メインカテゴリーを選択しなおす
この部屋は、いつからこんなに歪んだのだろう。 時計の針は動いているのに、時間は前に進まない。 カーテンの隙間から漏れる光が、昨日なのか今日なのかも分からない世界をぼんやりと照らす。 私はここにいて、でも確かにいなかったこともある。 昨日の出来事が、何年も前の記憶と絡まり合って、私の頭の中でぐちゃぐちゃに溶けていく。 思い出そうとするたびに、記憶は煙のようにすり抜ける。 布団にくるまりながら目を閉じると、誰かの声が聞こえた気がする。 「元気?」と訊ねられたような気がした。 でも、それは昨日の夢だったのか、それとも何年も前に聞いた声なのか、判然としない。 ただ、涙が頬を伝った。 それだけは現実だっ…
朝なのか夜なのか、もうわからない。 カーテンを閉め切ったままのこの部屋には、時間の流れという概念が存在しない。 時計は壁にかかっているが、その針が進んでいるのかどうかも気に留めなくなった。 気がつけば、ただ布団に沈み込んで、天井を見つめている。 目を開けていても夢を見ているようで、夢の中でもこの部屋にいる。 現実と幻覚、過去と現在が、じわじわと溶け合っていく感覚に、私はもう自分を見失っている。 ふと、母の声が聞こえた気がした。 昔、風邪をひいたときに隣で水を差し出してくれた、あの優しい声。 「大丈夫?」というその一言が、頭の奥にこだました。 でも、それは幻だった。 確かに耳元で囁かれた気がして…
朝か、夜か。わからない。 この部屋には時間というものが存在しないような気がしてくる。 カーテンを閉めきったまま、ずっと薄暗い。 時計を見ても、針の動きが信じられない。「今は本当に今日なのか?」 そう問いながら、私はベッドに沈み込んでいた。 ふと、五年前のことを思い出す。 朝、駅のホームで吐き気を堪えていた自分。会社へ行くのが怖くて、でも行かないわけにもいかなくて、スーツ姿で震えていた。 その頃の私はまだ、「なんとかなる」と思い込もうとしていた。だけど、結局何ともならなかった。 その感覚が今も、私の身体にこびりついている。あの頃の空気、重さ、緊張。 なぜ、時間が過ぎても苦しさだけは消えないんだろ…
目が覚めた瞬間、今日もまた始まってしまった、と心が沈む。 ベッドの中で何時間も動けず、時計の針だけが無情に進んでいく。 外は明るい。 鳥の声も聞こえる。 でも、私の心の中は真っ暗だ。 まるで深い穴に落ちたまま、出口がどこにも見えない。 そんな毎日が、もうどれくらい続いているのかすら思い出せない。 うつ病になってから、時間の感覚も、現実感も、何もかもが狂ってしまった。 朝起きる意味がない。 食事をとる意味もない。 生きている実感がまるで湧かない。 生きているのか死んでいるのか、もはや区別がつかない。 感情がない。 嬉しいも楽しいも、どこか遠い国の話のようだ。 ただ、苦しさと重たさだけが、常に私を…
うつ病について考え方のコツ 〜地獄の中でも、自分を見失わないために〜 うつ病は、単なる「気分の落ち込み」ではありません。 生きる力そのものが奪われるような、深い絶望の病です。 「気合い」や「前向きな気持ち」で乗り越えられるものではなく、ましてや他人の「励まし」や「ポジティブな言葉」が逆に刃のように刺さることすらある――そんな世界に生きている私たちが、どうやってこの病と向き合っていけばいいのか。 今回は「考え方のコツ」というテーマで、医師から教えていただいたことや、自身の経験や考え方、目標としていることを無理なく、少しずつ、地獄の底で光を見つけるためのヒントを綴っていきます。 1. 「考え方を変…
地獄の日々 ― うつ病の中で息をする 朝が来るのが怖い。 けれど夜が終わらなければいいとも思えない。 眠れず、横たわっているだけの時間が、まるで永遠の苦痛のように続く。 まぶたを閉じていても、心は決して休まらない。 私は今日も、生きているというより、ただこの地獄を「耐えて」いる。 かつては、朝が来れば少しは希望が見えた。 少なくとも、日常をこなすという感覚は残っていた。 今は違う。 目を開けた瞬間から「死にたい」が頭の中で反響する。 身体は重く、起き上がる気力などどこにもない。 頭の中は鉛の霧に包まれたようで、考えることすらできない。 「また今日も始まってしまった」 その絶望の一言で一日が幕を…
