メインカテゴリーを選択しなおす
11年前の春に実生したオブレゴニア属の「帝冠」。帝冠には大疣と小疣があるといわれていますがこれまでその差はあまり気にしていませんでした。最近、同じ大きさの二本の苗の疣の大きさが急に気になりだしました。<大疣><小疣>両苗とも球体の直径h10cm程で同じサイズの鉢に植え付けられています。こうして並べてみると、両者の差は顕著ですね。どちらが良いかは個人の見解の差です。ちなみにわたくしは小疣の方が好きです...
この春に袖台に接いだ帝冠です。接ぎ木がうまく行きどんどん大きくなって現在球体の直径が5cm程まで育っています。よく見ますと疣という疣ほぼすべてから子株を吹いています。その中から時計の針の位置で8時の部分に注目してください。位置から言えば子株ですが、それにしては緑色であるはずの球体が黒紫色であるし、しかも刺がないです。では花?しかし帝冠の花は白い色のはず。それに蕾というより小さな組織が次第に大きくな...
サボテンたちの季節感は大したものです。ようやく秋らしい季節になったと思った瞬間に、満を持していたように「帝冠」が一斉に蕾を上げてきました。温室内に居座っている実生8~11年生の苗たちです。もちろん猛暑の間も開花はしていました。しかしその開花はいかにもやる気なさそうに散発的に一輪、二輪という具合でした。今回の一斉開花は、いわゆる「スイッチが入った」という感じです。これだけ夏が長引いたのですからその分...
オブレゴニア属の帝冠。実生10年前後の開花株を複数栽培しています。この時期頭頂部の綿毛の中から断続的に開花してきます。毎回気が付いたときに花粉付けを行っていますが、その効果か8月に入り毎週二房ずつ種鞘を揚げてきてくれます。...
帝冠錦の良い斑回りの苗を求めていますが、なかなか良いものが出てきません。下の画像は実生5年生の「帝冠錦」自根苗です。左下の苗は緑色の疣がいくつか育っていますのでこのまま自根で行けそうですが、問題は右上の苗。葉緑素を持つ疣がほとんどなく、この数年全く成長がありません。このままでは先行き明るい未来が見通せませんので、この株は袖台に載せて種親として活躍してもらうことにしました。画像は接ぎ木してから1週間...
元気のなかったオブレゴニア属「帝冠」実生三年生を、救済のため今年の5月に袖ケ浦の台に載せました。接木直後穂の部分が反り返って台から浮き上がり失敗したかなと思いましたが、その後順調に成長を開始しています。穂の径は接いだ当時の二倍になりました。御覧の通り次から次へと開花が進み、複数の蕾がこれからの開花を予想させてくれます。さらに画像では見難いですが、右肩には子吹きをしていることが確認できます。帝冠は単...
真夏は接ぎ木苗のまたとない急速成長のチャンス。プラ舟に3cm程の深さに液肥入り水を満たして炎天の露天においています。その中に配置されている袖台の接ぎ木苗たちは、真夏の強烈な日光を満身に浴び、袖ケ浦の台木は液肥中に根を長く伸ばして穂に十分な養分を供給しています。こうなると穂は成長の狂乱状態で、通常では考えられないような速さで成長します。また、”開花期”など考えずにどんどん蕾を上げて炎天下に花を咲かせてき...
今日は天気が悪く、通風型栽培室内に於いてひたすら植え替え作業を行いました。2021年の5月に播種し、昨年5月に植え替えた帝冠幼苗の寄せ植えです。株間が詰まってきました。将来ヤフオクへの出品を考えており、基本4本植えの寄せ植えにします。鉢は9cmのプレステラ鉢、用土は腐葉土主体で表面のみ普通のサボテン用土を敷き詰めました。72本の苗を17鉢に植え付けました。基本は4本植えですが、小さなものは一鉢に9本...
実生8年以上経過しているオブレゴニア属の「帝冠」が咲き揃いました。実生11年生、自根実生9年生、袖台接ぎ降し実生8年生、自根3本目の苗はまだ花が開ききっていませんでしたが、明日の天気予報が雨ということもあり強引にこじ開けて交配をしました。こりゃ”不同意交配”ですな…。三本の苗をそれぞれ交互に交配しておきました。忘れたころに白い種鞘がニュッと飛び出してきて収穫を促してくれるはずです。今年も多くの種子を...
