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朝が来た。 けれど、もう何日も太陽を見ていない気がする。 カーテンは閉じたまま。 開ける気力がないのではなく、開ける理由がない。 誰の目も気にしなくていい部屋にこもって、息をひそめるように生きている。 布団の中にいるときが、一番「安全」だと思えるようになった。 体を起こせば、自分の存在に耐えなければならない。 トイレに行くだけで息が上がる。 自分の体重すら重荷に感じる。 スマホは電源を切ったまま。 通知を見るのが怖い。 誰かからの連絡が来るのも嫌だし、誰からも来ないという現実にも耐えられない。 「もう十分休んだでしょ」と言われるのが一番つらい。 うつは“疲れ”ではない。 ただ怠けているわけでも…
朝が来た。 正確には「また」朝が来てしまった、という感覚。 カーテン越しの光が、私の存在を確認するように部屋に差し込んでくる。 何もしていないのに、全身が鉛のように重く、まるで地中深くに埋められたまま目を覚ましたような感覚だ。 心も体も動かない。 呼吸だけが、かろうじて「生きている証明」のように繰り返されるが、それさえもただ苦しい。 布団から出られない。 いや、正確に言えば「出る理由がない」。 食事? 仕事? 人との会話? すべてが「意味を失ったリスト」として、心の中で死んだ文字列になっている。 何かをしようとすると、頭の中で誰かがささやく。 「無駄だよ。 どうせまた失敗する。 誰もお前なんか…
朝が来るのが怖い。 夜の闇の中でさえも、私は心を落ち着けられないのに、朝の光が私を責め立てる。 何もできていない、今日もまた同じ一日が始まってしまったという後悔と絶望が、目覚めと同時に押し寄せる。 目を開けた瞬間、頭の中が悲鳴を上げている。 「もうやめてくれ」「起きたくない」「消えてしまいたい」——でも身体は重く、起き上がることすらできない。 布団の中で何時間も天井を見つめる。 呼吸は浅く、胸の奥がズキズキと痛む。 何もしていないのに、全身が疲れていて、ただ存在しているだけで苦しい。 家族は心配しているのだろうけど、もうその視線すらも怖い。 優しさが鋭く胸に刺さる。 応えられない自分が情けなく…
朝が来た。 それだけで、全身が鉛のように重くなる。 目を覚ますたびに、「また生きてしまった」と思う。 まるで罰のように、今日という日が始まる。 カーテンの隙間から差し込む朝日さえ、今の私には敵にしか思えない。 世界は動いているのに、自分だけが時間の底に沈んでいる。 そう感じるのが、もう何日続いているだろう。 この地獄には音がない。 静かすぎて、逆に耳鳴りがする。 テレビの音も、誰かの笑い声も、家族の話し声も、すべて膜の向こう側で起きているように感じる。 私はただ、布団の中で目を見開いたまま、息をしているだけの存在だ。 時間の感覚は曖昧で、朝昼夜の区別もつかない。 時計を見ても数字が読めず、スマ…
うつ地獄日記 ― 誰にもわかってもらえないという地獄の底で 707
朝が来た。 カーテン越しにぼんやりと射し込む光が、まるで罪の告白のように部屋の中を照らす。 まぶしい。 胸がざわざわする。 光は希望を連れてくると、昔の誰かが言っていた。 でも今の私にとっては、ただの責め苦だ。 今日もまた、生きなければならない一日が始まってしまった。 布団の中にうずくまりながら、頭の中で繰り返されるのは、「死にたい」「消えたい」「終わりにしたい」という言葉たち。 決して口には出さない。 でも心の中では毎日、百回以上は呟いている。 もう何年もこの調子だ。 なのに、誰にもそれを伝えられない。 伝えたところで、結局は「気持ちの問題」とか「前向きに」とか、そんな言葉で片づけられるだけ…
朝、目が覚める。 いや、正確には「目を閉じたまま夜をやり過ごしていた意識が、またこの地獄に引き戻される」と言った方が正しい。 体は重く、まぶたは鉛のように落ち、呼吸をすることすら意志の力が必要だ。 ベッドの上で横たわるまま、天井を見つめている。 なぜ自分はここにいるのか、何をして生きているのか、その問いすらもう湧いてこない。 部屋のカーテンは閉め切ったまま。 光が怖い。まぶしさが痛みに変わる。 誰かの声、外を歩く人の足音、郵便受けに投げ込まれるチラシの音、すべてが鋭利なナイフのように胸に突き刺さる。 音も匂いも、すべてが自分を拒絶しているような感覚。 世界が自分を必要としていない。 それどころ…