うつ病ブログ「地獄の日々」——生きることがただの罰になるとき 朝が来るたび、私は心の底から「なぜまた生きているんだろう」と思う。 眠りに落ちたはずの夜、意識はほとんど途切れなかった。 眠れたのか、それともただ目を閉じていたのか。 身体は鉛のように重く、布団から出るのに30分、いや1時間はかかる。 時計の針の音がやけにうるさく感じる。 それだけで吐き気がする。 何もしていないのに、もう一日分のエネルギーを使い果たしたような絶望が胸を覆う。 誰もが言う。 「無理しないで」「頑張らなくていい」「ゆっくり休んでね」。 でも、その言葉の向こうに「でも、ちゃんと治してね」「そのうち働けるようにしてね」「迷…
朝が来るのが怖い。いや、夜も怖い。 眠れない夜が続くと、次第に「時間」という概念が自分の中で崩れていく。 昼か夜かもわからない。ただ目が開いているか閉じているか、それだけだ。 目覚ましは何度も鳴るけれど、体は動かない。 布団の中で、重たい鉛のような身体が地面に沈み込むような感覚。 頭の中で「起きなきゃ」「仕事に行かなきゃ」「連絡しなきゃ」と声がする。 でもそれに従えない。 体がまるで自分のものじゃない。 指一本動かすのが、ものすごい努力を要する。 うつ病になってからというもの、何をしていても心が空っぽだ。 好きだった音楽も、趣味だった読書も、全部どうでもよくなった。 好きだったものが、何の味も…
朝が来るのが怖い。けれど夜が終わらないのも怖い。 眠れないまま夜が明けていく。 空が白んでくるのを見ると、なぜか罪悪感に似たものが胸に湧く。 「また何もできずに一日を始めてしまった」。 いや、始める気力なんて最初からないくせに、なぜか自分を責めてしまう。 部屋の隅にたまる埃、洗っていないコップ、返していないメール、放置したままの書類。全部、目に入るたびに「お前はだめだ」と言われているようで、見ないふりをする。 けれど見ないふりにも限界がある。 ふとした瞬間に、それらの「できなかったこと」が胸に刺さってくる。 そして自己嫌悪が始まる。 「何もできない自分」を責める。責めすぎて、「せめて呼吸を止め…
朝、目が覚めた。ただそれだけのことが、ものすごく重い。 眠っていたかった。 ずっと。けれど目が開いてしまった。 生きている。 まだ生きている。 それがもう、悲劇の始まりだった。 何もしたくない。 いや、何かしたいわけではない。 ただ、存在することそのものが苦しい。 息をするのが重くて、体を起こすことができない。 目の前には何もない。 未来も希望も、愛情も意味も。 全部、どこかへ消えてしまった。 いや、最初からなかったのかもしれない。 人は「がんばって」と言う。 優しさなのだろう。それはわかっている。 でも、「がんばる力」がもう残っていない人間に向かって、その言葉はまるで鈍い刃物のように突き刺さ…
朝、目が覚める。 いや、目は開いているが「起きる」ことができない。 身体が鉛のように重く、頭の中には黒い霧がかかっている。 布団の中で天井を見つめながら、「今日もまた一日が始まってしまった」と思う。 何もしていないのに、ただ時間が流れているだけで、罪悪感がじわじわと胸を締めつけてくる。 うつ病とは「気分が落ち込む病気」だと簡単に言われることがあるが、実際はそんな単純なものではない。 感情が死んでいく病だ。 喜びも、悲しみも、怒りも、何も感じない。 感情の回路が壊れてしまったかのように、ただ無機質な時間が流れていくだけ。 好きだった音楽も、趣味も、味のある食事も、全部色褪せて、無味乾燥な砂のよう…
朝、目が覚めた瞬間にもうわかる。「あ、今日もだめだ」 まぶたは重く、頭の中は霧の中。息を吸うのさえ億劫で、体は鉛のように布団に沈み込んでいる。 それでも、カーテンの隙間から容赦なく射し込む光が、「ほら、生きてるんだから起きろ」と叩きつけてくる。 もうやめてくれよ、そんなに責めないでくれよ。わかってるんだよ、何もできてないことなんて。 返事をしていないLINE、積み上がった洗濯物、仕事の未返信メール、そして止まったままの時間。 全部、自分の怠慢だって責める声が、どこかから聞こえてくる。心の奥深くから、ねばついたような言葉で責め続けてくる。 「お前はダメだ」「お前は誰の役にも立ってない」「お前がい…
