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こんばんは、yukiです(*'ω'*) ブログで何度か書いたかもしれませんが 遺伝子解析検査の追加項目のお知らせが届きました。 以前に採取した遺伝子が保管されていて、 新たな検査項目が追加されると ちゃんと新しい項目の結果も教えてくれます。 yuki2022.hatenablog.com 最近お知らせがきたのはコチラ↓ 恐怖の持続・・・ 色んなことを遺伝子から調べるのだなと なかなか興味深いです。 【恐怖の持続】に関する説明の一部です↓ 私は意外と(?) 恐怖が持続しないタイプのようです。 「だから何だ?」って感じもありますが 色々な項目について調べてもらえるのは面白いです。 他人と比べること…
先日、ケファロケレウスは現在何種類あるのと言う記事を上げました。これはケファロケレウスを調べていた際のある種の副産物で、本来は本日の記事に入れ込むつもりでしたが、ボリューム的に無理なので独立した記事にしたと言う経緯があります。さて、いくつかの論文をサッと
分子標的薬の治療薬の対象になる遺伝子変異は15%! -日本人5万人の遺伝子分析結果-
国立がん研究センターは、日本国内の約5万例のがん遺伝子検査データを調べたところ、分子標的薬治療の対象になる遺伝子変異があったのは全体の15.3%だった事を発表しました遺伝子検査で適用薬が見つかるのは、1、2割ではないかとされていた当初の予測
ここ数年、コピアポアが人気なようでよく目にします。多肉植物のイベントではサボテンはすっかり日陰者であまり見かけませんが、必ずといっていいほどコピアポアはあったりします。さて、そんなコピアポアですが、分類学上の立ち位置は長らく不明でした。しかし、近年では遺
GeneLifeの祖先遺伝子検査キットHaplo3.0は、まるでタイムマシン。あなたの民族構成、祖先の移動経路、古代人との繋がり、さらには、あなたと同じDNAを持つ遠い親戚を探し出す、まるで宝探しのようなDNA親族検索サービスも!そして、あなたの名字のルーツについても知ることができるのです。しかし、女性はY染色体を持たないため、父系の祖先についての情報は得られない、という制限があります。この瞬間、生まれて初めて、「男性...
過去のサボテンの遺伝子解析の結果をまとめたPablo C. Guerreroらの2018年の論文、『Phylogenetic Relationship and Evolutionary Trends in the Cactus Family』を参照として、サボテン科植物の系統関係を見ています。本日で最後になります。サボテン科の進化と分子系統①
過去のサボテンの遺伝子解析の結果をまとめたPablo C. Guerreroらの2018年の論文、『Phylogenetic Relationship and Evolutionary Trends in the Cactus Family』を参照として、サボテン科植物の系統関係を見ています。昨日は原始的なサボテンであるコノハサボテンやウチワサ
サボテンはサボテン科(Cactaceae)に分類されますが、大変種類が多く非常に多様です。樹木状のサボテンに見えないサボテンであるPereskiaなどは原始的な特徴を残しているのだろうと何となく予想しますが、柱サボテンや玉サボテンの関係などはまったく分かりません。現在、サボ
日本では「菊水」の名前でお馴染みのStrombocactus disciformisは渋いサボテンですが、今でも人気種です。今ではすっかり普及種となっていますから、育てておられる方も多いでしょう。このS. disciformisの由来は古く、はじめて命名されたのは1828年のことで、Mammillaria di
2014年に金鯱(Echinocactus grusonii)がエキノカクタスから独立し、新属であるKroenleinia属に分類されました。つまり、Kroenleinia grusoniiです。しかし、2018年に行われたホマロケファラとエキノカクタス、フェロカクタスの遺伝的解析の結果では意外な事実が明らかとなっ
エキノプシスは割と庶民的なサボテンで、短毛丸などは庭先に放置された鉢でも花を咲かせていたりします。さて、どうもエキノプシスと言えばそのようなイメージだったわけですが、神代植物公園の大温室に行った時に意外な事実に遭遇しました。益荒丸と言う巨大な柱サボテンが
