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フェロカクタス属の「王冠竜」掻き子苗をずっと育てています。まずは22年前(2002年)当時の姿です。大きな親株の左側にピンポン玉大の子株が二つ。このうちの一つが今日の主役です。親株は大きくなりすぎて手にあまり、強刺を得意とする仙友のところに嫁入りしてゆきました。で、上の子株の一つを掻き落とし挿し木発根させて育ててきた苗の今日の姿がこれ↓です。フェロカクタス属のサボテンの中でも比較的成長の早い王冠竜...
主に掻き子を取ることを目的に育てている銀冠玉の親苗二本についての記事です。いずれも穂の部分は銀冠玉ですが、左の苗は袖ケ浦、右の苗は龍神木の台木に接がれています。元は斑入りの「銀冠玉錦」として入手した接ぎ木苗たちでしたが、いずれも斑は消えて普通の銀冠玉になってしまいました。左の苗は緑色が濃く肌に艶があるタイプ、右の苗は黄緑色の球体で肌の艶はなく白い粉を吹くタイプです。いずれも疣タイプの銀冠玉で子株を...
サボテン業界では銀冠玉の中でもいわゆる「疣銀冠玉」がもてはやされています。疣が大きくなるタイプを言いますが、この疣は幼苗の頃から大きいのではなく、ある時期から急に発達してくるようです。「疣銀冠玉」の掻き子です。2021年に掻き子挿し木した苗を育て、2023年3月に撮影したものです。その苗たちの最近(8月)の姿です。各苗の凸部の彫が深くなってきました。この凸部の一つ一つが成長に伴い独立して大きな疣になって行き...
昨日に続いて接ぎ木ネタです。40年近く前に五十鈴園さんから入手した「黒王丸」。25年ほど前に成長点がつぶれ、その後次々に子を吹くようになりました。この子たちを掻き落として挿し木発根させて苗を得ていました。その第一号は親苗を超える大きさまで育っています。やや縦長になる球体はさすがに親苗のクローンです。しかし黒王丸は根の無い状態で乾燥にやたらと強いため、挿し木しても発根するのは容易ではありません。これ...
コリファンタ属の「マクロメリス」が灼熱の中、健気に開花しています。涼しげな透明感あるピンクの花ですが、この苗の置かれている温室内の温度計は45℃を指していました。この開花株、今春に掻き子した苗が無事発根したものです。親株は2013年春に実生したもので、群生株になっていたものをこの春にバラしました。12本の子株が現在発根管理中ですが、その中で一番大きな苗が今回開花しました。このマクロメリス、コリファ...
昨日は大変失礼いたしました。お陰様で「認知症ではない。」とのご託宣をお上より頂くことができました。さて、本日の話題は「青磁牡丹」。花牡丹の球体色が青磁色(っぽい)ものをさし、いろいろなタイプのものが流通しておりますが、本日登場するのは五十鈴園系?のものです。35年ほど前に五十鈴園さんから入手した株からの掻き子を育ててきたものです。他の系統でもう少し疣が平たく発達するものもありますが、私はこのタイプ...
群生株で育てているコピアポア属の「バルクテンシス」が開花を見せています。2013年に入手した双頭株を二つに分けたうちの一つです。少しずつ子を吹き続け、10年後の現在画像のような群生株になりました。特に形を整えるために子を掻き落とすことはしておりません。ややゆがみがありますが一応バランスの良い群生株に育ってきました。花はコピ特有の黄色の小型、観賞に値するほどのものではありません。残念ながら今回の開花に同期...
ロフォフォラ属の植え替えシリーズ第三夜の今宵は「銀冠玉大苗」の植え替えです。この苗は「白肌小疣銀冠玉」と称する種子を実生し、袖ケ浦の台に接いだ後接ぎ降ろしたものです。植替え前の姿です。球体の直径は12cm程と銀冠玉にしてはかなり大きめです。丁度開花中ですが、無視して植え替え決行しました。抜き上げたところ。子株をいくつか吹いています。根張りはまあまあでした。用土を落としました。球体下部に袖ケ浦の台がい...
ギムノカリキウム属の「翠光冠」掻き子苗です。親苗から分離して5年ほど経ちます。球体の直径、径は5cmほど。長めの刺が密生して、翠光冠の苗としては一番の見ごろを迎えていると言えるでしょう。この先、球体の直径はあまり大きくならず、ひたすら縦方向に伸びてゆくものと見ています。その親苗の様子です。この苗は35年ほど前に径10mmほどの掻き子を譲っていただいたものです。これまで多くの子を吹いてくれましたが最近...
フェロカクタス属の「王冠竜」。毎年この時期に蕾を上げてきます。今年はようやく各稜に一つずつの蕾が付きました。これで王冠竜としては一人前です。今後少しずつ蕾を増やして、二重、三重の花輪を形成するようになります。この株は掻き子を挿し木したものですが、その親株の20年前の開花時の姿です。見事な三重の花輪を見せてくれました。同じく上の画像の親株についていた当該王冠竜の姿です。二つのうちのどちらかです。これ...
大きくなりすぎて植え替えがかなわず、もう10年以上も温室棚上に居座っているエリオカクタス属「英冠丸(マグニフィカス)」の大群生株。これ以上大きくなられては困るので、出てくる子をせっせと掻き落としてきました。しかし敵もさる者、上の画像からも垣間見えるように球体下部の目立たぬ場所から子ぶきを始めていました。しばらくの間はきちんと子の掻き落としをしていましたので中ぐらいの大きさの玉が無く、大玉の根元に小玉...