メインカテゴリーを選択しなおす
二人体制(同僚が主で私が副、もしくは付き添い)で先様と面談しているときによく起こりがちなのですが、同僚が「その件に関しては半野良が知識がありますのでおまかせください」と言ったりします。 実はこれが大迷惑なわけです。そう言われると先様の立場としてはどう思いますか?知識があるほうに今後話を聞こうとするでしょう。実際そうなっています。 これが何を意味するかというと、形式上は主担当は同僚なのですが実戦部隊が私ということになるわけです。すると私の仕事が増えます。 私に知識があるのだとしても同僚→私→同僚→先様という手順を踏むのが妥当です。内部での話なわけですから。それが同僚・私←先様という、私が矢面に立…
同僚からの「半野良さんちょっと聞いていいですか」から発展したお話です。ある案件で内容がこう、条件がこう、そして先方の課題がこうという話を聞いて、何か対策がないか聞かれたわけです。 うーん、たぶん自信を持って提案できる有効即効な手立てがないなあというのが第一感でした。この間に私の脳内ではそれなりにさび付いたCPUがフル稼働していますが、うんこれはこの手が使えるとか、これがこうならこうできるのにという手が出てきません。 まあそれを説明するわけです。考えてみたけどちょっと現時点では難しいかもね、と。もちろん同僚もそう思ったから私のところへ来ているのでしょう。それはわかります。 そして次に出る言葉が「…
相も変わらず同僚から「分からーん、お願い、やってー」と言われた仕事の話です。なかなかに厄介な案件だったので専門知識以外にも相当の下準備と根回しが必要で、これ私どれだけ時間取られるの、と思った案件でした。 前もって必要になるポイントの整理、関係機関・先様への根回しを相当周到に行い、時間をかけて(もともと時間がかかると先様には伝えてある)入念に準備をした結果、何とか上手くいったようです。 人件費に換算するといくらくらいでしょうか。いや、それ以前にその時間で私の案件をいくつ処理できたか。まあそんなことを考えても益体がないので考えずにおきますが。 で、報酬は何かというと「ありがとう」の言葉と小さいチョ…
ある程度経験を積んだ会社員だと、自分の仕事だけではなく同僚や後輩の仕事の動きを見たり、上司の動きを見ていたりするものなのでしょう。そして自分の仕事だけではなく、そちらの方のサポートにも進んで回ったりするものだと思います。 そうやって組織を回したり、円滑な業務サポートをしたりするのでしょう。 私もキャリア的に言うとそういう立ち位置でいてもおかしくない職務歴ですが、誠に残念なことにそんなことを自分からはしていません。するヒマがありません。 聞かれたら答えます。手伝ってと言われたら手伝います。ですが、いくら小耳にはさんだからと言ってもめったなことでは主体的にその人のところへ行こうとはしません。自分の…
仕事におけるいろいろな判断を自分でせず他人に投げてくる人がいると言う話は以前しましたが、なぜそうなのかという理由が最近分かってきました。 いろんな話を総合すると「不安」なんだそうです。自分の下す判断が正しいかどうか、誤っていないか、間違っていないか、そう考えると自分で判断せずに人に判断してもらうほうがいいのだそうです。 いやあ、よほどの自信家でない限り自分の判断に絶対の自信は持てないと思うんですけどねえ。ルーチンワークならまだしも、場面場面で一定の判断を迫られる仕事において「不安」は誰でも感じると思うのです。 と言うか私だって不安だらけですよ。考えると胃が痛いです。 しかし、周囲には同僚もいれ…
ある時上司に「この案件は半野良さんに頼む」と言われました。クソ忙しい最中だったので無理ですと言おうとしたのですが、言ってもどうせゴリ押ししてくるだけだろうから代わりにある言葉を言いました。 「ところで、私の今の業務量と進捗状況を知っていますか?私何件持ってて今喫緊で回しているの何件ですか?」 さあどう答えたでしょう。「知らない」です。おいおい、知らないで案件上積みしようとしてんのかよ。 そしてその理由がすごいです。「だって報告しないから」。当たり前です。逐一報告していたら一日の1/4が報告で潰れます。まあ何も報告していないわけではないのですが。 挙句の果ては「みんな忙しいよ」です。そりゃそうだ…
