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ちゃっちゃと直す予定が、長くかかりましたが、ようやっと完成の運びとなりました。 デデーンと12ー17テンダーです。今日はテンダー床下の配管と標識灯を取り付けました。 先ずは増炭囲いとテンダー台車の端梁、端梁の取付アームを切り出しました。 端梁の取付状態です。これが付くと後ろ姿ですテンダー車輪のシャフトが見えなくなりますから、玩具っぽさか払拭されます。 増炭囲いは珊瑚製のリベット付ウインドシルを補強に見立ててハンダ付けして、テンダー内側に帯金を伸ばして位置決めにしました。 増炭囲いが付いて、テンダーが更に勇壮になりました。 テンダーの床板には、機関士側にエアーブレーキの06通し配管、05電気の金…
後面に目途がついたので、前部に取り掛かりました。こちらは帯金と真鍮線細工とはいかず、パーツの切出しから始めました。 左のシュパーブライン12ー17テンダーと比較すると、宮沢製品は全く違う車体に見えます。先ずは不足しているパーツを揃えます。 デッキ下の櫛の歯は、帯金を並べるより確実だろうと05厚の板から切り出しました。例によって切屑の転用です。 左の後ろから石炭の取出し口、炭庫前部真ん中のへの字の板、石炭の掬い板、手前がデッキの足です。 取付は全てハンダ付けです。両サイドに手摺を追加、デッキの上にはコックをふたつ付けました。用具入れには止め金を植込み、フロントビームの上辺には帯金を貼付け、だらん…
大きな鉄道模型の発掘をしているうちに、錆びたナイフならぬ、テンダーが出てきました。エンドビーム交換などの手が入ってはいますが、間違いなく宮沢製品です。 手前は磐越西線仕様?に以前加工した宮沢テンダーです。奥が発掘したもの、どんな形にするか?先ずは基本部分から手を付けます。 えらくサッパリしていますが、リベットがミッシリ並んでいて、エッチングは素晴らしい製品です。左は加工したものですが、後端については同じようにすることにしました。 最初はカプラー。カプラーポケットがあるので、長柄のKD16番を組んであてがってみました。バッチリ決まって幸先が良いスタートです。 次に解放テコを付けました。エンドビー…
ひょんな事から始まったD50の修復ですが、本体は完成、それじゃあテンダーと探したところ、またもやおかしな方向に、(^^ゞ キャブ下に補助エアタンクを取付け、フロントデッキにはツカミ棒も付けました。 門鉄デフレクター付きは、覗き趣味を大いに満足させてくれます。 標識灯は頭を整形した丸釘と2ミリ真鍮パイプの組合せ、この後、パイプの中穴に03真鍮線をU字に曲げて差し込み、取手にしています。 宮沢の修復としては、今の僕の腕前では、このあたりが限界です。限界に挑戦して技術を上げるという向上心がカケラも無い、ゆるっと工作ですが、まぁ良いかと。(^^ゞ で、テンダーを探していたら、転げ出たのがコレ! 珊瑚B…
ようやくキャブ下まで辿り着きました。ちょちょいと終わらないところは、流石に大型機です。(^^ゞ。 機関助士側のキャブ下は、実物はウネウネとのたくった印象が強いのですが、横方向に平行に走る感じにまとめました。 前回製作のオイルポンプ箱、キャブの縦樋、ランボード下のエアー配管も追加しています。 機関士側には速度計を追加しました。動輪側はランボードから降りるステーを2ミリ丸棒と2ミリパイプで挟み込む構造にしてみましたが、少しゴツ過ぎです。ここでキャブ下の補助エアタンクが無い事に気がついて、 3ミリ丸棒に配管して、キャブ下に付けようというところで終了です。工作室はガレージ改造ですから、つま先が霜焼けに…
ランボード上、逆止め弁の前に新製したオイルポンプ箱を置いてみました。D50、C54あたりに見られたデカいタイプです。 切り出したパーツです。左上からキャブ前に置く補助オイルポンプ箱、その下はキャブの肘掛け、右上がオイルポンプ箱本体、下はオイルポンプ箱の上蓋と前蓋です。補助オイルポンプ箱は3ミリ角材から、オイルポンプ箱は5ミリ角材から整形しました。 肘掛けの取付はキャブの裏側をよく磨いておき、肘掛けをあてがってベークブロックで押え、木製の洗濯バサミで仮押さえして、外側からハンダ鏝を当てました。キャブの後妻板が付いていると、肘掛けの仮押さえが難しいので、裏側から角材で押し付けるしかありません。カツ…
