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4月も半ばを超え温室内はサボテンの花盛りです。今日は目についた赤い花を集めてみました。<マミラリア属「ルエッティー」> ガッテンさんから袖接ぎ苗で頂いたものを一部挿し木発根させた苗です。成長は遅くなりましたが、確実に子吹きし花も咲かせています。それにしてもマミラリア属のサボテンとは思えぬほどの大きな美しい花です。<スルコレブチア属「ラウシー」> 実生5年生の自根株です。刺のない紫色の球体に金属光沢...
今日は斑入りの牡丹類についてです。牡丹類の最大の魅力は秋に咲く花ですが、斑入り苗もその球体の美しさを一年を通じて楽しめる点が良いものです。うちの温室に住む二本の斑入り牡丹苗をご紹介します。<亀甲牡丹錦> 亀甲牡丹錦と称する種子を入手し、袖台に載せて育てました。接ぎ降してから以降この苗の本来の”実力”が表に現れてきたようです。すべての疣に絶妙に斑が散りばめられて美しい亀甲牡丹錦の姿を形成しています。袖...
昨年初秋に袖ケ浦の台に接いだ苗たち。この冬になっても温室内に収容するスペースがないため、露天の縁側に置いています。幸い今年の冬は暖冬で厳しい寒さが襲ってこないためか、凍害の現象は認められず皆元気に過ごしています。それらの中で、”カラ元気”を発揮して開花を見せている苗も見られます。<アリオカルプス属・亀甲牡丹> 昨年秋の咲き遅れでしょうか。それともまさに狂い咲きなのでしょうか。少し小さめですが亀甲牡丹...
恒例?の秋の牡丹類開花。今年は多くの種類が一斉に開花しました。温室内がパッと明るくなりました。(今日のブログは登場人物<画像>が多く、長くなります。)それでは一つ一つ見てゆきましょう。いずれも実生10年生以上の成年たちです。<黒牡丹><姫牡丹><亀甲牡丹><玉牡丹><亀甲牡丹錦><赤花玉牡丹> <花牡丹><三角牡丹><三角牡丹チキータ><竜角牡丹><アガベ牡丹>これでわが温室内の牡丹類ほぼ「全員集合...
9月の中旬になっても猛暑日や熱帯夜などが続く日々ですが、恒例の牡丹類の秋の開花が始まりました。今年の一番花は「ブラボアナス」です。2013年実生の自根苗です。径4cm程のピンク色の花を二輪開いています。ここ数年、牡丹類の一番花は「亀甲牡丹ヒントニー」と「ブラボアナス」とが競い合っています。最近の牡丹類の一番花の記録です。 2022年:9月7日/亀甲牡丹ヒントニー2021年:9月16日/ブラボアナス 2020年:10月3...
早春よりずっと液肥を満たしたプラ舟にドブ漬けして育ててきた袖台の接ぎ木苗たち。真夏の陽光をたっぷりと浴びてほど良い大きさに育ってきました。これらの苗の中から接ぎ降しに適した大きさまで育っている亀甲牡丹、ペクチニフェラ、銀冠玉錦、黒王丸をカットしました。台の袖ケ浦を3cm程付けてカットしました。カット面は2時間ほど直射日光に当てて半乾燥させ、その後ベンレート(殺菌剤)とオキシベロン(発根促進剤)の混合...
猛暑の日が続きますが、そんな温室の中でじっと秋の開花を待っているサボテンたちがいます。牡丹類です。暑がっている暇はありません。涼しくなればすぐに開花して次世代を残す仕事が待っているからです。く黒牡丹> 自根実生10年生、直径5cm<竜角牡丹> 袖台、実生後6年。直径7cm。<ブラボアナス> 自根実生10年生。直径8cm<花牡丹> 掻き子発根苗。直径10cm。親苗は二和園出身。<亀甲牡丹> 実生10年生自...
昨年夏に実生接ぎした牡丹類のサボテンたちが真夏の太陽の直射を浴びて成長の波に乗ってきました。これらの苗は袖ケ浦の台に載っており、鉢はハイポネックス1000倍液の入ったプラ舟にドブ付けしています。綿毛が多くて画像からは判断できませんが、竜角牡丹です。開花寸前の蕾が顔を出しています。黒牡丹です。これだけ頭数が多いと接ぎ降ろしても…、と悩むところです。これも黒牡丹(らしい)。蕾がたくさん出ています。こち...
2013年春に実生したアリオカルプス属の「亀甲牡丹ヒントニー」です。御覧の通り遠慮がちではありますが、斑が入っています。もともと「亀甲牡丹ヒントニー」として入手した種子で、斑入りの旨の記載はありませんでした。多くの発芽した苗の中からこの一本だけ斑入り苗になりました。その斑入りに気が付いたのもこの数年前です。サボテンの斑はある程度遺伝するもので、ルリ兜錦などはその子にかなりの確率で斑入り苗が現れます...
今日はいろいろな顔を持つ亀甲牡丹について。まずは私が”典型的な”亀甲牡丹と思っているタイプです。30年以上前に五十鈴園さんから購入した苗です。現在双頭株になっていますが入手時は小さな単頭株でした。疣がマツカサのように重なり、その疣を大きくしてゆくと「連山」、「大疣連山」となってゆきそうな形態が特徴です。次のタイプはいわゆる「ゴジラ」に近いもの。疣表面に粒粒の突起状のものが密に連なっています。ネットオ...
