うつ地獄日記 ― 誰にも届かない助けの叫び 711
朝が来た。 正確には「また」朝が来てしまった、という感覚。 カーテン越しの光が、私の存在を確認するように部屋に差し込んでくる。 何もしていないのに、全身が鉛のように重く、まるで地中深くに埋められたまま目を覚ましたような感覚だ。 心も体も動かない。 呼吸だけが、かろうじて「生きている証明」のように繰り返されるが、それさえもただ苦しい。 布団から出られない。 いや、正確に言えば「出る理由がない」。 食事? 仕事? 人との会話? すべてが「意味を失ったリスト」として、心の中で死んだ文字列になっている。 何かをしようとすると、頭の中で誰かがささやく。 「無駄だよ。 どうせまた失敗する。 誰もお前なんか…
2025/07/11 09:34