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温室の棚に敷いた砂に零れ落ちた種子が発芽したアストロフィツム属の「般若」。大きくなりました。今年の春も花を咲かせています。温室から通風型栽培室に移して二年。元気に過ごしています。さすがにこの大きさの般若、最近は縦方向への成長が目立つようになりました。この般若に関しては多くの画像が残っていますので、時系列で過去を振り返ってみましょう。その前にまずは親株(とみられる株)です。35年ほど前に二和園さんで...
40年ほど前に二和園さんで入手した金鯱です。入手時の名称は「短刺金鯱」で球体の直径はテニスボール大でした。その金鯱の現在の姿です。春の暖かさを感じて球体を膨らませてきています。現在の球体直径は50cm前後です。前回の植え替えは2019年11月でしたので、そろそろ植え替えねばならない時期です。当時の画像が残っていました。やはりこの4年半でかなり成長しており、植え替え時期に来ているようです。しかしその気になっ...
このブログのレギュラーメンバーである精巧殿古株が開花しました。満開です。約40年前に二和園さんで購入したこの精巧殿。当初からキリンウチワの根がついておりました。台と穂との相性がよろしいようで、紆余曲折の数十年を経て生き残っています。10数年前には深刻な赤ダニ被害にも会いました。その後球体下部から二つの子を吹き、最近になり頂部が双頭化しました。球体下部は年齢を感じさせる木質化が進んでいますが、この1...
30年以上前に二和園さんで入手したギムノカリキウム属の「ペンタカンサ(聖王丸)」。手元にある最も古い画像は2009年1月のものです。入手してから15年以上経過しているはずですがまだまだ若々しい姿です。しかし、2013年頃の姿を見ると、見る影もありません。老化というより手抜き栽培のしっぺ返しです。その後しばらく経ってもこの劣化した姿は元に戻りませんでしたので、2018年冬に全部の苗を胴切りしました。...
今年の春は早い。いよいよ本格的な春が現実的なものになってきました。温室内にずっと住み着いているツルビニカルプス属のサボテンたちが開花し始めています。<昇竜丸> 30年以上前に五十鈴園さんから入手したもの。昇竜丸にしては珍しい6頭立ての群生株に育ちましたが、5年ほど前に主頭が枯れ、子株たちを挿し木して育てています。今ではすっかり根付いて、毎年清楚なピンクの花を咲かせてくれます。<精巧殿> 40年近く...
およそ35年ほど前(1990年頃)に二和園さんで入手したアストロフィツム属の「ランポー玉」。価格は確か70円でした。苗の大きさは親指の爪ほどで2cmに満たないものです。そのランポー玉のその後の40年を画像で追ってみました。<2003年> 画像の中央にある白い苗です。購入後13年ほどを経過しソフトボール大にまで成長しています。<2013年> 上の画像から10年経過しました。この間に球体は5稜から8稜に増稜しました。またほぼ...
40年ほど前に二和園さんで購入したツルビニカルプス属の「精巧殿」。いまだに覚えていますが、これを買うといったときに園主さんが発した言葉は「これは少し高いよ。」。確かに当時安サラリーマンだった私が買う苗は皆200円以下。この精巧殿は1000円でした。直径が2cm足らずの小さな苗でしたが、でも今から思えば良い買い物でした。苗の姿は単頭ではなく複雑なことになっています。順を追って説明しますと、まず赤ダニの被害に会...
サボテン栽培を長くやっていると、親苗から種子を採りそれを蒔いて子苗を育てるというプロセスが可能になります。しかしその親苗が金鯱となると簡単ではありません。開花に至るまで30年近くを要するからです。私も長くサボテン栽培をしていましたが、最近やっと金鯱の種子を採って、幼苗を得るに至りました。<親苗> 40年近く前に二和園さんで「短刺金鯱」として入手しました。4年ほど前から開花が始まりました。現在の球体直...
サボテンも30年以上付き合っていると、入手当時の姿から到底想像もできなかった姿に化けるものも出てきます。今日は、35年の歳月を経て大変に長く(高く)なったサボテンたちの紹介です。いずれも35年ほど前に二和園さんから購入した苗たち。当時は皆親指の爪ほどの大きさでした。購入価格は一本100円以下でした。<胴長60cmのヘキラン> 25年ほど前に5稜から6稜に増稜しました。球体下部に不連続な段差が残ってい...
約35年ほど前に二和園さんで入手した精巧殿。根はキリンウチワあるいは袖が浦です。9年ほど前赤ダニにたかられ、その影響で子を二つ吹きました。そして最近気が付くと主頭が分頭しています。サボテン本来の美しさである回転対称形からはかけ離れた姿になりました。もう40年近く生きてきたサボテンですので、子を外して整形するする等の小手先の変更はこの際避けたいと思います。この株の個性としてこのまま今後どのように変化...
上から見るとただの大きなヘキランです。しかし横から見ると…やたらに背が高い。隣の金鯱(直径50cm)に背の高さでは優に勝っています。このヘキラン35年ほど前に二和園さんで購入した時には人差し指の爪ほどの大きさでした。確か数株で百円以下の値段だったと記憶します。根際から10cmほどの高さのところに大きなくびれがありますが、これは5稜から現在の6稜に増稜した際の段差です。この株、これまでその高さ(樹高?)を目...
元旦からフラビスピナ、ペクチニフェラと続きましたが、三が日最終の今日はやはり金鯱。サボテンの王様ですね。うちの温室で一番大きなサボテンです。球体直径は正確には計っていませんが50cmは超えていると思います。35年ほど前二和園さんから購入した当時はテニスボールほどの大きさでしたが。既に素手では植え替えが不可能な大きさになっています。ここ数年は二年おきにホイストレバーを使用して植え替えています。そういえ...
35年ほど前に二葉園さんで入手した花牡丹です。元来丈夫な性質なのか、それともうちの温室にあっていたのか手抜き栽培にもかかわらず枯れずに生き抜いてきました。入手してから25年ほど経過した2013年頃の画像です。このころから大事に育て始めたのですが、それが祟ってか成長点かおかしくなって、沢山の子を吹き始めました。2021年の画像です。かなりみにくい姿に成り下がりました。これは吹いた子を優先して親株は成...
今宵の主役「月宮殿」は、30年以上前二和園さんからやってきました。この鍵棘はサボテン界においてキリンウチワの棘に次いで嫌いなもの。月宮殿自体は次々と子を吹くタイプ。気が付くとどんどん増えてしまうサボテンです。対策は総量規制。三つ目以降の苗は見つけ次第かわいそうですがゴミ箱へ。常に中腰の態勢で付き合っている月宮殿です。 ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人...