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ベランダで鉢植え栽培しているレモン。今年も無事花が咲きましたしっかり真ん中にめしべのある「完全花」レモンの花が咲いても真ん中のめしべがない花もあるんです。めしべがないのは「不完全花」これだとレモンの実ができません。不完全花になる一番の原因は栄養不足。今年
マッソニアは南アフリカ産の多肉植物で、12月から1月にかけて花を着けます。2022年秋に初めて入手した苗を栽培し、初冬に一風変わった白花を楽しみました。今シー…
マッソニアは南アフリカ産の多肉植物で、12月から1月にかけて花を着けます。2022年秋に初めて苗を入手・栽培して、初冬に一風変わった白花を楽しみました。今シー…
Mammillaria magnimammaの特殊な受粉システム(2021)
植物は種類により様々な受粉システムをとりますが、サボテンもまた種類により様々な受粉システムがあります。しかし、サボテンの多くは雌雄同株で、1つの花に雄しべと雌しべがセットになった花を咲かせます。ところが、その常識を覆す論文を見つけました。それは、Alicia Cal
基本的に植物は受粉のために花粉媒介者を必要とします。しかし、共通する花粉媒介者に頼った場合、花粉媒介者が競合してしまう可能性があります。しかし、ある論文では3種類の開花期の異なるサボテンが、上手く花粉媒介者の競合を避け、花粉媒介者に1年中資源を提供し支えて
多肉植物の受粉に関する研究を度々ご紹介してきました。その中で気になったのはタイヨウチョウの存在です。タイヨウチョウはアフリカに分布する花蜜専門の鳥です。しかし、過去にご紹介した論文では、タイヨウチョウが花に訪れても受粉に寄与せず、ただの蜜泥棒になっている
般若(Astrophytum ornatum)は、Astrophytumの中でも大型のサボテンです。野生のAstrophytumは減少していますが、それは般若も同じことのようです。希少生物の保護を考える場合、まずは現在の分布と個体数の調査に加えて、その生態を詳しく知る必要があります。例えば、人工的
植物にとって花は繁殖のための非常に重要な器官です。さらに、植物の分類は花の形式を基準に発展してきました。ですから、植物にとっても学者にとっても花は重要なものと言えます。花の受粉は植物と花粉媒介者との相互作用により成立しています。植物の種類ごとに受粉形式は
Euphorbia brevitortaの受粉生物学(2010)
植物にとって花を咲かせることは、受粉し種子を作るために重要です。しかも、受粉は非常に多様で様々な工夫があり、植物の進化を考える上でも非常に面白い対象です。さらに、受粉について調べることは、希少植物の生態を理解し、保護のための基礎知識を与えます。ですから、
近年、プラスチックごみの残留が環境問題となっています。特にマイクロプラスチックと呼ばれる微細なプラスチックが動物に大量に摂取されており、その影響が心配されています。環境問題に関心がなくても、マイクロプラスチックを食べた動物を食べているであろう我々人類への
Aloe florenceaeと花粉媒介者の謎(2023年10月)
Aloe florenceaeが開花しました。マダガスカル中部原産のアロエで、2004年に新種として記載された割と新しい種類です。 本体のサイズからしたら、花茎はとても長いですね。Aloe florenceaeの花は、花茎の先端に固まってつきます。しかし、なんとも微妙な色合いの花です。ア
美しい花は我々を楽しませてくれますが、中には地味で奇妙な花を咲かせる植物も存在します。基本的に花は昆虫などの花粉媒介者へのアピールですから、それなりに目立つものが多いのです。では、地味は色合いの花にはどのような意味があるのでしょうか? 日があまり当たらない
植物の花は受粉し種子を作るための器官です。豊富な蜜や花粉は、花粉を運び受粉を手伝ってくれる受粉媒介者への報酬です。しかし、中には花そのものを食べてしまったりして、受粉を妨害してしまうような動物もいます。これを、とりあえず「送粉系撹乱」と呼ぶことにしましょ