うつ病ブログ:地獄の日々が辛い 朝が来るのが怖い。目を開けた瞬間、頭の中に重たい雲がのしかかる。 「ああ、また始まってしまった」。 その感覚が、毎朝、胸を締めつける。 うつ病という病は、ただ気分が落ち込むとか、ちょっと疲れたというようなものではない。 これは、生きていること自体が罰のように感じる地獄のような日々だ。 目覚ましの音が鳴る前に目は覚めている。 でも、布団から出られない。 体が鉛のように重たく、何か一つ動かすのにも莫大なエネルギーが必要だ。 トイレに行くことさえ先延ばしにしてしまう。 体は汗で湿っていて、頭はぼんやりとした霧の中。 時計の針はどんどん進んでいくけれど、自分はまるで時間…
朝が来るのが怖い。 目覚めた瞬間、心の中に重く黒い鉛のような塊がのしかかってくる。 胸が苦しくて、呼吸も浅くなる。 昨日より今日が少しでもマシだと期待して眠ったのに、また裏切られる。 世界はなにも変わっていない。 むしろ、自分が昨日より少しだけ壊れている。 起き上がる理由が見つからない。 ベッドの中で、天井を見つめながら考える。「もうだめだ。何もかもおしまいだ」。 この言葉が、心の中でエコーのように反響する。 言い訳じゃない、本当にもうだめなんだ。 生きることに必要な力が、もうどこにも残っていない。 スマホに通知が溜まっているけれど、開く気もしない。 友達からのLINEも、仕事の連絡も、全部遠…
うつ病、もうだめだ。何もかもおしまいだよ。 朝が来るのが怖い。夜も怖い。 眠っても、目覚めても、何一つ変わらない。 何もよくならない。 誰かの声が遠くから聞こえるような気がしても、自分の身体には届かない。 まるで分厚いガラスの箱の中に閉じ込められているようで、外の世界が現実なのか夢なのか、もうわからない。 「うつ病は病気だから、治るよ」と、簡単に言う人がいる。 けれど、その「治るよ」の言葉にどれほど絶望させられてきたか。 希望をもらったはずの言葉が、何よりも深い傷になることがあるなんて、誰が教えてくれた? 治ると信じて耐えて、努力して、医者に通って、薬を飲んで、カウンセリングを受けて、それでも…
うつ病──もうだめだ、何もかもおしまいだ 朝が来るのが怖い。 夜が来ても眠れないけれど、それでも朝の方がもっと恐ろしい。 窓から差し込む光が、自分の存在の惨めさを暴き出すようで、息が詰まる。 起き上がれない。 ベッドに身体を沈めたまま、天井を見つめている。 頭の中は真っ黒だ。 「何をしてるんだ、自分は」と思うけれど、動けない。 心がずっと重い。体が鉛のように硬直していて、ほんの少し腕を動かすことすら億劫だ。 頭のどこかでは「生きなきゃ」と思っている。 でも、それはまるで壊れかけた機械のように、かすれた音で自分にささやいているだけだ。 その声すら、最近は遠ざかってきている。 代わりに聞こえるのは…
もうだめだ。心の奥底から、ふっとこぼれるように出てくる言葉。 気づいたら口にしている。 「もうだめだ」って。 朝が来るたび、世界がグレーに染まっていく。 何をしても、しなくても、心がどこかに落ちているような感覚が消えない。 目覚ましが鳴る。 それだけで、胸が圧迫されるように苦しくなる。 布団の中で息を潜めながら、「また朝が来たのか」と呟く。起き上がれない。 起きなければいけない理由が、もうどこにも見つからない。 鏡の中の自分は、まるで別人だ。 目に光がない。 口角は下がりっぱなしで、皮膚の色は土のようにくすんでいる。 かつて笑っていた頃の自分を、写真で見てももう思い出せない。 「これは誰だ?」…
うつ地獄日記:終わらない闇の中で 朝が来た。それだけで、また絶望が始まる。 目覚ましも鳴らしていないのに、なぜか目が覚める。 眠りが浅いのか、夢を見続けていたのか分からない。 布団の中はぬくもりがあるはずなのに、心は底冷えしている。 起きたくない。 動きたくない。 いや、正確に言えば、動けない。 体が重い。 鉄板でも貼り付けられたように重い。 何もしていないのに、呼吸さえしんどい。深呼吸をしようとしても、胸の奥に圧がかかって、それ以上空気が入らない。 「もう、何もしたくない」「生きてる意味って、なんだっけ?」「死んだ方が楽なんじゃないか?」 そんな言葉が、頭の中でエンドレスに回り続ける。 これ…
