メインカテゴリーを選択しなおす
月曜日、デイサービスから戻って来た茂造さんのカバンのチェックに行くと便臭は無くなっていた。今日もお風呂に入り、着替えていた。やはり茂造さんの衣服についていたようだ。やれやれ、とりあえず一安心。そして火曜日はデイサービスは休み。水曜日の朝、かつおさんがもう
土、日は地区の秋祭りがあった。わたしたちが暮らしている地区のお祭りは獅子舞がメインで土曜日は獅子舞が各家を回って舞を披露し、日曜日はお宮さんで獅子舞を奉納するといった流れなのだがここ2年ほどはコロナの影響で開催されなかったので久しぶりだ。しかしまだまだ以
土、日となんだか臭かった茂造家。かつおさんの予想では茂造さんの服が臭っているようだとの事。茂造さんに「服、着替えようで」と声をかけたが面倒くさいのか「このままでええ」と断られたそうだ。かつおさんも「本人がええって言うとるんやからええが」と放置した。ところ
土曜日は朝から草刈りに行った。今回はわたしの母の実家の畑の草刈りだ。母の実家は後継ぎもなく母が管理していたのだが、高齢のため数年前からは私たちが管理するようになった。 ※母の実家の畑について書いた記事はこちら 今回も背丈ほどの草が伸びていて、刈るのに悪戦
ちょこちょこ見守りカメラを覗こうと思っていたのだが、午前中は忙しく覗く暇がなかった。昼休みにカメラを覗くとテーブルの上にたぶん朝食の残りだろう果物ののったお皿と箸があった。そしてとても静かだった。【という事はやっぱりデイサービスに行ったのか?】3時頃にカ
水曜日の朝、綿子さんがやって来た。仕事に出かけようとした直前に。綿「かつおは?あっ、出張やったな」そう、かつおさんはまたも出張に行ってしまったのだ。そのことは綿子さんにも伝えていた。綿「そしたらおらんよな。いつ帰るん?」好「金曜日や」それも伝えてあったは
火曜日、介護認定更新のために調査員が綿子さんちに聞き取りにやって来る日だ。かつおさんは前回の失敗(佐藤病院でのこと)を踏まえ、前日に手紙を何度も読んでいた。読みながら質問してくる。やっぱり前回はちっとも読んでなかったのね。やれやれ。ま、とにかく今日は準備
土曜日、佐藤病院に向かう前、かつおさんは綿子さんにか「今日は介護保険の更新のために佐藤病院に行くぞ。帰りに買い物に寄ったるからの」と伝えていた。さあ、出発するぞという時、綿子さんが車に乗ろうとやって来たのだが手にはカバンしか持っていない。か「おかん、買い
今回の受診では、先生のお礼状にも書いてあったが血液検査や長谷川式テストを行ったそうだ。長谷川式テストというのは認知症をスクリーニングするための簡易的な認知機能検査なのだそうだ。看護師さんから「準備をしますので少しお待ちくださいね」と告げられ廊下で待ってい
お昼前、かつおさんが帰って来た。佐藤病院を受診後、買い物に寄ってから帰って来たのだが、今日は病院でいろいろ検査を受けたのでずい分と時間がかかったそうだ。そしてかつおさんはわたしに一通の手紙を渡してきた。か「これ、佐藤先生からよっちゃんに」えっ?!何?!封
金曜日の早朝、翔ちゃんがやって来た。「今日は大阪に出張で明日の午後に帰って来るので車を置いとかせてほしい。そして3連休なので土、日に泊っていくわ」との事だった。大阪には電車で行くとの事で駅まで送っていった。そして夕方、デイサービスから戻った綿子さんのレー
木曜日、朝から綿子さんがやって来た。かつおさんは出張中の為いない。綿「ゴミ袋が無いんや。悪いけど買うて来てくれんやろか」今日は可燃ごみの日だ。市の指定ゴミ袋が無くなったようだ。好「今日のも無いん?」綿「いや、今日のはあったんやけど次のが無いんや」好「そし