こんばんは、yukiです(*'ω'*) 以前にもブログに記載した 遺伝子解析にあらたな項目が追加されました。 yuki2022.hatenablog.com こんなメールが届きました↓ 現在、歯列矯正も行っていて 歯については気になるところ。 早速、マイページで 新しい項目を確認してみました。 入れ歯の可能性高いのか・・・ 今更だけど大事にしなくては(^^;) そして、もう1つ。 シャベル型切歯って初めて聞きました。 歯の形の名前のようです。 解説も載せておきます↓ 日本人の多くがシャベル型切歯らしいのですが、 私は少数派のようです。 どの項目も、どちらかというと 多数派に分類されていたのに珍…
Portulacaria(Ceraria)の見分け方(2014)
昨日の記事で、Ceraria属がPoutulacaria属に吸収されて消滅したという論文をご紹介しました。Poutulacariaは2種に旧Ceraria5種が加わり、合計7種となりました。その見分けが論文にまとめられていたのでご紹介します。昨日に引き続き2014年の論文、『Phylogenetic relationshi
サボテンの新属Leuenbergeriaについて(2019)
Pereskia属はサボテンらしからぬ姿のサボテンで、通常の樹木状で葉があり、全体的に特に多肉質ではありません。ただ、強い棘と美しい花がサボテンとの繋がりを感じさせます。Pereskiaは一般的には杢キリンだとかコノハサボテンと呼ばれますが、サボテン愛好家にもあまり人気
近年、海外のソテツが販売されているのを、たまに目にします。よく見るのは、メキシコ周辺に分布するZamiaやDioonです。しかし、多肉植物の即売会ではEncephalartosも販売されていたりすることもあります。Encephalartosは希少かつ高額で、販売に制限があり、取引には国の許
最近、イベントや園芸店でウチワサボテンを以前より目にするようになりました。流通の兆しでしょうか? 思うにゲオメトリクスや武蔵野などのテフロカクタスが先鞭をつけたような気もします。しかし、ウチワサボテンの仲間はよく似ており、見分けるのは中々困難です。ただし、
烏羽玉(Lophopiora williamsii)はトゲがなく、何やらモチモチしている柔らかいサボテンで、様々な姿をとるサボテンの中でもかなり変わった部類でしょう。特筆すべきは、烏羽玉には幻覚作用のあるメスカリンと言う物質が含まれており、大昔から呪術師に使われて来たと言うこと
マミラリア属(Mammillaria)は、非常に種類が多くあるものの、陵が突出してイボ状でその先に柔いトゲがあり、また花の特徴も割と似ています。しかし、種類が多いだけに、遺伝子解析では単系統であることを疑わせるものもあります。それは、Cristian R. Cervantesらの2021年の
Astrophytum属は白点が特徴のサボテンです。現在4種類、あるいは6種類あるとされていますが、その分類には問題もあるとされています。1つは白鸞鳳玉は独立種であるかです。白鸞鳳玉は鸞鳳玉A. myriostigmaの亜種、つまりA. myriostigma subsp. coahuliensisとされたり、単純
アロエは高さ5mを越える巨大なものから、株全体が数センチメートルしかない小型なものまで、そのサイズは様々です。しかし、その種類は大型種は少なく小型種は多くあり多様化していることがうかがえます。では、小型であることが進化を促進したのでしょうか? 本日はそんなア
アポロカクタスは紐サボテンなどと呼ばれる細長く育つサボテンで、日本では金紐(Aporocactus flagelliformis)が有名です。どうも、メキシコの雲霧林に生える植物のようです。一般的にアポロカクタスは5種類、あるいは2種類あるとされています。いったいどちらの考え方が正し
以前からStenocereus erucaという面白いサボテンがいることは知っていました。E. erucaは地面を這って育ち、接地面から根が出て育ちます。やがて、根元から枯れていきますが、先端は生長し続けるので移動しながら育つのです。去年、神代植物公園の大温室にて始めてS. erucaを
遺伝子解析してみた【ユーグレナ・マイヘルス】健康・美容・ダイエットへの自己投資
アレルギー検査をしてから約1年。アレルゲンだった小麦や牛肉などの摂取を控えるようにしてきたおかげ(だと思う)で、今年のしろさんの花粉症はかなり軽症でシーズンを終えることができそうです。毎年、花粉が飛散する春は鼻・喉・咳・薬の副作用の眠気や倦
好きな食べ物って遺伝子レベル?!やって良かった遺伝子検査の結果に驚き!!と納得♪
