うつ地獄日記 ― 今日も光のない部屋で 712
朝が来た。 けれど、もう何日も太陽を見ていない気がする。 カーテンは閉じたまま。 開ける気力がないのではなく、開ける理由がない。 誰の目も気にしなくていい部屋にこもって、息をひそめるように生きている。 布団の中にいるときが、一番「安全」だと思えるようになった。 体を起こせば、自分の存在に耐えなければならない。 トイレに行くだけで息が上がる。 自分の体重すら重荷に感じる。 スマホは電源を切ったまま。 通知を見るのが怖い。 誰かからの連絡が来るのも嫌だし、誰からも来ないという現実にも耐えられない。 「もう十分休んだでしょ」と言われるのが一番つらい。 うつは“疲れ”ではない。 ただ怠けているわけでも…
2025/07/12 12:02