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おびただしいネオンサインと街灯よりも、飽くことなく眺められるのは、こんな景色じゃないでしょうか? 海岸線の小山を切通しで抜け、谷には盛土で築堤を築き、松林の間から砂浜を見下ろしながら進むC57の引く旅客列車。清々しい空気感が漂う、山陰本線。 海に沿って走る列車は、岬の先端をトンネルで抜け、タタンタタンとジョイントを刻みながら、確かな足取りで進み続けます。車窓の景色は、海から山、トンネルからまた海へと切り替わリます、山陰本線は海辺を走る鉄道が多い日本の中でも、特に美しい情景が多い路線でした。 静かな漁村を抜けて進む、D51の貨物列車。大きな漁港には臨港線が設けられ、漁協の給油所に燃料を届けたり、…