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サボテンの受粉は、様々な動物により行われてます。夜間に白い花を咲かせる柱サボテンは、種類によりますがコウモリや蛾により受粉します。逆に日中に咲く赤系統の細長い花にはハチドリが訪れます。ところで、花の受粉と言えばミツバチですが、サボテンではどうなのでしょう
大量開花するAloe feroxの受粉にミツバチは貢献するか?(2022)
Aloe feroxは高さ5mに達する巨大アロエです。開花時には複数本の花茎を伸ばし、大量の花をつけます。一般的に巨大アロエの花の受粉は日和見鳥により行なわれるとされています。日和見鳥とは普段は花の蜜を専門としていない鳥のことで、花の開花時期だけ蜜を吸いに来ます。ア
花を訪れ花粉を運ぶ花粉媒介者には、1種類の植物の花に特化したものも少数ですがあります。本日は、そのような特殊な共生関係について調査したJ. Nathaniel Holland & Theodore H. Flemingの2002年の論文、『Co-pollinators and specialization in the pollinating seed-con
花と言えば、色とりどりの美しい姿を思い浮かべますが、それらは被子植物の花です。被子植物の多くは蜜などの報酬を与え、目立つ花弁で昆虫などの花粉媒介者を引き寄せ、花粉媒介者があちこちの花をめぐることにより受粉し種子が出来ます。被子植物より早い時代に誕生した裸
植物の花は繁殖のための器官であり、種子を作るには受粉する必要があります。ですから、植物にとって受粉は非常に重要です。当ブログも植物の受粉に関して度々記事にしていますが、それは私が非常に興味があるからでもあり、実際に植物の論文では受粉に関係するものが非常に
おはようございますこんにちは 昨日から気温が高く高すぎることはないのですがまだ慣れず さらには湿度が高く空気の重さにやられています 夜中も気温が下がらなかったので朝からキツいです 朝露で地面
花はそのサイズや形、花色により、花を訪れる花粉媒介者はある程度は決まっていたり制限されています。小さな花はそれだけで訪問者をある程度は限定しますし、細長い管状の花ならば差し込むことが出来る細長いクチバシや口吻が必要です。逆に巨大な花ならば、ミツバチのよう
昨日はコウモリや蛾により受粉する柱サボテンについての論文をご紹介しました。論文で調査されたPilosocereus leucocephalusは夜間に開花する柱サボテンでした。夜間に咲く花は白色のものが多いのですが、サボテンは日中咲くものの方が多いでしょうし、花色も多様です。日中
本日はElaiosmeなる種子に付いた謎の栄養分についての論文をご紹介する予定でした。Elaiosmeについて基本的なことがわかりそうな論文が見つかったのでPDFをダウンロードしたところ、何故か違う論文でした。リンク先が誤っているというか、2つの論文が逆になっているのかと、
セロペギア・シモネアエ・ノヴァです。 2輪目の花が咲きました。 何度見てもヘンテコな花ですね。 3輪目もスタンバイ。 開花前は先端のヒモがねじれていてドリルのようになっています。 最初に花が咲いたときに観察・分解して、受粉の仕組みを調べてみたのですが、媒介者の特定、花粉塊の採取はできたものの、めしべの位置がわからず、受粉させるに至りませんでした。 2輪目が咲いたので、今度こそ受粉までこぎつけるべく、さっそく分解してました。 花の中にある王冠です。 セロペギア属は、花粉塊を花のどこかにある穴に入れる事で受粉する種が多いらしいので、穴を探してみました。 しかし、いくら探しても穴は見つかりませんでし…
この春に色々と試行錯誤してみた結果のご報告です。 水鉄砲ダニ退治 スプレーだと薬剤が届かないタイプのサボテンにダニが湧いてしまったので、水鉄砲でこそぎ落としてみました。 試行直後にダニは消えたものの、1週間ほど経つとアカダニが1匹、2匹と見つかるようになりました。 水鉄砲が直撃しないと効果がないので、撃ち漏らしたり、葉裏に隠れていたヤツが出てきたものだと思われます。 ただ、水やり替わりに水鉄砲を撃ち続ける事で、確実にダニの数は減らすことができました。 小さな実生苗の陽炎は、3回目の試行でダニを全滅させる事ができました。 今のところ、ダニが再発する気配はありません。 黄金司も3回目でダニはほとん…