綿子さんが茂造さんのカバンにタオルを2枚しか入れなかったり、下着しか用意しないのは洗濯物を増やしたくないと思っているからだと思われる。「こんなに服替えんでええのに!」と言うのを聞いたことがある。そんなことを言ったって茂造さんは2~3日に一度しか着替えないし
茂造さんのデイサービスに持って行くカバンのチェックはなかなか面倒だ。このカバンにはデイで入浴時に使うフェイスタオル3枚(施設からの要望)と風呂から出たときに着る下着及び洋服一式、それと替えのストーマ袋を入れておかないといけない。痴呆の進んでいる茂造さんに出
綿子さんがシルバーカーを押して電池を買いに行った日の週末は綿子さんと買い物に行かなかった。 その時の話がこちら 「ひとりで行けるんなら、わしが連れて行かんでもええやろが」買い物に連れて行けと言われたら、こう返そうと思っていた。とにかく今、週末はとても
話は戻るが、ゴミの回収をしながらやっとのことで倉庫横の畑の草刈りを終えた。思ったより時間がかかったのでもうひろこさんが来る約束の時間が迫っていた。なので一旦休止し、家の前の畑の草刈りは夕方から行った。ここは綿子さんがキュウリやナスやトマトを植えていた場所
そして日曜日はひろこさんが仏壇を参りにやって来た。ひろこさんは茂造さんの弟の秀夫さんの奥さんで茂造家の親せきの中で断トツに気遣いができて常識のある人だ。なので前もってかつおさんに「日曜日の10時頃お参りに行きたいと思っとるんやけど大丈夫かな?」と連絡してく
土曜日、朝から綿子さんがやって来た。綿「かつお!梅ちゃん(茂造さんの妹)から今日の午前中に仏壇を参りに来るって電話があったんや。急に言われても茶菓子が無いから買うて来てくれ」か「そんなんええやないか」綿「何も無いんではいかんが。何か適当に買うて来てくれ」
こないだの金曜日はお彼岸のお中日。朝一でかつおさんと近くの産直へ行きお花を買ってお墓へ向かった。案の定、お墓は全く手入れがされず、放置されたままだった。綿子さんは『彼岸』という事を忘れているのか?それとも『彼岸』という事は分かっているが、お墓の掃除をする
水曜日は続きがあった。綿子さんがふてくされて帰った後、かつおさんは茂造さんのカバンのチェックに行った。このところ綿子さんに対するストレスが溜まりまくりでなるべく避けている。カバンのチェックも朝、出かける前にササーっと終わらせているのだ。そしてわたしは仕事
水曜日、朝から綿子さんがやって来た。何の用かと思ったら綿「納屋に置いてあった資源ゴミ出してきたからの」と言いに来たのだった。なるほど今日は資源ゴミの日だったようだ。我が家は資源ゴミや不燃ゴミなどは納屋にためて置いておいて、直接ゴミ処理施設に持ち込んでいる
火曜日はもう一つ。茂造さんが月曜の代替えでデイサービスに行ったので昼間は綿子さん一人きりだ。ちょっと心配なので見守りカメラを見てみた。1時前のことだ。するとよそ行きの服を着て帽子を被りマスクまでしている綿子さんが映っていた。えっ!?どこか行くつもり?朝、
火曜日、この日は10月の高齢者移動サービスの予約開始日だ。9月は午前9時出発の枠を申し込んでいた。その前の8月は午前はすでに予約で一杯だったため13時出発の枠を取ったのだった。10月は午前と午後とどちらがいいか綿子さんに聞いてから申し込みをしようと朝、かつおさんが
この間の3連休、またも台風がやって来た。そのため月曜日のデイサービスは休みになった。茂造さんが通うもみじ荘も綿子さんが通うさくら苑もだ。台風だから仕方ない。でも今回は二人とも休みだし、台風の中外出も出来ないだろうから割と安心だ。もみじ荘は少し前にコロナの陽
土曜日、綿子さんの買い物デーだ。わたしは自身の用があり忙しいのでかつおさんが同行することになっていた。が、朝から連絡が入り、営農集団の仕事に出ることになった。困ったなぁ。でも営農集団の仕事は3時くらいには終わるそうだ。なので予定通りかつおさんが夕方買い物に