朝が来た。また朝が来てしまった。 目覚ましも鳴らないのに、なぜか決まってこの時間に目が覚める。 眠れたのか、眠れていないのか、もう自分でもよくわからない。 脳の中に霧がかかったような感覚で、思考の芯がぼやけている。 身体も重く、指一本動かすのにも苦労する。 けれど、なぜか心だけが騒がしくて、胸の奥がジリジリと焼けるように痛む。 起き上がれない。いや、起き上がりたくないのだと思う。 この布団の中が、唯一、世界から隔離された場所。 たとえそれが窒息するほど重く、息苦しい空間でも、外の光よりはずっとましだと思えてしまう。 誰にも会いたくない。 声を聞きたくない。 目を合わせたくない。「大丈夫?」と聞…
うつの地獄に堕ちたことのある人ならわかるだろう。 あれは「病気」などという軽い言葉では済まされない。 理屈も努力も、根性論もすべて通じない。 歯を食いしばって乗り越えられるような種類のものではない。 心が凍りつき、思考が停止し、時間の流れさえ感じなくなる。 空気の色が灰色になり、世界の全てが敵に思える。 そんな闇の中から、いったいどうやって立ち直るというのか。 まず最初に。 「立ち直る」ことを目的にしすぎると、余計に苦しくなる。 うつの最中に「早く元気にならなきゃ」「治さなきゃ」「社会復帰しなきゃ」と焦れば焦るほど、症状は深まっていく。 まるで、泥沼に落ちて暴れるたびに体が沈んでいくように。 …
朝が来たことに気づくたび、私はまた生きているのかと絶望する。 目を開けても光は差し込まず、音も香りも感情もすべて、どこか薄く平らで無意味なものになっている。 外の世界は動いているはずなのに、私の内側だけが時間を止められている。 心が、体が、石のように沈んでいて、呼吸すら億劫だ。 布団から出るという、ごく普通の行動にさえ何時間もかかる。 何をしても、何を見ても、心がまるで反応しない。 テレビをつければ音が耳に入るが、意味が頭に届かない。 SNSを開いても、そこに写る人々の笑顔や日常が、異世界のように遠く感じる。 それどころか、彼らの元気そうな姿が私には鋭利な刃物のように突き刺さり、「お前はだめだ…
朝が来た。 だが、目は覚めない。 カーテンの隙間から光が差し込んでいることは分かる。 でも、その光は私にとって“朝”を知らせるものではない。 ただの光だ。 もう何時なのか、今日は何曜日なのか、そんなことはどうでもいい。 今日が来たことすら、恨めしいと思ってしまう。 身体は重く、まるで鉛を詰め込まれた袋の中に閉じ込められているようだ。 手を動かすことすら億劫で、頭は霞がかかったようにぼんやりしている。 「起きなければ」と何度も心の中で呟くが、その声すらすぐにかき消される。 まるで無力な抵抗だ。 布団の中は唯一、安全に感じられる場所だ。 けれども同時に、この布団は私を捕らえる檻でもある。 安心と絶…
朝が来た。いや、来てしまった、というべきか。 昨日と同じ部屋、同じ天井、同じ布団。 だが、私の中に「同じ私」はもういない。 眠ったのか、眠っていないのかもわからないまま、体は重力に押し潰されているようにベッドに沈み続ける。 時計を見る。 6時を少し過ぎた。 なぜ目が覚めてしまうのだろう。 寝ている間くらい、何も感じたくない。 夢もいらない。 現実を忘れたいだけなのに、脳は容赦なく目を覚まさせる。 もう二度と朝が来なければいいのに、そう願っても、朝は律儀に訪れる。 顔を洗う気力も、着替える力もない。 歯を磨くことさえ「大仕事」に思える。 スマホには通知がいくつか来ているが、誰からかなんてどうでも…
うつ地獄日記 ― 静かなる終わらない夜 朝が来る。 けれど、それは希望の光ではない。 ただ、眠れぬまま夜を乗り越えたという事実の通知のようなものでしかない。 布団の中で目を開ける。 重い。 体が、じゃない。 心が、魂が、存在が、重い。 理由なんてない。 何も起きていない。 けれどすでに打ちのめされている。 目が覚めたことが敗北であるような、そんな始まり。 天井をじっと見つめて、動けない。 頭の中に靄がかかり、何も考えられないのに、同時にいくつもの言葉にならない感情がぐるぐると渦を巻いている。 「今日も何もできない」「誰からも必要とされていない」「生きている意味がない」――そういった思考が自動再…