退職者が出て仕事が大変なことになっているわけですが、後釜がいまだに決まりません。求人出して募集かけているのですが一向に応募がありません。 まあそうだろうな、と思います。同業他社どころか他の求人と比べても待遇がそれほど良いというわけでもなく、しかも非正規雇用枠ですし求職の活発になる異動時期とはかけ離れていますからなかなか決まらないと思います。 さらに追い打ちをかけたのが「その職員の退職日を過ぎてから募集をする」というタイミングの遅さ。そもそも就業規則通り1か月前の退職届が出ているわけですから、そこから募集かけないといけないわけです。でないとタイムラグが生じます。 もちろん応募者が出るかどうかは時…
二人組で担当している案件がありまして、私は副担当(と言うかブレーン)としてついて仕事をしているケースがあります。 ある日それがプチ炎上いたしまして、主担当は慌てているわけです。何か対応をしなければとのことで私のところにも意見を聞きに来て、また上司にもアドバイスを求めていました。 私は「ああ、また面倒ごとか」という程度の感覚でした。まあ現実的にこれをこうしてこうするより道はなかろうな、もっとも主担当があちこちアドバイス求めているから何かいい知恵もあるのだろう。私は副担当だから任せておこうかといった程度だったわけです。 で、ある程度対策がまとまって、主担当から意見聞かれて「それでいこうか」という話…
最近やけに忙しいな、と思って今年度の仕事の全体量を精査してみると、昨年度より忙しくなっていることが分かりました。要因はよくわかりません。 それはそれでいいことなのかもしれませんが、さらに問題があることに気が付きました。やけに私に割り振られる仕事が多くなっているのです。これは定量的データから導き出された結論でもありますし、また質という意味でも同じです。 これまた要因はよくわかりません。あえて言うなら上司の気分なのでしょう。 で、みんながみんな業務量や新規案件が増えていてしかるべきなのですが、ここにあからさまな差が発生しています。一番少ない人と私を比較すると、量で2倍、質で3倍の格差が発生していま…
みんなが盆休みと称して有給休暇を取っていたわけですが、盆も終わり、ようやく私が有休休暇取れるようになりました。 ただでさえ人が少ない中予定もいっぱいあったし超特急の仕事もあったので疲れがたまっていて、ようしゆっくり寝てやるぞ。何なら昼まで寝てやるぞと思ったある休日のこと。 朝一番で職場の同僚から電話がかかってきました。無論がっつり寝てる時間です。何が起こったと思ったら「あの件、どういう話になったんだっけ。書類作らないといけないんだ」。 もー別に今日じゃなくてもいいじゃんと思いながら、その件は監督職に報告してあるからそっちに聞けと言いましたが、今いないからとか言ってどうしても私から聞こうとします…
よく「将来AIに仕事を奪われる」という話があります。聞けば昭和の時代から「コンピューターに仕事を奪われる」という話はあったそうですが、昨今のAI技術の進歩を考えるとなるほど、そうなのかもしれません。 ふと考えてみると私の今の仕事でAIで代替可能な部分はわりとあります。ただ完全に取って代わられるかというとなかなか難しいでしょう。モンスタークレーマー対応などAIでいいと思いますが。 ただもしAIと言うかDXと言うか、こういう技術が進んでいくと私の仕事自体が奪われるかもしれませんね。 それはそれでお給料がもらえなくなるので困ります。ですから最高の状況というのは「私のデスクのパソコンにだけ仕事処理して…
「半野良君、この仕事やってくれないか」 「いやです」 これ仕事場で言ってみたい言葉の一つです。ですが子供のお遊戯ではないのですから到底言えるわけもありません。かといって腹の中は別にして作り笑顔で「はい喜んでやらせていただきます」というほど私は大人ではありません。 世の大人はどんなに手元が忙しくて大変でも「はい喜んで」なんでしょうが。 仕事を持ってこられたとき、まあしぶしぶ引き受けることもありますが本当に忙しくて断りたいときは「私は今現在これだけの案件を進行させていること」「とても余裕がないこと」「私でなくても他にも適任者がいること」を伝えて、その上で「それでもこの哀れな子羊に頼むのか。ラストス…