下回りを一段落させたら、デフレクターを付けたくなり、取付ました。本当は上回りを完成させてから付けるべきなんですが、(^^ゞ ご覧の通り、助士側のキャブ下などは未着手です、加工するのにデフレクターは邪魔なんですが、(^^ゞ 従台車が終わったのでブレーキシュー取付板を08から切出しました、左の部品は先台車のイコライザーです。押え板に切込みを入れて取付ます。 こんな具合で、先台車の首振りに干渉しないように、且つ、下回りがスケスケにならないようにするだけの、ゆるっと工作です。 先台車は左の通り、かわいそうなくらいシンプルなので、5ミリ角材から、車軸の目隠しを切り出し、前から車軸が見えないように塞ぎます…
従台車だけで5日間を費やしましたが、パーツが手に入らない、パーツがあっても高くて手が出ない!(^^ゞ 場合は自作するしか手がないわけですが、これはこれで楽しめます!ただし出来の悪さに落胆しない事が前提ですが、 本体に組み付けました。水平や曲線通過への対応も合格です。良かった〜 (^^ゞ。 後部フレームに並ぶボルトの表現は、別の04板にリベットを強めに打って貼り付けます。本体に穴を開けて真鍮線を埋め込んでも良いのですが、小径のドリル刃は高いので、お安くあげる方法を取りました。 イコライザーのブラケットには溝を切り込んでリブを嵌め込みました。ブロックから削り出しならではの細工です。 担いバネ守りは…
16番の日本型蒸気機関車にとって、1軸従台車は悩みの種です。とにかく簡単に、且つ宮沢模型D50ペッタンコ従台車を越える表現を目指します。 取付具合を確かめます。これでは尻上りで駄目ですね~、フレームの取付も検討しながら進めます。 インナーフレームのパーツです。左からフレーム取付部、内側フレーム、ウエイト兼車軸押さえ板取付部、車軸押え板となります。シュパーブラインのように従台車の外枠でウエイトを稼げないので、内側フレームは厚板加工としました。 できる限りネジ止めで組んでいきます。 内枠だけをフレームに組み付けて塩梅を見ます。 従輪は11,5 日光モデルのピボット軸です。 内枠に外枠をハンダ付けし…
チョチョイと簡単に作るつもりが、技術はないわ、計画は悪いわ、楽しんでいます! ドロップの台車枠から切り出した軸箱と担いバネを付けました。板バネが厚すぎますね~。(^^ゞ 板バネには両端にバネ吊りを通す穴を開けました。厚物に細いドリルは、保持が悪いとドリルを折ったり、噛み込んだりしますから、ヤンキーバイスで固定しました。 軸箱の軸穴と、台枠の軸穴を合わせてハンダ付けしました。 後部のバネ吊りは1,5幅、1ミリ厚の端材からL字の金具を曲げ細工で製作し、バネ吊り、板バネ、フレームの順にハンダ付けしました。 軸箱の両側にはフレーム補強用のリブが付いているので、1ミリ幅の帯金の曲げ細工で製作しました。 …
今回のジャンクには、宮沢模型製の従台車は入っていませんでした、上回りのキャブ下などを仕上げるには、従台車と当たりの確認は必須なので、なんとかしなくてはなりません! 前作では、宮沢模型のドロップ製の従台車を加工しました。 イコライザー、イコライザー受け、担いバネ、軸箱などを追加しています。 宮沢模型製の従台車は内側フレームで車輪を保持していましたが、改造後は、軸箱部分に穴を開けて、車軸を入れています。我ながら良くやった!(^^ゞ。 今回は改造するにも、モトネタがないので、自作新製することにします。 後部台枠と従台車枠は一体として05板から切り出し、従台車枠を本体にネジ止めする内梁は1ミリ厚、車軸…
D50型は、新製当初から空気制動は装備していましたが、給水温め器は積替えたり、またライトも油灯だったようで、C51ほどでは無いにせよ、装備品の取付具合はまちまちで、非常に楽しめる機関車です。 C51と同様に助士席側は竿竹屋さん風です。これに比べ、機関士側は少しさみしいので空気作用管を取付けました。もちろん、お気楽かんたん仕様です。(^^ゞ 作用管の取付金具用に06の穴をハンドレールの上側に2列開けました。 作用管は02燐青銅線、取付金具は03厚05幅の洋銀帯金です。先ずは煙突後ろに巻いたドレン配管に2本を配管しました。 サンドボックスまわりに巻き付けた銅線に、砂巻き配管を取付け、ドレンからの2…