外は晴れているらしい。 カーテンの隙間から洩れる光が、部屋の壁に細く差し込んでいる。 でも、私はその光を見ても、何の感情も湧かない。 ただ、無意味に壁に落ちる模様を眺めているだけ。 光も音も、匂いも、味も、全てが曖昧で遠く、私の存在とは切り離されているように感じる。 部屋の中は静かすぎる。 いや、静かというより、“音が失われた”感覚に近い。 まるで、この部屋だけが世界から隔離されているかのようだ。 人の声も、風の音も、時計の秒針のカチカチという音すらも、ここには届かない。 私は音のない牢屋の中にいる。 自分で選んだわけでも、望んだわけでもない牢屋に、いつの間にか閉じ込められていた。 朝起きて、…
朝が来た、らしい。カーテンは閉じられたまま、部屋の空気は昨日の絶望をそのまま閉じ込めていた。 時計の針の音も聞こえない。 隣の部屋の物音も、通り過ぎる車の音も、鳥のさえずりも、何一つ聞こえてこない。 いや、正確には「耳に届いていない」だけで、音は存在しているはずだ。 でも、私には届かない。 まるで、私の世界だけが、音を拒絶しているかのように。 この感覚が始まったのは、いつからだろう。 もう覚えていない。 気づいたときには、私はこの「音のない牢屋」の中にいた。 人の声が聞こえない。 電話のベルが鳴っても反応できない。 テレビの音も、ただの無意味な振動にしか思えない。 音がなくなったことで、世界は…
朝なのか夜なのか、もう分からない。 カーテンは閉じたままで、光も音も遮られている。 時計の針が動いているのかどうか、確かめる気力もない。 けれど、何かが確実に過ぎていく感覚だけが、身体のどこかで鈍く響いている。 目は覚めた。 でも、それは「起きた」とは言えない。 ただ意識が浮かび上がってきただけだ。 目を開けるのも、ひどく疲れる。 まぶたの裏にまだ夢の残骸がへばりついていて、現実と混ざり合って、どこまでが本当か分からない。 私は、ここにいる。 だけど、自分が「生きている」と言っていいのかどうか、よく分からない。 部屋の中は静かだ。 テレビもラジオも、もちろん人の声もない。 壁に囲まれた空間は、…
この部屋は、いつからこんなに歪んだのだろう。 時計の針は動いているのに、時間は前に進まない。 カーテンの隙間から漏れる光が、昨日なのか今日なのかも分からない世界をぼんやりと照らす。 私はここにいて、でも確かにいなかったこともある。 昨日の出来事が、何年も前の記憶と絡まり合って、私の頭の中でぐちゃぐちゃに溶けていく。 思い出そうとするたびに、記憶は煙のようにすり抜ける。 布団にくるまりながら目を閉じると、誰かの声が聞こえた気がする。 「元気?」と訊ねられたような気がした。 でも、それは昨日の夢だったのか、それとも何年も前に聞いた声なのか、判然としない。 ただ、涙が頬を伝った。 それだけは現実だっ…
朝なのか夜なのか、もうわからない。 カーテンを閉め切ったままのこの部屋には、時間の流れという概念が存在しない。 時計は壁にかかっているが、その針が進んでいるのかどうかも気に留めなくなった。 気がつけば、ただ布団に沈み込んで、天井を見つめている。 目を開けていても夢を見ているようで、夢の中でもこの部屋にいる。 現実と幻覚、過去と現在が、じわじわと溶け合っていく感覚に、私はもう自分を見失っている。 ふと、母の声が聞こえた気がした。 昔、風邪をひいたときに隣で水を差し出してくれた、あの優しい声。 「大丈夫?」というその一言が、頭の奥にこだました。 でも、それは幻だった。 確かに耳元で囁かれた気がして…
朝か、夜か。わからない。 この部屋には時間というものが存在しないような気がしてくる。 カーテンを閉めきったまま、ずっと薄暗い。 時計を見ても、針の動きが信じられない。「今は本当に今日なのか?」 そう問いながら、私はベッドに沈み込んでいた。 ふと、五年前のことを思い出す。 朝、駅のホームで吐き気を堪えていた自分。会社へ行くのが怖くて、でも行かないわけにもいかなくて、スーツ姿で震えていた。 その頃の私はまだ、「なんとかなる」と思い込もうとしていた。だけど、結局何ともならなかった。 その感覚が今も、私の身体にこびりついている。あの頃の空気、重さ、緊張。 なぜ、時間が過ぎても苦しさだけは消えないんだろ…
目が覚めた瞬間、今日もまた始まってしまった、と心が沈む。 ベッドの中で何時間も動けず、時計の針だけが無情に進んでいく。 外は明るい。 鳥の声も聞こえる。 でも、私の心の中は真っ暗だ。 まるで深い穴に落ちたまま、出口がどこにも見えない。 そんな毎日が、もうどれくらい続いているのかすら思い出せない。 うつ病になってから、時間の感覚も、現実感も、何もかもが狂ってしまった。 朝起きる意味がない。 食事をとる意味もない。 生きている実感がまるで湧かない。 生きているのか死んでいるのか、もはや区別がつかない。 感情がない。 嬉しいも楽しいも、どこか遠い国の話のようだ。 ただ、苦しさと重たさだけが、常に私を…
