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今日は二月の中旬。少し気が早いですがもう厳しい寒さは来ないだろうとの想定のもと、今冬のシーズンを過ごしたメロカクタス属のサボテンたちの状況をまとめました。<バイエンシス> 一番寒さに敏感なこのサボテン、今日まで発泡プラシートでくるんだまま温室の日当たりの良い場所に置いていました。今日、恐る恐るシートをはがしました。右側の苗は大丈夫でしたが、左側の苗はかなり傷んでいました。刺座付近の球体が黄色に変色...
接木をした結果、その苗が自根で育てたものより格段に成長が良いことはサボテン界においては普通のこととされていますし、多くの方がその通りのことを経験されていることと思います。、ということで今日のブログは終わります。…というわけにもいきませんので、たまたま昨年袖接ぎしたコピアポアのギガンティアについて、1~2本ではなく多くのN数がある例がありますのでそれについて記載します。2022年秋に実生したギガンティア...
接木をする際、小さなサボテンを水平に切断して二分し、その上半身をカット面を下にして穂として台木の上に配置します。片割れの下半身はそのまま廃棄することが多いです。しかし、比較的大きく育った穂(例えば直径1cm程度)を切断した場合、その下半身は捨てるには忍びないほど大きく生き生きとしている場合があります。こんな場合にはその下半身をくるっとひっくり返してカット面を下にして台木の上に載せる、いわゆる”逆さ接...
実生10年生のコピアピア属「ギガンティア」。多くの同期苗はヤフオクなどですでに手放し、1本の苗だけが残っています。基本的に同期のギガンティアは縦長円筒形に育つものが多かったのですが、この苗だけは完全に近い球形に育ってきており、実生10年後の現在もその姿を保っています。現在球体直径は10cm程度。ここ数年の成長を見るとまだまだ大きくなってゆきそうな勢いです。同属の人気種「黒王丸」と比べると、球体色は黄...
今日のブログの主役は、これからの酷寒の季節にその耐寒性が気になるディスコカクタス属の「ギガンティア」です。実生10年生の二株があります。一つは自根株、もう一つは袖台接ぎ降し株です。両株とも球体の大きさは同じぐらいです。自根苗が歳月を経て接ぎ木苗に追いついたのでしょう。昨年4月に撮影した画像を確認すると、漆黒の刺が球体全体を覆っていましたが、現在は漆黒の刺は成長点近傍のみで、他の部位は刺表面に白粉の...
今年の夏に袖台に載せた黒王丸の幼苗たち。良い刺を出してきました。ギムノの黒刺鳳頭や、ディスコのギガンティアを思わせるような艶のある黒刺です。来年いっぱい肥培し、大きく育った球体にこの黒刺が載れば、めでたしめでたし、の気分で接ぎ降しできます。だがしかし100%その筋書き通りに出来たとしても、膨らんだ球体色は緑色のはず。それから先には、果てしない球体白色化への道が続きます。ほれぼれするような黒王丸への道...
実生7年生のディスコカクタス属「ギガンティア」です。一本は自根、他の一本は袖台の接ぎ木苗です。<自根苗> 球体直径11cm程度。<接ぎ木苗> 球体直径12cm程度。若いうちは大きさに差がありましたが、ここ最近はそれほど目立った差は無くなってきました。このギガンティア、なんといってもその見どころはバシバシ出ている漆黒の刺です。深い緑色の球体との組み合わせは何やら黒刺鳳頭を連想させます。もちろんディスコカ...
母の日の今日はコピアポアの「ギガンティア」。ちなみにこのサボテンと母の日の関係はありません。黄緑色の球体に黄色の刺。これがギガンティアの特徴でしょうか。実生して丸十年。球体直径は10cm程になりコピとしては大きめの株に育っています。同期実生の苗は皆縦長に育ちましたがこの株だけ真球形に育っています。球体下部に5年ほど前に出来た日焼けの跡がまだ残っていますが、球体形状が気に入っておりずっと手元に置いてい...
メロカクタスとともに冬越しが懸念されていたディスコカクタス属の「ギガンティア」。二本の苗がありましたがいずれも無事にこの冬を越したようです。二本の苗のうち一つは自根苗、他の一つは袖ケ浦の台に載っているはずですが、外見からでは両者の区別がつかなくなってきました。近く植え替えますのでその時に地中部を確認して、ラベルに表記する予定です。本題に戻りますが、二番目の画像の苗は右肩の部分に茶色の変色が見えます...
10年に一度の寒波襲来と言われた昨夜が明けて、そそくさと温室の状況確認のため横浜へ向かいました。川崎から横浜市郊外の地まで自家用車が示す車外の気温は0℃から1℃。天気は快晴で陽光がさんさんと降りそそいではいますが、空気が肌をピリピリと射すような低温です。水遣りに使用している天水桶の表面は2cm以上の厚さの氷で覆われています。特に熱源を置いていない第二温室の最低気温は-5℃を示していました。これまでにな...
袖ケ浦の台に載っているコピアポア属の「ギガンティア」です。接ぎ木して4年、接ぎ降ろして2年経っていますが、接ぎ木の割には意外と大きくなっていません。台の袖ケ浦は敷き砂中に長い根を伸ばし元気そのものですがその元気が穂のほうまで上がってきていません。一応台と穂とはつながっているようですが、不十分なつながりなのでしょう。機を見て、短い台をカットし自根の苗になるよう変身させたいと思っています。ご訪問くださ...
確か実生7年ぐらい経過しているディスコカクタス属の「ギガンティア」です。二株維持しています。一株は袖台の接ぎ降し、もう一株は自根で育てていますがもはや両者の差はわからなくなりました。いずれも漆黒の太い棘をあげてきています。この漆黒色はギムノカリキウム属の黒刺鳳頭を思い出させますが、このギガンティアの棘はそれより太く長い。またこの漆黒色は次第に白っぽく退色してゆきますが、その速度はかなり遅く漆黒色を...