セロペギア・シモネアエ・ノヴァが開花しました。 ねじれていた先端のヒモのような部分がほどけ、花の上部に開口部ができると開花となるようです。 花の下部が大きく膨らんでいるのが面白です。 どことなくヨシゴイっぽいです。 ヨシゴイというのは、葦原で見られる鳥で・・・ こんなヤツです。 関東だと印旛沼とかにたくさんいます。 目が可愛いんですよ、コイツ。 先端のヒモには紫色の毛が生えていて、ちょっと気持ち悪いです。 匂いはほぼ無臭でした。 微かに甘いような香りがあり、ガガイモにありがちな腐臭はまったく感じられません。 せっかく花が咲いたのですから、受粉させて種子を採りたいところです。 調べてみると、ガガ…
5月に神代植物公園のバラフェスタに行ってきました。バラも大変素晴らしかったのですが、大温室では様々な熱帯植物を見ることが出来ました。その中でもTacca chantrieriの花を見ることが出来て感激しました。実は去年も大温室に行きましたが、その時は残念ながら花を見ること
3苗だけを保存しているツルビニカルプス属の「アロンソイ」が揃って開花しています。入手経路、実生してからの年数もそれぞれですが、年に何回か開花するタイミングは不思議と一致することが多いです。もともと同一種が同一のタイミングで開花すればそれだけ受粉の可能性が飛躍的に向上するわけであり、開花のタイミング一致には生物的な必然性があるのは分かります。そのうえ同じ温室内の同じ環境(温度・湿度・日照)同じ管理(...
5月7日のブログで「今年こそは種子をたくさん採るぞ。」と書いたエリオシケ属の「フロッコサ」。その時は蕾であった二本の苗が今日ようやく咲き揃いました。毎年見る花ですが、何度見ても不思議なかつ魅力的な花色です。まあいつまでも見とれているわけにもいかず、湿らせた綿棒を使用してしつこいほどに交配作業を行いました。今日開花していた4つの花はかなりの確率で受粉しているはずです。フロッコサは一つの種鞘にそれほど多...
前記事 マユミ の 親木です こちらも たくさん 咲いたのに オス木の開花 タイミングが合わず 結実しませんでした _  ̄ ○ 1月 切り戻して…
アロエの多くは、長い管状の橙・赤系統の花を咲かせ、蜜を求めて訪れた鳥により受粉する鳥媒花と考えられています。また、一部のアロエは比較的短い管状の白色かクリーム色の花を咲かせますが、これらは昆虫により受粉する虫媒花とされます。Aloe parvulaAloe albifloraしか
今年も満開のメセンブリアントイデス。 一つ一つ受粉させるのは結構面倒な作業になるのですが、今年も頼れるお手伝いさんが来てくれました。 体長1cm程のコハナバチです。 れっきとした蜂なので、針を持っていて刺す事もあるそうですが、基本的にはおとなしい性格なので、掴んだりしなければ刺される事はありません。 接写しようとしてお仕事の邪魔をしても、迷惑そうに飛び回るだけで刺されたことはありません。 後ろ足の付け根に花粉を抱え込んでいるのがわかります。 この状態でほぼ全ての花を経由して帰っていくので、全部の花を受粉させる事ができるんですね。 ホント優秀で助かります。 メセブリの花はメシベが突出しているので…
メセンブリアントイデスが開花しました。 相変わらずの一斉開花です。 基本的には晴れた日に咲くことが多いですが、晴れていれば必ず咲くわけではなく、曇りの日に咲く事もあります。 暖かければ咲くというわけでもありません。 どうやって他の株と同期をとっているのか不思議でなりません。 今年はまだ受粉の媒介をしてくれるコハナバチが来ていないので、自分でちまちまと受粉させておきました。 花粉症がひどく、短時間のベランダ作業でもクシャミが止まらなくなるので、早くコハナバチが来てくれることを願っています。 どっかの都知事が花粉ゼロにする公約掲げてなかったっけ? 斑入り疑惑があったメセブリ錦モドキも花芽を伸ばして…
最近はエケベリアを中心に自分で交配する方が増えているようで、「自家受粉」という言葉をよく耳にするようになりました。 私が育てているアボニア属パピラケアも自家受粉で種を作ってくれるので、このブログでも度々登場する言葉です。 この「自家受粉」という言葉、時々誤って使われているのを目にするので、自家受粉とは何ぞやという事を解説してみようと思います。 素人の解説なので、内容に間違いがあったらコメントで指摘していただけるとありがたいです。 まず、自家受粉とは、自宅で受粉させる事ではありません。 字の響きから、結構誤解している人がいるみたいです。 「自家受粉」はれっきとした科学用語で、しっかりとした定義が…