なかなか楽しげなタイトルですね。そんな日々を過ごしています。病名で言えば慢性胃腸炎、つまり「胃から血がじわじわにじみ出ている」という有様ですからよく胃薬飲んでいます。 ストレスの原因は分かっています。仕事です。いや仕事のやり方と言ったほうが正確でしょうかね。何がどうなってかよくわかりませんが、自分の仕事のみならず同僚の仕事の手伝い(日本語で「巻き込まれる」と言う)も数多くあります。 またよくモノを聞かれます。仕事のことからそうではない労働社会保険諸法令・ファイナンシャルプランニングのあれこれ、果ては「それをなぜ私に聞く」といったことまで。 一日の仕事を100とすると、自分の仕事は60で他人の仕…
過去のブログを読み返してみると、傾向として仕事場で仕事を「聞かれる」「頼まれる」「任される」という話が多く、読んでいる方の中には「半野良さんは仕事ができるんだな。頼りにされているんだな」と思う方もいるかもしれません。 ところが私は別にそこまでバリバリ仕事をこなし、すべてを熟知し、そして余裕があるわけではありません。むしろ他の人に比べていろいろ不器用で遠回りをして頭抱えて日々を過ごしています。 ということは結論としてどういうことか。別に仕事ができるから頼られているわけではなく、単に持ってきやすい、押し付けやすいということなのかと思っています。 これは個人のキャラクターもありますが、社内の序列立ち…
「半野良さんはこれ知っているから」「半野良さんはこれ詳しいから」「半野良さんはこれ勉強しているから」という枕詞をつけられて仕事を回されると、もやっとします。 言っているほうは何の邪念もなく、詳しい人に仕事任せた方がそれはそれでいいでしょうから持ってくるのでしょうけど、持ってこられる方からすると何だか釈然としません。 知らなきゃ知ればいいし詳しくなければ詳しくなればいいし勉強してなきゃすりゃいいじゃんとしか思いません。 裏を返せば、そういう枕詞なしで私が得手としない、むしろ知らない仕事も四苦八苦しながらやっている(やらざるをえない)わけですから、私も「あなたこれ得意だからやって」と回していいんで…
仕事で「半野良さん、私の代わりにこれやっといてください」と言われることがあります。その時思うのが「なぜ私が?」です。これはどの立場の人間から言われても同じことを考えます。 最近考えるだけではなくて「口に出す」時があります。 その理由が至極まっとうなものである場合や、先に理由を推測して納得できる(とんでもなく忙しくなっているみたいだな、とか)ものだとやります。ただ「なぜあなたがしないの?」と思うものはすごく気が進みません。 先日も上司から頼まれごとをして、しかも簡単なことでしたが「なぜ私が?」を返しました。そうすると「そんなに難しいことかな?」というお答えをいただきました。 逆です。簡単であれば…
「この仕事は半野良さんしかできないからお願い。本当にお願い」という事態がたまにあります。 確かに内容、求められる知識、職務経験、処理速度から考えて部署内でこなせる人は私以外にいないようです。ただそうは言っても私の時間が確実に削られる仕事です。 ちょっと特殊な案件ではありますが、俯瞰すると確かに私が適任者のようです。ただその状況がずっと続いているというのも少し考えものです。もう一人くらいできる人が出てこないと、ちょっと私の業務負担も減りませんし組織として問題であるとは思います。 人によっては「自分しかできない仕事があること」に満足を覚える人もいるでしょうが、私は「自分以外にできない仕事はないほう…
仕事上、自分の職掌を超える件が出てきて上司に相談しました。まあ誰しもこんなことはよくあることだと思いますが、私自身普段上司に相談することはあまりありません。 簡単に言うと数字的な話で「A案とB案どちらにしましょうか」というもの(それぞれ根拠付き)でしたが、帰ってきた答えが「どちらか決めて」。 …いや私の権限で決めていいのかそれ。そこ迷っているから相談に来ているのに。まあ仕方ないので「じゃA案でいきましょうか」と答えたら「よきにはからえ」的な返答。 なんか釈然としないまま自席に戻るわけです。こんなことなら職掌とか職務権限考えずに手前で勝手に決めて進めていいのかと。まあ言質は取ったから何かあった時…