温め器のまわりの配管がひと段落したので、キャブ前面から火室まわりに進みました。9ミリの蒸気機関車ですら、フルディテールに近い現在、ある程度の追加工作は必要だろうと考えていますが、懐具合と相談しながら、腕前に見合った、ゆるっと加工を続けています。 着手前のキャブ前面です、ロストの発電機座金がついていますが、発電機の取付足は短く切り詰めてあり、裏側から固定することが出来ません。そこで配管を使って固定する、オダマシ工作を発動しました。 発電機にキャブの前妻板から出ているスチーム管を取付け、これを位置決めに使って、発電機を付けてしまえと安直に考えました。 発電機は上手く固定出来たのですが、発電機の前に…
覗き趣味の悪癖のために泥沼化しましたが、後は楽しい配管工!とばかりニヤニヤ始めましたが、パイピングの知恵の輪についてはC51に匹敵する、たいへん楽しめる機関車です。 デッキ上部を保持する枠の中に、考えた末、担いバネを追加しました。ドロップのパーツ、おそらく中学生時代に横浜市関内のトビーで買い込んだパーツが、なんと50年以上のデッドストックに終止符を打ち、ついに日の目を見たのです。右のリングは配管の継ぎ手を2ミリパイプから切り出した物、左はシリンダーからの排気の形状に曲げた真鍮線です。 給水ポンプから伸びる給水管とポンプの排気管をハンドレールに帯金で吊りました。帯金をU字に曲げて配管を抱き込んで…
覗き趣味を満たすために門鉄デフレクターに改装しましたが、これはなかなか厄介です、というのは、D50はデッキまわりがゴチャついていて、省略しづらいのです。覗き趣味は辛いよ!になって来ました。(^^ゞ 煙室扉の前、温め器の上にのる網目板を追加したところです。ただ乗せただけに見えますが、 横から見るとこのように四角のデッキ支えの枠を追加しました。要は門鉄デフレクターに改装しなければ、省略出来たディテールが、シリンダーのバルブ点検箱以外にもあった!というオソマツ。(^^ゞ。気楽に門鉄デフレクターにしようなんて決める浅はかさを痛感しましたが、時すでに遅し、もうやるしか無い! 先ずは切屑から、枠のコの字を…
自作エアータンクをランボードに取付けます。今まではタンクにバンドを付けてからランボードに取り付ける→バンドが緩む。ランボードにバンド通しの穴を開け、エアータンクを締め付けてランボードに固定→正確な位置に付けづらい。今回は正確な位置に、エアー配管を利用して仮止めして、バンドを巻く工程としました。(^^ゞ 先ずはエアータンク両端にエアー配管用の穴を開け、エアータンク本体には水抜き穴を開けました。これはフラックスを内部に残さないようにするためです。 両端とも、内側に引っ込んだ位置にハンダ付けするため、コテ先の細い物を使いました。 goot製品で黄色のボタンを押すとハイパワーと言うものです。ボタンを長…
今回のジャンクD50はパーツの欠落が多く、パーツ作りに時間を取られましたが、逆にディテールの組付けの段取りを考える事が出来ました。何事もプラスの面はあるものです。 主要パーツが揃ったので、今日は放熱管を付けるところまで進みました。 今日の最初の作業はデフレクターの切出しです。ハンダ付けを始めると糸鋸作業への切替が億劫なので最初に切りました。 TМS別冊のスタイルブックに置いて見ると、何かヘンテコです。蒸気機関車の角度で門鉄デフの写真を見てみると、大きいデフレクターが付いています。なるほど〜と納得して、また切出しです。 これこれ!と喜んで、デフレクターの足をケガキして切出しました。 切り出しは写…
雑用に追われて工作台に座る時間が取れず、進みませんが、少しばかりボイラーまわりのパーツを作りました。 先ずはシリンダーのバルブ点検箱です。今回は門鉄デフレクター装備と決めているので、大鉄デフレクター機のように簡略化出来ず、4段重ねのややこしい作り方をしました。もちろんロストパーツを使えば、取付けて終りなんですが、お安くあげるには作るしかありません。 右にパラパラ置いたのが素材です。箱本体は3✕9ミリの角材、残りは端材を積み重ね、03の取手を付けました。左のホワイトメタルみたいな物が積み重ねた点検箱です。 ハンダ付けは例によって放熱クリップを利用して位置決めをしました。ひとつ目はハンダを流しすぎ…