こんばんは。先週送付した遺伝子検査の結果がわかりました。太る原因がこの肥満遺伝子検査でわかり、4つのタイプのどれかを判定してくれるもの。検査はとても簡単で、検査キットでほおの内側をこするだけ検査キットとアンケートを返送すればOK。”2週間ほどで結果がわかる
Euphorbia resiniferaはモロッコ原産のサボテンに似た多肉質のユーフォルビアです。日本では「白角キリン」の名前があります。アフリカのユーフォルビアの中では、それほど特徴的ではないためか人気があるとは言い難く、あまり見かけない多肉植物ではあります。しかし、多肉
お酒が弱い人はお酒と付き合わないぐらいがよさそう。。(´・ω・`)。 日本を含む東アジアに多いとされる、アルコールを代謝しにくい体質の人が飲酒をすると、スキルス胃がんに代表される治療の難しい「び
2年くらい前は、まだコーデックス・ブームの余韻が残っていたのか、パキポディウムの苗があちこちに売っていました。五反田TOCのビッグバザールでも、今よりパキポディウムの実生苗が沢山並んでいました。現在のアガヴェ・ブームはまだ来ていない頃合いです。私もビッグバザ
本日は2022年のColin C.Walkerの記事、『Euphorbia evolution and taxonomy』をご紹介します。タイトルは「ユーフォルビアの進化と分類学」ですが、内容的には2021年に発表されたユーフォルビアに関する論文の紹介記事です。記事は3つのパートからなっています。早速、記事を
アロエ属(広義)が分割されて、アロエ(狭義, Aloe)、アロイデンドロン(Aloidendron)、アロイアンペロス(Aloiampelos)、クマラ(Kumara)、アリスタロエ(Aristaloe)、ゴニアロエ(Gonialoe)となりました。とは言うものの、そのほとんどの種はアロエ属(狭義)に含まれ、分割されて出
3年前くらい前のことですが、大型の園芸店にDioon eduleという海外のソテツの苗が販売されていることに気が付きました。冬だったこともあり葉が黄色く変色していたりして、購入を躊躇う状態でした。その後、2~3の園芸店やホームセンターで見かけましたが、基本的に状態は悪
近年、サンセヴィエリア属(Sansevieria、サンスベリア、サンセベリア)がドラカエナ属(Dracaena、ドラセナ)に吸収されてしまうという驚くべきニュースを目にしました。当該論文は公開されていないので、残念ながら読めていないのですが、その辺りの話は最近記事にしました。
昨年の秋のサボテン・多肉植物のビッグバザールで、「ユーフォルビア・ペディラントイデス」という名前の花キリンを入手しました。調べてみましたが、海外や論文を含めたいした情報はありませんでした。仕方がないので、学名について調べてみました。Euphorbia pedilanthoide
こんばんは、yukiです(*'ω'*) 突然ですが、ユーグレナって知っていますか? 和名はミドリムシ。 藻(も)の一種で 栄養素をたくさん含んだスーパーフードだそうです。 ユーグレナについて気になったら、コチラをご参照ください↓ online.euglena.jp スーパーなんかにも置いてあるのが からだにユーグレナというドリンク。 他にもユーグレナを使った商品を作っている 株式会社ユーグレナ。 現在100株持っています。 石垣島に旅行にいったときに ユーグレナを取り扱った飲食店に入りました。 ユーグレナ・ガーデン|euglena garden ユーグレナのスムージーが美味しかったです(*'ω…
昨年末に千葉で開催された木更津Cactus & Succulentフェアで、低木状のユーフォルビアであるバルサミフェラ(Euphorbia balsamifera)を購入しました。バルサミフェラはあまり見かけないユーフォルビアでしたが、最近のイベントではポツポツ見かけるようになりました。国内では
Fouquieriaは観峰玉(F. columnaris)やF. fasciculataが有名で、現地球が多肉ブームというかコーデックス・ブームに乗っかり高額で売買されました。しかし、最近では実生苗も販売されるようになり、イベントでは様々な種類が見られるようになりました。私もなんだかんだで実生
サンスベリア、あるいはサンセベリアと呼ばれる植物があります。ラテン語読みなら「サンセヴィエリア」ですかね。まあ、昔からある斑入りのSansevieria trifasciataがすっかり普及しましたが、最近では様々な種類が販売されているようです。そんなサンスベリアですが、私自身
私はユーフォルビア好きで、まあそのほとんどが普及種ですが育てています。ただ、ユーフォルビアには毒があり、扱いには多少なりとも気を付ける必要があります。しかし、やはり毒があるパキポディウムについては、なぜか語られることはありません。パキポディウムに毒? と思