「残業を減らしましょう。日常業務の無駄を省いて効率的に働きましょう」 ごもっともです。効率的に仕事をすることにより個々の生産性があがり、労働時間も短縮できて早く帰れます。結構なことです。 なんですが、以前の記事「半野良の仕事は無駄が多い」でも言ったように当の本人は効率的かつ合理的な仕事をしているつもりなわけです。言うのは簡単ですがやるのはそう簡単ではありません。 ここで一発DX化で業務削減、といけばいいんですがそんな気配も感じられませんし、無理な気がします。 とはいえ仕事を合理化効率化せよと言われたらするしかありません。そして導き出した私の結論は「他人の仕事をしない、教えない」という、組織から…
例によって詳細は語れませんが、複数の部署が共同で取り掛かる困難案件がありました。ただいろいろハードルもあってなかなか進まない。 ある時の作戦会議で、もう各部署が一気に動こう。この案件を進展させるために、このタイムスケジュールで同時にこう動きをしよう、そうしたらとりあえずここまでは進む、と。 そして動き始めます。まず私が動き、次いで他部署が間髪入れず動く、そしてまた私が動く、最終段階では一緒に動く、時間を空けずにという段取りです。簡単に言うと。 まず私の出番です。思ったよりするすると動き始めて「おお、これはいけるぞ。次頼むぞ」と次の行動をお願いしました。ここまでできた。思ったより進んだという報告…
ある案件を24時間で検討して書類にまとめて先様に提示しないといけないという「超突発案件」が発生しました。 24時間と言うと「まる一日あるじゃん」と思われるかもしれませんが、私の所定労働時間は1日8時間です。しかもその8時間を丸々使えるわけもなく、他の予定も入っています。 いやもっと余裕をもった話はないのかいと、そんなのをただでさえ忙しい私に振るなと思ったのですが決まったものは致し方なく、まるで障害物競走のような一日のスタートです。 まず予定の振り替え。変えられる予定はすべて変えました。そして周囲に「話しかけるな」と念押し。あとは脳みその回転速度とキータッチにすべてを託します。 結論から言うと、…
同僚の持っている仕事の手伝いを頼まれることが多いわけですが、そのうちのいくつかの件で同僚が先様と話した最初の時点で「うちには半野良という者がいますので、その者が対応できます」と言って持ち帰っている案件があることに気付きました。 なぜ気づいたかと言うと、私が話聞いてあっさり「あ、それ〇〇という理由で無理」と言った時、顔色が変わったからです。それは困る何とかならないかと詰め寄ってくるわけですが、無理なものは無理なわけです。これは私のやる気や好き嫌いではなくて、そもそも無理な話なんだよと言うと、結局先様のところで前述のような空手形を切っていたわけです。 「だって半野良さん前に似たような案件やってたじ…
上司と二人対応で先様とお話していた時のこと。次回打ち合わせはいつにしましょうかとスケジュール帳を開いて、上司のスケジュール帳もちらりと見て「あ、この日空いてるな」と、ある日の午前中にしましょう、何時に…と言った時でした。 上司が「だめ、その日忙しい。予定が入ってる」 いやいやいやいや、スケジュール真っ白じゃん。…書いてない何かがあるのかな。でも調整くらいはできるだろ。仕方ない。では次の週にしまして、えーと空いているところは…私は限られているけど上司はまだ2日ほど空きがあるな…では… 「次の週は他の予定を調整中だから入れられない。半野良が一人で対応します」 …何それ。 そうまで言うならと私が一人…
たまに二人組で先様のところに行ったりすることがあります。そんな時、私はだいたい話をしながらメモを取るのですが、もう片方がメモを取らないことがあります。 正確には、最初は二人ともメモしているんですが私がメモしているのを見て「メモをやめる」わけです。私がメモッてるから大丈夫、という考えなんでしょうか。 もし私が帰社した瞬間にメモ引き裂いてシュレッダー行きにして「ごめん全部わすれーたあはははは」と言ったらどうするんでしょうね。そこまで考えてないか。 私はメモが取れない状況でない限りメモは取りますしそれは何人で話を聞いていても同じです。自分の記憶力をあてにしていないからです。 同行の誰かがメモをしてい…