うつ地獄日記:「地獄の日々」——自分という牢獄に閉じ込められて 朝が来るたび、死んだように目を覚ます。 「起きる」という行為が、まるで岩を押し上げるように重い。 時計の針が動いているのを眺めながら、ただ布団の中でうずくまる。 時間は進むのに、自分だけが取り残されていく。 心の奥で何かが腐っていくような感覚がする。 目を閉じれば、何もかもがどうでもよくなっていく。 「もう全部終わってしまえばいいのに」この言葉が頭の中をぐるぐる回る。 思考が止まらない。 過去の失敗、誰かの言葉、自分の無力さ。 ひとつひとつが鋭い棘となって刺さってくる。 誰かに話そうにも、言葉にする前に喉で詰まる。 「こんなこと、…
地獄の日々 ― うつ病とともに生きるということ 目が覚めた瞬間、全身が鉛のように重い。 布団が体を押し潰しているのかと思うほど、起き上がることができない。 昨日と何も変わらない部屋、閉めきったカーテン、時計の音だけが淡々と響く。 朝なのか昼なのか、それすら分からない。 正直、どうでもいい。 何時であれ、今日もまた「地獄の日々」が始まるのだから。 うつ病を経験したことのない人には、きっとこの感覚は伝わらないだろう。 「気分が落ち込んでるんだね」「元気出して」「考えすぎじゃない?」そんな言葉が無数に投げられてきた。 だが、それはまるで、骨折した脚で歩けと言われているようなものだ。 目に見えないだけ…
うつ病ブログ|地獄の日々:時間が溶ける部屋で 1. 【午前0時の部屋】 目が覚めたのか、まだ眠っているのか。 この部屋の時計は壊れていないのに、時間はどこにも進まない。 針の音が「カチ、カチ」と鳴るたびに、世界が少しずつ冷たくなる。布団の中は安全地帯。なのに、そこにいると身体がどんどん沈んでいく。まるで水底に沈んでいく石のように。 「起きなきゃ」「でも起きたくない」「じゃあ、眠ってしまおう」「でも、眠れない」 ぐるぐると、何かが自分の中を回っている。考えではなく、黒くて、重くて、形のない“何か”。 2. 【時間が歪む音】 午前9時。アラームが鳴る。でもそれが昨日なのか今日なのか、わからない。 …
うつ地獄日記:「地獄の日」 朝が来た。それだけで地獄だった。 目を覚ますと、まず最初に押し寄せてくるのは「今日も生きていなければならないのか」という絶望。 眠りから覚めたことを喜ぶどころか、またこの苦しみの一日が始まることに、魂の底からうんざりする。 心も体も鉛のように重い。 布団の中が唯一の避難所なのに、その布団ですら、今日は自分を守ってくれる感じがしない。 携帯の通知が点滅していた。 無視した。 誰かからのLINE。 きっと「大丈夫?」とか「元気にしてる?」とか、そんな無邪気なやさしさだ。 それに答える元気も気力もない。返信できない自分が悪いと責める声が、もう一人の自分のように頭の中でずっ…
地獄の日々――うつ病の底から見た世界 朝が来るのが、怖い。 何もしていないのに、心が重い。 目が覚めた瞬間から、胃のあたりに鉛を抱えたような感覚がある。 頭がぼんやりして、体がベッドに沈み込んでいく。 起き上がる理由が見つからない。 誰かと話す気力もない。 何かをしたい気持ちもない。 ただ「もうこのまま消えてしまいたい」と、どこからか声が聞こえる。 私はうつ病を患って、もう何年もこの地獄のような日々を繰り返している。 ■「怠け者」と呼ばれた日々 最初は、自分でもうつ病だとは思っていなかった。 少し疲れてるだけ。ちょっと気分が沈んでるだけ。 そう思い込もうとしていた。 だが、日に日に何もできなく…
朝、目が覚めた。 正確には、目を開けただけだ。 眠ったのかどうかもよくわからない。 布団の中で目を開けたまま、天井のシミを見つめる。 このシミは昨日も見た。 おとといも、たぶんその前も。 今日が何曜日なのか、もうどうでもいい。 目を開けた瞬間から、すでに心はどんよりと重く、全身は鉛のように動かない。 「また朝が来てしまった」と思う。 その事実だけで、涙が出そうになる。 スマホの通知が鳴っているけれど、見る気力はない。 誰かからのLINEかもしれないけれど、返信するのが怖い。 誰かとつながることが、こんなにも苦しいなんて、うつになる前は想像もしなかった。 トイレに行こうと体を起こそうとするが、動…
うつ病ブログ:地獄の日々――仕事を辞めるまでの壮絶な道のり ある日、何の前触れもなく、身体が鉛のように重くなった。朝、目が覚めても布団から出られない。 歯を磨くことすら面倒で、頭の中には「消えたい」「このまま眠ったままならいいのに」という言葉しか浮かばなかった。 それでも、最初は「疲れているだけだろう」と思っていた。 仕事が忙しかったし、人間関係もストレスが多かった。 でも、そんなのはみんな同じ。 だから、自分だけがこんなにつらいなんて「甘え」だと、自分に言い聞かせていた。 出社しても、デスクに座ると頭が真っ白になる。 何をしていいかわからない。目の前のメールが読めない。 電話が鳴るたびに心臓…