うつ病について考え方のコツ 〜地獄の中でも、自分を見失わないために〜 うつ病は、単なる「気分の落ち込み」ではありません。 生きる力そのものが奪われるような、深い絶望の病です。 「気合い」や「前向きな気持ち」で乗り越えられるものではなく、ましてや他人の「励まし」や「ポジティブな言葉」が逆に刃のように刺さることすらある――そんな世界に生きている私たちが、どうやってこの病と向き合っていけばいいのか。 今回は「考え方のコツ」というテーマで、医師から教えていただいたことや、自身の経験や考え方、目標としていることを無理なく、少しずつ、地獄の底で光を見つけるためのヒントを綴っていきます。 1. 「考え方を変…
地獄の日々 ― うつ病の中で息をする 朝が来るのが怖い。 けれど夜が終わらなければいいとも思えない。 眠れず、横たわっているだけの時間が、まるで永遠の苦痛のように続く。 まぶたを閉じていても、心は決して休まらない。 私は今日も、生きているというより、ただこの地獄を「耐えて」いる。 かつては、朝が来れば少しは希望が見えた。 少なくとも、日常をこなすという感覚は残っていた。 今は違う。 目を開けた瞬間から「死にたい」が頭の中で反響する。 身体は重く、起き上がる気力などどこにもない。 頭の中は鉛の霧に包まれたようで、考えることすらできない。 「また今日も始まってしまった」 その絶望の一言で一日が幕を…
うつ病ブログ「地獄の日々」——生きることがただの罰になるとき 朝が来るたび、私は心の底から「なぜまた生きているんだろう」と思う。 眠りに落ちたはずの夜、意識はほとんど途切れなかった。 眠れたのか、それともただ目を閉じていたのか。 身体は鉛のように重く、布団から出るのに30分、いや1時間はかかる。 時計の針の音がやけにうるさく感じる。 それだけで吐き気がする。 何もしていないのに、もう一日分のエネルギーを使い果たしたような絶望が胸を覆う。 誰もが言う。 「無理しないで」「頑張らなくていい」「ゆっくり休んでね」。 でも、その言葉の向こうに「でも、ちゃんと治してね」「そのうち働けるようにしてね」「迷…
朝が来るのが怖い。いや、夜も怖い。 眠れない夜が続くと、次第に「時間」という概念が自分の中で崩れていく。 昼か夜かもわからない。ただ目が開いているか閉じているか、それだけだ。 目覚ましは何度も鳴るけれど、体は動かない。 布団の中で、重たい鉛のような身体が地面に沈み込むような感覚。 頭の中で「起きなきゃ」「仕事に行かなきゃ」「連絡しなきゃ」と声がする。 でもそれに従えない。 体がまるで自分のものじゃない。 指一本動かすのが、ものすごい努力を要する。 うつ病になってからというもの、何をしていても心が空っぽだ。 好きだった音楽も、趣味だった読書も、全部どうでもよくなった。 好きだったものが、何の味も…
朝が来るのが怖い。けれど夜が終わらないのも怖い。 眠れないまま夜が明けていく。 空が白んでくるのを見ると、なぜか罪悪感に似たものが胸に湧く。 「また何もできずに一日を始めてしまった」。 いや、始める気力なんて最初からないくせに、なぜか自分を責めてしまう。 部屋の隅にたまる埃、洗っていないコップ、返していないメール、放置したままの書類。全部、目に入るたびに「お前はだめだ」と言われているようで、見ないふりをする。 けれど見ないふりにも限界がある。 ふとした瞬間に、それらの「できなかったこと」が胸に刺さってくる。 そして自己嫌悪が始まる。 「何もできない自分」を責める。責めすぎて、「せめて呼吸を止め…
朝、目が覚めた。ただそれだけのことが、ものすごく重い。 眠っていたかった。 ずっと。けれど目が開いてしまった。 生きている。 まだ生きている。 それがもう、悲劇の始まりだった。 何もしたくない。 いや、何かしたいわけではない。 ただ、存在することそのものが苦しい。 息をするのが重くて、体を起こすことができない。 目の前には何もない。 未来も希望も、愛情も意味も。 全部、どこかへ消えてしまった。 いや、最初からなかったのかもしれない。 人は「がんばって」と言う。 優しさなのだろう。それはわかっている。 でも、「がんばる力」がもう残っていない人間に向かって、その言葉はまるで鈍い刃物のように突き刺さ…
