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昨日に続き今年の夏に袖台に実生接ぎした苗の話題です。ユーベルマニア属の「フラビスピナ」。自家受粉しないため交配作業を行うのですが花が小さいためなかなか思ったように行きません。結果、毎年採れる種子は数粒前後。この虎の子の様な種子を実生して育てているのですが、成長が気が遠くなるほど遅いです。意を決して実生接ぎすることに決めました。大事な苗ですので慎重に気を入れて接ぎ木作業し、100%成功しました。私の接...
今日も接ぎ木ネタです。この春に行った一連の接ぎ木作業の合間に気まぐれで実生接ぎした苗たちの様子です。<エキノマスタス属「虎爪丸」><エキノカクタス属「ニコリーx雷帝 交配種」><ギムノカリキウム属「光琳玉」><ユーベルマニア属「フラビスピナ」>こうして接木成功した苗の画像を並べると今回の実生接ぎが100%成功したかとの印象を与えると思いますが、現実は厳しいです。今回は私の実生接ぎの平均打率5割をやや下...
ユーベルマニア属の「フラビスピナ」は同属のプセウドペクチニフェラの様には自家受粉せず、種子を得るためには交配作業が必要です。また、たとえ交配が成功しても採れる種子の数がとても少ないです。毎年この虎の子の様な種子を蒔いていますが、発芽率はあまり芳しくなく出てきた幼苗もヒョロヒョロとした軟弱なものが多いです。このようにして入手した数本の幼苗を後生大事に育ててきたわけですが、今年は考えを改めて、大博打に...
今日の主役は亀甲牡丹錦です。袖ヶ浦の台に載っており毎年開花して多くの種子を提供してくれます。ただこの亀甲牡丹錦、どのような経緯でうちの温室にいるのか今一つはっきりしません。過去に購入し実生した種子はすべてリストしてあるのですが、亀甲牡丹錦の記録はありません。多分、亀甲牡丹として入手した多くの種子の中から出てきたものなのでしょう。5年前に袖ケ浦に実生接ぎしたあたりから画像が残っています。現在の姿です...
猛暑の中でもサボテン栽培をやるぞ!、と意気込んでみてもこの暑さ。冷房の効いた室内で実生接ぎ三昧の日々です。いろいろな方法で接ぎ木を試していますが、結局のところ穂の乾燥防止(ビニル等でカバーして極度に乾燥させない)が一番はっきりとした効果があるようです。そうした中で、実生接ぎに成功した苗に顕著に表れる特徴があることに気が付きました。台木である袖ケ浦のカットした天面にクラックが表れることです。いずれも...
10日ほど前に接ぎ木した「菊水」です。穂は2019年に実生した苗、台は袖ケ浦です。昨日のブログでご紹介した実生接ぎの合間に作業してみました。この菊水は「菊水綴化」として入手した種子を実生して出てきた一群の苗のうちの一本です。同じロットの中に綴れ苗が10数本ほど出てきました。こんな具合です(一部)。綴れ苗を接ぎ木して繁殖用苗に育てたいと考えていますが、いきなり綴れ苗を接ぎ木するのは自信がありませんで...
連日続く猛暑。温室内の作業は5分までで、それ以上の滞留は命にかかわります。そんな灼熱の続くこの時期、エアコンを効かせた室内で実生接ぎに勤しんでおります。この春に挿し木して発根を図っていた袖ケ浦たち。充実していそうなものをピックアップします。ここまでは室外の作業です。ピックアップした12本の苗をエアコンの効いた室内に持ち込み、先端をカットし、側部をそぎ落とします。この状態で室内に置いておき、乾燥させま...
昨年夏に実生接ぎした牡丹類のサボテンたちが真夏の太陽の直射を浴びて成長の波に乗ってきました。これらの苗は袖ケ浦の台に載っており、鉢はハイポネックス1000倍液の入ったプラ舟にドブ付けしています。綿毛が多くて画像からは判断できませんが、竜角牡丹です。開花寸前の蕾が顔を出しています。黒牡丹です。これだけ頭数が多いと接ぎ降ろしても…、と悩むところです。これも黒牡丹(らしい)。蕾がたくさん出ています。こち...
今日も横浜は猛暑。基本的には冷房の効いた室内で実生接ぎを行っていました。温室は出入り口を少し開けて内部を撮影して終わり。<第一温室> 向こう側が東側です。この東面だけ遮光せず、素ガラス越しの陽光を受けます。金鯱大玉は強光にびくともしません。手前右側にはロフォフォラ大玉を置いており、「プチプチシート」と「20%遮光寒冷紗」との二重遮光をかけています。<第二温室> 正面が西側になります。夏の西日は日焼け...
今日の横浜は(も)とんでもなく暑い日で、温室内には5分以上留まれません。命の危険を感じるほどでした。そこで冷房を効かせた室内で実生接ぎに勤しむことにいたしました。3日前にカットしておいた袖ケ浦。その尖った上部をさらに平たくなるようにカットし、その上に下部をカットした竜角牡丹の実生苗(3か月)を載せてゆきます。どうです。涼し気な見かけでしょう。穂はやっと本葉が出始めたころで、まだ米粒ぐらいの大きさです...
二月ももう中旬を過ぎました。気になっていたサボテンたちの植え替えを始めました。まずは丈夫な接ぎ木苗たちです。袖ケ浦の台に昨年中に接いだ苗を植え替えます.<牡丹類の実生接ぎ苗><ユーベルマニア属プセウドペクチニフェラ><恩塚ランポー玉・亀甲牡丹・銀冠玉錦><大疣銀冠玉・銀冠玉錦・黒王丸・ルリ兜錦・ペクチニフェラ>植え替え時には普段目の届かない台木の裏側などをチェックすることができます。早くも新しい芽...
この秋に実生接ぎした牡丹類の苗たちです。いずれも台は袖ケ浦。このような状態の苗が40本近くあります。実際に接いだ苗は100本近くあったのですが成功率が低くやや残念な結果でした。黒牡丹、亀甲牡丹(錦)、竜角牡丹、岩牡丹などを接いでいます。この時期穂の部分を見ただけではどの種類の牡丹なのか区別がつきません。一応ラベルはつけていますが。11月中は露天のプラ舟の中で腰水状態で育てていましたが、12月に入り通風栽培...
この秋口、養生を進めていた袖ケ浦の台に黒牡丹の実生苗を継ぎました。実生苗はこの6月に自家産の種子を蒔いたものです。100本近く接ぎ、そのうち成功したのは50%程度です。素人の仕事としてはこんなものでしょうか。少し成長し始めた苗の画像です。陽光を十分に浴びて健康そうに赤黒く色づいています。”胴体”の部分が丸く膨らみ、接ぎ木が成功しているであろうことが分かります。これらの接ぎ木苗の中で面白く不可解な成長を示し...