うつ病ブログ:地獄の日々 朝が来るのが怖い。 夜も眠れず、朝が来ても起きられない。 目を覚ましても、そこには何もない。 心が空っぽで、体が石のように重い。 うつ病の毎日は、まさに終わることのない地獄だ。 ベッドの中で目を開けるたび、「また朝が来てしまった」と思う。 眠れなかった夜の延長線上にあるだけの、希望のない朝。 カーテンの隙間から差し込む光がまぶしくて、それだけで泣きたくなる。 世の中は動いているのに、自分だけが取り残されている。 いや、動けない自分が悪いんだ。 そうやって、自責の念が押し寄せてくる。 仕事なんてとっくに辞めた。辞めざるを得なかった。 上司に「やる気がない」「そんなことで…
うつ病ブログ:地獄の日々 「今日が何日なのか分からない。」 気づけばカーテンの隙間から光が差していた。 けれど、それが朝なのか昼なのか、何曜日なのか、見当もつかない。 時間の流れは、うつ病になってから壊れてしまった。 1時間が1日にも感じられるし、1週間が一瞬で過ぎ去ることもある。 ただ、どちらにしても共通しているのは「何もしていない」という事実だけが残ることだ。 目を開けているだけで、ものすごく疲れる。 呼吸をしているだけで、胸の奥に鉛のような重さがずっしりとのしかかってくる。 この重さは、誰にも見えないし、説明もできない。 重さに耐えかねて横になっているだけの時間が、永遠のように続く。 体…
──「何もしない」ではなく、「何もできない」地獄の記録 目が覚めた。 いや、ただ目を開けただけだ。眠れたかどうかは分からない。 夢を見たような気もするし、ずっと意識があった気もする。 体は鉛のように重く、指一本動かすのにも決心がいる。 布団の中が安全というわけではない。 むしろ、布団の中にも地獄が広がっている。 「今日もまた、朝が来てしまった」そんな言葉が、頭の中でこだまする。 生き延びたことが、なぜか失敗のように感じる。本当は、生きたくないわけじゃない。 でも「生きたい」と言えるほどの気力も、希望も、もうない。 体を起こすのに2時間かかった。それでも起き上がったわけじゃない。 ただトイレに行…
うつ病ブログ:地獄の日々 「今日もまた、朝が来てしまった。」 目覚まし時計の音すら聞こえないほど、心は遠く沈んでいた。 目を開けるだけでもひどく疲れる。 起き上がることができない。 布団の中で、息をするだけの存在になっていた。 うつ病と診断されてから、もう何年経ったのか、よく覚えていない。 最初はただの「疲れ」だと思っていた。 少し休めば治るだろうと、たかをくくっていた。 仕事のストレス、人間関係の摩耗、未来への不安。 それらが少しずつ、確実に、心を蝕んでいった。 ある朝、会社に行こうとして玄関で足が止まった。 「無理だ」と全身が叫んでいた。 そのまま床に座り込み、涙が止まらなくなった。 そこ…
うつ病ブログ:地獄の日々 朝が来るのが怖い。夜が来るのも怖い。 眠りたいのに眠れない。 眠りたくないのに眠ってしまう。 目が覚めると、そこには現実がある。 重たい現実。逃げられない。終わりのない苦しみ。 うつ病と診断されたのは数年前。けれど、気がつけばもっと前から地獄は始まっていた気がする。 心が折れる音がしたわけでもなく、突然涙があふれるようになったわけでもない。 ただ、少しずつ、少しずつ、生きる感覚が抜け落ちていった。 まるで、体のどこかから命の液体が漏れ出していくような感じ。 気づいたときには、もう元に戻れない場所まで来ていた。 「普通のふり」が一番つらい 誰にも気づかれたくなかった。 …
うつ地獄日記:息をするのも苦しい日々 朝が来るのが怖い。何もしていないのに疲れている。 布団から出たくない、というより出られない。この感覚は、経験したことがない人には決して理解されないだろう。 ■目が覚めた瞬間から始まる絶望 目覚ましが鳴る。無視する。スヌーズが何度も響く。 まるで「生きろ」と責められているようで、心がざわつく。結局、布団の中で何時間も過ぎる。 「起きなきゃ」と思っている。でも体が動かない。 気力が枯れ果てている。そういう日が続くと、自己嫌悪がどんどん積み重なっていく。 ■「何もできない自分」に押し潰される 仕事?無理だ。家事?手が動かない。 友達に返信?文章が浮かばない。何も…
