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今日のブログに登場するのは11年前に実生し、その後袖ケ浦の台に載せたルリ兜錦の苗です。接ぎ降した後、毎年多くの種子を提供してくれました。一昨年あたりから老境に入ったのか、開花数が激減し球体上部から子を吹くようになりました。親株はなかなか良い斑回りでしたが、子を吹いた位置が悪いためか、全ての子が全斑の苗です。残念!反対側からも撮影してみました。下部には5年ほど前に身割れした跡の大きな穴が。さて、穴の...
サボテンの全斑の実生苗は育つことなく短期間で消滅してしまいますが、親苗からも全斑の子を吹くことがありこの子株は少し大きくしてから袖ケ浦などの台木に接ぐことにより命をつなぐことが可能です。そんなことで二本のルリ兜錦全斑苗を袖台の上で維持していますが、正直やや持て余しています。<苗1> 球体直径は10cm程になっています。開花はしていません。疣は小さく黄色がベタ一色の球体全体から受ける印象は茫洋としてい...
2013年春に実生したルリ兜錦の苗たち。選別を繰り返し、残った苗を袖ケ浦の台に接いで種親に使用してきました。袖接ぎ苗ということで遠慮なく交配を繰り返し、これまで数千の種子を提供してくれました。その種子を再び実生、選別して多くの良班の苗を得ています。しかしさすがにこれらの親苗は10年を経てくたびれてきました。<苗1> 成長点近傍全体がコルク化し、開花もしなくなりました。良班かつ大疣で好きだった苗なの...
大きめの袖ケ浦の台に接いだ全斑のルリ兜錦二苗です。御覧のように一つはノーマルの形状の苗、他の一つはモンストの苗です。いずれの苗も緑色の部分は皆無で、光合成はすべて台木の袖ケ浦に頼っています。接ぎ木して3~4年経過しており、穂の部分の直径は10cmを超えています。兜丸としてはかなり大きめです。もともと、全班苗なので命をつなぐために袖ケ浦の台に載せたものでしたが、ここまで大きくなってくると観賞価値の観点か...
フェロカクタス属の「レコンテ玉」。2013年春にたにさぼ実生俱楽部さんの第56回タネプレで頂いた種子を実生したものです。二本の苗を保持していますが、そのうちの一本には斑が入っています。苗が若い頃には球体の一部に斑が入っているのみでしたが、ここ数年次第に斑の部分の割合が増えてきました。しかも斑が球体上に心地よく散りばめられています。斑入りの苗が愛でられるルリ兜錦や銀冠玉なら目出度いのですが、基本的に...
サボテンの寿命は短いもので数年、長いもので数百年と実にバラエティーに富んでいます。その中でアストロフィツム属の「兜丸」は比較的寿命が短いと感じています。特に”改良が進んだ”ヒトデ型だとかルリ兜錦など、年を経ると枯れないまでも観賞価値が低下してみるも無残な姿をさらしているのを目にすることが多いです。で、うちの温室でも古参の兜たちは観賞価値が劣化しつつある苗が多いですが、その中で歳の割には若々しさを保っ...
サボテンの実生をして、多くの実生苗の中から気に入った苗を選抜するというのもサボテン趣味の楽しみの一つです。特にルリ兜錦は発芽した幼苗のうちに斑入りの苗が出る確率が高く、このような斑入りの苗の中から気に入った斑模様を有する苗を選抜してゆくのは楽しいものです。栴檀は双葉より芳し、との例え通りの小さな苗のうちから将来性を感じる苗は特選苗として特別席を設けて大事に育てます。一方そうでない苗の中にも良い斑模...
昨年袖ケ浦の台に接ぎ、今春からプラ舟で”水耕栽培”していた接ぎ木苗たち。大きく育ってきましたので接ぎ降し作業を開始しました。台木の袖ケ浦を2cm程付けてカットした苗たちです。ひっくり返しているのでわかりにくいですが…。恩塚ランポー玉、ルリ兜錦、銀冠玉錦銀冠玉、プセウドペクチニフェラ首をはねられた袖ケ浦の台たちです。再使用せずに廃棄します。ゴミの軽量化のために乾燥中。まだ半分残っています。もう少し大きく...
銀冠玉錦、一時ほど人気の沸騰現象は無くなりましたが、まだまだヤクオクなどでは高値で取引されているようです。私の温室では一時期熱心に実生したおかげで、いろいろな銀冠玉錦の苗が揃ってきました。良い斑回りの苗同士を交配するゆとりもできました。そんな交配の結果…。ルリ兜錦並みに斑入り苗が出てきました。まだ球体直径が1cm程の小さな苗です。何本かの苗はこのまま行けばくっきりとした斑を有する良い銀冠玉錦になりそ...
2013年春に実生したアリオカルプス属の「亀甲牡丹ヒントニー」です。御覧の通り遠慮がちではありますが、斑が入っています。もともと「亀甲牡丹ヒントニー」として入手した種子で、斑入りの旨の記載はありませんでした。多くの発芽した苗の中からこの一本だけ斑入り苗になりました。その斑入りに気が付いたのもこの数年前です。サボテンの斑はある程度遺伝するもので、ルリ兜錦などはその子にかなりの確率で斑入り苗が現れます...
多くの種子を提供してくれた瑠璃兜錦の三苗。現在その役目を終えて余生を過ごしています。これらの苗は、7年ほど前に袖ケ浦の台から接ぎ降ろしたもので、根は袖ケ浦のものです。比較的良い斑回りで疣も大きめのこれらのルリ兜錦、袖ケ浦の勢いをかって数年で10cmを超える大きさに育ちました。当然のように毎年多くの花を咲かせ、交配しまくりました。これまで通算1000粒以上の種子を提供してくれています。またこれらの種を実生...
2013年春に色々なタイプの兜類の種をまきました。一般にはサボテンとしては寿命が短いと言われている兜、10年経った今、これらの苗はどうなっているでしょうか。<ルリ兜錦> 袖ケ浦の台に載っています。これまで多くの種を提供してくれました。2年前に成長点がおかしくなり、最近そこから子を吹きました。昨年はまともな花を咲かさず、親株としての役目は終了したものと思っています。<スーパー兜> アロータイプ7稜の球体です...
ガマンマのニ