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近年,展望台という場所にはシースルーガラスが床に設置されるというのがほぼお決まりで,その上に立って眺望とスリルを味わってもらいたいという趣向はこの展望台にもあった。スカイタワーの展望台は年末年始ということもあってか,けっこう賑わっていて,どの方角の窓ガラスにも多くの人がオークランドの景観に見入っていた。市の東側の近隣は多くがまだ市街地で,オフィスや集合住宅が目立つ。人口規模のわりには,中心部から短...
オークランド市内を回ろうとしたら,シティリンク,インナーリンク,アウターリンクという3系統のリンクバスがある。シティリンクは市内中心部しか走っていないのであまり必要性は感じない。近場の街歩きで,ニューマーケット,パーネル,ポンソンピーなどへ行くにはインナーリンクが便利だ。内回りと外回りの循環バスで,それぞれ10~15分間隔で走っている。大晦日にオークランド博物館に行くことになった。日本と違い諸外国は,...
チケットブースはオープンスペースで,様々な人種の人が担当している。大人の入場料は25NZドルで,日本の国公立の博物館からすると高く感じるが,物価水準や博物館の内容やレベルを考えれば妥当といえる。1階は主に先住民族マオリの文化についての展示だ。マオリ族はポリネシア系で,独特の文化を持ち,その文化は一部日常生活にも根付いている。ニュージーランドのラグビーチームが試合前に行う「ハカ」は,儀式や戦闘の前に披露...
マウント・イーデン(マウンガファウ)に登ってきた6~オークランド39
展望台を通り過ぎて東側に進むと,向かって左(北西側)には火口の向こうにオークランド中心部が見える。さらに前方(北東)遠くにはランギトト島の緩やかな稜線が見え,手前にはニューマーケット,パーネル地区などの街並が見える。少し左側の方向を見ると昨年の大晦日に(つまり昨日)訪れたオークランド博物館や2~3日前に行った,対岸のデボンポートの街並が見える。火口を周回しながら少しずつ下っていくと,火口の底がよく...
オークランド博物館に行ってみた6(最終回)~オークランド33
ニュージーランドは第二次世界大戦中,連合国の一員としてオーストラリアとともに参戦し,主に日本と戦っている。オークランド博物館は「オークランド戦争記念博物館」としての一面を持ち,収蔵されている第二次世界大戦コレクションはヨーロッパの国々並みである。連合国側なので,敵国のドイツや日本のコレクションも多く持ち合せており,ゼロ式戦闘機(ゼロ戦)や日本刀があったのには驚いた。太平洋戦争の戦域からさらに南に離...
次の展示フロアーには,アジアや古代ギリシャ・ローマ,シルクロードにまつわるものが展示されている。仏像や壺,彫刻,織物などが所狭しと展示され,素人に価値判断はできないが,かなり美術的価値の高いものも含まれているだろう。2階から1階ロビーを見下ろせる場所があった。ロビーの奥には,ハンバーガーやカップケーキなどを販売している店がある。そばにイスやテーブルもあるので,食べながら休憩を取ることができる。時間...
オークランド博物館1階はマオリ族の文化を中心に主に民俗学的な展示だった。2階に移動すると,最初は恐竜の骨格や動物の剥製など生物に関する展示に変わった。これらはどこの国の博物館でも見られるものなので,とくに目新しさは感じられない。ニュージーランドの国民が地域や歴史を学ぶために必要不可欠な展示物であることは確かだ。ただし,ニュージーランドに生息していた動物ばかりが展示されているわけでなく,アフリカゾウ...