うつ地獄日記:生きてるのに死んでいる日々 目が覚めた瞬間、絶望が襲ってくる。 眠っているあいだだけが唯一の逃げ場で、朝になると、またこの世界に引き戻される。 何もしていないのに疲れていて、ベッドから起き上がるだけで心がズタズタになる。 時計を見ると、午前11時。 すでに何時間も自分を責め続けている。 「また何もできなかった。」「今日もダメなまま一日が終わる。」 自分の存在そのものが、世界の迷惑なんじゃないかという気持ちが消えない。 過去の失敗、誰かに言われた嫌な言葉、そして何より自分で自分に言ってしまった「価値がない」という呪いのような言葉が、頭の中で何度も繰り返される。 シャワーも浴びていな…
うつ地獄日記:出口のない部屋で 朝が来た。 それは「新しい一日」なんかじゃない。 ただ、また同じ苦しみが繰り返されるという合図だ。 目覚ましは鳴らない。 そもそもセットしていない。 起きる理由も、起きた先に待っている何かも、今の自分には存在しない。 ただ、体が痛くなってきて自然と目を開けるだけだ。 天井を見る。灰色の天井。どこか汚れている。 でもそれを気にする気力も、掃除するエネルギーもない。 思考は重く、粘土のように頭の中で絡まり、どんな方向にも動いてくれない。 枕元のスマホには、未読のLINEが数件。 昔の友人や、形式的な以前の職場関係の通知。 見ない。 いや、見られない。 開いたら返信し…
うつ地獄の毎日 朝が来るたびに、絶望が襲ってくる。 目を覚ましたくなかった。 夢の中では何も感じずに済んだのに、目を開けた瞬間、重たい現実がのしかかってくる。 「今日もまた、生きてしまった」。 それが一日の始まりだった。 起き上がることができない。 体が鉛のように重く、まるで地中深くに沈み込んでいくようだった。 ベッドの中で横になったまま、天井を見つめる。 何も考えたくないのに、頭の中はぐちゃぐちゃと不快な雑音で満ちていた。 「お前はダメだ」「生きている意味がない」「誰もお前なんか必要としていない」。 そんな声が、エコーのように延々とリピートされている。 スマホには誰からの連絡もない。 いや、…
うつ地獄日記:終わらない朝、始まらない一日 朝、目が覚める。 目覚ましの音でではない。 音も光も、人の気配もないまま、ただ「目が覚めた」ことだけが事実として残る。 時計を見る。 午前4時。 まだ外は暗い。 なぜ起きたのか、なぜ眠れないのか、問いかける気力すらもうない。 ただ、脳の奥に冷たい塊がある。 それは不安ではなく、恐怖でもなく、もっと無味無臭のもの。 言葉にならない重さで、心を圧し潰してくる。 再び目を閉じる。 眠れるはずがない。 体は鉛のように重く、ベッドはまるで地獄の底に通じているかのように深い。 起き上がろうとすれば吐き気がする。 心臓の鼓動が速くなる。 何もしていないのに、体が「…
うつ地獄の毎日 目が覚めると、まず「しまった」と思う。また朝が来てしまった。 生きている。 まだ死ねていない。それが最初の感情だ。 布団の中はぬるくて、外に出るにはあまりにも世界が冷たい。身体を動かす気力は、ゼロ。 まぶたすら重い。それでも、時間は止まってくれない。 スマホの通知も、誰かの声も、世界が自分を置いてけぼりにして進んでいくことを知らせてくる。 トイレに行きたい、でも行けない。水が飲みたい、でも手を伸ばすのがしんどい。 呼吸すら、意識しないとできない気がして、過呼吸になりかけて焦る。それでも何とか身体を起こして、トイレに行く。 鏡に映った自分の顔が、ゾンビのようだ。目の焦点が合ってい…
うつ地獄日記:出口のない毎日 目が覚める。けれど「今日が始まった」とは感じられない。 ただ「また目が覚めてしまった」という絶望。寝ている間だけが唯一の逃避だったのに、その逃避すら続かない。 まぶたを開けるのがつらい。 呼吸をするのが億劫。 布団の中が棺のように感じられ、外に出ることは、死よりも恐ろしいことのようだ。 何かをしなくては。 そう思う。 けれど体が動かない。 頭の中はモヤがかかったように重く、昨日まで覚えていた言葉さえ、今はただの音にしか聞こえない。 歯を磨く、顔を洗う、着替える――そのすべてが、100キロの重りを持ち上げるような作業になる。 何一つできない自分にまた嫌気がさし、自責…