オブレゴニア属の「帝冠」が開花しました。この春になりずっと待っていた開花です。他に何本か蕾を見せている株もありますが、とりあえず開花のタイミングが合ったこれら二株を交互に交配しておきました。帝冠は自家受粉しませんので種子を得るには交配作業をすることが必要です。交配さえすればほぼ確実に(忘れたころに)種鞘を揚げてきてくれます。帝冠は人気種ですので、数年後には実生した苗がヤフオクなどを通じて用土や鉢に...
オブレゴニア属の「帝冠」が今年の初開花を始めています。<実生11年生・自根・大疣タイプ><実生11年生・自根・普通疣タイプ><実生7年生・袖台接ぎ降し苗・小疣タイプ> もともと斑入り苗でしたが、いつの間にか普通の苗になりました。<実生8年生・袖台接ぎ降し苗・大疣タイプ> この苗が一番元気そうです。二本の自根苗は球体が茶色に変色しつつあることが気になります。そろそろ遮光が必要な時期になってきたようです。こ...
2013年に実生したオブレゴニア属の「帝冠」。3本の苗を維持しています。一つ目の画像の苗は、普通タイプの帝冠自根苗です。球体の径は10cm程度です。疣が大きくはないゆえに多くの疣が重なり合い、年数を経た苗の貫禄のようなものをうかがわせます。二つ目の画像の苗は、大疣タイプの帝冠自根苗です。球体の径はこれも10cm程度。大きな疣が連なって魅力的なサボテンに仕上がっています。成長点上の綿毛が豊かで、ディスコ...
2021年6月に自家産の種子を実生した「帝冠」の幼苗たちです。縦横方向にきっちりと植えたのですがさすが高級サボテン(要するに弱い)の帝冠。ばらばらと脱落する苗が出ています。見かけが悪いし、腐敗が伝染することを予防するためにも枯れた苗を取り除きました。全体の見かけはあまり変わりませんね。現在の個々の苗の大きさは1cm程度。この秋にもう少し成長させて来春に次の植え替えをする予定です。ご訪問くださりありがとう...
7月15日のブログ「帝冠がぶっ壊れた」で帝冠の実生苗が異常な姿に育ち始めていることをお伝えしましたが、その後この苗はどうなったでしょうか。現在の状態です。外輪山を形成する6~7枚の疣の内側に”異常部分”が育ちつつあります。その内訳は、正常な帝冠になって行きそうな子苗の部分が3~4個と、恩塚ランポー玉によくみられる”坊主”が一つ。あとの部分はなんだかわけのわからぬ状態です。結局先々これら正常な子株の部分が大き...
気温の上がるこの時期、オブレゴニア属の「帝冠」が元気です。下の二つの画像の苗は実生10年生の自根苗です。二本の苗を比べると疣の大きさが異なり、それぞれ異なった系統の苗であるものと推定しています。次の二つの苗は袖台に載っている苗たちで、実生してから6年ほど経過しています。一つ目の画像の苗はもともと斑入りの苗でしたが、成長とともに斑は消えてゆきました。二つ目の画像の苗は疣が大きく、帝冠にしては成長が早...
自家産の種子を実生して多くの「帝冠」の幼苗を育てています。その中の一本に変なのが出てきました。三角形のうろこ状の疣が連なるのが帝冠の正常な姿ですが、この苗は成長点からボコボコと不定形な組織が噴き出ています。もう少し拡大してみましょう。小さな帝冠の一群と、溶岩のような塊の部分とが混在しています。これからどうなってゆくのでしょうか。ただ成長を見守るばかりです。原因も不明ですが、成長点が何らかの原因で破...
袖ケ浦の台に接いで接ぎ降ろしたオブレゴニア属の「帝冠」二株が揃って開花しました。もちろん自根で育てている苗に比べすくすくと大きく育ちます。ただ、個人的には帝冠の扁平な球体がお気に入りなのですが、袖台で育てると自根の苗に比べて背高く育つ傾向があるような気がします。画像の苗はまだ5~8cmぐらいの大きさで今後まだまだ大きくなってゆくものと思われます。このまま背高く行くのか、それとも本来の扁平球に好転して...