昨日に引き続きエケベリアの遺伝子を解析した論文の紹介です。本日が最後です。エケベリアとセダムなどの遺伝子を解析した結果を以下に示します。それによると、エケベリアは大きく4つに分けられることがわかりました。下の系統図の太字で示したClade I~Clade IVです。┏
昨日に引き続きエケベリアの遺伝子を解析した論文の紹介です。Clade I、Clade II、Clade IIIの詳細をお示ししました。本日はClade IV-①です。エケベリアとセダムなどの遺伝子を解析した結果を以下に示します。それによると、エケベリアは大きく4つに分けられることがわかり
昨日から引き続きまして、エケベリアの遺伝子解析による分類をお示ししています。昨日はClade IとClade IIの詳細をお示ししました。本日はClade IIIです。┏━━━━━━━━Lenophyllum acutifolium┃┃ ┏Sedum palmeri┃
かつて、というか去年の12月初めに珍しくエケベリアについての記事を書きました。実はエケベリアについて調べていたわけではなく、庭に野良セダムが生えてきたのでセダムSedumについて調べていたのです。しかし、見つけた論文のタイトルは"Linnaeus's folly"、「リンネの愚か
以前から思っていたこととして、ノリナ属(Nolina)、カリバヌス属(Calibanus)、トックリラン属(Beaucarnea)はよく似ているということです。この3属の関係はどうなっているのでしょうか? というのも、ネットで調べるとNolina(=Beaucarnea)などと書かれており、何が正しいのか
パキポディウムの苗を幾つか育てていますが、秋が深まるにつれて葉がパラパラと落ち始めました。しかし、その葉の落ち具合はバラバラでした。その違いは種類によるものなのか、生育の良し悪しによるものなのか、あるいはその両方かはわかりません。私がパキポディウムを室内
新型コロナウイルスの検査だけじゃない!!PCR法の原理を詳しく解説!
はじめに今回はPCRの原理について解説していきます。ライフサイエンスを学ぶ人だけでなく、パンデミックを生きるすべての人にとって重要な知識です!ぜひ最後まで読んで、理解していただけたら幸いです!PCRは新型コロナウイルスの感染の有無を検査する
亀甲竜は南アフリカ原産のヤマノイモの仲間です。ヤマノイモ?と思うかもしれませんが、亀甲竜の学名はDioscorea elephantipesで日本のヤマノイモはDioscorea japonica、ナガイモはDioscorea D. polystachya(異名Dioscorea batatas)と同じヤマノイモ属です。みな、同じよ
アロイデンドロンは樹木状となるアロエの仲間です。代表種はかつてアロエ・ディコトマ(Aloe dichotoma)と呼ばれていたAloidendron dichotomumです。アロイデンドロン属は近年の遺伝子解析の結果によりアロエ属から分離されました。現在アロイデンドロン属は7種類あるとされて
ダシリリオンの小さな実生苗を育てていますが、一体なんの仲間なのか以前から気になっていました。まあ、おそらくはリュウゼツランだのトックリランだのに近いのだろうとは感じていました。そこで、論文を調べてみたところ幾つか出てきたのですか、割と新しい論文がありまし
「親しみやすさは軽蔑を生む」(familiarity breeds contempt)とは中々含蓄を含んだことわざです。このことわざはイソップ童話の「キツネとライオン」という話に出てくるフレーズなんだそうです。多肉植物に当てはめれば、普及種が親しみやすさとともに軽視される傾向があるの
Dioonは中米からメキシコまでに分布する大型のソテツです。その涼しげで優美な葉から、日本でもDioon eduleなどはまれに栽培されることがあります。私も世界最大のソテツと言われるDioon spinulosumの苗を育てています。このDioon spinulosumについては、発見されたばかりで
すべてがセダムになる ━ リンネの愚かさ II (2020)
ベンケイソウ科の最新の遺伝子解析結果を示した2020年の論文、『Linnaeus's folly -phylogeny, evolution and classification of Sedum (Crassulaceae) and Crassulaceae subfamily Sempervivoides』を昨日に引き続き解説します。昨日の記事に載せた庭の野良セダムとは別種