うつ病という終わりのない地獄 朝、目が覚める。 その瞬間、全身に鉛のような重みがのしかかる。 体が動かない。 脳が命令を出さない。 目覚ましは何度も鳴り、止めた記憶さえ曖昧で、気づけば昼を過ぎている。 カーテンは閉じたまま、部屋は半暗闇。時間の感覚がなくなる。 朝なのか夜なのかも、曇りなのか晴れなのかもわからない。 ただ、息をしているだけ。 生きているとは、とても言えない。 布団の中は安全地帯のはずなのに、そこでさえ安心できない。 焦燥感、罪悪感、無力感がじわじわと体を蝕む。 何もしていないのに、責められているような感覚。 誰に? 自分に。 過去の自分、理想の自分、社会に適応できていたはずの自…
うつ地獄毎日の苦しさ 朝、目が覚めるとすぐに「また生きている」という絶望が押し寄せてくる。 眠っている間だけが唯一、心が空白になれる時間。 それすら浅く、夢の中でさえも責められる。過去の失敗、誰かの言葉、自分自身の無力さ。 それらがぐちゃぐちゃに絡まり、夢と現実の境界が曖昧なまま、薄暗い朝が始まる。 布団の中にいるのが一番安全な場所。 それなのに、そこにいる自分が「怠け者」「甘えてる」と責める声が聞こえてくる。 それは他人の声じゃない、自分の中から聞こえる、自分の声。どうしても身体が動かない。 息が苦しい。 何かしなきゃいけないのに、何もできない。 時間だけが過ぎていく。 スマートフォンを開け…
うつ地獄:終わらない暗闇の中で 朝が来るのが怖い。夜が来るのも怖い。 眠れないことも怖いし、眠りすぎてしまうのも怖い。何をしていても、していなくても、自分がただ「存在している」ことが、重く、苦しい。 うつ病とは「気分が落ち込む病気」なんかじゃない。 そんな生易しい言葉では言い表せない。 これは、生き地獄だ。息をするだけで痛みを感じることがある。 喉が締めつけられて、胸の奥から漠然とした焦燥感がせりあがる。何かをしなければいけない、でも何もできない。 誰かに助けを求めたい、でも誰にも会いたくない。自分が壊れていくのがわかるのに、止める手立てがない。 「がんばって」「気晴らししたら?」「考えすぎじ…
今日は朝から、胸の奥がずっと重苦しい。 理由ははっきりしている。 「何もできなかった」という事実が、何度も何度も頭の中を回っている。たとえば、あの電話をかけられなかったこと。 たとえば、約束を守れなかったこと。たとえば、「またね」と言ったのに、それが最後になってしまったこと。 もう終わったことだと、頭では理解しているつもりなのに、心がそれを許さない。「自分のせいで誰かを困らせた」「あの時もっとちゃんとしていれば」と、どうにもならなかった過去に、自分を釘付けにしている。 寝ても覚めても、自分の不甲斐なさがつきまとってくる。誰かが「大丈夫」と言ってくれたとしても、その言葉を素直に受け取れない。 「…
朝、目が覚めたというより、意識が現実に引きずり戻された。 眠った気がしない。 体が鉛のように重く、まぶたすら開けるのに数分かかった。 スマホのアラームは何度も鳴っていたらしいが、止めた記憶もない。 ベッドの中で天井を見つめながら、「今日もまた始まってしまった」と思った。 これが何日続いているのか、数える気力もない。 布団の中は唯一の避難所だが、安心はない。 ただ現実から逃げているだけ。 逃げても何も変わらない。 時計を見るとすでに正午を過ぎていた。 空腹も感じない。 喉も渇かない。 ただ、心がずっと痛い。 胸の真ん中に黒く重たい塊が居座っていて、それが内側から自分を押し潰そうとしている。 苦し…
今日も昨日に引き続きうつ病、少し楽だったよ 今日も、昨日に引き続き、少しだけ楽な一日だった。 それだけのことなのに、心の中で「ありがとう」と何度もつぶやきたくなった。 うつ病の底に沈んでいた日々が続いていたからこそ、ほんのわずかな「楽さ」や「軽さ」が、まるで春の陽射しのように感じる。 体が少し動いて、呼吸がほんの少しだけ深くなって、頭の中の霧が薄くなった。 そんな感覚だけでも、私にとっては大きな進歩だ。 ここ最近、調子のいい日が一切なかったわけではない。 でも、それが続くことはほとんどなかった。 ひとときの安らぎの後に、必ずといっていいほど、あの重苦しい波がまたやってくる。 朝、目を覚ますだけ…
どーーーーーしても仕事に行きたくない日ってあるよね| それって怠け癖?