昨日はAgave macroacanthaの受粉を行う動物を調査する論文をご紹介しました。2000年に出されたSantiago Arizaga, Exequiel Ezcurra, Edward Peters, Felnando Ramírez de Arellano & Ernesto Vegaによる『POLLINATION ECOLOGY OF AGAVE MACROACANTHA (AGAVACEAE) IN A MEXIC
アガヴェはメキシコを中心としたアメリカ大陸に分布する多肉植物です。最近は多肉植物の中でもアガヴェが非常に人気で、園芸店でも見かけることが増えましたし、都内ではアガヴェの販売イベントも開催されているようです。アガヴェは若い人に人気がありますから、イベントも
Euphorbia susannaeは南アフリカ原産のユーフォルビアです。日本では実生苗が大量に出回っているため、すでに普及種として安価で入手可能です。瑠璃晃なる名前も付けられており、園芸店で販売されているE. susannaeに差してある名札によく書かれています。しかし、驚くべきこ
本日のお話に関係するAloe pegleraeは南アフリカ原産の絶滅が危惧されているアロエです。原産地では非常に整った美しい姿をしており、違法採取や環境破壊により数を減らしており、保護の対象とされています。しかし、A. pegleraeは増やすことが難しいわけではないため、実生
日本に生えるソテツ(蘇鉄、Cycas revoluta)は、針葉樹やイチョウなどと同じく裸子植物です。身近な針葉樹と言えば杉や桧ですが、花粉症の原因となり問題となっています。これは杉や桧が風媒花であることが重要です。風媒花は文字通りの風任せなため、数打ちゃ当たるの戦法で
実も 葉も 落ちて、 誰も 見向きもしない 売れ残っていた 姫リンゴ ホームセンター で 買ってきました。 不格好な樹ですが 深山海棠の受粉用とし…
秋には、黄色くなって、 はぜて、中から 赤い実が 。 楽しみです。 三幹でしたが、 2月の植替 時に 切りました 。 ザクロ と ツルウメモドキ …
姫リンゴ が、眠そうです。 きれいな花が咲き、 受粉 し、実が成ったのですが、 動き出した芽が、 また、眠ってしまいました。 今年は、ゆっくり 休んで…
【 いのちを守る STAY HOME 週間 】 う ち で 過 ご そ う 昨日のニュースを見て、嬉しくなりました。 新幹線の乗車率、観光地・繁華街の人出、…
受粉できるか 心配 していましたが、 深山海棠 と 同 じタイミングで 、蕾を付けたので、 実成りが 期待できそうです。 【 自家不和合性 】 芽を…
オス木の 花が遅れて 受粉できず たくさん咲いた花が すべて落ちてしまった マユミ 来年は メス木 オス木 調整しないと 荒皮 性 幹を切断し 胴…
スイカの収穫時期の見分け方として ・受粉して35~40日・巻きひげの色・叩いた音 があります。 受粉は自然受粉だったので、いつ受粉したか?わからず巻きひげの色…
庭でしばしば花の蜜を吸いにやってくる日本ミツバチなどの蜂に遭遇します。花から花へ、せっせと蜜を集めて忙しそうに飛び回っている様子に「ご苦労さま」と声をかけたくなるほど。丹頂アリウムの小さな花に止まっていたのは、ぷっくり肥満体のマルハナバチ・・・
おはようございます 今日は朝から曇り 夜は結構降ったのか朝から蒸して地面もベタベタ セミが朝からうるさくなってきました 今日も朝から園芸チェック 分枝が進んでいた松葉ボタンにオレンジの花
台風もいつの間にか消え結局は恵みの雨 今日は陽が出たり曇ったり 野菜や花株もイキイキしましたが雑草も伸び放題 居なくなったはずの蚊もブンブン飛んでいます 朝から畑へ エダマメは青々とはして
おはようございます 今日は梅雨の中休み継続 暑くも寒くもなく 朝から畑へ 一つだけ真っ赤に 十分赤いので一つだけ収穫しました 昨日は周りの実はまだ青かったのに赤らみはじめました こ
1週間以上ぶりだろうかカボチャの雌花が咲いた でも実をいうとこのカボチャ植えたものではないんです 昨年収穫したカボチャのわたを畑の隅の果樹脇に肥料として捨てたものから 勝手に生えてきたもの