2013年春に実生した帝冠二苗。自根で育てて10年経過。いずれも球体の直径10cm程に育っております。前回植え替えから1年以上経過しましたので今日植替えました。前回からそれほど大きくはなっていませんでしたので同じ鉢に植え付けました。10年前の記録を紐解くと、これらの苗に関しては「大疣帝冠」と「帝冠錦」と称する種子を蒔いていることを確認できました。これから推測するに画像左側の苗が「大疣帝冠」、右側は「帝冠錦」...
茨城県立植物園ゴールデンウィーク前の金曜日、少し時間があったので再び植物園にやって来ました。たぶん先日の残りのボタンが咲いているはずです。ボタン園今日の最初の花は「吉野川」、2日前に雨が結構降ったんでどうかなと思っていたんですが、係の方が手入れされたのかキレイに咲いています。「吉野川」「聖代」、キレイなピンク、若干雨に打たれた跡が見られますが輝いてます。>「聖代」「麟鳳」、赤が映えてます。「麟鳳(りんぽう)」「皇嘉門」、赤紫っぽい色でシックな感じです。「皇嘉門」「長楽」、淡い感じのピンクは可憐な感じです。「長楽」「島根連鶴」、島根の地名が名前に付いてますのでやっぱ島根県由来の花なんでしょうか。「島根連鶴」「貴婦人」、ちょっぴりピンクが入っているでしょうか、雨に打たれたようで少し残念。「貴婦人」「紅輝獅子」...植物園の春-4(ボタン園-2)
最近テレビのコマーシャルを見て腹の立つことは、某メーカーの青汁の宣伝。「乳酸菌100億個」とは何ぞや。年寄りを馬鹿にするのもいい加減にしろと言いたいです。それではあんたの脳細胞の数はいつくあるの?では本題に。この画像一見すると用土の表面のように見えますが、よく見ると帝冠の幼苗がたくさん植えられているのが分かります。ざっと数えて100本ほど。帝冠は好きなサボテンで、5本ほどある親苗が開花するとせっせと...
帝冠は好きなサボテンの一つで、斑入り苗もこれまでいろいろ挑戦してきました。下の画像の苗は10年前に「帝冠錦」として入手した種子を実生した中から一つだけ出てきた斑入り苗です。それなりに斑入り苗とわかる姿でしたが、3年前に日焼けさせたのを境に斑が見えなくなってきました。この苗を親株に種子を採り2018年に実生した苗たちです。結構多くの斑入り苗を得ることができました。現在の姿です。小さな苗のうちはうまく斑...
今日のブログの主役は実生10年生のオブレゴニア属「帝冠」です。2013年春に実生したもので自根のままこれまで来ています。二本の苗が残っています。さすがに10年の歳月を経ると多くの疣が積み重なり、重厚な草姿になっていかにも「帝冠」の名にふさわしい見かけになってきました。古い疣はその先端が木質化して、さらに渋い見かけを助長しているようです。球体は扁平を保ち、回転対称形に乱れもないのでこれから年月を重ねるのに...
十年ひと昔と言いますが、ちょうど10年前に実生した帝冠たち。3本の苗が生き残っています。上の二枚の画像にある苗たちは「帝冠」の自根苗で、球体直径は10cm程度まで育っています。三枚目の画像の苗は「帝冠錦」の自根苗で球体直径が6cm程度です。いずれも温室内の陽光の良く当たる棚上に置いていますので扁平に育っています。「錦」に対しては多少日照が強すぎるかもしれませんね。毎年良く開花して多くの種を残してくれ...
帝冠は好きなサボテンの一つで多くの実生苗を育てていますが、今日はその種子を提供してくれた親苗たちについて。まずは2013年に実生した苗たち。二株が残っています。直径8cmほどの自根苗たちです。成長の遅い帝冠も10年育てるとこんなに疣を重ねて大きくなるのですね。続けて実生6年生の苗たちです。これらは袖ケ浦の台に載せて育てた後、接ぎ降ろしています。これらの苗の直径は6cm程度です。特に4枚目の画像の苗は...