「仕事に行きたくない」は甘えじゃなかった。仮病で休みがちだった私がうつ病で入院に至ったリアル体験と、心が壊れる前の対処法を正直に綴ります。 | おちょのひとりごと
今日もうつ病地獄から、今日は少し楽な波がきた 目が覚めたとき、まず感じたのは「あれ、今日は少しだけ、重さがないかもしれない」という微かな違和感だった。 ここ何ヶ月も、いや何年もかもしれない。 朝起きることは地獄の針のようだった。 布団の中で目覚めた瞬間から、鉛のような思考、重力が増したような身体、心の奥から染み出す「生きていたくない」という呪詛。 それらが、一日を始める前にすべてを終わらせていた。 でも、今日は違った。 それがどうしてなのかは分からない。 薬が効いたのかもしれないし、気圧の変化かもしれない。 あるいは、単なる神経の偶然的な誤作動かもしれない。 理由は分からないけれど、「ほんの少…
うつ病という名の終わらない地獄 今日も、また目が覚めてしまった。 眠ることは逃げ道だったのに、朝という名の拷問がまた訪れる。 希望も期待もない朝。 まぶたの裏側で「もう終わっていてほしい」と祈ったはずなのに、それでも心臓は律儀に鼓動を刻んでいる。 どうして生きているのだろう。 どうして生かされているのだろう。 起き上がるだけで、肉体が鉛のように重い。 魂が腐っているような倦怠感が全身を包み込み、まるで重力が10倍にでもなったかのように身体を動かすことができない。 顔を洗うことも、歯を磨くことも、着替えることも、息をすることすら億劫で苦しい。 空気が肺に入ってくるだけで「また生き延びてしまった」…
「光なき水底で生きるということ」 うつ病の苦しみを言葉にするのは難しい。 なぜなら、それは形のない霧のように心を覆い、説明しようとすると指の隙間からすり抜けてしまうからだ。 しかし、あえてその霧に輪郭を与えるなら、それは「光の届かない水底に沈められたまま、生きながら溺れている感覚」に近いかもしれない。 朝、目を覚ました瞬間から重力が異常に増している。 身体が鉛のように重く、布団の中から出ることすらできない。 何もしていないはずなのに、なぜこんなにも疲れ果てているのだろう。 目の前には一日という名の巨大な壁が立ちはだかり、それを乗り越える気力も方法も見当たらない。 うつ病とは、単に「気分が落ち込…
『底なし沼の街で』 かつて、ある場所に「底なし沼の街」と呼ばれる場所があった。 人はそこを通り過ぎることがあっても、長く留まる者はいなかった。 理由は単純で、そこに住んでしまうと、二度と外に出られなくなるからだ。 その街に、一人の旅人が迷い込んだ。 名前はもう思い出せない。 ただ、彼がそこに入ったとき、空は灰色で、風は重く、どこか懐かしい哀しみが街の隅々にまで染み渡っていた。 最初の数日は、「通りすがりだ」と彼は思っていた。 ちょっと休んだらまた歩き出せると。 しかし、足は動かない。体は重く、目を閉じることさえ苦痛になっていた。 彼の足元には小さな泥の水たまりがあった。 初日はただの水たまりだ…
今日もうつ病地獄 ― 街に出る日 ― 久しぶりに外に出る決心をした。 それは大きな用事があったわけではない。 冷蔵庫の中に何もないことに気づいたからだ。 空腹というより、「このまま何も食べずにいると倒れるな」と頭が判断しただけで、体はまるで動きたがっていない。 服を着替え、顔を洗い、財布を鞄に入れる――それだけのことが、信じられないほどの労力を要する。 玄関のドアを開けるのが、すでにひとつの試練だ。 外の空気は少し生ぬるく、季節の移り変わりを感じさせた。 けれど、心は動かない。 通りには人がいて、子どもが笑い、大人が忙しそうに歩いている。 その流れの中に自分の居場所がないと感じる。 まるで世界…
目覚ましの音も鳴らない。 いや、設定していないのだ。 起きる理由がないのだから。 今日も朝が来てしまった。 ただただそれだけで、心に鈍い鉛のような重みがのしかかる。 眠ったはずなのに、何ひとつ回復していない。 身体は鉛のように重く、目を開けるのも、息をするのも、どこか億劫だ。 うつ病という病気は、どこかに目に見える傷があるわけじゃない。 血も流れていない。 骨も折れていない。 だが、確かに死にたいと思わせるほどの痛みが、毎日、毎時間、毎秒、心のど真ん中で脈打っている。 「また生きてしまった」と思う。「死にたい」とは違う。 「消えていたかった」という感覚に近い。 誰の記憶にも残らず、何の責任も負…