昨年秋に交配していた亀甲牡丹。袖付き降し苗ですが期待通り多くの種子を実らせてくれました。最初に出てきた種鞘が爆ぜて種子が露出しています。手製の吸引器とピンセットを使用して種子を残さず回収します。露出した種子以外に綿毛中に8つの種鞘が隠れていました。これらの種鞘に宿る種子もすべて回収します。回収した種子を茶こし器に入れて、洗剤を振りかけつつ洗浄します。300粒近い種子を回収できました。自根苗ですとこ...
昨年秋に開花した際に交配しておいた「亀甲牡丹錦」にやっと種鞘が出てきました。”ゴジラ”というほどではありませんが、ボコボコ凹凸のある球体上に細かな班が散りばめられた良いタイプの斑入り苗です。花粉親は斑入りではありませんが、やはりゴジラタイプのものを使用しました。中々種鞘らしきものが現れず今年はダメかとあきらめていましたが、今日いきなりニュッと飛び出してきました。4本の鞘が見られますが、これだけあれば...
昨年秋に袖ケ浦の台に接いだ亀甲牡丹が5月の今狂い咲きしました。本来の花色よりやや薄めのピンク色ですが、初夏の陽光に輝いています。この苗、実は今年の三月にも開花しています。二度も狂い咲くとはやはり袖ケ浦の台から亀甲牡丹の季節感を狂わすほどのエネルギーが出ているのでしょう。この亀甲牡丹の他昨年秋に実生接ぎした苗など多くの袖台の接ぎ木を、水を溜めたプラ舟にドブ漬けして育てています。水といっても濃いめ(5...
神代植物公園の大温室の続きです。大温室を見た後は園内を少し散策して帰りました。去年も見ましたが、やはり温室と言ったらバカでかい金鯱は定番。そう言えば、金鯱の学名は2014年にEchinocactus grusoniiからKroenleinia grusoniiになりました。ちなみに、2021年にはFeroca
約40年ほど前に五十鈴園さんから通信販売で入手した亀甲牡丹です。購入当初は単頭の株でしたが20年ほど前に双頭化し始めました。双頭化した株が単頭の株より観賞価値が上がるかどうかは疑問のあるところですが、当時は仕事も忙しくそのまま双頭化を見守りました。過去の画像にこの株があるか探してみました。2009年1月に撮ったものがありました。ピンボケで申し訳ありません。二つの画像の間に14年の歳月があるわけですが、疣...
6年前にアリオカルプス属(旧ロゼオカクタス属)の連山を実生しました。現在4本の苗が生きています。大疣連山ではなく「連山」です。なかなか大きくなってきませんでしたが、この春突然むくむくと大きくなり始めました。もともと同属の亀甲牡丹の変種であったと聞いていますが、確かに右上にある苗は連山というよりは亀甲牡丹のような風情です。これらの苗はまだ開花を見ていませんが、そろそろ開花すべき大きさになっています。...
昨年夏に袖ケ浦の台に接いだ亀甲牡丹。春なのに蕾が上がってきました。そして今日、ついに開花しました。接ぎ木されたこと、及び苗の置き場所(昨秋は露天の縁側、この冬は通風型栽培室、この春は露天の縁側)などが要因となって昨年秋に咲いていたべきものが、遅ればせながらこの春に開花してきたものと思われます。この接ぎ木苗自体は秋まで肥培して穂を大きくし、その後接ぎ降ろす予定です。ご訪問くださりありがとうございます...
この秋に実生接ぎした牡丹類の苗たちです。いずれも台は袖ケ浦。このような状態の苗が40本近くあります。実際に接いだ苗は100本近くあったのですが成功率が低くやや残念な結果でした。黒牡丹、亀甲牡丹(錦)、竜角牡丹、岩牡丹などを接いでいます。この時期穂の部分を見ただけではどの種類の牡丹なのか区別がつきません。一応ラベルはつけていますが。11月中は露天のプラ舟の中で腰水状態で育てていましたが、12月に入り通風栽培...
30年以上前に名古屋の五十鈴園さんから通信販売で購入したアリオカルプス属の「亀甲牡丹」です。購入時には単頭株でしたがいつのまにか双頭株になっていました。まずは現在の姿です。何度かカイガラムシの被害にあったために、美しいとは言えませんがそれなりに年季を感じさせてくれる姿です。2013年頃にはバランスの取れていない双頭株でした。手抜き栽培のせいもあり実にみすぼらしい姿でした。既にカイガラムシの兆候も見...
ここ数日晴れの日が続き、多くの牡丹類の蕾が膨らんできました。この週末、にぎやかな開花ラッシュを見ることができそうです。<亀甲牡丹錦> 実生9年生の苗で袖ケ浦の台に載っています。良い斑回りの苗になりました。今年も多くの種子を提供してくれそうです。<竜角牡丹> 実生5年生の苗でこれも袖ケ浦の台に載っています。同期の自根苗よりも蕾の数が多い。<黒牡丹> 実生9年生の自根苗です。同期の苗の中で一番大きくな...
本格的な秋を迎え、亀甲牡丹ヒントニーが一斉に開花してきました。毎年秋の牡丹類開花は亀甲牡丹ヒントニーから始まります。今年も一番花は亀甲牡丹ヒントニーでした(9/6に開花)が、一斉に咲きそろうのも亀甲牡丹ヒントニーになりました。今日開花していたのは二株でしたが、明日にも咲きそうな蕾をあげている苗はたくさんありました。これらは実生9年生の自根苗ですが、その苗の姿は亀甲牡丹に瓜二つ。開花株になるまでは本当...