らびです。おはようございます🤗 今年はサントリー本気野菜、とろとろ炒めナスを育てました😆 4/24 苗が高めなのでいつも迷うんですけど、毎年買ってしまいます💦 いつも通りの植え付け、
ダイソー極甘ホワイトコーンが倒壊!勝手に起き上がる?そんなの待ってられないよ
らびです。おはようございます🤗 今年はダイソーの極甘ホワイトコーンを育てました😄 6/4 2年前に初めてトウモロコシを育てたとき、受粉に失敗してしまいました😥 先っぽ実なしのトウモロコシ
おはようございます 朝から蒸し暑いです 野菜に水を撒こうとするとカボチャの雌花が咲いているじゃないですか この時期にして2輪目 1輪目は雄花が咲いておらず受粉できませんでした ようやく雄雌咲
サボテンの受粉は、様々な動物により行われてます。夜間に白い花を咲かせる柱サボテンは、種類によりますがコウモリや蛾により受粉します。逆に日中に咲く赤系統の細長い花にはハチドリが訪れます。ところで、花の受粉と言えばミツバチですが、サボテンではどうなのでしょう
大量開花するAloe feroxの受粉にミツバチは貢献するか?(2022)
Aloe feroxは高さ5mに達する巨大アロエです。開花時には複数本の花茎を伸ばし、大量の花をつけます。一般的に巨大アロエの花の受粉は日和見鳥により行なわれるとされています。日和見鳥とは普段は花の蜜を専門としていない鳥のことで、花の開花時期だけ蜜を吸いに来ます。ア
花を訪れ花粉を運ぶ花粉媒介者には、1種類の植物の花に特化したものも少数ですがあります。本日は、そのような特殊な共生関係について調査したJ. Nathaniel Holland & Theodore H. Flemingの2002年の論文、『Co-pollinators and specialization in the pollinating seed-con
花と言えば、色とりどりの美しい姿を思い浮かべますが、それらは被子植物の花です。被子植物の多くは蜜などの報酬を与え、目立つ花弁で昆虫などの花粉媒介者を引き寄せ、花粉媒介者があちこちの花をめぐることにより受粉し種子が出来ます。被子植物より早い時代に誕生した裸
「サボテンの地理的二分法仮説」なる説を聞いたことがありますか? 私も今回記事を書くにあたって初めて知ったくらいですから、まったく偉そうなことは言えませんが、 何やら気になりました。という訳で、本日はサボテンの地理的二分法仮説について南アメリカで調査を行った
植物の花は繁殖のための器官であり、種子を作るには受粉する必要があります。ですから、植物にとって受粉は非常に重要です。当ブログも植物の受粉に関して度々記事にしていますが、それは私が非常に興味があるからでもあり、実際に植物の論文では受粉に関係するものが非常に
おはようございますこんにちは 昨日から気温が高く高すぎることはないのですがまだ慣れず さらには湿度が高く空気の重さにやられています 夜中も気温が下がらなかったので朝からキツいです 朝露で地面
花はそのサイズや形、花色により、花を訪れる花粉媒介者はある程度は決まっていたり制限されています。小さな花はそれだけで訪問者をある程度は限定しますし、細長い管状の花ならば差し込むことが出来る細長いクチバシや口吻が必要です。逆に巨大な花ならば、ミツバチのよう
昨日はコウモリや蛾により受粉する柱サボテンについての論文をご紹介しました。論文で調査されたPilosocereus leucocephalusは夜間に開花する柱サボテンでした。夜間に咲く花は白色のものが多いのですが、サボテンは日中咲くものの方が多いでしょうし、花色も多様です。日中
本日はElaiosmeなる種子に付いた謎の栄養分についての論文をご紹介する予定でした。Elaiosmeについて基本的なことがわかりそうな論文が見つかったのでPDFをダウンロードしたところ、何故か違う論文でした。リンク先が誤っているというか、2つの論文が逆になっているのかと、