ある会議があるとします。その資料を作成するとしましょうか。いつまでに仕上げましょう、という話ですが、私の場合は相当早い段階で終わらせています。あまり追い詰められたくないからです。 ただ、直前になろうというのに他の仕事に追い立てられてなかなか進んでいない人もいます。そこは多忙なのかスケジューリングのミスなのかは分かりませんが、締め切りまでもう数日もないのにできていないとか、30分前にようやく資料をプリントアウトしているとか。 私がそれだけ締め切りに追われたら発狂すると思うんですけどね。あせりで。 間に合えばいいや、という考えなのか仕事に追われて時間が取れなくて、なのかは分かりません。ただ前者の考…
よくモノを頼まれる私ですが、ある日「ごめん、この仕事急ぐんだけど私もめっちゃ忙しいしよくわからないから頼まれてくれない?」と言われました。私もめっちゃ忙しいのですが、たぶん私でないと無理なんだろうなって内容だったので引き受けました。 この時「どの程度急ぐか」を聞いていればよかったんですが、急ぐというからには急ぐんだろうと私の中で優先順位を上げ、下調べ、先様へのヒアリング(これ同席してほしかったんだけど)、分析、書類まとめをしたところで、その同僚にチェックと加筆をしておくよう申し送りをしました。 それから2週間、何の音沙汰もないわけです。後は自分で仕上げて何とかしたのかな、そこの手伝いは必要なか…
チームで仕事をしていますから助けを求められれば助けます。手伝ってと言われたら手伝います。教えてと言われたら教えます。全部自分の仕事時間を削っていますが、そんなもんだと思っています。完全に納得しているわけではありませんが。 そんな中で「手伝う気持ちを一瞬で奪い去る」瞬間があります。結果責任まですべて投げられた時です。 簡単に言うと「手伝って」→「手伝いました」→「まずいことが起こりました」→「半野良のせいだ」。 まあ私に責任がないわけではありません。全知全能でもなければ予言者でもないので至らないところもあるのでしょう。ただ、手伝った挙句責任まですべてなすりつけられたら「二度と手伝う気は起らない」…
基本的に人にものを聞かれて教えることは日常茶飯事で自分の仕事が犠牲になることはあっても、こちらから主導して人にものを教えたり育てたりすることが苦手な私です。そんな私が今年度は新人のメンターにされています。 ある程度基礎知識は学んだようですので、上司の命令で今は実地に同行させています。行く前にはこの先様はこれこれこういう人でこういう案件があって、と細かく説明。現場では私の仕事風景を見させて、終わったらあの時のやりとりはこういう意図があったとか補足説明、そして振り返りです。 これが正しいかどうかは知りません。ただ私はこのやり方しか知らないわけで。 これを続けて、そのうち「任せる」というフェーズに移…
朝出社してパソコン立ち上げると、同僚から何やらメールが来ています。発信時間を見たら私はすでに帰宅していた時間。残業してまでメールか、嫌な予感しかしないな、と思い開いてみると… 「〇〇の件だけど〇〇はしておいたから、あと〇〇と〇〇をして(かなり中略)、〇〇した上で〇〇の書類作っといてね。私有休だから」というものでした。 …一読しただけでは意味が分からず、何度も読み返しました。と言うか、休むのはいいけど超中途半端な仕事の投げ方で、簡単に言うと全体の10%はやったから残り90%はよろしく、という、近年まれにみるなかなかの仕事のぶん投げっぷりです。 と言うかこの案件、そんなに人に投げるほど急ぎだっけか…
ある進行形の案件で、私の担当業務ではない部分がありましたので担当に話を持っていきました。すると「分かった。確認してまた報告するから」と言ったので、まあ報告待ちにして他の案件にかかっていました。 それから10日。まあいくら忙殺されていたとはいえそのままにしておいた私も悪いのですが、先様から「あれどうなったの?」と聞かれて、その同僚からの報告がいまだないことに気づきました。 で、聞くと「まだ確認してない」。 そのまま任せてた私も悪いのですが、それほど手間かからないはずの「確認」をなぜ10日間も放置されていたのか理解に苦しみます。その方も忙しいのでしょうけど。 人に頼まれた用件のほうを優先しがちな私…
