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只見川に沿って地域の物流を担った只見線には、蒸気鉄道らしい数々の情景がありました。 到着した列車から駅舎に向かうため、ホームの端のスロープを下り、機関車の直前の踏切を渡る乗客。踏切から溢れた人は線路の砂利の上を歩いています。 駅のプラットフォームは真ん中の踏切を挟んで上下線が配置され、これなら踏切を列車が塞ぐ事がありません。またプラットフォームの端をスロープにすることで荷物車に積込む小口の荷物を運ぶリアカーも容易に線路を渡れます。乗客が踏切を渡りきるまで列車は発車出来ませんが、それだけ蒸気鉄道の時代は時間の流れが緩やかだったようにも思えます。踏切から給水タンクの間には小さな花壇が作られ、給水す…