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砂に埋もれる犬 作者:桐野夏生 朝日新聞出版 Amazon あらすじ 虐待と貧困の連鎖から逃れた少年私たちはまだ、彼の苦しみを何も知らない 小学校に通わせてもらえず、食事もままならない生活を送る優真。母親の亜紀は子供を放置し、同棲相手の男に媚びてばかりだ。最悪な環境のなか、優真への虐待を疑い手を差し伸べるコンビニ店主が現れる。社会の分断を体現する少年の魂はどこに向かうのか。社会に蔓延するバイアスを打ち砕く圧倒的リアリズム! 解説・杉山春(ルポライター) * * * * *子どもの虐待死は、社会により弱者にさせられた者による暴力の発露がもたらすものだ。弱者は暴力を振るわなければ生き延びられないと…
「砂に埋もれる犬」桐野 夏生著 / 朝日新聞出版刊 読みました。
ご覧いただきありがとうございます。 「砂に埋もれる犬」桐野 夏生著 読みました。 どんどん広がる日本の格差社会。 そんな社会を映し出す子供の貧困、育児放棄や虐待の負の連鎖。 育児放棄される子供の絶望感。 破滅に向かっていく少年の心理描写が具体的で、 まさに砂に埋もれる以外に道はない運命のなか、 迅速に、福祉関係、特に児童福祉関係に繋がり、 多くの大人に助けられたことが幸運だったようにも思います。 最後は希望が持てる終わり方で、この少年が今後も力強く生き、 よりよき人生を築いてほしいと願わずにいられませんでした。 砂に埋もれる犬 [ 桐野夏生 ] 砂に埋もれる犬 [ 桐野夏生 ] 【内容詳細】 …
桐野夏生さんの「砂に埋もれる犬」を読み終えました。 毒親、児童虐待、ネグレクト、児童相談所、里親などがテーマの読んでいて辛い小説でした。(極力感想として書いて…