どんな仕事でも同じだと思いますが、分からないことは聞きはしても、自分の職掌職務において最終的に判断し進めていくのは自分自身です。もちろん内容によっては上の判断を仰ぐ場合もあるでしょうが、ある程度はその場その場で結論を出し判断をし進めていくものだと思っています。 ところが、これを全くしない人がいます。そして判断や結論を「他人に委ねる」わけです。 もちろんズブの新人では仕方ありません。まだ仕事がよく分かっていないのですから迷いや分からないところもあるでしょう。そういう場合は同僚や先輩、上司がアドバイスをすることは当然です。 ただ、私よりもキャリアがあり地位も上で本来であれば私がアドバイスを求めるべ…
まだまだ仕事に慣れない新人さんですが、いちおう担当職務というものがありまして、それを順次(とはいえみんな忙しいので少しずつですが)覚えていってもらっているところです。 私も教えたり引き継ぐべき案件があるのですが、まず急がないので様子見中です(簡単で急がない案件だし)。 そんな中、新人に対してすごい引継ぎ方をする社員が現れました。 先様に電話をかけて「今年度から〇〇(新人)が担当するようになったので、次からはそちらに聞いてください」と言い放ち、それで終了。おいおい、業務経験ない人にその引継ぎ方って、少し乱暴じゃねえか?内容説明してないだろ。 その人は案の定直後に上司に「会議室」へ連れていかれてま…
「半野良さん、今来客対応中なのですがこれこれって何ですか」と問われることがあります。忙しい時でも今まさに対応中なら教えないわけにもいきません。ああ、それはこうこういうことでこういう理屈だからこうすればいいよ、と丁寧に教えて差し上げるのですが… ひとしきり聞いた後に「一緒に対応していただけませんか」と言われることがあります。 説明したとおり答えて対応すればいいだけだし、私もそれ以上のことはできないんだけどなあ、と「詳しい者」として対応させられることがしばしばです。 説明して理解していただけていないわけではなく、その後応用編みたいな質問が出たときにいちいち離席してまた私のところに聞きに来るのが先様…
「半野良さん詳しいのでこの仕事手伝ってください」と言われて、こちらは一緒に仕事しながら教えようと思うのですが、いつの間にやら私一人がその仕事をしている(やらされている)ことがよくあります。 これはいったい何なのだろうと。私としては「一緒に仕事を手伝う」→「覚えてもらえる」→「次からはできるよね」という流れに乗せたいのですが、こう度重なると「半野良はおだてあげるとやってくれるよ」という話でも流れているのではないか、と勘繰りすらしてしまいます。 そうすると今度は相手がどんなに善意で仕事を覚えたくて「手伝ってください」と言っても、なんか素直にそう受け取れなくなるわけです。人の心って面白いですね。 ま…
仕事をしていると日々全力で取り組めとか言われかねないのですが、実はこれあまりよくありません。常に100%全力疾走している職場は生産性が良いようで、その実あまり効率的ではなかったりします。 個人の側面で話をしますと、常に100%の力で仕事をしていると想定外の事態が発生した時にキャパを上回ってしまいます。時間単位の仕事量をたやすく変化させることは不可能ですので何に跳ね返ってくるかと言うと、労働時間です。すなわち残業ですね。 では100%の仕事をしつつ毎日残業だというのは何でしょうか。日常的にキャパを上回っている状態です。これは仕事量に問題があります(仕事の方法に問題があるかもしれませんが)。 さて…
新年度になって「比較的順調な案件を取り上げられて困難な案件を受ける余地を作られた」という話をしたところですが、実際いろいろ業務分担が判明するにしたがって「あれ、それでも今の時点で仕事増えてるじゃん」ということに気付いてきました。 一つは新人・若手社員の教育・フォローアップ業務の増加です。もちろん私は「影」で支える形なのですが、自分の裁量で案件を回すのに比べて教えながら回すわけですから必然時間と手間がかかります。 特に新人さんは一から教えないといけないので大変です。若手さんも「やったことのない業務」を教えていくわけですからここは意味合いが同じですよね。 そして先日発覚したのですが、今3つの業務を…
