて毛深く見えます。一方「ナザセンシ...