日曜日、この日もかつおさんは8時から営農集団の仕事に行かなくてはならない。なので7時過ぎに茂造家の掃除をしに行った。納屋を抜けるとかつおさんがピタッと立ち止まった。好「どうしたん?」か「見てん」かつおさんが指さした茂造家の玄関の硝子戸の向こうに人影がある。
パンコーナーでも綿子さんはかなり時間を使ったそうだ。片っ端から手に取ってじっくり見ている。そして大量の菓子パンと食パン1袋カゴに入れた。そしてハルちゃんがバゲットをカゴに入れると綿「それ、美味しいんな?どうやって食べるん?」と尋ねてきたそうだ。ハ「薄く切っ
土曜日、かつおさんは営農集団の仕事が入り朝から出かけて行った。また一人で綿子さんの買い物に付き合って、その後実家へ行かなくてはならないのかと思っていたら、ちょうどハルちゃんが来て「たまには私がばあさんを買い物に連れて行ってあげるわ」と言ってくれた。なんて
そんなこんなでなんとか1週間を乗り切った。もちろん水、木、金と茂造さんの昼食はこちらで用意して毎朝届けた。綿子さんは我関せずといった様子だった。本来あなたの仕事だろうに!金曜日、もみじ荘から連絡があり、月曜日からデイサービスを再開しますとの事だった。あー良
水曜日の朝、かつおさんが茂造さんの昼食用の弁当を持って行った。案の定、綿子さんは何も用意をしていなかった。そしてどら焼きやまんじゅうなど茂造さんの好きな甘いものも持って行った。茂造さんは食べ物さえあれば外出しないはずだ。とくに甘いものがあれば間違いない。
火曜日は綿子さんもデイサービスが休みなので安心だ。二人で過ごすのはいつも通りなので大丈夫だろう。特に問題なく一日が過ぎた。夕方、庭で水やりをしていたら綿子さんがやって来た。昼間、掘ったばかりだというサツマイモを持って来てくれた。そこへ田んぼに向かうかつお
もみじ荘が1週間お休みになってしまった。日曜日の夕方、かつおさんが茂造さんと綿子さんにその事を伝えに行った。それに茂造さんの体調も見なくては。茂造さんはいつもと特に変りなく過ごしていた。熱も出てないし調子も良さそうだ。良かった。そしてもみじ荘でコロナ患者が
火曜日の朝、綿子さんがやって来た。朝から何の用だろう?玄関を開けると綿「仏壇の花をあげ替えるんやけど、そこの花壇の黄色い花をちょっと貰ってもええかな?色味が寂しいんや」好「えっ?またお花買ってきたん?」土曜日に仏花を買ったばかりだし、その時も造花があるの
本当に茂造さんの行動力と知恵に感心した出来事だった。それにしてもだ。綿子さんは茂造さんが袋が無いと言い出した時、まるで他人事だった。「わたしが手配するの忘れとったわ。ごめんな」といった態度はみじんもなかった。それどころか「どこでも行って買うてきな」と言い
ストーマ袋といえば以前も一度、ストックが無くなってしまったことがあった。昨年の春のことだ。一昨年の11月に綿子さんが入院するまではストーマ袋の管理は綿子さんが行っていた。茂造さんはそういう事ができないのか、それとも綿子さんが茂造さんでは出来ないだろうとはな
わたしは茂造さんのストーマの交換はやったことがない。交換時はスッポンポンになって行うようなので見たこともない。そのため交換の仕方が分からない。なので朝食の残りを食べ終えてから茂造さんちに向かった。行きたくないが仕方ない。茂造さんちに着くとちょうどストーマ
土曜日、綿子さんと買い物に行く前のこと。朝8時ごろ綿子さんがやって来た。わたしは出張中のかつおさんに変わり、朝から田んぼの見回りを終えて帰って来て、遅い朝食を食べ始めたところだった。買い物の約束の時間より1時間も早い。どうしたのかと思ったら綿「じいさんの袋