本日は小ネタです。『Southern African Journal of Botany』という学術誌に、研究の要約が掲載されていました。今回は、南アフリカの花の受粉に関する2つの記事をご紹介します。記事のタイトルにあるポリネーターとは、花の花粉を運ぶもの、つまりは花粉媒介者のことを指しま
セロペギア・シモネアエ・ノヴァです。 2輪目の花が咲きました。 何度見てもヘンテコな花ですね。 3輪目もスタンバイ。 開花前は先端のヒモがねじれていてドリルのようになっています。 最初に花が咲いたときに観察・分解して、受粉の仕組みを調べてみたのですが、媒介者の特定、花粉塊の採取はできたものの、めしべの位置がわからず、受粉させるに至りませんでした。 2輪目が咲いたので、今度こそ受粉までこぎつけるべく、さっそく分解してました。 花の中にある王冠です。 セロペギア属は、花粉塊を花のどこかにある穴に入れる事で受粉する種が多いらしいので、穴を探してみました。 しかし、いくら探しても穴は見つかりませんでし…
この春に色々と試行錯誤してみた結果のご報告です。 水鉄砲ダニ退治 スプレーだと薬剤が届かないタイプのサボテンにダニが湧いてしまったので、水鉄砲でこそぎ落としてみました。 試行直後にダニは消えたものの、1週間ほど経つとアカダニが1匹、2匹と見つかるようになりました。 水鉄砲が直撃しないと効果がないので、撃ち漏らしたり、葉裏に隠れていたヤツが出てきたものだと思われます。 ただ、水やり替わりに水鉄砲を撃ち続ける事で、確実にダニの数は減らすことができました。 小さな実生苗の陽炎は、3回目の試行でダニを全滅させる事ができました。 今のところ、ダニが再発する気配はありません。 黄金司も3回目でダニはほとん…
セロペギア・シモネアエ・ノヴァが開花しました。 ねじれていた先端のヒモのような部分がほどけ、花の上部に開口部ができると開花となるようです。 花の下部が大きく膨らんでいるのが面白です。 どことなくヨシゴイっぽいです。 ヨシゴイというのは、葦原で見られる鳥で・・・ こんなヤツです。 関東だと印旛沼とかにたくさんいます。 目が可愛いんですよ、コイツ。 先端のヒモには紫色の毛が生えていて、ちょっと気持ち悪いです。 匂いはほぼ無臭でした。 微かに甘いような香りがあり、ガガイモにありがちな腐臭はまったく感じられません。 せっかく花が咲いたのですから、受粉させて種子を採りたいところです。 調べてみると、ガガ…
5月に神代植物公園のバラフェスタに行ってきました。バラも大変素晴らしかったのですが、大温室では様々な熱帯植物を見ることが出来ました。その中でもTacca chantrieriの花を見ることが出来て感激しました。実は去年も大温室に行きましたが、その時は残念ながら花を見ること
3苗だけを保存しているツルビニカルプス属の「アロンソイ」が揃って開花しています。入手経路、実生してからの年数もそれぞれですが、年に何回か開花するタイミングは不思議と一致することが多いです。もともと同一種が同一のタイミングで開花すればそれだけ受粉の可能性が飛躍的に向上するわけであり、開花のタイミング一致には生物的な必然性があるのは分かります。そのうえ同じ温室内の同じ環境(温度・湿度・日照)同じ管理(...
5月7日のブログで「今年こそは種子をたくさん採るぞ。」と書いたエリオシケ属の「フロッコサ」。その時は蕾であった二本の苗が今日ようやく咲き揃いました。毎年見る花ですが、何度見ても不思議なかつ魅力的な花色です。まあいつまでも見とれているわけにもいかず、湿らせた綿棒を使用してしつこいほどに交配作業を行いました。今日開花していた4つの花はかなりの確率で受粉しているはずです。フロッコサは一つの種鞘にそれほど多...
前記事 マユミ の 親木です こちらも たくさん 咲いたのに オス木の開花 タイミングが合わず 結実しませんでした _  ̄ ○ 1月 切り戻して…
アロエの多くは、長い管状の橙・赤系統の花を咲かせ、蜜を求めて訪れた鳥により受粉する鳥媒花と考えられています。また、一部のアロエは比較的短い管状の白色かクリーム色の花を咲かせますが、これらは昆虫により受粉する虫媒花とされます。Aloe parvulaAloe albifloraしか