朝、目が覚める。 いや、目は開いているが「起きる」ことができない。 身体が鉛のように重く、頭の中には黒い霧がかかっている。 布団の中で天井を見つめながら、「今日もまた一日が始まってしまった」と思う。 何もしていないのに、ただ時間が流れているだけで、罪悪感がじわじわと胸を締めつけてくる。 うつ病とは「気分が落ち込む病気」だと簡単に言われることがあるが、実際はそんな単純なものではない。 感情が死んでいく病だ。 喜びも、悲しみも、怒りも、何も感じない。 感情の回路が壊れてしまったかのように、ただ無機質な時間が流れていくだけ。 好きだった音楽も、趣味も、味のある食事も、全部色褪せて、無味乾燥な砂のよう…
朝、目が覚めた瞬間にもうわかる。「あ、今日もだめだ」 まぶたは重く、頭の中は霧の中。息を吸うのさえ億劫で、体は鉛のように布団に沈み込んでいる。 それでも、カーテンの隙間から容赦なく射し込む光が、「ほら、生きてるんだから起きろ」と叩きつけてくる。 もうやめてくれよ、そんなに責めないでくれよ。わかってるんだよ、何もできてないことなんて。 返事をしていないLINE、積み上がった洗濯物、仕事の未返信メール、そして止まったままの時間。 全部、自分の怠慢だって責める声が、どこかから聞こえてくる。心の奥深くから、ねばついたような言葉で責め続けてくる。 「お前はダメだ」「お前は誰の役にも立ってない」「お前がい…
うつ病ブログ:地獄の日々が辛い 朝が来るのが怖い。目を開けた瞬間、頭の中に重たい雲がのしかかる。 「ああ、また始まってしまった」。 その感覚が、毎朝、胸を締めつける。 うつ病という病は、ただ気分が落ち込むとか、ちょっと疲れたというようなものではない。 これは、生きていること自体が罰のように感じる地獄のような日々だ。 目覚ましの音が鳴る前に目は覚めている。 でも、布団から出られない。 体が鉛のように重たく、何か一つ動かすのにも莫大なエネルギーが必要だ。 トイレに行くことさえ先延ばしにしてしまう。 体は汗で湿っていて、頭はぼんやりとした霧の中。 時計の針はどんどん進んでいくけれど、自分はまるで時間…
朝が来るのが怖い。 目覚めた瞬間、心の中に重く黒い鉛のような塊がのしかかってくる。 胸が苦しくて、呼吸も浅くなる。 昨日より今日が少しでもマシだと期待して眠ったのに、また裏切られる。 世界はなにも変わっていない。 むしろ、自分が昨日より少しだけ壊れている。 起き上がる理由が見つからない。 ベッドの中で、天井を見つめながら考える。「もうだめだ。何もかもおしまいだ」。 この言葉が、心の中でエコーのように反響する。 言い訳じゃない、本当にもうだめなんだ。 生きることに必要な力が、もうどこにも残っていない。 スマホに通知が溜まっているけれど、開く気もしない。 友達からのLINEも、仕事の連絡も、全部遠…
うつ病、もうだめだ。何もかもおしまいだよ。 朝が来るのが怖い。夜も怖い。 眠っても、目覚めても、何一つ変わらない。 何もよくならない。 誰かの声が遠くから聞こえるような気がしても、自分の身体には届かない。 まるで分厚いガラスの箱の中に閉じ込められているようで、外の世界が現実なのか夢なのか、もうわからない。 「うつ病は病気だから、治るよ」と、簡単に言う人がいる。 けれど、その「治るよ」の言葉にどれほど絶望させられてきたか。 希望をもらったはずの言葉が、何よりも深い傷になることがあるなんて、誰が教えてくれた? 治ると信じて耐えて、努力して、医者に通って、薬を飲んで、カウンセリングを受けて、それでも…
うつ病──もうだめだ、何もかもおしまいだ 朝が来るのが怖い。 夜が来ても眠れないけれど、それでも朝の方がもっと恐ろしい。 窓から差し込む光が、自分の存在の惨めさを暴き出すようで、息が詰まる。 起き上がれない。 ベッドに身体を沈めたまま、天井を見つめている。 頭の中は真っ黒だ。 「何をしてるんだ、自分は」と思うけれど、動けない。 心がずっと重い。体が鉛のように硬直していて、ほんの少し腕を動かすことすら億劫だ。 頭のどこかでは「生きなきゃ」と思っている。 でも、それはまるで壊れかけた機械のように、かすれた音で自分にささやいているだけだ。 その声すら、最近は遠ざかってきている。 代わりに聞こえるのは…
