うつ生活 556
今日もまた、目が覚めた瞬間から重たい気分だった。 まるで、体中に鉛が詰まっているような感覚。 布団の中で目を開けたまま、ただ天井を見つめる。 何も考えたくないし、何も感じたくない。 でも、考えてしまう。 何もできない自分のこと、過去の失敗のこと、未来が見えないこと——。 「起きなきゃ」そう思うけれど、体が動かない。 頭では分かっている。 動かないと、何も始まらないこと。 でも、心と体がそれを拒絶する。 しばらくじっとしたまま、スマホを手に取る。 SNSを開くけれど、友達の楽しそうな投稿を見ても、何も感じない。 いや、むしろ、「自分はこんなふうに生きられないんだ」と余計に落ち込むだけ。 だから、…
2025/01/30 13:11