よく上の方に「仕事はチームプレイなんだから協力して仕事するように」と言われます。特に私はよく言われます。 こう書くと「半野良は一匹狼みたいな仕事してんだな」と思われるかもしれませんが、とんでもない。他の同僚の質問に答え、相談に応じ、協力して仕事を共に進めています。仕事を頼まれると(素直ではありませんが)だいたい断りません。余裕があるときはこちらから声をかけて仕事の相談に乗ります(余裕ないときのほうが多いですが)。 その逆、自分の仕事はどうか、を考えると、行動が全く反対になります。私は誰かに聞く前に自分で調べて、結果特に相談することもなくなり(報告はしますが)、難題は抱え込んで、自分の仕事を人に…
春先に、庭の木にみかんを刺しているとメジロがやってきてついばんでいきます。一度知ったら「ああ、ここにみかんがあるんだ」と毎日やってくるようになります。ほほえましい光景です。 それと似た現象が仕事場で起こっています。 ある仕事について問われた時、説明して一緒にするより自分がやったほうが早いと思って私が仕上げて差し上げました。で、もちろん解説もしますので次からは自分でやってくれるだろうと思っていました。 ところがまた同じような案件を持ってくるわけです。私のところに持ってくればまたやってくれるだろう、と。 冒頭のメジロと変わりません。一度甘い汁を吸ったら次もまたあるだろうと思われているわけです。 メ…
新しい年度というといろいろ新しいことや気持ちの切り替えの時期でもあります。心機一転頑張ろう、と思う人も多いかと思います。 私にとっては年度末進行の多忙な時期から解放されて、また新たな多忙の日々が始まるというだけのただの「一里塚」にすぎません。 そうそう、新年度の職場体制の変更で仕事が増えると予想していましたが、なんと少し減りました。一見良いことのように見えます。私も給料そのまま仕事が減るって楽になっていいな、と一瞬思いました。 しかしよくよく分析してみるとそれは「ワナ」だったりします。私の手元から離れた案件は「順調に回せていた比較的楽な案件」で、これが若手社員に回りました。手元に残ったのは難物…
いちおう企業内勤務社労士な半野良ですが、改めてじゃあ社労士として何の業務になっているのか考えてみました。 まず一号業務(申請書等の作成・手続き)と二号業務(帳簿の作成)は総務部署が行っています。ですから三号業務(相談対応)が私の勤務社労士としての仕事になります。もっとも会社から任された仕事は全く別の仕事であり、社労士業務は私の職務分担表にも書かれていないため三号業務ですら私の「本来業務」ではありません。 まあ社員の皆様から寄せられる一般的な労働社会保険諸法令の疑問に対してお答えをする、というのが今の私の勤務社労士としての仕事だと思っています。 ただし私が社労士であることを知っている人は限られて…
「適材適所の人事が大切」という話が出ます。まあ当然と言えば当然のことで、得手のある人にその能力を発揮できる環境に置く、というのは人事配置の大原則とも言えます。 面白いのは「本人が得意と思っていること」と会社が「こいつはこれが得意と思っていること」が必ずしも一致しない、ということです。 はたから見たらある程度そつなくこなして「ああ、こいつこれができるんだ」と思われていても、本人は腹の中で「こんな仕事じゃなくてあんな仕事がしたい」と思っていることもよくあります。 逆に本人は「お、この仕事楽しい」と思っていても会社側からすれば「思ったほどじゃないな」となることもあります。この場合会社側としては「異動…
小学校レベルの算数です。答えはいくつですか?「1」ですよね。ところが私の計算では「2」になります。なぜでしょう。 じつはこの数式は職場で複数業務を兼務している私の「業務分担割合」です。3つの業務をこの割合で兼務して結果として1となる、はずなのです。なのですが、案件や業務量を勘案すると「2」になっています。 私は2人もいません。頭は1つですし手足は2本ずつです。胴体も1つしかありません。阿修羅像みたいに顔が3つあって手も6本あるならこの業務量でもやれるのでしょうが。 そしてこの業務量は年々増大しています。ちょっと勘弁してくれよ、と言いたくなります。 そもそもなぜ兼務になったかというと、うちの部署…