もうだめだ。心の奥底から、ふっとこぼれるように出てくる言葉。 気づいたら口にしている。 「もうだめだ」って。 朝が来るたび、世界がグレーに染まっていく。 何をしても、しなくても、心がどこかに落ちているような感覚が消えない。 目覚ましが鳴る。 それだけで、胸が圧迫されるように苦しくなる。 布団の中で息を潜めながら、「また朝が来たのか」と呟く。起き上がれない。 起きなければいけない理由が、もうどこにも見つからない。 鏡の中の自分は、まるで別人だ。 目に光がない。 口角は下がりっぱなしで、皮膚の色は土のようにくすんでいる。 かつて笑っていた頃の自分を、写真で見てももう思い出せない。 「これは誰だ?」…
うつ地獄日記:終わらない闇の中で 朝が来た。それだけで、また絶望が始まる。 目覚ましも鳴らしていないのに、なぜか目が覚める。 眠りが浅いのか、夢を見続けていたのか分からない。 布団の中はぬくもりがあるはずなのに、心は底冷えしている。 起きたくない。 動きたくない。 いや、正確に言えば、動けない。 体が重い。 鉄板でも貼り付けられたように重い。 何もしていないのに、呼吸さえしんどい。深呼吸をしようとしても、胸の奥に圧がかかって、それ以上空気が入らない。 「もう、何もしたくない」「生きてる意味って、なんだっけ?」「死んだ方が楽なんじゃないか?」 そんな言葉が、頭の中でエンドレスに回り続ける。 これ…
うつ地獄日記:「地獄の日々」——自分という牢獄に閉じ込められて 朝が来るたび、死んだように目を覚ます。 「起きる」という行為が、まるで岩を押し上げるように重い。 時計の針が動いているのを眺めながら、ただ布団の中でうずくまる。 時間は進むのに、自分だけが取り残されていく。 心の奥で何かが腐っていくような感覚がする。 目を閉じれば、何もかもがどうでもよくなっていく。 「もう全部終わってしまえばいいのに」この言葉が頭の中をぐるぐる回る。 思考が止まらない。 過去の失敗、誰かの言葉、自分の無力さ。 ひとつひとつが鋭い棘となって刺さってくる。 誰かに話そうにも、言葉にする前に喉で詰まる。 「こんなこと、…
地獄の日々 ― うつ病とともに生きるということ 目が覚めた瞬間、全身が鉛のように重い。 布団が体を押し潰しているのかと思うほど、起き上がることができない。 昨日と何も変わらない部屋、閉めきったカーテン、時計の音だけが淡々と響く。 朝なのか昼なのか、それすら分からない。 正直、どうでもいい。 何時であれ、今日もまた「地獄の日々」が始まるのだから。 うつ病を経験したことのない人には、きっとこの感覚は伝わらないだろう。 「気分が落ち込んでるんだね」「元気出して」「考えすぎじゃない?」そんな言葉が無数に投げられてきた。 だが、それはまるで、骨折した脚で歩けと言われているようなものだ。 目に見えないだけ…
うつ病ブログ|地獄の日々:時間が溶ける部屋で 1. 【午前0時の部屋】 目が覚めたのか、まだ眠っているのか。 この部屋の時計は壊れていないのに、時間はどこにも進まない。 針の音が「カチ、カチ」と鳴るたびに、世界が少しずつ冷たくなる。布団の中は安全地帯。なのに、そこにいると身体がどんどん沈んでいく。まるで水底に沈んでいく石のように。 「起きなきゃ」「でも起きたくない」「じゃあ、眠ってしまおう」「でも、眠れない」 ぐるぐると、何かが自分の中を回っている。考えではなく、黒くて、重くて、形のない“何か”。 2. 【時間が歪む音】 午前9時。アラームが鳴る。でもそれが昨日なのか今日なのか、わからない。 …
うつ地獄日記:「地獄の日」 朝が来た。それだけで地獄だった。 目を覚ますと、まず最初に押し寄せてくるのは「今日も生きていなければならないのか」という絶望。 眠りから覚めたことを喜ぶどころか、またこの苦しみの一日が始まることに、魂の底からうんざりする。 心も体も鉛のように重い。 布団の中が唯一の避難所なのに、その布団ですら、今日は自分を守ってくれる感じがしない。 携帯の通知が点滅していた。 無視した。 誰かからのLINE。 きっと「大丈夫?」とか「元気にしてる?」とか、そんな無邪気なやさしさだ。 それに答える元気も気力もない。返信できない自分が悪いと責める声が、もう一人の自分のように頭の中でずっ…
