立ち直れないうつ 407
うつ状態での毎日は、まるで重い霧に包まれているかのように感じられる。 今日もその霧の中で目覚めたが、すでに日が昇っていることにも気づかないまま、ベッドの中でただ時間が過ぎるのを感じていた。 目を開けても、部屋の中の景色はぼんやりとしか見えず、まるで世界から切り離されているような感覚が続いている。 朝、というよりも昼近くになってようやくベッドから出たが、体は重く、何もかもが億劫だ。 歯を磨く、顔を洗う、服を着替える――すべてが一つ一つの行動が、まるで大きな山を登るかのように感じられる。 何とか着替えを終えたものの、鏡に映る自分の顔は疲れ切っていて、目の奥には生気が感じられない。 次に何をしようか…
2024/09/02 13:28