仕事のことを他人にあまり聞かない(自分で調べる)私ですが、反対に人からは良く聞かれます。これ何とかこれどうやったらいいとかこれどういう意味とか。 で、一つ一つ教えているうちはいいのですが、度重なってくると説明自体が面倒くさくなってくるので「もういい。俺がやる。貸せ」となることしばしばです。 自縄自縛という言葉がありますが、こんなことをしていると自分の仕事がはかどりません。もともと物を聞かれている時点で自分の時間を割かれているわけですが、面倒くさいからと言って仕事そのものを請け負ってしまうので大変です。 ただこれも性格と言うか、性分というものなのでしょう。そういう性分を見越してわざと私に話を持っ…
先週、社内の人事異動の発表がありました。以前の記事で「周囲が凍りつく最悪の人事」の話をしたのですが、なんとほぼそのシナリオ通りの異動内容という恐怖の事態が発生しました。 すごいですね。競馬なら3連単的中レベルですよ。ただ競馬は配当金がもらえますがこちらはそんなものはありません。ただ確実に仕事が増えるという事態が発生するだけです。 どうするんだよこれ、って感じです。もう頭痛しかしません。むしろこの異動やるなら私も動かせもっと遠い部署に、と思いました。ただ残念ながら私の異動はありません。 ラストストローという言葉があります。重い荷物を乗せられて限界ギリギリでヨロヨロしているロバに麦わらを1本乗せた…
先日のこと、とある仕事上のことで同僚から「半野良さん、先方からこれこうするにはどうしたらいいか聞かれたんですが、教えてください」というお問い合わせがありました。 ああ、それはこれこれこういうことでこうするとこういう理屈でこうなるからこうしたほうがいいよ、と教えてあげるわけです。これはモノを知っている者の責務でもあります。 もちろん時と場合によっては「考えてごらん・調べてごらん」と言うのも正解なんでしょうが、それがどうもできません。性格なんでしょうかね。 それはそれとして「ありがとうございました」と言われて、先方に電話する同僚の姿を見てやれやれと思ったのですが、次の瞬間驚きの展開が待っていました…
私の労務管理上の考え方は「仕事の属人化を極力排斥する」です。簡単にいえば「その人しかできない仕事を減らす」です。これは職場の危機管理の問題でもあります。 ただ、意外とこの考え方って受け入れられるようで受け入れられません。人によっては「俺しかできない仕事があったほうが俺の存在価値が上がる」的な考えをお持ちの人もいるようです。 もちろんそのような仕事を持っている人は職場での貴重な戦力として数えられることでしょう。何しろその人しかできないんですから。人事評価上も優遇されるのかもしれません。 ところがその人に何かあった時に、もう誰もその仕事ができない、もしくは育成するのに時間がかかるという困ったことに…
うちの職場は社員のスケジュールをパソコンのツールで管理しているのですが、余計なことに他人の予定を操作することができます。なので「この時間は事務処理しよう」と予定を空けておいても、知らない間に予定がぶち込まれていることがよくあります。予定が空いている=ヒマと思われるとすごい迷惑なのですが、相手にとっては知らぬことみたいです。 それはそれで仕方ないんですが、ぶち込んできた当人が手伝ってもくれない、その日有給取るから代わりにやっといて、ということも少なくありません。果ては別に私でなくてもいいだろうという案件を「やっといて」と投げてきます。 …これでやる気をもって笑顔で仕事しろというほうが無理な気がし…
私と同じ職種の別の棟で働くパートさんの話。 コロナで各棟の行き来を最小限にするようになり お昼に食堂で たまに会う程度になったパートさん。 同じ職種のパートさんはもう一人いるので 3人がある仕事をしていますが その他 空いた時間にやっている事は 3人それぞれなんです。 今ま...