地獄の日々――うつ病の底から見た世界 朝が来るのが、怖い。 何もしていないのに、心が重い。 目が覚めた瞬間から、胃のあたりに鉛を抱えたような感覚がある。 頭がぼんやりして、体がベッドに沈み込んでいく。 起き上がる理由が見つからない。 誰かと話す気力もない。 何かをしたい気持ちもない。 ただ「もうこのまま消えてしまいたい」と、どこからか声が聞こえる。 私はうつ病を患って、もう何年もこの地獄のような日々を繰り返している。 ■「怠け者」と呼ばれた日々 最初は、自分でもうつ病だとは思っていなかった。 少し疲れてるだけ。ちょっと気分が沈んでるだけ。 そう思い込もうとしていた。 だが、日に日に何もできなく…
朝、目が覚めた。 正確には、目を開けただけだ。 眠ったのかどうかもよくわからない。 布団の中で目を開けたまま、天井のシミを見つめる。 このシミは昨日も見た。 おとといも、たぶんその前も。 今日が何曜日なのか、もうどうでもいい。 目を開けた瞬間から、すでに心はどんよりと重く、全身は鉛のように動かない。 「また朝が来てしまった」と思う。 その事実だけで、涙が出そうになる。 スマホの通知が鳴っているけれど、見る気力はない。 誰かからのLINEかもしれないけれど、返信するのが怖い。 誰かとつながることが、こんなにも苦しいなんて、うつになる前は想像もしなかった。 トイレに行こうと体を起こそうとするが、動…
うつ病ブログ:地獄の日々――仕事を辞めるまでの壮絶な道のり ある日、何の前触れもなく、身体が鉛のように重くなった。朝、目が覚めても布団から出られない。 歯を磨くことすら面倒で、頭の中には「消えたい」「このまま眠ったままならいいのに」という言葉しか浮かばなかった。 それでも、最初は「疲れているだけだろう」と思っていた。 仕事が忙しかったし、人間関係もストレスが多かった。 でも、そんなのはみんな同じ。 だから、自分だけがこんなにつらいなんて「甘え」だと、自分に言い聞かせていた。 出社しても、デスクに座ると頭が真っ白になる。 何をしていいかわからない。目の前のメールが読めない。 電話が鳴るたびに心臓…
うつ病ブログ:地獄の日々 朝が来るのが怖い。 夜も眠れず、朝が来ても起きられない。 目を覚ましても、そこには何もない。 心が空っぽで、体が石のように重い。 うつ病の毎日は、まさに終わることのない地獄だ。 ベッドの中で目を開けるたび、「また朝が来てしまった」と思う。 眠れなかった夜の延長線上にあるだけの、希望のない朝。 カーテンの隙間から差し込む光がまぶしくて、それだけで泣きたくなる。 世の中は動いているのに、自分だけが取り残されている。 いや、動けない自分が悪いんだ。 そうやって、自責の念が押し寄せてくる。 仕事なんてとっくに辞めた。辞めざるを得なかった。 上司に「やる気がない」「そんなことで…
うつ病ブログ:地獄の日々 「今日が何日なのか分からない。」 気づけばカーテンの隙間から光が差していた。 けれど、それが朝なのか昼なのか、何曜日なのか、見当もつかない。 時間の流れは、うつ病になってから壊れてしまった。 1時間が1日にも感じられるし、1週間が一瞬で過ぎ去ることもある。 ただ、どちらにしても共通しているのは「何もしていない」という事実だけが残ることだ。 目を開けているだけで、ものすごく疲れる。 呼吸をしているだけで、胸の奥に鉛のような重さがずっしりとのしかかってくる。 この重さは、誰にも見えないし、説明もできない。 重さに耐えかねて横になっているだけの時間が、永遠のように続く。 体…
──「何もしない」ではなく、「何もできない」地獄の記録 目が覚めた。 いや、ただ目を開けただけだ。眠れたかどうかは分からない。 夢を見たような気もするし、ずっと意識があった気もする。 体は鉛のように重く、指一本動かすのにも決心がいる。 布団の中が安全というわけではない。 むしろ、布団の中にも地獄が広がっている。 「今日もまた、朝が来てしまった」そんな言葉が、頭の中でこだまする。 生き延びたことが、なぜか失敗のように感じる。本当は、生きたくないわけじゃない。 でも「生きたい」と言えるほどの気力も、希望も、もうない。 体を起こすのに2時間かかった。それでも起き上がったわけじゃない。 ただトイレに行…
うつ病ブログ:地獄の日々 「今日もまた、朝が来てしまった。」 目覚まし時計の音すら聞こえないほど、心は遠く沈んでいた。 目を開けるだけでもひどく疲れる。 起き上がることができない。 布団の中で、息をするだけの存在になっていた。 うつ病と診断されてから、もう何年経ったのか、よく覚えていない。 最初はただの「疲れ」だと思っていた。 少し休めば治るだろうと、たかをくくっていた。 仕事のストレス、人間関係の摩耗、未来への不安。 それらが少しずつ、確実に、心を蝕んでいった。 ある朝、会社に行こうとして玄関で足が止まった。 「無理だ」と全身が叫んでいた。 そのまま床に座り込み、涙が止まらなくなった。 そこ…