そしてスーパーに着いた。好「支払いが終わったら絵時のそばでおってよ。勝手に外に出たらこの間みたいに分からんようになるからな」しっかり念を押した。前回の二の舞はごめんだ。綿「そやなぁ」極まりが悪そうだ。今回、わたしは日用品や飲み物類を箱買いして、さっさと車
そしてスーパーに向かう車の中で綿子さんはまた茂造さんのグチを垂れ流し始めた。グチの内容はいつもの通り、「勝手にいろんな物を食べて困るんや」とか「何もしてくれん」といったことだ。綿「じいさんは一つも家の事してくれへんのや。私がちょっとは してくれって言うても
土曜日久しぶりに綿子さんと買い物に出かけた。前日、好「明日、午前中に買い物に行こうな。9時から出発でええかな?」と尋ねた。すると綿「買い物な。考えとくわ」と言い出した。はぁ!?好「そしたら明日は買い物は無しでええかな?他にも用がたくさんあるから行かんでえ
木曜日の夕方、綿子さんがやって来た。綿「かつおおるんな?」好「今日は残業でまだ帰ってないんや」綿「ほうな。好子さん悪いんやけどちょっとうちまで来てくれんやろか?またテレビがつかんのや」綿子さんちにはテレビが3台ある。台所と茂造さんの部屋と綿子さんの部屋に置
水曜日の夜、かつおさんは綿子さんを問い詰めに行った。そうデイサービスで典さんが帰省してきたことを喋った件だ。典さんがいる間は水を差すのも気が引けたので黙っていたが、典さんも帰ったことだし次回のためにもしっかり反省してもらわなくては。なかったことにはできな
水曜日の夕方茂造さんがうちまでやって来た。玄関を開けると茂「かつおおるんな?」好「かつおさんはおるけど今手が離せんのや」向こうの方からかつおさんがか「じいさん、何や?」と尋ねた。茂「典夫はどないしたんや?」か「典さんならとっくに帰ったぞ」茂「ほうか。なら
日曜日、午前の便で典さんが帰って行った。駅までかつおさんと綿子さんが見送りに行った。綿子さんは涙を流して別れを惜しんでいたそうだ。そしてその日の昼から梅ちゃん一家がお参りに来たのだった。実は当日の朝、梅ちゃんから「今日の午前中にお参りに行きたいんやけど」
今年は久しぶりに行動制限のないお盆となったので親せきが仏壇を参りにやってきた。まずハルちゃんと数くんが来てくれた。茂造さんは誰が来たのかよくわかっていなかったが家に人が大勢いるのが嬉しいようだ。ご機嫌になって歌を歌い始めた。本当に小さい子どものようで可愛
金曜日は綿子さんが通うデイサービスに先月の利用料を支払いに行った。典さんも綿子さんがどんなところへ行っているのか気になるだろうと一緒に行き、ちょっと離れた場所に車を停めて外観だけだが見てもらった。しばらくすると支払いに行っていたかつおさんが戻ってきた。か
水曜日、仕事から戻るとパジャマ姿の綿子さんが畑にいた。典さんが帰省して以来、いつもよそ行きの服を着ていたのにもう元に戻ってしまったのか?と思ったがちょっと違っていた。この日の日中、典さんは近所の幼なじみにばったり会い、夕方から会食に行くことになったそうだ
そして皮膚科を受診した後、茂造さんを散髪に連れて行った。前回、髪を切ったのは5月のゴールデンウイークだったから3カ月も切っていない。茂造さんもかなり紙が伸びていた。先日、綿子さんを美容院へ連れて行った時、次は茂造さんを散髪に連れて行こうとかつおさんと話し
火曜日はまだまだこなさないといけないスケジュールが満載だった。この日は以前から申し込みをしていた「高齢者移動サービス」の初めての利用日だった。午後1時にボランティアの方が家まで迎えに来てくれることになっていた。綿子さんは気が進まないようで後ろ向きな事ばか
典さんが帰って来て綿子さんはとても嬉しそうだ。いつもなら家に居るときはずーっとパジャマで過ごすのだが、典さんが返ってきた途端、ずーっとよそ行きの服を着ている。なんやちゃんと出来るやん!いやでもよそ行きでなくて普段着を着ればいいのにと思う。そして典さんの説