宮沢D50を直していて感じるのは、上回りのエッチング部品はたいへん正確で、リベットなどもシッカリ表現されている優れた製品だと言う事です。宮沢D50は今回で3回目ですが、ようやく気付く呑気ものです。 放熱管はこれまでヤットコでクネクネ作っていましたが、治具のような物を作りました。5✕1の1ミリ厚アングルに真鍮の小釘を取付、巻き付けたら良いさ〜と、昨夜、布団の中で考えました。 グネグネと巻き付け試作しています。真鍮線は百均仕入ですから、お気楽に作れます。 いくつか作りました。真面目な人なら、こんなもん使えねえ!となるのでしょうが、そこはゆるっと、コリャ〜行ける!としました。治具が釘なので、両端の曲…
今回のジャンクは、宮沢製のバラキット、途中放棄でした、ここまで作られた方が、僕より遥かに上手な方だったようで、あまりヘンテコリンには仕上げられないと、プレッシャーを感じながら触っています。 フロントデッキを取付け、給水ポンプまで付けました。本体は化粧煙突がロストに葺き替えられています、これは活かさない手はありません。 着手前です。宮沢D50はランボードにデフレクターの切欠きがあり、このままでは宮沢のデフレクターを使わざるを得ません。今回は門デフにしたいので、先ずは切欠きを埋めなくてはなりません。 谷川の客車キットのウインドシルを使って長いままハンダ付けしました。この帯金で位置決めをしてデッキを…
多角経営と観光の集客で奮闘する大井川鉄道ですが、こうした鉄道を社会的なインフラと考えられない国は、貧しいと言うか?、大丈夫なのかな?と感じます。 歴史物の録画でロケにたびたび使われる大井川鉄道。国鉄の無煙化に合せて蒸気機関車の動態保存にチャレンジしました。ヨーロッパの蒸気鉄道の保存の状態の仕方を見ると、蒸気鉄道の持つ文明資産に価値を見出だせない日本国に、浮かれやすく、忘れっぽい国民性を感じざるを得ません。そんな中で、今も動態保存を続けている大井川鉄道には、心から応援のエールを送りたいです。 今は日本工業大学で動態保存されているダブス製のB6。日露戦争に向けた輸送力強化に大量動員された、非常に歴…
汽車の駅には蒸気機関車のための設備の他にも、様々な特徴がありました。 駅に進入するC55。デフレクターの右に見えるのは、小荷物を載せた台車を収納する小屋です。つまり、この列車の後部にはマニかスハニあたりが連結されているのでしょう。汽車の駅は規模が大きく、用途別の建築があちこちに建っていたのでした。 9600の引く貨物列車の先頭は石炭専用のセラです。九州の石炭専用貨車はレールの間に石炭を落します。北海道はレールの両側でした。 9600の背景にはテルハクレーンが線路を跨いでおり、小荷物の多いことが伝わります。側線も多く、左の建物の奥にも石炭専用貨車が留置されています。これらの貨車を入換する為には、…
筑豊本線は北九州の炭鉱地帯を走る大動脈でした。車齢50年近い大型貨物用蒸気機関車D50が活躍していました。 D50型は大正時代中期に、東海道本線、山陽本線や、主要幹線の勾配区間での輸送力向上を目標に計画され製造されました。 大正時代の大型蒸気機関車といえば、D50とコンビをなす、旅客用のC51型が思い起こされますが、C51型から数年後に生産されたD50は、8620と9600の流れを引き継いだC51に比較すると、構造的には、新世代の機関車でした。 先ず、後年、C59型のロングボイラーが登場するまでの標準となった大型ボイラーに広火室を採用。空気ブレーキを最初から採用したことで、エアーで開閉する動力…
お安く出回っている不動のチャンピオンは宮沢C58、ライバルはカツミダイアモンドシリーズくらい、お安く汽車を楽しむには欠かせない機関車でもあります。 強烈な個性を持った宮沢のC58、逆に宮沢臭を消すのが改造の要点になります。フロントデッキの短縮とパーツの追加で、カトーのトラやワムを引いてもおかしくない程度にまで手を入れました。太過ぎるボイラーはかち割って細くしたいところですが、これはオリジナルボイラーのままです。シゴハチスタイルですね。空気作用管とATSを追加するかと考えましたが、ゴチャゴチャしすぎるのではと保留しています。 C54は製品によってドーム位置がフロントに3ミリ近く寄っていて、実物の…