うつ病ブログ:地獄の日々 朝が来るのが怖い。夜が来るのも怖い。 眠りたいのに眠れない。 眠りたくないのに眠ってしまう。 目が覚めると、そこには現実がある。 重たい現実。逃げられない。終わりのない苦しみ。 うつ病と診断されたのは数年前。けれど、気がつけばもっと前から地獄は始まっていた気がする。 心が折れる音がしたわけでもなく、突然涙があふれるようになったわけでもない。 ただ、少しずつ、少しずつ、生きる感覚が抜け落ちていった。 まるで、体のどこかから命の液体が漏れ出していくような感じ。 気づいたときには、もう元に戻れない場所まで来ていた。 「普通のふり」が一番つらい 誰にも気づかれたくなかった。 …
うつ地獄日記:息をするのも苦しい日々 朝が来るのが怖い。何もしていないのに疲れている。 布団から出たくない、というより出られない。この感覚は、経験したことがない人には決して理解されないだろう。 ■目が覚めた瞬間から始まる絶望 目覚ましが鳴る。無視する。スヌーズが何度も響く。 まるで「生きろ」と責められているようで、心がざわつく。結局、布団の中で何時間も過ぎる。 「起きなきゃ」と思っている。でも体が動かない。 気力が枯れ果てている。そういう日が続くと、自己嫌悪がどんどん積み重なっていく。 ■「何もできない自分」に押し潰される 仕事?無理だ。家事?手が動かない。 友達に返信?文章が浮かばない。何も…
うつ地獄日記:生きてるのに死んでいる日々 目が覚めた瞬間、絶望が襲ってくる。 眠っているあいだだけが唯一の逃げ場で、朝になると、またこの世界に引き戻される。 何もしていないのに疲れていて、ベッドから起き上がるだけで心がズタズタになる。 時計を見ると、午前11時。 すでに何時間も自分を責め続けている。 「また何もできなかった。」「今日もダメなまま一日が終わる。」 自分の存在そのものが、世界の迷惑なんじゃないかという気持ちが消えない。 過去の失敗、誰かに言われた嫌な言葉、そして何より自分で自分に言ってしまった「価値がない」という呪いのような言葉が、頭の中で何度も繰り返される。 シャワーも浴びていな…
うつ地獄日記:出口のない部屋で 朝が来た。 それは「新しい一日」なんかじゃない。 ただ、また同じ苦しみが繰り返されるという合図だ。 目覚ましは鳴らない。 そもそもセットしていない。 起きる理由も、起きた先に待っている何かも、今の自分には存在しない。 ただ、体が痛くなってきて自然と目を開けるだけだ。 天井を見る。灰色の天井。どこか汚れている。 でもそれを気にする気力も、掃除するエネルギーもない。 思考は重く、粘土のように頭の中で絡まり、どんな方向にも動いてくれない。 枕元のスマホには、未読のLINEが数件。 昔の友人や、形式的な以前の職場関係の通知。 見ない。 いや、見られない。 開いたら返信し…
うつ地獄の毎日 朝が来るたびに、絶望が襲ってくる。 目を覚ましたくなかった。 夢の中では何も感じずに済んだのに、目を開けた瞬間、重たい現実がのしかかってくる。 「今日もまた、生きてしまった」。 それが一日の始まりだった。 起き上がることができない。 体が鉛のように重く、まるで地中深くに沈み込んでいくようだった。 ベッドの中で横になったまま、天井を見つめる。 何も考えたくないのに、頭の中はぐちゃぐちゃと不快な雑音で満ちていた。 「お前はダメだ」「生きている意味がない」「誰もお前なんか必要としていない」。 そんな声が、エコーのように延々とリピートされている。 スマホには誰からの連絡もない。 いや、…
うつ地獄日記:終わらない朝、始まらない一日 朝、目が覚める。 目覚ましの音でではない。 音も光も、人の気配もないまま、ただ「目が覚めた」ことだけが事実として残る。 時計を見る。 午前4時。 まだ外は暗い。 なぜ起きたのか、なぜ眠れないのか、問いかける気力すらもうない。 ただ、脳の奥に冷たい塊がある。 それは不安ではなく、恐怖でもなく、もっと無味無臭のもの。 言葉にならない重さで、心を圧し潰してくる。 再び目を閉じる。 眠れるはずがない。 体は鉛のように重く、ベッドはまるで地獄の底に通じているかのように深い。 起き上がろうとすれば吐き気がする。 心臓の鼓動が速くなる。 何もしていないのに、体が「…